遺跡内部〜扉の前 | Scenario #56 |
鏡の中の鏡 |
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遺跡内部 扉正面 |
ぼやくバティの後で、カナルは何かに気付いたようだ。
その「何か」を確認すべく、己の分身たる使い魔ミネルヴァを扉の正面付近まで近づかせる。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル |
なんでえ、気になるモンっつーのは? |
■スレイ To:カナル |
確かに。入り口にあった扉とさほど変わりがあるように思えませんが? まぁ違いといえば少し細かい模様になっていることですかね? |
■ カナル To:おおる |
なるほどね。 こんな文句が書かれていましたよ。 |
扉に書かれて‥‥いや、模様の中にまぎれるようにあるので描かれている、と言った方がより正しいか?
その文字‥‥下位古代語と上位古代語。二つの文字で描かれていた事とは?
右の扉の下位古代語はかく語る。
ここに来るは何者か?
ここを崇高なる迷宮『鏡の迷宮』と知っての事か?
悪い事は言わぬ 早々に立ち去れ
主らの身体が 複数に分裂する前に
立ち去る事を 勧めよう
左の扉の上位古代語はかく語る。
おお 良く来たな
ささ 入るがよいぞ 我が迷宮に
ここにあるのは 我がコレクション
ごゆるりと 堪能されるがよいぞ
一見すると、ただの模様。一見すると、左右対称。
しかし、書かれている文字も内容も、違ったものである‥‥という事を、カナルは気付いた。
■ メディア To:カナル |
まぁカナル様。全く違う事がかかれていますの?? |
■ カナル To:メディア |
さて……わざわざ隠してあると言うことと、二つの言語で異なることを書いている点からも……。 |
■ ジャン=バッティスタ To:ALL |
文字が読めるヤツと読めないヤツの選抜でもしてるつもりか。 めんどくせえ、ちゃっちゃと扉んとこまで行くぜ |
■ カナル To:バティ |
その可能性は有るな。 左右で異なる……一見対象……鏡の迷宮……。 さてさて、気になることは多いが、ここでもたついていても始まらないしな。 |
と、慎重に進むカナルの目の前で、バティはずかずかと扉に近づく。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル |
ふーん、こいつが上位古代語かあ。俺様の知っているのと似ているといやあ似ているのかもしれんが……よくこんなん読めるな。 |
まじまじと扉の文字を見ながら。今度はしっかりと罠を調べるバティ。
扉にへばりついてのその行動も、うまくカモフラージュされているようだ。
罠については、特に心配ないと判断したのか、さっくりと扉を開けようと試みるバティ。
しかし、扉に鍵でもかかっているのか、ひいたっておしたってウンともスンとも言わないようだ。
■スレイ To:バティ、ALL |
わたしも上位古代語は読めませんね。下位の方ならどうにかなるんですが…。 でもこうやって区別してあるってことは左右のどちらの扉を開けるかで我々への対応が変わってくるんでしょうね(^^; 左の扉だけを開けてみてはどうです? |
■ イスカ To:スレイ |
うーん。しかし、「入れ」と言われて素直に入るのもなんだか気に入らないな。右の扉はやはり危険なのかな? |
入り口の文章に、考え込むイスカ。
それとは別にティトルは、扉と格闘演じるバティを見て、
■ティトル To:イスカ&おおる |
どうなんでしょうねぇ…。でも先に行かなくちゃ、ですもんね。 |
と、ぽつり。
力で開けれればいいのにな……。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル |
こりゃだめだ。カナル、魔法。 |
■ カナル To:バティ |
バードの底力見せて見ろよな……。 |
ちょっとボヤきが入りつつも、アンロックの呪文を唱える。
扉は一瞬鈍い光に包まれる。
■ カナル To:おおる |
さあ、開いたぞ。 |
と、仕事をした魔術師の目の前で、
■ ジャン=バッティスタ |
邪魔するぜー |
そう良いつつ左のドアを蹴る!!
……………ごぉぉぉ〜〜〜ん…………
鈍い音と共に、扉は開いたが……同時にバティの足も痛くなりましたとさ……(-人-)。
さて。蹴り開けられた左の扉。
その先は……やっぱり通路のようであるが……ランタンの光の届きが悪いのか、なかなか先を見る事はできないようだ。
扉のところにランタンをもっていき、先を見ようとかざしてみれば。奇妙な構造が目についた。
両開きの扉……どうやら、1つの通路に通じていたのではなく、二つの通路に通じる扉だったようだ。
ランタンでかざす左の通路。
先ほどよりも細い通路が長々と見える……
■ ジャン=バッティスタ To:ALL |
こりゃ、あれだ。迷宮自体が線対称なんぢゃねぇか?なんてったって、「鏡の迷宮」だもんな |
■ カナル To:おおる、メディア、マール |
さて、この道は何処へ通じるのか…… 恐らく、バティの言うとおり、もう片方にもこのような通路が続いているのでしょうが、さて……。 鏡に映りし姿は、同一にして異質。 さて、どうしたものか。 まあ、折角開いた扉ですし、このまま進んでみるのも良いかと思いますが。 |
と、言ってる端から右の扉を開けてるティトル嬢。
■ティトル To:カナル&おおる |
あ…え、えへへ(^^; こっちも開けちゃいましたぁ。 |
右の扉の向こうには。左同様暗闇が広がる。
現状では、なにかが飛び出して来る!とかはないようである。
■イスカ To:メディア&All |
なるほどね、さて、どちらへ進む? ふた手に別れるのは少し危険だと思うな。 メディア嬢ならば、どちらがお好みですか? |
■ メディア To:イスカ |
私、ですか?ん〜‥‥ 確かに安全‥‥そうなのは左ですわね。上位古代語で書かれているのもありますし。 でも、ジャン=バッティスタ様がおっしゃられたように、鏡の迷宮‥‥という事で考えますと、左右それぞれに意味があるのかも‥‥って考えてしまいました。 どちらが好みとかは‥‥私、わかりません‥‥ |
■ティトル To:メディア&イスカ&おおる |
やっぱり左と右と両方行く方がいいんですかねぇ…。 んでも、別れるのはやっぱり危ないし、先に……左に行ってから右も見て見るって言うのでどうですか?? |
■イスカ To:All |
そうだね、ここで迷っていても始まらない。 とりあえずは左に進んでみることにしよう。 |
■ カナル To:おおる、メディア |
賽を振らねば目は出ない。 取り敢えず行ってみるとしましょうか。 |
つぃ‥‥と杖を掲げてカナルもいう。
リグはもちろん、やる気まんまん☆メディアやマートにも異論はないようだ。
先頭には”バードのたしなみ”ができるバティ。
ついでティトル、スレイ、マート、メディア、カナル、イスカ、リグの順番で扉の中へと歩みを進めた‥‥。
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