SW-PBM #072
汎用ヒト型演劇人形

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■ 
隣の席から聞こえる声。
■荒くれ男 To:女性
ねーちゃん、もう一杯くらいいいだろ? な?

■女性 To:荒くれ男
そんな……。
もう私……。

ほんのり紅くなった顔とか細い声に、フェリオは覚えがあった。
■フェリオ To:女性
(……ん?この子は確か……)

君、ライトちゃんか?
いやぁ、久しぶり、覚えてるかな?
少し前にヴェアリアス達と依頼受けてロスフェルに向かう途中で出会った事あるんだけど。

荒くれ男は完全に無視。
■ライト To:フェリオ
え?
少し前……ロスフェルの……あ。

と、いい所で邪魔が入る。
■荒くれ男 To:フェリオ
兄ちゃん、今いい所なんだから邪魔は……。

■フェリオ To:荒くれ男
わりぃな、この子は俺も目ぇ付けてんだ。
だから邪魔なのはあんたなんだよ、消えろ。

肩に置きに来た相手の手を掴んで言い放つ。
■荒くれ男 To:フェリオ
何っ……ぐぅ。

所詮は雑魚。フェリオの前に成す術無し。
■荒くれ男
ち、畜生っ。覚えてろっ。

捨て台詞を残し、奥の席に逃げてゆく。
一件落着。
■フェリオ To:荒くれ男〜ライト
ふ、量産型雑魚Aが……。

大丈夫か? ライトちゃん。

ほろ酔い状態で、今起きた争い事には動じてない様子。
■ライト To:フェリオ
そうそう、ジークさん(^^

違う名前が思い出された。
■フェリオ To:ライト
ち、違うっ!
あんなのと一緒にしないでくれっ!!!

俺はフェリオだよフェリオ!

言いながら正面の椅子に座る。
■ライト To:フェリオ
まぁ、フェリオさん(^^
今日はお忙しい所をわざわざ。

宜しければ、隣に来て下さい。

空き席を隣に寄せ、ぽんぽんと叩く。
■フェリオ To:ライト
あ、あぁ……ありがと。

(こういうタイプの子じゃないと思ったんだけど、、)

困惑しつつ隣に移動
■フェリオ To:ライト
あのさ……大分酔ってるみたいだけど大丈夫?
それにジュリックさん達は?

フェリオの膝に、ライトの手が載せられる。
■ライト To:フェリオ
軽く口を付けただけですよ。
じゃ、今のお礼──。

■フェリオ To:ライト
え、えっと、、。
いやあの、、嬉しいんだけどまだ昼間だし、、ね?

って言うか御礼ってなにをす……

ライトの顔がすっ、と近付く。
に柔らかい感触。
■ライト To:フェリオ
うふふ……。

■フェリオ To:ライト
あうあうあうあう、、、

ラ、ライトちゃん、酔ってるよ(×_×
嬉しいやら困ったやら……。
うう、ジュリックさん達は何処へ……?

店内を改めて見回す。
手洗い場から出て来る老男性(ジェリック)を発見。
■ニノア To:フェリオ
食事が来たぞ。戻って来て早く食べろ。

■フェリオ To:ニノア〜ライト
え、いやでも……情報収集を……。
あ、ライトちゃん、あんまり飲まない様にね(^-^;;

自分の席に戻る。
■ライト To:フェリオ
いっちゃうの?
残念……。

保護者のジェリックに任せておけば、大丈夫。……たぶん。

一方のルリィ。また別のテーブル。
グラスランナーの少女は、そわそわしながら食事していた。
■グラスランナーの少女 To:独り言
だ、大丈夫かな。早く食べなきゃ。

■ルリィ To:グラスランナーの少女
こんにちは(にこっ)
ちょっと良いですか……って、お忙しかったりします?(^-^;

■グラスランナーの少女 To:ルリィ
えと、あの。い、いえ。
な、何でしょう。
パル、悪い事し、してません。

自信なげな喋り方。名前はパルと言うらしい。
■ルリィ To:パル
え、あの…私も貴方が悪いことしているって思えませんけど?(^-^)
貴方のそのスミレ色の髪が綺麗でしたから、つい声をかけたくなってしまったんです♪
お隣、宜しいですか?(にっこり)

と、名乗り忘れていましたね(^-^;
私はルリィ。ルリィ=ラウラと申します。

■パル To:ルリィ
パルです。
えと、どうぞ、ルリィさん。

に、人間の方とお話するのは、慣れてなくて……。
その、す、素敵なマントですね。

■ルリィ To:パル
す、素敵…??
・・・・・ありがとおございます(^-^;;

にしても慣れてない…って、つい最近オランに来たばかりなんですか?

■パル To:ルリィ
あの、その。
半月程前から。
大きな街、だから……少し長居、して。

手指を前で組み、俯き加減でそわそわ。
■ルリィ To:パル
確かにオラン程の街だと、つい長居したくなりますよね(^-^)
(にしてもどうしたんでしょう? 何か妙に落ち着きがありませんけど…)

パルの態度にちょっと疑問符。

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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp