SW-PBM #071 四大魔術師の館 |
BACK | INDEX | NEXT |
■ |
■デリダ To:アルティア |
もう一つ、こっちの指輪は言うなればアンデッド探知機だね。不死者が近づくと発光して知らせてくれるって便利なものさ。ただ、どうも身に付ける人間の持つ魔力によって、探知距離がまちまちでね。できれば全く魔力がないか、低い人間が持ったときの探知距離を知りたいんだよ。 |
■ランバート To:デリダ |
そう言うことなら、私は遠慮した方がよろしいようですね。 |
■カルソニック To:デリタ |
それやったらわしがやろか?魔法の能力は殆ど無いと言ってえぇと思う。 |
■デリダ To:カルソニック |
ほほう。いい心がけだね、率先して人柱になるってのは。 じゃあ、早速指輪をお付け。準備が出来たら、別の部屋に飛ばしてあげよう。 |
■ギャスパー To:カルソニック |
魔力のなさなら俺の方が上だろうけど、せっかくだからお任せしようか。 ま、無事に帰ってこいよ〜。 |
■アルティア To:デリダ&カルソニック |
ふうむ、私にはむいてなさそうですね〜。それじゃあよろしくお願いしますよ〜。 |
■デリダ To:カルソニック |
それじゃ、指輪のほうはあんたに任せようかね。そこの壁掛け鏡に飛び込みな。中は真っ暗だけど、1匹だけアンデッドを住まわせているから。 なぁに、大丈夫さ。鎖でつないであるからね。まっすぐに歩いていって、指輪が光った時点で声をあげな。そこからすぐに呼び戻してやるよ。 |
■カルソニック To:デリダ |
げぇ。 物理攻撃が効かない様な特殊なアンデットとちゃうよな?入った瞬間に反応する様なとかやったらイヤやぞ・・。 |
■デリダ To:カルソニック |
普通のアンデッド1匹だよ。それも鎖で縛り付けてあるはずさ。昔、狂った爺が実験体として飼育していたやつさ。 |
■アシスト To:デリダ |
……ひょっとして、そのヒトもこの屋敷にいたりする?(ラカンの爺ちゃんもそんなこと言ってたし) |
■デリダ To:アシスト |
あのイカれた爺もどっかにいるとは思うけどね。秘密主義なところがあって、同じ館内にいるのにあんまり交流がなかったねぇ。 |
■カルソニック To:デリタ、ALL |
鎖が腐ってるとかそーゆーオチがありそうやけど・・・・まぁしゃあないわな。 あんまり引っ張っても何やし、行くわ。反応したら呼べばえぇんやな? |
カルソニックは思い切って鏡に突入した。すると、そこは一寸先も見えない闇だった。
■デリダ To:カルソニック |
しばらく待っても、決して目が暗闇に慣れない特別な環境さ。観念してまっすぐ歩きな |
どうやら、声だけはお互いに聞こえるようだ。それにしたがって、まっすぐ歩くカルソニック。
しばらく、といってもおそらく15,6歩ぐらいしか歩いていないのだが、突然、指輪がボウっと光りだした。
想像以上にまぶしくてびっくりしたのだが、それ以上にびっくりしたことがある。目の前に、それも息が届く距離に、カボチャのバケモノが浮いていたのだ。
半円形の眼窩には、赤い邪悪な光がともっている!
■カルソニック |
くいものや〜、ちがった、バケモンや〜! 出たで〜 |
誰も助けに来てくれない。当然だ、カルソニックの実験に協力してくれる仲間がいなかったから。
■エデン To:ト書き |
人聞きの悪いト書きですわね。 まるで捨て駒にしたかの様に思われるではございませんの。 幾多の死線をかいくぐってきた歴戦の猛者であるカルソニック様は、豊富な経験に裏付けされる判断力と、優れた戦闘技術から、仲間達から絶対の信頼を寄せられていて、彼であれば万が一はあり得ないと安心してお任せしているに違いありませんわ。 |
■デリダ To:カルソニック |
ほうほう、そんな至近距離じゃないと反応しないのかい。これも失敗作かねぇ…… |
カルソニックの慌て具合に比べて、のんびりしているデリダ。どうやら、そのまま指輪の設計の検証に入りそうな予感。
■ランバート To:デリダ |
ちなみに、魔力の高い人が付けた場合の探知距離はどれくらいなんですか? |
■デリダ To:ランバート |
そうだねぇ、アタシなら相手の攻撃が届かない距離から見つけることができるかねぇ。 |
などと、指輪談義をしている一方で、お化けカボチャに睨まれたカルソニックは、背筋が凍えるおもいだった。
■デリダ |
折角検証した指輪だ。回収しなきゃね。 |
デリダがなにやら魔法を詠唱すると、カルソニックが暗闇から転送されてきた。
■カルソニック To:デリタ |
・・・・・おぇ。 やっぱり直接攻撃が効く相手以外とは戦いたくないわ・・・。 |
BACK | INDEX | NEXT |