Scenario #56
鏡の中の鏡


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遺跡内部 鏡の間
■ イスカ To:All
 そういえば・・あの魔法使いの姿が見えないな。
 今はふたりをもとに戻すので慌てていたから気がつかなかったけれど、いったいどこに消えてしまったんだろう?

■ ティトル To:イスカ
 魔法使い?カナルさんじゃなくてですか?

 分裂している間に出てきた爺さんだから。ティトルは確かに見えてない。
 そんなイスカの声につられたのか。それとも、ティトルの為なのか。
 部屋の奥より爺がまた現る。
■ 爺 To:ALL
下位古代語:
 おろ。なんじゃ、無事元に戻せたようじゃのぉ。
 せっかく奥からいいもんを持ってきたのじゃが‥‥‥必要なかったようじゃな。

 と、飄々と笑っています。
■ ティトル To:じじ
 わぁっ!ビックリしたです〜っ。
 おじーさん、透けてますよ?

 元気そうなおじいちゃんなのに、なんで向こうが透けているのだろう??
 どうやらティトルはレイスであると気付かないようだ。
■ カナル To:爺
下位古代語:
 ええ、なんとか。
 それで、良い物とは?

 と、ちょっとその物が気になるカナルと、対応が相対的なバティの反応は、
■ ジャン=バッティスタ To:じじい
下位古代語:
 誰だ、お前?
 まっ、貰えるもんがあるなら、遠慮なく貰っとくぞ。

■スレイ To:バティ、おおる、マハートマ
 ここを造った人みたいですよ。

下位古代語:
 おかげさまで彼女らを戻すことができました。ありがとうございまず(^^)

■ 爺 To:ジャン=バッティスタ&カナル
下位古代語:
 ん?わしか?わしはマハートマというたんなる爺じゃよ。
 持ってきたものか?それはな‥‥‥ほれ、この鏡カバーじゃ。
 奥の部屋にしまっておったのを忘れていての。急いで取ってきたんじゃが‥‥‥大丈夫だったようだのぉ。
 ほれ。こうしてかけて‥‥‥おまじないをしかければ。ちっとやそっとじゃはずれんじゃろうて。
 しかし、カバー‥‥誰が外しておいたんかのぉ‥‥‥。危ないからちゃんとかけておくようにいっといたんじゃがのぉ‥‥

 と、薄い紗の布を分身の鏡にかけ、いくつかのコマンドをとなえる爺――マハートマ。
 これで鏡は大丈夫なのだろうか?
■ ティトル To:じじ
 むぅ…おじーさん何言ってるかさっぱりですねぇ…。

 どうやら下位古代語が判らぬようす。皆も喋っている言葉だってちんぷんかんぷん。
 それでは‥‥ということで。以降下位古代語が判るメンバーが逐一通訳して話を進めていく事にしたらしい。
■イスカ To:マハートマ
 これで不用意な冒険者が増えすぎるのを防げますね。
 ところで、あなたは鏡の研究がご専門なのですか?

■ マハートマ To:ALL
下位古代語:
 ん。いかにもわしは鏡が専門じゃ。
 じゃがな、鏡以外にもこの遺跡にあるほとんどの物はワシの発明によるものが多いんじゃぞ。
 多少は魔法に頼って物を出すのもあるんじゃが‥‥発明により、より便利に生活できるものもいくつかはある。
 ‥‥‥‥まぁ、魔法が使えれば。さほど重要ではないと、皆には言われたがのぉ‥‥

 最後の方は少し寂しそうな声となっています。
■ イスカ To:マハートマ
 より便利に生活できる発明品とは、たとえば食べ物を出すテーブルのような?あなた方のようには魔法を使いこなせぬ我々にとってみれば、ああいったものは非常に価値のあるものですよ。特に、ジャンク屋を開きたいと思っているような人にとってはね。

■ マハートマ To:イスカ
下位古代語:
 ふむ‥‥そうか。おまえさんは優しい子じゃのぉ。
 前はそんな事を言ってくれるものなどおらんかったよ。
 わしが遠見の筒を作ったときも、呪文のほうがよ〜わかるわいと言われたりのぉ‥‥‥‥

 なんか。縁側でしみじみと昔話を語り始めるおじいちゃん風になってきました。
 しばらく。くどくどと喋っています。(^^;
■ マハートマ To:ALL
下位古代語:
 わしものぉ‥‥そう遠くはないと思っておるんじゃが‥‥
 ほれ。今回のような事がたま〜に起こるからのぉ‥‥。そうそう逝く事もできんのじゃ‥‥

 どうやら。この遺跡に置いてある物を心配するあまり、レイスになってしまったようです。
■ カナル To:バティ、ティト
 ならば、誰かがしっかりこいつらの面倒を見てくれれば、この爺さんも安心てことか?

 ちら、と二人を見る。
■ ティトル To:じじ&カナル
 あっ!ハイハイー。
 あっちの方にあったのとか、うーんとイロイロ。 ちゃんと見てたら貰ってもいいですか?全部は無理かもだけど…
 でも面白そうなの沢山でしたよ〜

 カナルの視線に元気よく手を挙げる。
 がらくた倉庫にあった物だって。魔法の使えないティトにとっては面白い物ばっかりさ♪
■ マハートマ To:ALL
下位古代語:
 ほほぅ‥‥これまた元気なおなごじゃのぉ。
 ‥‥して、この子はなんといっておるんじゃぁ?

 どうやらボケの症状か。蛮族などとはちぃとも考えてないらしぃ。
 そんな爺の為に、カナルが間にたち通訳を。
■ マハートマ To:ティトル
下位古代語:
 ん‥‥‥なるほどのぉ。わしが作ったものを「おもしろい」とゆうてくれるかのぉ。ほんに嬉しいのぉ‥‥

 と、顔をほころばせて喜ぶ爺。
 よほど誉められた事がなかったのでしょうか。
■ ティトル To:じじ&カナル
 なんだかいろいろ仕掛けがあって面白いです〜
 きっと、皆に見せても面白いって言うと思うですよ。

 とのティトルの言葉に、目を細めるマハートマ。
■ マハートマ To:ティトル
下位古代語:
 持っていくのは構わんが‥‥‥‥だいぶ量があるでのぉ?お嬢ちゃん、一人で持てるかのぉ?

■ ティトル To:じじ&カナル
 う…全部は…無理ですかねぇ……んじゃぁ、んじゃぁおじーさんのオススメの発明品がいいですっ!
 ここにいる…んと…8人…じゃないや6人で運べる分だったらもらっていってもいいですか??

■ カナル
(! 俺も人数に入ってるのか!?
 重い物はもたないぞ……)

 などと内心びっくりしているカナル。しっかりティトルにとっては”荷物運ぶ要員”として含まれていたりする(笑)。
 そのままの勢いで、メディアとマートまで数に入れてしまいそうになる‥‥が‥‥DWのもてる分ということで自分の中で納得したり。
 いいって言ってくれるかな?と、ティトル、期待を込めた眼差しで爺を見てたり。
■ マハートマ To:ティトル
下位古代語:
 ふぉっふぉっふぉ。
 何も一度に運ぶのにこだわらねば良いのではないのかのぉ?
 それとも、お前さんが住んでいる場所は、もう二度とここにはこれぬぐらい遠き場所なのかの?

 と、くっくっく‥‥と笑いながら言っています。
 暗に『何度取りに来ても良い』と言っているようです。
■ ティトル To:じじ
 ホントですか!じゃぁ、今回はとびっきりだけもっていくです! んで、んでまたいろいろ取りに来るです。

■ マハートマ To;ティトル
下位古代語:
 お嬢ちゃん‥‥‥おまえさん、蛮族じゃろ?先ほど神の力を借りていた嬢ちゃんもな。
 こちらのお兄さん方はわしらの言葉を喋れるようじゃが‥‥‥額にあるはずの魔術師の証は付いてはおらん。じゃから‥‥もしかしてこちらの方々も蛮族‥‥‥なのかのぉ?どうやらわしがいた時代と‥‥だいぶ時間が経ってしまったようじゃのぉ‥‥

 ほれ。幾人かいたわしの弟子達の姿も見えぬし。わしのペットの犬の姿も見えぬ。
 ‥‥なぁ。正直に言うておくれ。
 王国は‥‥滅びたのかのぉ‥‥

 その声は少し寂しげです。
■ スレイ To:カナル
 ‥‥‥(−−;

 そのマハートマの発言に。「どうしましょうか?」という視線をカナルに送るスレイ。その隣で、
■ ティトル To:じじ
 うにゅ〜。
 ……んと…。

 古代王国なんて昔話くらいの程度しかしらないティトルは、また別の意味合いを込めて目線でカナルに助けを求める。


 少し。沈黙の時が過ぎる。
■ カナル To:マハートマ
下位古代語:
 ……滅びました。
 もう、かなり以前のことです。
 当時を知る者が……その孫ですら全て死に絶えて久しいほどに。

 過ぎたる力は、人々に必ずしも幸せを呼んではくれなかったようですね。


■ マハートマ To:カナル
下位古代語:
 そうか‥‥‥

 ある程度予想していたのか。それほどの落胆は見られません。
■ イスカ To:マハートマ
 魔法に長けた王国はすでにありませんが、この地上には今、活気に満ちた新しい世界が広がっています。そこではこれら魔法の品々が珍重され、賞賛と感嘆のまなざしを浴びるのです。
 もちろん、その作り手であるあなたにも、人々の喝采が惜しみなく降り注ぐことでしょう。

■ マハートマ To:イスカ
下位古代語:
 ふむ‥‥‥‥
 そこの‥‥森のお方。
 わしがつくっておいて言うのもなんじゃが。
 魔法の品々に‥‥あまり頼るのはよぅないぞ。
 わしは。ちぃと‥‥‥そう。ちぃとだけ誉めてもらいたかっただけじゃ。
 ‥‥‥賞賛は‥‥‥ほれ。この身で受けても‥‥しかたがなかろう?
 じゃが。
 おまえさんの言葉は。ありがたくうけとっておくよ‥‥。

■ イスカ To:マハートマ
 そうですか。私はただ・・。
 おかしなものですね、はるかな時をすごしていらっしゃるあなたに向かって、「誰にも誉めてもらえずにひとりきりでさみしそうに見えたから」などと言うのは・・。

■ マハートマ To:イスカ
下位古代語:
 ふぉっふぉっふぉ。
 確かに寂しいといえば寂しいかのぉ。つい先ほどまで転寝しておったら、飼い犬もなにもかもが居なくなっておるからのぉ。
 じゃから‥‥

 と、ティトルに向き、
■ マハートマ To:ティトル
下位古代語:
 さて。
 わしの知っている王国が無くなり。わしが知っておる者も居なくのうてしまったのぉ。
 わしが作った‥‥製品達も。もうわしが守っておってもしかたがない‥‥‥かもしれんのぉ。
 じゃからな。わしがここに居って、このまままた居眠りと共に製品達も眠らせておるよりは。嬢ちゃんが持っていってもらったほうがよいと言うことじゃ‥‥

■ ティトル To:じじ
 はい(^-^) じゃ、おじいさんが安心できるようにちゃぁんと見てますねっ。 あーでも私だけだと……。

 と、カナルより視線をバティに移動‥‥一緒に発明品の管理してほし〜な〜‥‥と。その瞳は訴えている。
 その目に、かるく頷くバティ。
 通常の人よりもお金を持っていて、かつ、不思議なアイテム好きな連中の為に。彼らはその橋渡しをするのであろう。
■ マハートマ To:ALL
下位古代語:
 ふぉっふぉっふぉ。
 なら決まりじゃの。
 ま〜‥‥わしもいつまでもいてもつまらんからのぉ。このまま消えるとするかのぉ。

 ‥‥‥そうじゃ。
 嬢ちゃん達が来るとわかっておって。でも、他の連中が来たりするのはちと嫌じゃから‥‥
 入口に。ワシが最後のお呪いをしかけておくとするかのぉ‥‥

 と、そのまま入口に向かってすっ‥‥と進む爺。
■ ティトル To:じじ
 はぇ…消えちゃいました…。

■ スレイ To:おおる
 最後……ですか。はてさて、何を見せてくれるのでしょうね…。

 冒険者一行は、その後を追い入口に向かう──メディアは、ちゃんとマートが抱きかかえて運んだのだが──。
■ マハートマ To:ALL
下位古代語:
 さてさて。
 この入口に。ちぃとやそぉとでは破れんお呪いを仕掛けるとするかの。 じゃが、嬢ちゃん。おまえさんにはその内緒な言葉を教えておこう。
 ここの入口について。他の誰にも聞かれぬように、こしょこしょっとつぶやけば扉は開くし、ごにょごにょっと囁けば扉にまたお呪いがかかるようにしておくからの。

 開ける時のお呪いは『開け☆私の鏡の迷宮』、閉じる時のお呪いは『閉じて☆私を映す鏡』じゃ。
 ポイントは『☆』じゃからの。忘れないようにな‥‥

■ ティトル To:じじ
 んと、『☆っ』ですね〜わかりました〜。

 間違えちゃイケナイ秘密の言葉。
 ちゃぁんと復唱、大丈夫かティトル?


 一行が入口より出ているのを確認したマハートマ。
 遺跡内部より‥‥‥お呪い‥‥呪文を唱え始める。
 深く集中しながらの魔法。ゆっくりと扉が閉まると同時に。ゆっくりと鍵がかかると同時に。
 鏡の迷宮制作者の。その姿もゆっくりと‥‥迷宮の闇の中にと溶けていった。
■ ティトル To:じじ
 おじーさんの発明品はちゃんと…見てますね(^-^)

 その言葉は。ちゃんと爺‥‥マハートマに届いたのだろうか‥‥。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp