SW-PBM Scenario #61B 目次

パーティ専用個室


銀の網亭個室

 パーティ結成後、個室に集合した一同。
 馴染みの顔も初顔合わせもあり、話題には事欠かない。
■おやじ To:ALL
とりあえず、追加で注文があるようなら言ってくれ。
お前さん達なら、ここのやり方にも慣れているだろうからとやかく口出ししないですむよ。

■カナル To:おやじ
それじゃ、適当に酒とつまみ……それにジュースをお願いするよ。
急ぎの仕事でも請け負わない限り、この宴会は辞められないからな。

■アフル To:カナル
そだね、やっぱり、これが無いと、パーティを組んだって気がしないね。

■おやじ To:ALL
酒とつまみとジュースだな。すぐ持ってこよう。
それじゃ、ゆっくりやってくれ。

■ヴィクトール To:おやじ
あ、オレのジュースはオレンジねー!

■アスタルテ To:おやじ
あ、ボクもオレンジジュースぅぅぅぅぅ。

■おやじ To:ヴィクトール、アスタルテ
OK。すぐ持ってくるよ。

 おやじが出て行った所で、ソフィティアが口火を切る。
■ソフィティア To:ALL
 注文も終わったことだし、料理が来るまで自己紹介でもしない?今回初めて組む人もいるしちょうど良い時間つぶしになるわ。

■アフル To:ソフィティア&ALL
うん、それじゃあ、俺からするね。
俺は、アフル。
精霊使いだし、それなりに槍も使えるから一応、精霊戦士って事になるのかな。
この中でまだパーティを組んだことが無いのはアスタルテさんだけだよね。
って事で、よろしく。

■アスタルテ To:アフル
うん、よろしく。

■カナル To:おおる
俺は、カナルだ。
魔術の腕はちょいとしたものだぞ。
アフルとヴィクター以外は初めての顔合わせだな。

そうそう……。


 カナルは窓に近寄り、おもむろに開ける。バサバサと重い羽音をさせて、向かいの屋根に止まっていたミミズクが飛んで来た。
■カナル To:おおる
こいつは、ミネルヴァ。
いわゆる使い魔って奴だ。
よろしくな。

■ヴィクトール To:カナル
わぁ〜、カナル兄ちゃんの使い魔、なんか顔のおっきい鳥さんだ。
いーなーいーなー。格好いいな〜。

■ソフィティア To:ALL
次はわたしかな?ソフィティア・オールドです。見てのとおり戦士よ。最近はかなり腕も立つようになってきたから期待してね。そうそう、ソフィーってみんなからは呼ばれてます。よかったらそう呼んでもらっても良いわ。

■アトール To:ALL
何人かは一緒に冒険もしたことがあるけど、俺はアトール。
改めてよろしく。
家族も出来たことだし、今回の冒険を終えたらしばらくは休もうと思ってる。
是非とも、いい仕事をしようぜ。

■ソフィティア To:ア・トール
家族ってことは……結婚したんだ。おめでとう(^^)

■ヴィクトール To:ALL
家族かぁ〜・・・。じゃあ次はオレの番ね。
えっと、みんな一度は一緒に冒険したことある人ばかりだから、改まって挨拶するのもなんか照れ臭いけど。
名前はヴィクトール・ディスブランド、一応マーファ神官だから怪我したときとかはオレに任せてね。
最近の趣味はケンキュー(?)で将来の夢は立派な魔術師になることー。
リッキーも相変わらずだよー。

 相変わらずと評されたリスザルのリッキーくんは確かに相も変わらずはしゃいでいたりする。
■カナル To:ヴィクター
勉強は続けてるのか?
……そうだな、本気で魔術師になりたいなら、師匠になってくれそうな導師を紹介してやっても良いぞ。

■ヴィクトール To:カナル
えっ、カナル兄ちゃん!それホントにホント?
ホントなら絶対紹介して欲しいっ。魔術師になるのがオレの夢だもん、本気に決まってるよ。

 キラキラと瞳を輝かせるヴィクター君。
■アフル To:カナル&ヴィクター
カナルが引退するんだったら、カナルが師匠になるってのは?(笑)

■カナル To:アフル
おいおい、引退するって言ったって、冒険者を、だぞ?
かび臭い部屋に押しこもる気はないぞ。
それに、俺じゃまだまだ師匠になるには力が足らないさ。

■ヴィクトール To:カナル&アフル
オレは教えてくれるならカナル兄ちゃんでも良いけどな。
ところでカナル兄ちゃんって冒険者やめちゃうの?やめた後はどうするの?

■カナル To:ヴィクター
まぁ、色々と調べたいことがあってな。
取り敢えずは賢者の学院で研究に勤しむつもりだ。
と言うわけで、事と場合によっちゃ、ヴィクター達に仕事を依頼することもあるかもな。

■ヴィクトール To:カナル
ふぅ〜ん、そうなんだ〜。うん、研究って楽しいもんね。
遺跡とか魔法の道具とかの依頼ならオレ大歓迎だよ。楽しみにしてるね。

■アスタルテ To:ALL
じゃあ、ボクが最後だね。
ヴィクトールはお久しぶり、他のみんなは初めまして。
ボクはアスタルテ。アスタでいいよ。
勇者を目指すマイリーの神官戦士で〜す。
よろしくね。(は〜と)

って、ヴィクトール、どう、どう?
ちょっとはおちついたおとなのおんなって感じになったでしょ。


 ヴィクトールはそんなアスタルテをじぃぃーっと見つめてしばらく悩んだ。
■ヴィクトール To:アスタルテ
う〜ん、え〜っと・・・・・・あっ!背が少し伸びた?

■アスタルテ To:ヴィクトール
違うわぁ!!(すぱ〜〜ん!)

 彼女が聞いたのは多分そーゆーことではない。

 アスタルテのツッコミが決まった所で、部屋の扉をノックする音が聞こえた。おやじだ。
■おやじ To:ALL
お待ちどうさん。酒とつまみとオレンジジュースだ。
酒はエールとスピリッツを持ってきたから適当にやってくれ。つまみはとりあえずオニオンリングフライとクラッカー、チーズとポテトサラダな。

■ヴィクトール To:おやじ
はーい、ありがと〜。

 ヴィクトールはオレンジジュースを受け取った。リッキーの為にチーズだのクラッカーだのを小さくして渡しておく。
 代金は誰持ちなの?とかいう心配は多分していない(笑)
■ヴィクトール To:ALL
そういえばさ、もうリーダーって決まってるの?
声かけられたの最後の方だったからよく分からないんだけど〜。

■ソフィティア To:ヴィクトール
そういえば、まだそういう話しはしてなかったわね。まだ決まってないんだけど……。

■アフル To:ソフィティア
そうだね、誰がいいかな…

 と、カナルやアトールの方を見る。
■アトール To:ALL
これだけのベテランメンバーが揃ったパーティだ。
リーダーなんて誰がやったって、他のみんなで十分カバーできるな。
誰もいなけりゃ俺でもいいけど・・・

■ソフィティア
私やってみようかな……。

■アトール To:ソフィー
お、ソフィーやるか?
ソフィーなら一緒に冒険もしたことあるし、反対する理由は何もないぞ。
賛成に1票(^^)

■カナル To:独り言&ソフィー
(俺達の前のリーダーも、女(?)だったな。
 そう言う縁があるのか?)

別に、俺は構わないぞ。


 女(?) とはもちろん、かの有名な DreamWeavers のリーダー、イスカのことを指している。
■アフル To:ソフィティア
うん、俺もソフィーで良いと思うよ。
リーダーをやるのって結構冒険者としても良い経験になると思うしね(^^)

■ソフィティア To:ALL
初めてで至らないところもあると思うけど、そこらへんはみんなでサポートしてくれると嬉しいな。

それじゃぁ、ちょうど飲み物そろったところだし景気付けに乾杯ましょう。

■アスタルテ To:ALL
じゃあ、新しいリーダーにかんぱ・・・ん?

 そのとき一同は、何やら階下が騒がしいのに気がついた。
■カナル To:おおる
なんだ?
出入りか?

■ソフィティア To:カナル
ここに押しこむバカはオランの人間にはいないと思うけど(^^;

■アフル To:カナル
この銀の網亭にかぁ。
勇気ある挑戦だね(笑)

■カナル To:ソフィー、アフル
まぁ、ここは、この界隈でもっともそう言うバカが集まってる場所でもあるしな。

■ヴィクトール To:
・・・??

”でいり”って・・・何?などと思いながら乾杯前にオレンジジュースに口を付けるヴィクターであった。

しかしどうもこの騒ぎは「出入り」では無かったらしい。続いて扉を通しておやじの大声が聞こえて来た。

■おやじ To: ALL
 危険に立ち向かう勇気のあるヤツはいないか!

近くの村が妖魔に襲われてるらしい。誰かひとっ走り偵察に行ってくれる奴はいないか!

その後は、水を打ったように静まり返っている。
■カナル To:おおる
嫌だ嫌だ、世の中物騒だな。

■アフル To:カナル
うん、でも、面白そうじゃない?
話だけでも聞いてみようよ。

■ソフィティア To:ALL
まわりの部屋はドンチャン騒ぎで聞こえなかったのかなぁ(^^;
おじさん(おやじ)があんな大声だすのも珍しいし、ちょっと皆で下に行ってみない?

■アフル To:ソフィティア
うん、怒ってる時以外であんな大声を出してるのを聞くのってはじめてかも(笑)

アフルとソフィティアは連れ立って下に降りようとする。
■カナル To:ソフィー、アフル
全く、お前さん方は、気が合うというか似た者同士というか……。
片方が、ストッパーにならないと今後が恐いぞ(苦笑)

『騒ぎあるところ、飯の種あり』ってことか?
俺としては、『命あっての物種』って言葉の方が好きなんだがな。


■ソフィティア To:ALL
危なすぎる話しならわたしだって乗らないわよ、まだやらないとならないこともあるんだし(^^;
とりあえず下に下りて話しを聞いてみようと思うんだけど来る人は一緒に来てくれないかしら?
乾杯はその後にしましょう。

■カナル To:おおる
(リーダーって言うのは、なんで皆こう言う性格かね?
 いや、こういう性格だから、リーダーなんかやろうと思うのか……)
オーケー。
それじゃ、行ってみようか?

■ヴィクトール To:ALL
ん、みんなで下に行ってみるの?んじゃオレも行く〜。
ソフィー姉ちゃんじゃないけど、さっきのやっぱり気になるしね。

■アトール To:ALL
俺は親父が大声で叫んでいるように聞こえたのは、この部屋に向かって叫んだからだと思うぞ(^^;
他のパーティーは大方依頼を決めてしまっていて、受けられそうなパーティーが俺達しかいないから、こっちに向かって叫んだんだろ?きっと(笑)
ま、話を聞くのに異存はないけどな(^^;

■アスタルテ
(みんなが部屋から出て行くのを尻目に・・・)
んんん、これよこれ! これこそが私の求めていたものよ!
やっぱりこれが正義の行い、勇者のお仕事よね!
ふ・ふ・ふ・・・ 燃えてきたわ。
がんばるのよアスタルテ、正義は我に有りよ。
アスタルテ、ファイト!!(思わずこぶしを突き上げるアスタであった)

さあ、私も速く下にいこ〜と♪(スキップ、スキップ)


各人各様な感想を胸に、冒険者達は乾杯を後回しにして部屋を出た。



連絡先:とよた
E-mail:toyota@t3.rim.or.jp