SW-PBeM Scenario #65

10章 大円団でございます
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チャダイ村  村長の家

■ メルディス To:ALL
はは、なんとかなりましたね。
後は村とエルフ達の誤解を解くだけですね。

■キャンドル To:メルディス&ALL
・・・・・堪んないわ。
何で、石っころの木偶人形のくせにあんなに強いわけ!?
おかげで、体中、もうぼろぼろよ(苦笑)

まあ、何はともあれ、収拾がついただけましかしら?
これで、胸を張って、報酬を請求出来るわ。

■ ユウル To:ALL
う〜痛い…。こっちもすたぼろだよう(苦笑)
悔しいなあ〜。やっぱ修行不足ってことかな。
でもほんと、何とかなってよかったよ。

■ メルディス To:キャンドル
ひ弱なソーサラーの苦肉の策なんですよ、ストーンサーバントは(笑)

■ クラウディア To:メルディス
まあ,砕いちまえばただの石さね。
つるはし対策も考えといた方がいいんじゃないかい?

■キャンドル To:クラウディア
どでかい木槌で、達磨落としみたいに、するのも良いんじゃないかしら?(笑)

 騒ぎを聞きつけ、村人達が集まってきた。
■ 村人 To:おおる
一体、何があったんだ?
村長は、どこ行っただ!?

■ フィリス To:村人の人達、ナップさん、アレックスさん
…村長さんは偽物でした。この人が化けていたんです。
ここ一ヶ月、村の方々に危害を加えていたのはこの人だったんですよ。
本物の村長さんは一ヶ月前にご家族と一緒にもう…。
信じられないかも知れませんが事実です。

…ね、ナップさん。アレックスさん。

■ ナップ To:村人
おうさ。
この人達の言ってることは本当だよ。
俺達、危うく村長に化けてたこいつに殺されかけたんだからな。

■ クラウディア To:村人
村長さんが今日着ていた服をおぼえているだろう?
こいつが着ている服をよく見ておくれよ。

 あまりの出来事にとまどう村人達も、説明を聞くうちに、徐々に納得していった。
■ 村人 To:おおる
それじゃ、あの俺達を襲ってたエルフってぇのは……

■ リシィア To:村民の方々
ええ、このダークエルフの仕業でしょうね。
村長さん一家の御遺体は、きのこの群生地の近くの洞窟に隠されていました。
早速埋葬してさしあげたいのですが……どなたか手伝って頂けませんか?

■ 村人 To:リシィア
お、おう。

 何人かの村人が、それに応えた。
■ リシィア To:パーティの面々
それでは、私はこれから早速埋葬にかかりますので……。
エルフさんへの報告などは、皆さんにお任せしますね。
あまり遅くなると、マスターさまも心配するでしょうし。

■ クラウディア To:リシィア&ALL
そうだね,森のエルフ達にも早いとこ話をつけないと。
こいつ,人間のふりをして森のエルフ達も攻撃していたんだ。
ほっておいたら,遅かれ早かれ戦いが始まっていただろうね。
このダークエルフの死体があれば,信用してもらえるんじゃないかと思うんだけど。

■ 村人 To:おおる
けどよぉ……。
今更エルフの村に行くのもなぁ。

■ クラウディア To:村人
あんた達も,エルフ達も,お互い距離をおかないで,たまには話をしてみたらどうだい?
今からでも遅くないとおもうんだけどね。

■キャンドル To:ディア&村人
全くよ、今更、何て言ってるから何時までたっても、よく分からない奴ら、で終わっちゃうのよ。
森の事なら、エルフ達の方が、いろいろ知ってるわよ、きっと。
近所付き合いしとけば、森の中で困ってる時に、助けてもらえるわよ。

■ クラウディア To:村人
近所付き合いは難しいかもしれないけど,情報を交換しあっていたら,こいつにつけいられることもなかったろう。
だれか一緒にエルフのところに行こうという勇気ある人はいるかい?
そうだね……アレックスさん,どうかね。

 突然自分の名前を呼ばれたアレックス。
 しかし、一瞬の躊躇の後、ゆっくりと、
■ アレックス To:おおる
僕が……僕がエルフの村へ話をしに行きます。
騙されていたとはいえ、エルフを疑ったことを謝らなくちゃ。
それに村のみんなに、エレのことも紹介したいし。

あ、そうじゃなくて、エルフとだって、友だちになれるんだって事を……


 言った後で、その意味に気が付いたのか、顔を真っ赤にしながら弁明する。
 アレックスに、そっと近づき、小声で…
■キャンドル To:アレックス
エレから、『私の事をまだ好きでいてくれるなら、また泉で会いましょう』、って言伝があったの忘れてたわ、色男さん。
(※一部、誇大解釈あり(笑))

■ フィリス To:アレックスさん&おおる
じゃあ念のため、エルフの村の方まで護衛しますよ。
…まぁお邪魔かも知れませんが、万が一と言うこともありますし、
また村の入り口で守り役の人に警告されるかもしれませんしね。

