チャダイ村 入り口 |
木々が途切れると、そこに唐突に村が現れた。
どうやら、ここがチャダイ村であるらしい。
■キャンドル To:ALL |
とりあえず、到着かしら? 情報が正しければ、ここがチャダイ村で良いいのよね。 |
キャンドルが村を見渡すと、全戸20程の小さな村。
村の入り口に、狩人風のおやじど農夫風の青年が立っていた。
■フィリス To:キャンドルさん、付近の人 |
そのはずですけど…えーと。 あ、すみませ〜ん。こちらはチャダイ村でしょうか? |
■ 狩人風 To:フィリス |
そうだけんどもよ……おめぇら何のよう……!! おんめぇ! やっぱりおめぇらの仕業だっぺ! |
■キャンドル To:独り言 |
やっぱりって何よ、やっぱりって(苦笑) |
■ 村人 To:村中 |
おおい! 助けてくんろ! ついに攻めて来たっぺよ! |
農夫風の男の叫び声に、家々からがっしりとした体格の男衆が次々と現れ、冒険者達を取り囲もうとする。
■キャンドル To:独り言&ALL |
これだけの綺麗どころを目の前に、無粋な歓迎ねぇ。 |
■ メルディス To:村人 |
ついに? 俺達がここに来るのは初めてなんですがね? |
■ フィリス To:村の方々 |
!? あ、あの…すみません、何か勘違いなされてませんか? 私達、銀の網亭のマスターに頼まれて、こちらの様子を見てくるように頼まれた者なんですけどー…。 |
■ 狩人風 To:フィリス |
銀の網亭だと? う、嘘つくでねぇ! エルフの言うことなんか信じられっか! |
■ フィリス To:狩人っぽい人 |
!? |
■キャンドル To:フィリス |
フィリス、えらい嫌われ様ね。(苦笑) |
■ クラウディア To:村人 |
……女ばかりで攻めてくるってのは、めずらしいとは思わないかい? あんたがたの様子を見ると、マスターの心配もあながち間違いじゃなさそうだ。 ナップさんっていう人はいるかい? |
■ 農夫風 To:クラウディア |
ナップのことさ知ってんのか? ……本当に敵でねぇのか? |
■キャンドル To:農夫風 |
敵なら、さっさと襲って、人質の一人くらい捕まえるわよ。 |
■ リシィア To:農夫風 |
ええ、本当ですよ(^^; 名物のシチューに使うきのこが無くなったからと、様子を見てくるように頼まれたんですけれど……。 ……そうですね、これで信用して頂けますでしょうか? |
村人に説明しつつ、マントを脱いで、首から下げたマーファの聖印をみせる。
■ 村人 To:リシィア、村人 |
こりゃ、確かにマーファ様の印だべ。 |
冒険者達の言葉を受け、村人達の間に動揺が走った。
その時である。
■ かなりの爺 To:おおる |
何事じゃ! |
■ 村人 To:村長 |
村長! いやよぉ、こいつらが、いきなり村に来てよぉ。 あいつらの仲間かと思ったら、銀の網亭から来たって言ってよ。 |
何言ってるかわかんねぇよ。
■ 村長 To:村人 |
そうか、なるほど。 |
何が、なるほどなんだ?(^^;
■ 村長 To:おおる |
つまり、敵ではないと言うことじゃな。 |
■ リシィア To:村長 |
敵……とは穏やかでは有りませんね。一体、何があったんでしょうか? 宜しければ、話して頂けませんか? 私達は冒険者ですから、場合によっては何かお力になれるかも知れません。 |
■ 村長 To:おおる、村人 |
ふむ。 確かに、力になって貰えるかもしれんな。 詳しい話は、儂の家ででも聞いて貰おうかの。 |
■ メルディス To:村長 |
なにか知りませんが勝手に人を「敵」呼ばわりしておいて力になってもらえる・・ですか。 まぁ、話ぐらいは聞きますよ。 (やれやれ、結局そう簡単には終わらないわけか(苦笑)) |
■ 村長 To:メルディス |
いや、申し訳ない。 その事は謝ろう。 |
そのメルディスの目の前で掌を裏表させながら、
■キャンドル To:メルディス |
割の良い仕事が貰えるなら掌2,3回ひっくり返されるのくらい平気よ。(微笑) |
■ 村長 To:おおる |
無論じゃ。 きちんと報酬は出すぞ。 |
■ メルディス To:キャンドル、村長 |
俺は何事もなくキノコだけもらえる方がいいですけどね(苦笑) ・・・分かりました。 ここに居ては、いつこの方々に襲われるともしれませんし・・。 あなたの家で話を伺いましょう。 |
■キャンドル To:メルディス&フィリス |
良いじゃない、厄介事は、私等の糧よ。 それに、フィリスは身の潔白を証明しなきゃね。(微笑) |
村長は、冒険者一行を案内して自分の家へと向かった。
村人達も、不承不承と言った雰囲気でついてくる。