SW-PBM #070 人形屋敷の奥方 |
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■夜の森 |
夜の森で偶然会ったアイシャとポムの二人。
そして草むらに姿を隠していたホークが二人の前に姿を現す・・・。
■アイシャ To:ホーク |
あ! |
人形!?
草むらから出てきたのは30センチ程の薄汚れた道化師の人形であった。
埃と土と蜘蛛の巣にまみれ、ボロボロの状態だ。
その人形が言葉を発するのである。
■ポム |
道化師の人形がホーク… (ラーナとレイリアに何て言えばいいんだ(^^;;) |
■ホーク To:ポム、アイシャ |
この通りだ。これが今の私の姿だよ。 私の肉体は既に奪われてしまってね。この様に人形に精神を封じられたのだ。 |
■アイシャ To:ホーク |
ど、どうして?誰がそんなこと? (お屋敷でなくなった人形…) |
ポムは近寄って人形を観察する。
■ポム To:アイシャ |
これってさ、カテリーナが言っていた無くなった人形の一つじゃないか? |
■アイシャ To:ポム |
そうみたいなの〜。 |
■ホーク To:ポム、アイシャ |
無くなったのでは無い。私が自らの意志で逃げ出したのだ。 それに君の言うカテリーナは本物ではない。 カテリーナや私の肉体を奪ったフェイという女だよ。 |
■アイシャ To:ポム |
フェイ? カテリーナさんは、ずっと具合が悪いからって姿を見せなかったのだけど…中身はフェイって人だったのね。 |
■ポム To:アイシャ&ホーク |
…あたしが見付けたエルフの人形も誰か入っている?とか(^^; |
■ホーク To:ポム、アイシャ |
そうだ。それが本物のカテリーナさ。 彼女も人形に精神を封じられたが、私と共に何とか逃げ出したのだよ。 で、今彼女は何処に? |
■アイシャ To:ホーク |
エルフの人形はシーアンが持ってるの。 シーアン達はまだ森から帰ってないってエレが・・・。 (エレが?) |
■アイシャ To:ポム&ホーク |
・・・・・どうしよう。 アイシャ、今日、キコリのフッケさんとお話したの。 そしたらエレが1年前とは別人みたいになったって。 |
■ホーク To:ポム、アイシャ |
残念だが君の会ったエレの中身は別人だよ。 本物のエレも人形に精神を封じられ、捕まっているんだ。 私なりに調べた所、フェイは魔法の品物の力で人の精神を自由に移し換える事ができるようだ。 それを使って若い肉体を集め、そして奪った肉体をまるで衣装の様に毎日取り替えている・・・。 幸い君達はまだ大丈夫のようだが、他の仲間はどうした? |
■ポム To:アイシャ&ホーク |
朝はみんな大丈夫だったと思う その後あたしはオランに行っていたから詳しく解らないけど …シーアン、バジル、ルタードの三人が一緒なら、めったな事にならないと思うな。うん |
アイシャを安心させるように、自信ありげに応える
■ポム To:ホーク&アイシャ |
ミュンも魔法使えるし、勘も良いからきっと大丈夫… |
とアイシャを見るポム。
■アイシャ To:ポム |
・・・うん。 (アイシャ、ポムに心配かけてる…元気を出さなくちゃ。) みんなを探しに行こう〜。 無事ならばアイシャ達のことを探してるだろうし、 フェイに捕まっちゃったのなら、アイシャ達が助けてあげなくちゃね(にこっ)。 |
■ホーク To:ポム、アイシャ |
そうか。とりあえず合流したいものだな。 君達の協力が得られれば、何とかなるかもしれないのでね。 |
■アイシャ To:ホーク |
アイシャ達と一緒に来てくれる? あなたの体を取り戻そう〜。 |
■ホーク To:アイシャ、ポム |
いや、私の体は二の次で構わん。 それよりもエレやカテリーナを救ってやりたい。 |
■アイシャ To:ホーク |
もちろん、みんなのもなの〜。 |
■ポム To:ホーク |
そうだ、サーラって言う猫にも何かあるのかな? |
■ホーク To:ポム |
ねこ〜!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・す、すまんが私は猫は苦手でね。 |
人形の彼は一瞬ブルっと震えたようだ。余程、猫が嫌いなのか?
■ポム To:ホーク |
聞いちゃって悪ぃ(^^; (猫と何があったんだろう???) |
そうこうしていると、後(屋敷の方角から)で草をかき分ける音が聞こえてきた。
かすかに金属の擦れる音も聞こえた気がする・・・。
■ホーク To:ポム、アイシャ |
!? (小声で)誰か来るぞ。 |
アイシャは急いでしゃがみ込んだ。
■ポム To:ホーク |
(小声)一人か?複数か? |
ポムは聞き耳を立てる・・・。
どうやら複数のようだ
■ポム To:ホーク&アイシャ |
(全て小声)複数みたいだな… うにに、もしかしたらシーアン達かも知れないぜ どうする? |
屈んで、道化師の人形に聞く。
■ホーク To:ポム、アイシャ |
複数ならば、少なくともフェイでは無いな。 君達の仲間かもしれないなら・・・おっと、来たようだぞ。 |
草むらをかき分けて、シーアン達三人が向こうからやってくるのが見えた。一方シーアンの方も、自分の腰の下まである草むらの中に、誰かがしゃがみ込んでいるのが見えた。
アイシャ?
