SW-PBeM Scenario #65

9章 ……あれ?
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チャダイ村  村長宅

 ダークエルフが呪文を唱えると、唐突に雲がわき起こり、冒険者達を包み込んだ。
 その雲がはれると……ぉーぃ、全員寝るなよ……。




















































































 強烈な打撃を受け、クラウディアとユウルは目を覚ました。
 その音で冒険者達が目を覚ますと、部屋の隅に縛られたナップ、アレックスが転がされていた。
■ Dエルフ To:おおる
目を覚ましたか。

 どうやら、冒険者が眠っている間に、二体のストーンサーバントを呼び出していたらしい。
 嘲るような声に、ユウルは、起きあがるなり自分を殴りつけたストーンサーバントに斬りかかった。
■キャンドル To:ディア&スートンサーバント
ディア!、奥のあいつお願い。

ほら、木偶人形!、あんたの相手は、こっちよ!!

 Dエルフへ向かうクラウディアを援護し、キャンドルがストーンサーバントの相手をする。
 鋭く鞭を振るうが、大したダメージにはなっていないようだ。
■クラウディア To:キャンドル>ダークエルフ
ありがと!

子どもを殺したあんただけは,絶対にゆるすわけにはいかないね!!

 全ては、一瞬のことだった。

 フィリスは、一度に三体の光の精霊を召還すると、ダークエルフへ向かわせた。

 リシィアは、ストーンサーバントに対して弓を射るが、硬い石の表面で弾かれてしまった。

 ストーンサーバントは、それぞれユウルとキャンドルを攻撃し、深い傷を負わせた。

■キャンドル To:ストーンサーバント
木偶のくせに、的確に攻撃するわね(苦笑)

 メルディスは、ユウルとクラウディアの武器に魔法の炎を付与する。
 それは、あたかも冒険者達の心の怒りを宿したかのように燃えさかる。
 レインボー・ヘクサの心をのせ、クラウディアのマトック振り下ろされた。
 その炎が、ダークエルフの身体を深々と貫く。

■ ダークエルフ To:おおる
仲間達よ、俺は復讐を果たせなかった!
情けなき同報を許してくれ!

……くっ、……まさか、人間がここまでやるとはな……。
見くびりすぎていたと言うことか……。
貴様らに、不幸あれ! あのエルフ共共々、邪悪なる神々の苦しみの寵愛を受けるがよい!
俺も、一足早く、あの世で待っているぞ。


 何が起こったか分からないと言う顔をしていたダークエルフは、口から多量の血と厭詛を吐き散らしながら、その場に崩れ落ちた。
 あーあ……あっけない。

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