SW-PBM #071
四大魔術師の館

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しばらく進んでいくと、右に直角に曲がる。さらに進むと半開きの扉がある。何かが居る気配がする。
■えでん To:中の人影
全員動くにゃ!冒険屋だッ!!

勢いよく中に飛び込む冒険者たち。しかし、人影はない。
■えでん To:部屋の中
手は頭の上で組んで、床に伏せるにゃん!

そうは言っても、だれも居ない。ただ、部屋の中央に大きな水晶が一つあるだけだ。
■アルティア To:エデン
ななな、何かあったんですか〜?

■エデン To:アルティア
貴方こそ無警戒にそんなところに寝そべって何のつもりでして?
油断が過ぎるのでは御座いませんこと?

■アルティア To:エデン
へへへ?伏せろって言ったじゃないですか〜。
まぁいいや。どれどれ何があるんですかねぇ〜。

■アシスト To:アルティア
なんか妙な水晶があるんだけど……これって?

スタッフの先で、コツコツと軽く叩きながらアシスト。
■アルティア To:アシスト
うわわ、やばやばやばいって〜。

大胆なアシストの行動にびっくりするアルティア。
水晶は、床にしっかり固定してある。明らかに人の手が入ったものだ。カルソニックと同じくらいの高さがある。
■水晶 To:ALL
ふむ、ひさかたぶりの来客かと思えば、無作法な客ぢゃの。

水晶から声が聞こえる。
■アシスト To:水晶(?)
あ、ゴメンなさい……って水晶が喋ってるぅぅぅ?(@@;

■アルティア To:水晶(?)
すすす、すいません〜・・・・って、えええぇぇぇぇ〜?
ななな、何か喋ってますよ〜?

■エデン To:アシスト
水晶でなくたっていきなり殴られれば怒りますわッ!

■水晶 To:ALL
お前さんがた、今日はどんな御用かのう?

■アルティア To:水晶(?)
ややや、どどどどうも、はじめまして〜。いやぁ、今日はいい天気ですねぇ〜。

洞窟でいい天気もクソもない。動揺しまくり。
■ランバート To:水晶(?)
はじめまして。私たちは、駄洒落の修行をするためにこのダンジョンに入ってきた冒険者です。

違うと思うぞ(笑)
■水晶 To:ランバート
ふむ、まともな奴が居るかと思えば、駄洒落の修行とは……
まぁ、よい。わしの名前はラカン。偉大な魔術師にして四賢者の中の一人ぢゃ。ちと、待っておれ。

すると水晶の中に老人の姿が映し出される。
■ラカン To:ALL
あらためて、ようこそ我ら四賢者の屋敷へ。というても、すでに廃墟のようぢゃの。
さて、先に進みたいのぢゃろう?

そういうと、入ってきた扉と反対側の壁を杖で指した。今まで何もなかった壁に扉が現れる。
■えでん
(にゃ〜。どっちが本業にゃん?)

■ラカン To:ALL
ほれ、進むがいい。それともわしとおしゃべりなヒトトキを過ごすかの?

■アシスト To:ラカン
いや、それもちょっと……オレ達、ここを調べに来たんだし。

■カルソニック To:ラカン
・・賢者殿に質問がある。4賢者ということはこの洞窟・・いや、屋敷には他にもデカい水晶があって、叩くと他の賢者殿が出てくるんかいな?

■ラカン To:カルソニック
叩かんでも出てくるわい。
他の連中がどんな媒体に思念を残しておるかはわしもわからん。
ただ、最後の1人には会えんかもしれんのう。人一倍、変わったヤツぢゃて。

ラカンの思念体は可笑しそうに笑った。
■エデン To:カルソニック
つまり、叩くのが一番確実な方法ではあるが、他の手段でも出てこないわけではないと言うことらしいですわね。

■アシスト To:ラカン
(呼び鈴とかあるのかなぁ)……ところでラカンのじいちゃん。
この遺跡、じゃなかったお屋敷って何の為に作ったの?(’’)

■ラカン To:アシスト
何のために?そりゃ、住むためぢゃ。もっとも住んでおったのはお前さんがたがいう古代王国時代の頃ぢゃがの。
わしと他の3人の魔術師はそれぞれ得意分野が異なっておっての。共同研究もかねてひとつの屋敷で暮らしておったのぢゃ。
ちなみに、わしの主な研究は、いわゆる言霊ぢゃ。魔法が発動するギミックを解明しようとしておってな。

ラカンは楽しそうに笑った。
■アシスト To:ラカン
やっぱり古代王国の人なんだ。
(でもなんで共通語喋ってるんだろ)
それはそうと言霊って……上位古代語で呪文を唱えるなら、大抵発動するはずだけど。
そこに微妙な差があるってこと?

■ラカン To:アシスト
ほっほっほ。お前さんがいうところの上位古代語と言ってもな、わしらには話し言葉とそれほど変わらんよ。
魔法をかけるものの心の動きを分析することで、精神がどのように働き言霊として威力を発揮するのかということを随分長く研究しておる。

■カルソニック To:ラカン
・・・・さっぱりわからん・・・・。

■アルティア To:カルソニック
ううむ、全くその通りですねぇ〜。

ちなみに、共通語で話し掛けている理由についても延々と語ってくれた。が、抽象的な話が多く難しい。どうやら、ほかの魔術師の研究と深くかかわりがあるようだが。
■ギャスパー To:独り言
…まるでわからん…。
本当に共通語なのか…?

■ラカン To:アシスト
お前さんも魔術師ぢゃな。魔法を使うときは、イメージを明確に言葉で表現できれば、おのずと効果が増すものぢゃ。

■アシスト To:ラカン
ライトだったら、単に「光」って表現するよりも、「白く輝く光」って表現した時の方が強い光になるのかな?
ううん、魔術って奥が深いなぁ……あ、もしかしてこの屋敷には、その研究成果とかあったりするの?(☆o☆)

魔術師の好奇心をひたすらに刺激されたらしく、目が輝いている(笑)
■ランバート To:ラカン&アシスト
言葉の持つ意味はそれだけ重要だと言うことですね。
<ライト>をつけないと<暗いと>、いう感じに考えなさい、と言うことでしょう。

そうであろうか?(笑)
■ラカン To:アシスト
研究成果というほどのものぢゃないがの。この部屋そのものが実験施設のようなものぢゃて。ここから出られるかの?

ラカンはいたずらを仕掛けた少年のような目で笑った。
■カルソニック To:ラカン
っつー事は魔法生物が居るっちゅー事やな。どんなバケモン飼っとったんや?

■ラカン To:カルソニック
さて、どんなバケモンが出てくることやら、楽しみぢゃのう。

■ギャスパー To:ラカン
そうそう、ゲームに参加しろってんなら、ルールの説明くらいはしっかり頼むぜ。

カルソニックの言葉に便乗して、ラカンへ質問する。
■ラカン To:ギャスパー
ほっ、ほっ、ほっ。ルールも何も、この先に進むには、そのドアを通っていくより他にないのう。

■ランバート To:ALL
よ〜し、じゃあみなさん、<賢者>の館で探<検じゃ〜>

■えでん To:ALL
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・にゃ?もう話は終わったにゃん?


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シナリオ編集:倉沢真琴 kushida@terra.dti.ne.jp