■シーアン To:アイシャ? |
アイシャ・・・? アイシャなのか? |
■アイシャ To:シーアン |
シーアン!? |
ピョコンと草むらから立ち上がった。
シーアンはアイシャの姿をはっきり見て取ると、嬉しさのあまり駆け寄って行く。
が、その足が急に止まった。
■シーアン |
(はっ!待てよ。 フェイじゃないだろうな(^^;;;? ここは1つ慎重に行かないと・・・) |
■シーアン To:アイシャ? |
・・・・・・アイシャ、昨日俺が言った言葉覚えてるか? |
■アイシャ To:シーアン |
えっ、昨日?(夜のことかな?) この冒険が終わったら一緒に遊ぼうって言ったの〜(てれ) |
■シーアン To:アイシャ? |
”遊ぼう”・・・? 俺はんな事言ってね〜っ!”一緒になろう”って言ったんだっ! さてはてめー、アイシャじゃねーな? 2度もだまされねーぞ、俺はっ! |
■アイシャ To:シーアン |
騙してないもん。アイシャだよぅ?(あせっ) シーアン、そう言ったもん…言わなかった? えぇっと、それから…嬉しいのが続いて幸せだって。 あ、その前にキス…もしたの(まっか) |
慌てて話したのはいいが、急に恥ずかしくなったようだ。
■バジル To:シーアン&アイシャ |
うひゃ〜やるぅ〜シーアン♪ |
■シーアン To:アイシャ |
あ、あれ?・・・やっぱりアイシャ(^^;;;? アイシャか、アイシャなのか〜っ(^^)! |
バジルやルタードの存在も忘れ、アイシャを抱きしめるシーアンであった。
■シーアン To:アイシャ |
無事で良かったぜ。俺、そこで髪留め拾ってよぉ、アイシャに何かあったかと思って、気が気じゃなかったんだぜっ? |
■アイシャ To:シーアン |
ごめんね。見つけてくれてありがとう(にこっ) |
髪留めをまた元通りアイシャにつけてやる。
■ルタード To:みんな |
……いやはや、どうにか集まることができたようじゃな。 |
シーアンに続き、草むらから首だけ出して登場。
■ポム To:ホーク |
……。 あたしが運んでみんなのとこに行こうか? その方が楽だろうし |
唖然とシーアンを見ていたが、思い出してホークに提案する。
■ホーク To:ポム |
あぁ、すまない。助かるよ。 |
■ポム To:バジル&ルタード |
バジル♪ルタード♪(^^)/ |
■バジル To:ポム |
あ、ポム♪ |
道化師の人形(ホーク)を持ってひょっこり出てくる。
■バジル To:ポム |
あ、人形! |
■ルタード To:バジル |
道化師……ということは、それがホークどののようじゃな。 |
■ポム To:バジル&ルタード |
無事でよかったぜ♪ 二度目ってシーアン言ってたけど何かあったのか? |
■バジル To:ポム |
え?ああ、エレに一回だまされてさ、ちょっと大変な目にあったところだったから。 ……とりあえず、あの二人が一段落したら、ゆっくり話すよ(笑) |
■ルタード To:バジル |
いや、放っておいたら、いつ一段落するか分からんぞ(笑)。 |
オホン、と咳払いを一つ。
■ルタード To:シーアン&アイシャ |
……さてと、とりあえずはそのあたりでよろしいですかな?(笑) |
■シーアン To:みんな |
あ、ああ(^^; ポムも無事なんだな。良かった良かった。 ・・・ん?ミュンの姿が見えねぇな。どこ行ったんだ? |
■ポム To:シーアン&みんな |
アイシャがシーアン達を迎えに出てた所、ホークと出会って オランから帰ってきたあたしが合流したんだ だから、ミュンは今一人で屋敷にいるらしい |
■アイシャ To:シーアン&みんな |
エレじゃなくてフェイがお茶を入れてくれるって言ったから、アイシャが出て来る前には食堂にいたと思うの。 ミュンはエレがフェイだって知らないの。 |
■シーアン To:ルタード、バジル |
おい、そりゃぁ・・・ヤバくねぇか(^^;? 確かに食堂に明かりはついていたけれど、人の気配・・・しなかったよな? いくらミュンでもフェイの事知らなかったんじゃ、警戒のしようも・・・。 |
■アイシャ To:シーアン |
アイシャも今、ホークさんに聞く前は知らなかったの。 助けに行かなくちゃ。 |
■バジル To:アイシャ |
しっかりしていそうで、人が良いところがあるからなぁ〜ミュンは。 |
■ルタード To:バジル |
わしらとて、かなりいいようにだまされておったからの。 |
■ポム To:シーアン |
あ、これがホークさん 今は道化師の人形だけどカテリーナさんの友達なんだ カテリーナさんはエルフの人形で、シーアンが持ってると思うんだけど |
シーアンの前に道化師の人形を出して紹介する。
シーアンも腰に下げてるエルフの人形を正面に突き出し、道化師の人形に対面させてあげた。
