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Sword World PBM #64
モノクロームの吐息 |
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マーファの礼拝所 |
ウェストンは、3人が出ていくのを見送ると、ヘルムンスの方に向き直る。
■ウェストン To:ヘルムンス |
それで、君はどうするのかね? |
■ヘルムンス To:ウェストン |
もうしばらくしたらルゥミアさん達も戻ってくるでしょうから、それまで待たせてもらうことにします。 ・・・どうも寒いのは苦手ですから。(苦笑) |
グラスに残ったワインを一口すする。
■ヘルムンス To:ウェストン |
・・・先ほどもいいましたが、私の故郷の村も閉鎖的なところでしてね。 皆と違う姿や考え方を忌み嫌うようなところが嫌で村を飛び出して、もう何年にもなりますが・・・オランに出て、オランやほかの地の人間たちとともに魔法や学問を学んだり冒険をしたりしていると、時々自分自身も十分エルフの村の閉鎖的な考えにしっかり囚われているってことに気づかされるのですよ。 |
無意識のうちに、ヘルムンスの左手は懐の上 − その中にはダークエルフの末期の血を吸った短剣が収められている − を触っていた。
■ヘルムンス To:ウェストン |
話題を変えましょう。(^^; そもそもこの依頼には「魔法に詳しい方」という条件がついていたのですが、ウェストンさん自身は魔法についてどれくらいの知識がおありなのですか? |
■ウェストン To:ヘルムンス |
ゼロだ。原因不明のことがあればそれは魔法かもしれないというくらいの知識しかない。 そもそも私は神聖魔法も使えんのだよ、娘の方は多少素質があるみたいだがね。 それにしても寒いな、もう少しワインを持ってこよう。 |
■ヘルムンス To:ウェストン |
あ、すみません。お気を使っていただいて。(^^; |
そしてしばらくして、セリンに食事を持って行っていたルゥミア達が帰ってきた。
■コリューン To:ヘルムンス&ウェストン |
ただいま〜☆ あり? みんなは〜(?_?)?? |
■ヘルムンス To:コリューン、アンリ、ルゥミア |
酒場のほうへ行っていますよ。 酒場にいる怪しげな男に聞きこみにいきました。 そちらのほうはどうでしたか? |
■コリューン To:ヘルムンス |
収穫ゼロだね★ セリンちゃんってば警戒心丸出しで、全くお話出来る状態じゃないんだわ。 地下室にこもりっぱなしだしサ。 ま、お父さん達が殺されちゃったんじゃ、しょうがないけど。 |
手短に、ダロン邸や地下室の様子などを説明する。
■アンリ To:ヘルムンス |
ほらほら見て〜!!雪ウサギ〜!! 帰りに作りながら帰ってきたんだよ♪ |
アンリの方は報告もへったくれもなく遊びにはしっている。
■ヘルムンス To:アンリ |
これこれ、部屋の中にそんなものを持ってきたら溶けてしまうじゃないですか。 玄関の外のところにでもおいておきなさい。 |
なんだかヘルムンスまで言うことが保護者じみてきたようである。
■アンリ To:ヘルムンス |
は〜い!じゃ、玄関の外に置きに行こっと♪ あ、でも普通に置いたらヨジデー(雪ウサギの名前)が 雪に埋もれちゃうし、だからと言って埋もれないところに置いたら ギャスパーにヨジデーが踏まれちゃうかも・・・ |
本人的には真剣に悩みながら玄関にかけて行く。
■ヘルムンス To:ルゥミア |
まぁそれはともかく、だいたいセリンさんの様子は分かりました。 ・・・彼女にいままでにご飯をもっていったときに、誰かと話していたり何かを隠していたような形跡はありませんでしたか? |
■ルゥミア To:ヘルムンス |
いえ、いつも何も話してくれませんから、何とも……… |
■ヘルムンス To:ルゥミア |
そうですか・・・。彼女が何か手がかりを握っているという気はするのですが。 |
■コリューン To:ヘルムンス |
ンス〜は、なんか収穫あった?ボケ〜っとワイン飲んでたわけじゃないんでしょ? |
■ヘルムンス To:コリューン |
うーん・・・実のところ、ただワインを飲んでいたのとそうは変らない状態かもしれませんね。 こちらもあまり情報を得られてはいません。 |
コリューン達が出ていってからの質問内容をかいつまんで説明する。
■アンリ To:ALL |
う゛〜寒かった〜 |
パタパタと足音を立てて玄関から戻ってくる。 そして、暖炉の前を占領して手を暖めはじめる。
■コリューン To:ヘルムンス&ALL |
・・・ん〜・・って事は、魔法は関係ない可能性もあるって事?わけ分かんないにゃ〜★ あ、それからサ、セリンちゃんの事なんだけど、確か神聖魔法に気持ちを落ち着ける魔法があったでしょ? この魔法をかけながら聞いてみるっていうのは、どうだろ? |
■アンリ To:コリューン |
かけさせてもらえるかは別問題になりそうだけどね♪ 人が近づくの嫌そうだったもんねぇ♪ |
■コリューン To:アンリ |
それが問題なんだよねぇ。力ずくっていうのも乱暴だし★ |
■ヘルムンス To:アンリ&コリューン |
そうですか・・・。ともかく、明日皆でもう1度様子を見にいってみたほうがいいですね。 私としても、その異様に寒かったという地下室がどうも気になります。 |
ルゥミアのほうに向きなおって
■ヘルムンス To:ルゥミア |
ルゥミアさん。セリンが昔好きだったものとか、今まで反応を示してくれた物とか言葉とかはありますか? |
ヘルムンスの問いに、ルゥミアは少し考えた後、首を横に振った。
■ルゥミア To:ヘルムンス |
いえ、特に… |
■コリューン To:ヘルムンス |
反応って言えば、ダロンさんの物に触ろうとしたら凄く嫌がってたにゃ★ あれって、何かあるのかな〜(?_?)?? |
■アンリ To:コリューン |
どろぼうだと思っただけなんじゃないのカナ? うに〜・・・確かにオレ、どろぼうさんだもんなぁ・・・。 |
■ヘルムンス To:アンリ |
どろぼうさんと私たちのいうシーフとは、ちょっと違いますよ。 気にやまなくてもいいです。 |
アンリのあたまを手のひらでぽん。と軽くたたく。
■ヘルムンス To:アンリ&コリューン |
しかしその件はちょっと気にはなりますけど・・・ 何か特別なものがそこにあったってわけではないですよね? でしたら、「思い出に手をふれてほしくない」とかそういう想いがあったのかもしれませんね・・・。 |
■コリューン To:ヘルムンス |
何か特別な物があるかどうか、ンス〜に見てもらいたかったんだけどね。 でも、お父さんの物に触るなって言うのが普通なのかも。 そこら辺の気持ちは、私には分かんないや★ |
肩をすくめた後、玄関の方を見て
■コリューン To:ALL |
それにしても、スパ〜君達、遅いねぇ。例の怪しげな男に会えたのかな〜? |
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