SW-PBM #071 四大魔術師の館 |
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ジャンク屋の店主が言った場所にダンジョンの入り口はたしかに存在した。それは、あまりにも普通にそこに存在しており、普通の住居の扉のような印象を与えた。外から見る限り、それは明らかに廃屋。それも崩れ去った大きな屋敷の一部分のようだった。今となっては、玄関と思われる部分から2,3の部屋しか残っていないようだが、かつては大きな邸宅だったのだろう。
■えでん |
にゃ〜。存在そのものが罠っぽいにゃん。 |
エデンは、なんとなく「入りたくない」と思った。とにかく壊れかけた扉を押すと、そこはジャンク屋の言ったとおり左右の壁に扉のあるホールだった。向かって右側の扉は開かれている。ホールそのものはすでに廃墟のように何もない。
右側の扉を覗き込むと、床一面がぽっかりとなくなっている。底が見えない。おそらくジャンク屋の店主がはまった落とし穴トラップがこれだ。
■ランバート |
ふーむ。 <そこ>には<底>が無かった・・・ |
■エデン |
斯様な穴に落ちかかるとは・・・。 かつて、銀の網亭一と謳われた(何が?)御仁もお歳を召されましたわね。 |
何のことやら。
■カルソニック To:エデン |
知っていたんかい? |
■エデン To:カルソニック |
それより私は、貴方がいつから訛ったのか気になりますわ。 |
■カルソニック To:エデン |
いや、それはやな・・人には言えないふかーい事情があってやなぁ・・・。 詳しくはいえんのや。 |
■エデン To:ALL |
意外と浅そうですわ。 何方か飛び込んでご覧なさいまし。 |
■アルティア To:エデン |
むむむ、これが浅い・・・ですか〜? ちょっとお金でも投げてみましょう〜。 えいっ! |
そういって1ガメルを投げた。
■えでん To:1ガメル |
うにゃッ!! |
アルティアが投げた1ガメルに飛びつく。そして1ガメルを華麗にキャッチ。が、そのまま重力に任せて落下していく。
エデンは、猫のように身をひるがえすと、ウィップをアルティアに向けて投げようと構えた格好のまま落下していく。
■アルティア To:エデン |
むむむ、1人で下に行こうなんて許しませんよ〜。(`Д´) |
アルティアが穴を覗き込む。すると、アルティアの足首に、エデンのウィップが巻きついた。当然、引っ張られて落ちていく。
■アルティア To:上にいる人 |
うわわ、おち、おち、落ちる〜。 |
■ギャスパー To:アルティア |
うわっ! |
アルティアに抱き着かれたギャスパーは、慌てて相手の体を支える。しかし、勢いがつき始めているアルティアの体重+エデンの体重を支えるのには、ギャスパーの立ち位置は悪かった。バランスを崩してひきづられていく。
■カルソニック To:ALL |
好奇心、猫を殺すとはこの事や・・・・ |
■ランバート To:ALL |
1ガメルのお<かね>で、そこまでする<かね>? |
■アシスト |
って、なにやってるのー(@@; マナよ集え、大地の束縛をしばし弱めよ |
アシストの魔法で2人の落下がゆっくりになる。持っていたロープを下ろし、ギャスパーといっしょに、ふわふわ浮かぶ2名を引っ張りあげた。
■ランバート To:アシスト |
ほほう、<落花生>の魔法・・・いや、<落下制御>の魔法ですね。 |
■ギャスパー To:アシスト |
あー、びっくりした。 それにしても、あんなときにちゃんと魔法を使えるなんて、わけぇのに大したもんだな、兄ちゃん。 |
■アシスト To:ギャスパー |
えへへ。いやあ、それほどでもないよ(^^ヾ |
■アルティア To:ギャスパー |
いやぁ、えへへへ〜(´▽`) |
■エデン To:アシスト&ギャスパー |
ご苦労様。 穴の中を調査した結果、意外と深いことが判明いたしました。 下の探索は、とりあえず保留して、他の部屋から調査すべきかと存じますわ。 |
■アルティア To:エデン |
むむむ、私が投げたお金取ったでしょう〜。あなたにあげたんじゃなくて、深さを測るために投げたんですからねぇ〜(`Д´) 返して下さい〜(`Д´) |
■エデン To:アルティア |
ああ、貴方のお金・・・。 それでしたら、途中で落としてしまいましたわ。 それで、深さは測れまして? |
■アルティア To:エデン |
うむむ、何も聞こえませんでしたねぇ〜。 って事は相当深いんですかねぇ〜・・・。 |
■アシスト To:アルティア&エデン |
あーもう! 変なことで争わないでよ!(`д´) まだまだ先は長いんだからね! |
■アルティア To:アシスト |
あーい。でも争ったんじゃなくて勝手に落っこちただけなんですけどねぇ〜。 |
ダンジョンに入ったばかりだというのに騒がしいパーティだ。
さて、左側の扉も押せば開くようだ。エデンは、「扉には特に罠はない」と思った。
■エデン To:ALL |
特に扉に仕掛けは御座いませんわね・・・。まあ、あっても無くてもお邪魔させていただきますけれど。。 |
扉を押し開けて突入する。
■エデン |
此方の床にも何か仕掛けが・・・・と、油断させておいて上ですわッ!! |
そこは、廊下だった。エデンは下を見ながら無警戒にしばらく歩き突然天井を見上げる。何もない。
■ランバート To:エデン |
<天井>に、何かあるん<てんちょう>か? |
■エデン |
・・・・・・全く以て何も御座いません。 |
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