SW-PBM #071
四大魔術師の館

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2つの実験が無事に終わってデリダは満足そうだった。
■デリダ To:ALL
いろいろと、ありがとよ。実験に協力してくれた2人以外にもお駄賃をあげようかねえ。

そういうと、1枚の白地図を取り出した。
■アルティア To:デリダ
うへへ、何か美味しい物でも頂けるんですかねぇ〜ヽ(°〜、°)ノ。
って、紙・・・ですか〜。山羊さんじゃないから食べられませんねぇ〜。

■デリダ To:ALL
これは、「自動マッピング紙」といってね。ダンジョン専用なんだけどこれまで歩いてきた道を自動的にマッピングしてくれる優れものさ。最後の1枚の上、あと2、3回しか使えないだろうけど、持ってきな。

羊皮紙のような地図を受け取ると、これまでに歩いてきた道筋が浮かびあがった。
■アルティア To:デリダ
ふうむ、ありがとうございます〜。
さっそく使わせて貰いますね〜。

■ランバート To:ALL
ふむふむ、<地図>があればもう落とし穴にも、お<ちず>にすみますね。

■デリダ To:ALL
あんたら、ダンジョンの中がどうなっているのか調べてこいって依頼人に言われたんだろ?
地図ぐらい持っていかないと、仕事を認めてもらえないよ

■アルティア To:デリダ
うへえ、い、痛い所を突いてきますねぇ〜。

■えでん
(地図も何もここまで一本道だったにゃん。。)

■ギャスパー To:デリダ
「あと2、3回」って、呪文でも唱えたら再利用できるのかい?

■デリダ To:ギャスパー
ダンジョンらしいところに入ったら、勝手に起動するのさ。ちなみに、今描かれているものは、もって1日で消えるからね。それから、隠し通路なんかは、見つけないと記入されないよ。それと、大欠点なんだけど、複数階層を持つダンジョンの場合、次の階層に移動すると、また白紙に戻るからね。

言われてみれば、このダンジョンの最初の方のデータは記入されていない。
■ギャスパー To:デリダ
へぇ、じゃあこまめに普通の紙に写さないといけねぇんだな。
了解、了解。

■カルソニック To:デリタ
それでも、複数階マッピングをしてくれる辺り凄いと思うぜ。

デリダは、まだ他にも実験の産物を持っているようだ。
■アルティア To:デリダ
ええと、ところでもう怪しげなアイテムはこれでお終いなのでしょうか〜?
なにかもっとありそうな猫相をしておられるのですが〜?

■デリダ To:アルティア
ほかに。うーん、アンタ達が使いこなせそうな発明品というと……
これかねぇ

そういうと、小さな石の塊を取り出した。
■デリダ To:アルティア
こいつは、はっきり言って失敗作さ。充魔式魔晶石を開発していた時の試作品なんだがね、残念ながらアタシしか再充魔できないのさ。
さっき、魔力を入れといたから、使いきりだと思って持っていってもいいよ。

■アルティア To:デリダ
ふうむ、使った後はタダの石ってことですか〜。
まあ私が持っておきますね〜。

■ランバート To:ALL
使わなければ、きっと高額で引き取って貰えますよ。

■デリダ To:ランバート
どうだろね。純粋な魔晶石じゃないからね。私以外に、ギミックを解析できる魔法使いはいないと思うよ。

自信があるのだか、困りものなんだか。
■アルティア To:ランバート
ううむ、簡単にお金儲けは出来ないということですかねぇ〜。

■ランバート To:ALL&アルティア
だったら、使ってしまった方が良さそうですね。
ここで補充して貰えるなら、今、トランスファーで使ってしまって、デリダさんにその石を補充して貰いましょう。

アルティアさん、私とアシストさんにトランスファーして貰えますか?


■デリダ To:アルティア
また、ここに持ってくれば補充してやるよ。
おお、そうだった。他にもお似合いのアイテムがたくさんあったよ。

そういうと、部屋の片隅で埃をかぶっている箱を指した。
そこには、謎の薬瓶、謎のカツラ、謎の人形がおいてあった。
■アルティア To:デリダ
へええ、いろいろあるんですね〜。これ全部もらってっていいんでしょうか〜?
って何か怪しい物ばかりですけどねぇ〜。

そういってしげしげと眺めます。
■デリダ To:アルティア
まず、その薬はだね。人間の願望をかなえた画期的な飲み薬さ。
なんとね、透明人間になれるんだよ!

