SW-PBM #070 人形屋敷の奥方 |
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■ 【地下墓地】 |
依頼を受ける事にした一行は、カテリーナの案内で屋敷内を一通り見て回る。
なるほど、手入れが行き届いていないので、屋敷のあちこちにガタがきているようだ。
変わった点といえば、屋敷のいたるところにネコが入りそうな位の大きな捕獲機や、トリモチの付いた板が置かれていた事だろう。
丁度、曲がり角の影に置いてあったりするので、うっかりしているとトリモチを踏んでしまうかもしれない。
カテリーナの話では「ネズミ用」に設置したとか。
にしては少々大きすぎる気がしないでもないが・・・。
■バジル To:ポム |
これに掛かるねずみってきっとすごく大きいに違いないね |
■ポム To:バジル |
レオンやサーラだって入りそうだな。これ |
■アイシャ |
なんでこんな大きいんだろ〜? |
■シーアン To: |
きっとよぉ、いいもん食ってるからねずみもデカイんだぜ。 |
■アイシャ |
・・・・・。 (こ、こわいかもなの〜。) |
■ポム |
覗きの好きなお喋りねずみだったりしてな(ぽそり) |
そして一番最後に、地下墓地のあるという倉(MAP8)の中に案内された。
倉の大きさは6m×10m程、中には使われていない家具が幾つか置かれている位だ。
地下墓地への階段は床の一部を強く踏む事によって、石造りの床がスライドして姿を現した。
その地下へ続く螺旋階段からはかび臭さと共に、嫌〜な匂いがする。
■シーアン To: |
(思い出すなぁ・・・。あん時ゃ、地下でスケルトンウォリアーと戦ったんだっけ) |
■ポム |
う……(くちゃいぜ) |
■バジル |
うへ〜 |
■カテリーナ To:ALL |
この階段を降りていけば、地下墓地への扉がありますわ。 それではわたくしは部屋に戻りますので、皆さんよろしくお願い致します。 そうそう、夕食はエレに準備させていますので。 |
そう言うと、カテリーナは倉を出て行った。
■ポム |
プリン作った人が作るのかな?楽しみだ♪ |
■バジル To:ポム |
そうとわかったらさっさとここを調べて戻ってこないとね |
■ポム To:バジル |
うに♪ |
■ルタード To:バジル |
夕食云々はともかく、手早く調べるというのには賛成じゃな。 この臭いといい雰囲気といい、まったく気が滅入りそうになるわい。 |
■ポム To:シーアン |
あたしが先に行くか? |
■シーアン To:ポム |
そうだな、頼むよ。 |
■バジル To:シーアン |
あ、まって明かりをつけるから。 |
そう言いながらバジルは松明を取り出すと、それに火を付ける。
■ポム To:シーアン&みんな |
明るい♪明るい♪ シーアン行こうぜ♪ |
そして一行はポムを先頭に、幅1.5メートル程の螺旋階段を降りていく。暫く階段を降りると視界が急に開けた。
階段はそこで終わり、数メートル先に黒い鉄製の寮開きの扉が見える。
カビ臭さと嫌な匂いはますます強くなってくるようだ。
これは死臭かもしれない・・・。
扉には銀製のプレートが飾られている。
そこには共通語で「バイエリッシュ家」と書かれていた。
■ルタード |
……聞いたことないのう。 |
決して博識とはいえないルタードには、無理からぬところか。
またはホトンド知る人がいない程度の家なのかもしれない。
■シーアン To:みんな |
俺も聞いたことねぇぞ。 で、開きそうか? |
■ポム To:シーアン |
待った♪ ちょっと調べてみるぜ♪ |
すすっと扉に近寄って、聞き耳をたてたりと調べ始める。厚い鉄の扉の向こうからは何も音は聞き取れない。
どうやらこの扉は内開きのようだ。
■ポム To:みんな |
うにに〜シーアン、この扉 ……こいつ開かないぜ 錠前は下りてないけどあたしには無理みたいだ |
困った顔で振り向く
■ポム To:ミュン |
頼む〜 |
■ルタード To:ポム |
あ、ポムどの、仕掛けのある恐れはないかの? |
■ポム To:ルタード |
それはないぜ♪ |
随分と自信ありそげ(笑)
■ルタード To:ミュン |
ポムどのがそういうのなら、大丈夫なんじゃろう。 ミュンどの、ではよろしくの。 |
ミュンが古代語魔法の「アンロック」を唱えるが、効果を発揮しない。
どうやら扉に掛けられた魔力に、打ち負かされたようだ。
■ルタード To:ミュン |
む、開かない……? |
それまでなにやら考えていたバジルが、ぽむと手を打つ。
■バジル To:みんな |
あ、バイエリッシュ家…ってどっかで聞いた事があると思ったら、確か、そんな名前の貴族がいたって本で読んだ事があるよ。 でも当主が病気で死んでしまって、後継ぎがいなかった為に没落してしまったって話だったけど……。 |
■ルタード To:バジル |
ほう、そんな話があったのか。 |
■ポム To:ルタード |
あった、あった あたしも確かそんな話し聞いた事あるぜ |
■シーアン To:みんな |
(やっぱり俺は知らなねぇや(^^;) 病死ってのがちと気にかかるな。 |
そしてミュンは再び古代語魔法を唱えた。
今度は「センスマジック」のようだ。
ミュンの目には目の前の扉から、魔法のオーラ発せられているのが分かる。
他に視界内では魔法のオーラは感知できなかった。
■バジル To:ミュン |
他にはそれらしき仕掛けは無いのか…… |
■アイシャ |
(開かない扉・・・魔法をかけたのは誰だろ〜?) |
■ポム To:シーアン |
扉どうするんだ? ミュンの魔法で開かないんじゃ後は壊すとかあるけど カテリーナ怒るよなぁ… |
■シーアン To:ポム |
そこまでする必要はねぇだろ。 ”魔法のかかった扉があって、外側からは開かない” って事がわかれば、今は充分なんじゃねぇか? さ、屋敷に戻ろーぜ。 |
■ルタード To:シーアン |
そうしましょう。 ブラキ神さま曰く、「鎚打つを急いては、良鋼得るあたわず」ですからな。 |
ポムを促しつつ、
■シーアン To: |
(でもなんで魔法なんかかかってんだ? ただの墓じゃねぇのか・・・? |
ちょっと心にひっかかるものがあるらしい。
■バジル To:シーアン |
ミュンに開けられなかったのなら、きっと屋敷をうろついている人達もここには入れてないんじゃないかな。 |
■シーアン To:バジル |
それは”外”から開けようとした場合な。 ”中”からなら別の方法で開くのかもしれねぇぞ。 ・・・あんま、考えたくないけどな(^^; |
墓の中に、人間(多分アンデッド)がいるのではないか?と考えたようだ。
■バジル To:シーアン&ALL |
それは無茶苦茶考えたくないパターンだよね。 ま、とりあえず今日の所は一旦屋敷に戻ろう。 |
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