■シーアン To:ホーク(人形) |
やっと会えたな。 カテリーナに聞いたんだ。フェイを倒す方法をホークなら知ってるかもしれないって。 教えてくれ、俺達はどうすればいい? 腕の立つ精霊使いならここにいるぜ。 |
と言って背後にいるバジルを親指で指差す。それに応じて、バジルはひよわなちからこぶを作って微笑んでみせる。
■ポム To:ホーク |
屋敷に行けばミュンもいるぜ |
■ホーク To:ALL |
それはありがたい。精霊使いがいれば、一番穏便な手でいけるからな。 方法は「精霊魔法でフェイを気絶させる」だ。 というのもフェイは自身の体はもう既に無くしているらしく、今はカテリーナかエレか私の肉体を使っている。 私の肉体ならば、躊躇せずに攻撃しても構わないのだが・・・、そう上手くは事が運んでくれなくてね。 なるべく傷つけずに、フェイを取り押さえたい。 その為に優秀な精霊使いの助力が欲しいと思っていたのだよ。
気をつけて欲しいのは、フェイの持っているペンダントだ。 |
■ポム To:ホーク |
ペンダントってどんなやつだ? どうやってペンダントで精神を交換するんだ? |
■ホーク To:ALL |
蒼く輝く石をはめ込んだ銀製のペンダントだ。かならずフェイはそれを持っているはずだ。 対象と接触しないと駄目だが、下位古代語のコマンドワードを唱えるだけで精神を交換できる。 かなり強力な魔力のようなので抵抗は難しいだろうな。 |
■シーアン To:ルタード |
対象と接触・・・ファイターは辛いなぁ、・・・なぁ(^^;;;? |
■ルタード To:シーアン |
ま、気合いですな、気合い。 それに、触れられる前に倒してしまえば面倒がありませんぞ。 |
■ホーク To:ALL |
だがどうもその魔力は、グラスランナーに効果が無いらしいんだ。 |
■シーアン To:ポム |
出番だなぁ、・・・なぁ(^^)? |
■ポム To:シーアン |
あたしが〜ぁ?しょうがないな〜(にやり) (あたし大活躍かも知れない…) ところで、ペンダントを壊せばみんなもとに戻るのかな? それともペンダントとコマンドパスワードが必要? |
■ホーク To:ALL |
いや、破壊しては駄目だ。 ペンダントをフェイから奪わねばならん。 だから君達の協力が必要なんだよ。頼む、力を貸してくれ! |
■ルタード To:ホーク |
もちろん、協力は惜しまないつもりです。ことによっては、仲間の一人の安否にもかかわってきますしの。 |
■ポム To:みんな |
屋敷に行って、フェイが誰になってるか どう確認する?なんか方法があるかな? 精霊魔法も確認できなきゃ使えないよな |
■アイシャ To:ポム |
アイシャがフェイなら…ミュンの体を手に入れようとすると思うの。 アイシャ達のこと油断させられるもの…。 |
■アイシャ To:ホーク&カテリーナ |
ほんとうのエレはどこにいるか知ってる? |
■カテリーナ To:ALL |
エレは私の寝室で捕まっているはずです。彼女も人形にされていますから・・。 |
■アイシャ To:カテリーナ |
じゃあ、ホークさんの体も一緒? エレは一緒に逃げなかったの? |
■カテリーナ To:ALL |
いえ、エレは逃げれなかったのです。逃げ出す途中で、フェイに捕まってしまって・・・。 |
■アイシャ To:カテリーナ |
サーラとレオンはどちらもフェイが連れて来たんだよねぇ? さっきホークさんにも聞いたのだけど、もしかしたらどちらかが使い魔かもしれないの。 カテリーナさん知ってる? |
■カテリーナ To:ALL |
ごめんなさい。私にはよく分かりません。 どちらも賢そうな猫なので・・・。 |
■ポム To:みんな |
アイシャに会う前、サーラに屋敷に帰るのを邪魔されたんだ 足に噛み付くから、小石を当てようってしたら逃げた 使い魔かもって思ったけど……でも、なんか悲しそうな顔してたんだ 使い魔なのかなぁ? |
■シーアン To:みんな |
もしかして、さっきの視線・・・サーラかもしれねぇな。 地下墓地から脱出した後にさ、庭で・・・誰かに見られている気がしたんだ。 奴は今もそこらの茂みから俺らの事、監視してんのかもしれねぇぞ。 |
■アイシャ To:みんな |
カテリーナさんのお人形も見られちゃってたら、 アイシャ達がフェイの事に気がついたって知られちゃってるかも〜。 |
■ポム To:シーアン&みんな |
フェィの事が分かったし、ミュンも心配だし、 みんなを助けに屋敷へ行こうぜ♪ |
■ホーク To:ALL |
私も多少は神の力を行使できる。 できるだけ援護するよ。 |
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