■ メルディス To:フィリス,ALL
俺もつきあいましょう。
エルフの言葉が分からないと言うのは、ちょっと問題っぽいですからね。
少しでも多く聞いて覚えるとしましょう(笑)

■ ユウル To:ALL
それじゃ私はリシィアの方、手伝おうかな。
まあ、もう洞窟は安全とは思うけど、念のためね。
力仕事要員もいるだろうし(笑)
エルフの村のほう、よろしく頼むね〜。

 さすがに気後れするのか、チャダイ村からエルフの村へ向かうのはアレックスだけのようだ。
 しかし、これが二つの村の交流の大きな第一歩になることは間違いないだろう。

 ユウルとリシィアは、村人達と共に哀れな村長一家の遺体を回収に行った。
 死者を弔う祈りをあげたことで、彼らの魂もようやく救われる時を迎えた。

 さて、一方の村に残ったキャンドルはと言うと……

■キャンドル To:村人達
司祭様(リシィア)が、埋葬とお祈りを、無念の死を遂げてしまった、村長一家におくり。
これまで、近くにいながら、何か得たいの知れない相手として、警戒しなければいけなかったエルフ達との交流のきっかけをつくり。
危うく、こいつ(Dエルフ)に唆され、エルフ達との争いになるところを阻止した私達に、報酬の方、忘れないでよ。

それから、キノコの利権だけど、エルフの代表者(エレ)と取引(一部語弊あり)して、こっちの村が持つ、って事にしてきたわよ。

■ ナップ To:キャンドル
それは感謝してるけどさ。
でも、幾らぐらいの報酬を期待してるんだ?
この偽もんが言ったような金は出せないぞ。

■キャンドル To:ナップ
・・・・・・・・・え?、何?、今、何ていったの?(苦笑)

 顔を引きつらせながら、顔の皮膚だけで作った笑顔でナップに問い返す。
■キャンドル To:ナップ
じゃあ、いくらなら、出せるのかしら?

■ ナップ To:キャンドル
あと、200ガメルぐらいなら……。

 そんな言葉では、引きつりは、直るはずもなく。
■キャンドル To:ナップ&村人達
・・・・・・話にならないわね。

そもそも、何で、村長が、その額を提示した時に、『そんな金、どこにある!』くらいの一声が出ないわけ?
おまけに、確かその時、『その額で満足しないような奴らに、そんな金払う事は無い』、見たいな事言ったわよね?
払う事は無い、じゃなくて、払えないの間違いだったのかしら?
だいたい、こんな事になったのも・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・<5分経過>・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・<15分経過>・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・<30分経過>・・・・・・・・・・・

はぁ〜、すっきりした。
まあ、現金無いんじゃあ、現物支給でキノコをいっぱいもらってくわよ、それくらい、文句無いわよね?

 そりゃ、あの時にあまり文句を言わなかったのは、当然払うのが村長だったからじゃないの?
 とはいえ、まかりなりにも村の恩人でもある。
 きのこの件は、了承してくれた。 
■キャンドル To:ナップ
ところで、あのキノコって、どれくらいを、いくらで、銀の網亭に卸してるのかしら?

 おおよそ、一籠200ガメルって所かな。
■キャンドル To:村人達
まあ、それは、それとして、
大体、今回、ただ働きになったのも、あなた達のその閉鎖的なところがいけないんじゃないのかしら?
それに、キノコ貰ってくだけじゃあ依頼料には及ばないから、誓約書にサイン・・・ああ、拇印で良いから、誓いでもたててもらおうかしら、それくらいは、良いわよね?
それとも、耳をそろえて、依頼料払う?(微笑)

 それは脅迫だよ……。
■ ナップ To:キャンドル
だから、金は払えないって言ってるだろうに。
それに、誓約っつっても、内容も分からないのに?

■キャンドル To:村人達
そうね、文面は・・・・
(持っていた羊皮紙に、羽ペンを滑らせながら…)
『今後、エルフ達を良き隣人として、迎え入れる為、進んで交流を持ち、またエルフ達の文化を理解する為、エルフ達の言葉を一言でも良いので、覚える努力をするものである。
また、年に一度、エルフ達と協力し、祭りを催し、更なる、七色の交流の掛け橋とする。』
(心の声:最後のところ、ちょっと無理があったかしら(苦笑))

こんな感じでどうかしら?

 さすがに今回の件で懲りたのか、はたまたこれ以上話をこじらせたくないのか。
 結局、村人はそれに応じた。
■キャンドル To:村人
じゃあ、この誓約書の一枚は、村に、一枚は、銀の網亭のおやじさんにでも、預けておくわ。

ああ、そうそう、祭りをやる時はおやじさんに教えてね、そうしたら、エルフと言わず、ドワーフとか、グラスランナーの冒険者も連れて来て、皆で盛り上げてあげるから(微笑)


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