■エデン To:デリダ
全ての人間の願望が叶うと不便でしょうがありませんわね。。

■アルティア To:デリダ
むむむ、透明人間ねぇ〜。って、全く見えなくなるんですか〜?
それだと凄いですねぇ〜。でも何か裏がありそう〜。

■デリダ To:アルティア
裏なんてないよ。薬の効果は絶大さ。生身の部分は完全に見えなくなるからね。衣類を脱げば完全に姿を隠すことができるよ。
ただし、どんな薬にも副作用ってヤツがあってね。これを飲むと、目の充血、かゆみ、鼻水、クシャミが止まらなくなるくらいさ。

■アシスト To:デリダ
それって、透明化する意味が無いような……。

■アルティア To:アシスト
ま、まあ何かしらあるのでしょう〜。一応姿が消えるだけでも凄いですよ〜。
で、他には何か無いのでしょうか〜?

■デリダ To:アルティア
次に、そのカツラだね。危ないから下手に手を出すんじゃないよ。生きているからね。

■アルティア To:デリダ
むむむ、お腹が減ったり寝たり機嫌が悪いと怒ったりするのですか〜?
それにしてもカツラが生きててもなんもいい事なんてありゃしないでしょうにねぇ〜・・・。

■デリダ To:アルティア
何を言っているんだい。自然に髪が成長するから、絶対にカツラだってばれないよ。床屋にいかなきゃならないけどね。
それに、さっきみたいに落とし穴に落ちかけた時には、カツラが伸びて救ってくれるのさ。首が強くないと骨が折れるけどね。
なにより、毎朝、カツラの気分によって髪型が変わるから、ある朝は金髪縦ロール、次の日はピンクのアフロ。
どうだい?楽しめるだろ!

■エデン To:デリダ
つまり寝癖の強力なものと考えて差し支え御座いませんわね?

■アシスト To:エデン
いや、それもちょっと違うと思うけど(・・;

■デリダ To:アルティア
最後にその人形だけど、こればっかりはある程度、魔法を治めた人間にしか使いこなせないかもしれないねぇ。
簡単にいうと、人形の頭の中に自分の髪の毛を一房いれると、1日身代わりになってくれるってものさ。

■アルティア To:デリダ
えええ、これはなかなか使えそうですねぇ〜。

■デリダ To:アルティア
そうさ、髪を入れた者と全く同じ容姿に変化するギミックを作るのは大変だったよ。だから、身長30センチのサイズしか作れなかったんだけどね。
それに、1回使ってみるとわかるけど、仕事がスムーズに進むよ。なんたって、我侭で尊大で、怠け者のくせに、術者本人には辛辣に仕事をけしかけるからね。
どんなにむかついても、自分自身に叱咤されるから、振り上げた拳の打ち下ろし先が見つからないのさ。

■エデン To:アルティア
アルティア様にはぴったりですわ。早速お試しになりませんこと?

■アルティア To:エデン
むむむ、こんなちっこいのに命令されるなんてまっぴらごめんですよ〜(`Д´)
まあ、今度暇なときにでもやってみましょう〜。

■ギャスパー To:(心の声)
(自分そっくりの人形にこき使われる…。なんか…いやだなぁ…)

■アシスト To:デリダ
あ、そーいやあと2人住んでるんだったよね?
ラカンの爺ちゃんには会ったけど、そのヒト達ってどんな人?

■デリダ To:アシスト
1人はガタリっていう気のいい爺さんさ。時間を制御する研究をしてたねぇ。ガタリのところに行きたいなら、そこの魔法陣の上にのりな。
もう1人は、イカレタ爺だよ。近寄っちゃいけないよ。

言われてみれば確かに、部屋の隅に魔方陣がある。
■ランバート To:デリダ
近寄っちゃ行けないんですか?
その最後のイカレタ爺さんって何者なんですか?

■アシスト To:デリダ
ラカンの爺ちゃんも言ってたけど……なんでそのヒトはそーなっちゃったの?

■デリダ To:ランバート、アシスト
あやつは、最初に会った時からイカレてたね。狂った精霊をわざわざ作り出して、使役してみたり。あいつんトコにいくと、人体実験のサンプルにされるから気をつけな。

■カルソニック To:デリタ
うーん・・・。真の狂気に囚われた男だな(謎

■アルティア To:デリダ&ALL
ええと、いろいろとありがとうございました〜。
それじゃあ行きますか〜。

■ギャスパー To:デリダ
イカレタ爺に近づくなって、どうやればいいんだ?
なんか目印でもあるんなら、それも教えてくれないかい?

■デリダ To:ギャスパー
大丈夫、ガタリがあやつの居住区に行く唯一の通路を守っておるでな。ガタリがそっちに行っちゃダメだと言う方向に、行かなければいいんだよ

■ギャスパー To:デリダ
了解。勝手に押しかけてきたのに、土産まで用意してくれてありがとよ。
もし冒険者に用があるようなら、いつでも呼び出してくんな。


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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp