次に来るは『展示室〜食物〜』の部屋の前。
　はてさて。いかなる風にするのやら。

　何の気無しにノブをひねろうとするスレイ。
　しかし、ノブは回れど扉は開かず‥‥

　と、ぶつぶつ文句を言いながらアンロック。

　ぶつぶつ言いながらも仕事をこなす魔術師。
　かちゃ‥‥という音と共に。カナルは扉を開けた。

　部屋は10m×10mの大きさで、部屋の真中にぽつん‥‥と小さなテーブル付の椅子があるだけであった。

　疑問符いっぱいなティトルに対し、カナルは簡単な説明を――自分で思ったことも混じってはいるが――説明した。

　好奇心満タンなティトル嬢を。はたして誰か止めるのか？（止められなかったら座るのこと）

　と、慎重なリグに対して。

　同じく好奇心あふれる二人の言葉に。すっかり座る気満タンだったり。

　はたして。どんな食物がでてくるのだろうか？？

　「おれさまちゃん」についての物語は。シナリオ２８魔法使いのごみ箱参照の事。

　とか言いつつ、いろんなトリ料理を思い浮かべつつ座る。　(ハーブ焼きに始まりトマト煮やらなにやら…)
　さてさて‥‥どんな料理が出現するのか！？

　ティトルが座ったその椅子に。なにやらもやもや煙が立つ。
　そのもやが収まったころ‥‥ティトルの目の前にとても香ばしい香りを放つ鳥の丸焼きが現れた。

　と、いいながらもその手は既にトリさんつかみ、口へと運ぶ途中であった(笑)
　はくっ☆むしゃむしゃ‥‥ごっくんと。
　飲み込むトリさんのお味は？と言うと‥‥‥
　‥‥‥
　とてもじゃないが食べれるシロモノではなかったようだ(;;)

　口に運んでいたトリさんを、そのままテーブルの上に残して。
　がっくりと椅子から降りるティトル嬢。
　そのダメージは計り知れない。

　これこれ。何を考えておるのかや？(笑)

　一行は部屋を後にした。