SW-PBM #072
汎用ヒト型演劇人形

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■ 
フェリオ達が付いて来るのを確かめ、小走りになるニノア。
まるで人形の行方が判っているようだ。
■フェリオ To:ニノア
……ねえ、ニノアさん?
随分と急ぎ足だけど……人形の場所が分かるんですか?

歩調を合わせて少し急ぎ足で尋ねる。

ニノアは即答せず、少し進んだ先で足を止めた。
■ニノア To:ALL
ここだっ。

中規模の酒場前。
店の軒下には、奇妙に歪んだ三角形の看板が付いていた。
■ルリィ To:ニノア
あのぅ…何故、そんな風に断言出来るのでしょうか(^-^;;

■ニノア To:ルリィ
匂いがする。

犯罪の匂い?
■ニノア To:ALL
入るぞ。

言った時には、既に半歩踏み込んでいる。
■フェリオ To:ニノア
はぁ……まぁいきましょっか。

とりあえず続く。
■ルリィ To:ALL
んー…そうですね(^-^;

■ティニャ To:ALL
お手伝いら〜♪

後を追って全員店に入った。

20名を越える男女で混雑する、昼飯時の店内。
人形らしき物は──見当たらない。
■客 To:ウェイトレス
ナルシェンちゃーん、あと一皿まだだよー。

席の間を縫う様に働く一人のウェイトレスが居た。
■ナルシェン To:客
はいはい。もう少し待ってて、よっと。

両手に持てるだけの皿を重ねて運ぶ。
■ナルシェン To:来客ALL
今片付けるから、そこの空いた席に座ってて頂戴〜。

まだ食器が残る4人掛けのテーブル。
躊躇なくニノアは腰掛けた。
■ルリィ To:ニノア
えぇとニノアさん。なんか人形の影も形も見えませんけど?(^-^;

■フェリオ To:ルリィ&ニノア
……確かにそうだな。

えっと、ニノアさん?ここは一体?
人形は特に見当たらないんだけど、、。

席に腰掛けつつ聞く。
ティニャが残り物に手を出さないか見張りつつ(笑)
■ティニャ
何にも残ってないのら〜。

■ニノア To:ALL
人形は食事をする必要は無いからな。
早く来る物を注文しろ。
それから、飯代はまとめて必要経費でな。

豚と野菜の炒め物を2人前。一緒にパンとチーズ、エールを頼むニノア。
■フェリオ To:ニノア
???
ええと……いや、注文は良いんだけどさ。
ここに来た理由は?(^-^;

適当に軽い物を注文する。
ティニャも同じ物を注文。
■ルリィ To:ニノア
も、もしかして食事をするためだけに此処に寄った……。
とかじゃ…ない、ですよね?(^-^;;

あまり食欲がないので、紅茶とパンだけ注文。
■ニノア To:ALL
……。
これだけ人が集まる場所なら、情報収集も出来るっ。

■フェリオ To:ニノア&ルリィ
……まぁ、良いっすけどね、こっちも昼食べてなかったし。

ただ、『私は人形を追う!』とカッコ良く宣言して着いた先が酒場ってのが、、、

■ニノア To:フェリオ
言いたい事は、大きな声で喋らないと聞こえないぞ。

……何処を見ている?

■フェリオ To:ニノア&ALL
いや、ちょっと隣のテーブルをね……。
なんか揉めてるみたいなんで行ってきます。

隣席の一つで、金髪を三つ編みにした女性が荒くれ男に絡まれていた。
男は少し酒が入っている。
■ルリィ To:フェリオ
もう聞き込み開始ですか〜。
流石はベテラン冒険者さんですね。
…んー。私も頑張らないと。

周りを見回してみると、隣の席に座るグラスランナーの少女の姿が目に入った。
■ルリィ To:ニノア&ティニャ
えと、私もちょっと隣のテーブルに行ってきます(^-^)
ゆっくり食事をしていてくださいね♪


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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp