SW-PBM #072
汎用ヒト型演劇人形

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ヴィトはフィービーと犬を連れて扉を開けた。

店内には、仕事待ちや休憩中の冒険者達が数名。
黒装束の男女や、メイド服で帯剣している様な怪しい者が目に付くが、見た所仲間の姿は無い。
■フィービー To:ヴィトリス
お世話になりました。(ぺこり)

■ヴィトリス To:フィービー〜独り言
いえいえ、こちらこそ(^^

さて、誰か帰ってきて…ないみたいですね。

■フィービー
えーと。エルフのリーラさんは……。

フィービーはテーブル席の方に向かった。
■おやじ To:ヴィトリス
おかえり。
その犬、どうしたんだ? パスカルによく似てるが。

■ヴィトリス To:おやじ
ん? おやじさんの知ってる犬です?
なんか、付いてきちゃって。
飼い主をご存知でしたらその人の所に届けるんですけど…。

■おやじ To:ヴィトリス
飼い主は……古代王国の扉亭の名物じいさんだったんだが。

言葉を区切って、
■おやじ To:ヴィトリス
先日亡くなったよ。

パスカルは、数々の難事件を解決した名犬だと言う。
■ヴィトリス To:おやじ
そうですか…。
まぁ、でも、名犬だって言うのなら、きっと違う犬ですね。

■ヴィトリス To:野犬
お前、名犬に似てるそうだよ。
折角ですから、その名犬に肖ってお前のことをパスカルと呼びましょう。
よいですか? パスカル。

呼びかけを無視して、床に寝そべる。
■おやじ To:ヴィトリス
そうだ、ラヴィが先に来てるぞ。

■ヴィトリス To:おやじ
え?どこに?見当たらないみたいですけど……。

4番テーブルの方を示すおやじ。
メイド服に帯剣した女性が近付いて来る。
■ラヴィ To:ヴィトリス
おかえり、ヴィトリス^^
帰ってきたなら教えてくれればいいのに。

■ラヴィ To:ヴィトリス
え?え〜と……ラヴィさん…ですよね?
……。
その格好はどうなされたのです?

■ラヴィ To:ヴィトリス
あはは、ちょっと服を濡らしちゃってね。
着替えを借りたの^^;

ヴィトリスこそ犬なんか連れてどうしたの?
それに・・・・・それ返り血?・・・・・マーファ神殿に行ってきたんじゃ・・・?

■ヴィトリス To:ラヴィ
はぁ、まあ、そうなんですけど、どういう訳だかその犬が付いて来まして。
で、鶏唐あげようと思ったら噛まれました(T_T)

それはそうと、BAD研究所…でしたっけ?
そっちの方はどうでした。

■ラヴィ To:ヴィトリス
鶏揚?食べてたのね^^;

BADの方はハズレ。
男性の裸身像だったわ。尻尾付きの。
そういえば途中でチーゼルと別れたんだけど・・・・・帰ってくるの遅いわね。

■ヴィトリス To:ラヴィ
(裸身像の尻尾って………。
 ………コメントは避けましょう……うん)

と、そうですね。チーゼルさんと一緒だったんですね。
色々ありまして忘れてました^^;

ま、きっともうすぐ帰ってきますよ。

ヤーンがラヴィの後を追って来る。
■ヤーン To:ラヴィ
先輩、この人が仲間ですか?

ヴィトは、見覚えの無い少女に恨むような目で睨まれた。
■ラヴィ To:ヤーン
え、ええ。マーファの神官さんなのよ。

■ヴィトリス To:ヤーン
ヴィトリスです。はじめまして(^^

■ヤーン To:ヴィトリス
……初めまして。
わたくし、魔法使いのヤーンです。
ラヴィ先輩にお世話になってます。

■ラヴィ To:ヴィトリス
この娘、冒険の仲間を探してるみたいなの。

声掛けてあげたらなつかれたみたいなのよ^^;


■ヴィトリス To:ラヴィ
馬鹿犬になつかれるよりは100倍ましですよ。

ま、僕も恨まれるのは堪りませんので、
彼女の仲間探しをお手伝いさせてもらいましょう。

■ヤーン To:ラヴィ
あの、次はどの人に声を掛ければ……。

■ヴィトリス To:ラヴィ&ヤーン
え〜と…先ほど4番テーブルの方で話をされてたみたいですけど、そちらの方は駄目だったんですか?

■ラヴィ To:ヴィトリス
んーと・・・・・・。
やんわりと拒否されたわ。

お手上げのポーズ。
■ラヴィ To:ヴィト&ヤーン
だめで元々、もう一度あたってみましょうか。

■ヤーン To:ラヴィ
はい。諦めない事が大事、なんですね。

全員で4番テーブルに向かう。
リーラは届け物の確認を済ませていた。
■リーラ To:フィービー
全部揃っていたわね。
ご苦労様。

ヴィトを加えて再訪した三人組に気付く。
■リーラ To:ALL
今度はその男の子?

……助手、勤まるかしら?

品定めをするように、ヴィトを見る。
■ヴィトリス To:リーラ
いや、僕じゃなくってですね、
その…このヤーンさんの助手採用を再考頂けないものかとお願いにですね
え〜と…伺ったんですけど。

■リーラ To:ALL
うーん。
出来れば男手が欲しいんだけど。

■ラヴィ To:リーラ
力仕事なのね・・・。

ヤーンの細腕を見て溜め息。
■ヤーン To:リーラ
あの、質問なのですけど。
リーラさんの助手になると、遺跡の奥や遠くの国に行くという事は……。

■リーラ To:ヤーン
無いわよ。

がっくりするヤーン。
■ラヴィ To:ヤーン
ま、まぁ、そんなのだけが冒険者じゃないわよ^^;
・・・・・ねぇ?

ヴィトに振る。
■ヴィトリス To:ヤーン
え?
あ…そうですね。
冒険者といっても鍋の配達や、道案内とか意外に地味な仕事の方が多いものですよ^^;

まぁ、そうは言っても夢も希望もあるでしょうし…

辺りを物色
■ヴィトリス To:ヤーン&ラヴィ
それでしたら、3番テーブルのお二人なんてどうですか?

■ラヴィ To:ヴィトリス
あの羽…フェザーフォルクね、行ってみましょ。
……きっと数打ちゃ当たるわよね……。

■ラヴィ To:リーラ
お邪魔したわね。でも気が変わったら教えてちょうだい^^


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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp