秘密のお使い? Scenario #56
鏡の中の鏡


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マタブリュンネ家 客室
 部屋を出ていったマート。しばらくして、執事服ではなく、ごく普通の平服に着替えてやってきた。
 買いだしにいくのに、着替えてきたのだろうか?
■ マート To:ティトル
 お待たせいたしました。
 表に馬車を用意いたしましたので、どうぞ。

■ ティトル To:マート&おおる
 はーい、じゃぁ行ってきますねぇ〜

■ マート To:ALL
 他の方も一緒にいきますか?
 それとも、何か購入してきて欲しいものがありましたら、変わりに購入してきますが‥‥

■ カナル To:ティトル
 テントっていうのはどうだ?

■ ティトル To:カナル
 あ…そうですね。わかりましたぁ(^^)

■スレイ To:マート、ティトル
 わたしはいいです。このブルジョワ生活(ふわふわソファなど)を満喫してますよ。
 行ってらっしゃ〜い(^^)

 と、ふかふかのソファーを堪能するスレイ。その横で、やはりふかふかのソファーの手触りを楽しむリグ。
 ティトルはスレイ氏ほか残る皆様に手を振ってお出かけだ♪
マタブリュンネ家 玄関
 連れていかれた玄関先。
 先ほどオランから乗ってきた馬車ではないが、そこそこに小綺麗な馬車である。
■ マート To:ティトル
 先ほどの馬車は客人用で、これは使用人用で申し訳ありませんが‥‥
 どうぞお乗りください。

■ ティトル To:マート
 あ。えへへ、こっちの方が緊張しなくていいです(^^;

 昼間、頭をぶつけたのがちょっと恥ずかしいらしく、照れていたり。
■ マート To:ティトル
 そうですか?ならよかったです(^^)。

 にっこりと微笑んだ後御者台に乗り込むマート。馬車は静かに走り出す。
マタブリュンネ家 移動中
■ ティトル To:マート
 ところで、マートさん、服…着替えてきたんですねぇ?

 移動中暇なのか、マートをまじまじと見つめながら。
■ マート To:ティトル
 ええ。あの格好(=執事)では、ちょっと目立ちますからね。
 あなた方を迎えにあがった時は、多少わかりやすい方がよいかとあの格好でいたのですが‥‥‥。
 先ほどの格好のほうがよろしかったでしょうか?

 だいぶ素の反応っぽい。
■ ティトル To:マート
 そんなことないです〜(^-^)
 私も、執事さんよりそっちの方がなんとなくいいです♪

 執事の格好の方だと、やっぱり緊張するらしい…
■ マート To:ティトル 
 そうですか?まぁ、あの格好は仕事着ですからね。
 なんとなくでも、いいと言ってもらえると嬉しいですね。

マタブリュンネ家 雑貨屋
 30分ぐらい走ったであろうか?
 馬車は雑貨屋らしき店先の前に停車した。
■ マート To:ティトル
 ええと、ここが屋敷から一番近い雑貨屋です。
 寝袋‥‥でしたっけ?かも、ここで揃えられれば良いのですが‥‥

■ ティトル To:マート
 雑貨屋さんだったら大丈夫だと思いますよぉ?良いものがあると良いですね〜。

■ マート To:ティトル
 ええ、そうですね(^^)。
 では参りましょう。

 つぃ‥‥と手を伸ばし、軽くエスコート(ぉぃ)。
■ ティトル To:マート
 ?ああっ、ど、どうもですっ(^^;

 慣れないのでやっぱり緊張(笑)。カチンコチンなティトルの出来上がり(笑)。
■ マート To:店の奥
 夜分遅くすまない。買い物をしたいのだが‥‥店は開いているのだろうか??

 遠慮がちなマートの声に引き出されたのはああ、小さな老婆。
 聞き取りにくい声で、ぼそぼそと応答される。
■ 店主 To:マート
 おまえさんが呼んだから、今は店は開いているよ‥‥

■ ティトル To:おばぁさん
 こんばんわです、おばぁちゃん

■ 店主 To:ティトル
 はい、こんばんわですわな、お嬢ちゃん‥‥

■ マート To:店主
 ええと‥‥ランタンと油。ロープと寝袋と小袋と‥‥それらを入れる袋を購入したいのだが、揃っているのかな?

■ マート To:ティトル
 寝袋はいかほど購入しましょうか?
 あなた方の分も、ついでに購入しておいた方がよろしいでしょうか?

■ ティトル To:マート
 あ、それは大丈夫です〜。
 皆それぞれに寝る準備はしてありますから〜。
 今迄も何度か野営したりしてるんですよ。

■ マート To:ティトル
 では、私とお‥‥‥。いや、二人分でいいのかな?

■ マート To:店主
 寝袋は二つお願いする。あとは‥‥手鏡かな。適当な大きさの物はあるかい?

■ 店主 To:マート
 寝袋‥‥二つ‥‥‥それと手鏡じゃか‥‥。ぷれぜんとかのぉ?

 夜遅くにきた男女を見比べての発言か?
■ マート To:店主
 いや、私用だよ。

 あっさり否定するし(^^;。
■ マート To:ティトル
 それとも、手鏡かなにかプレゼントしましょうか?(笑)

 あっさりとでは味気ないと思ったのか。ティトルにそう話を振るマート。
■ ティトル To:マート
 へっ??…いっいや、いいです、いいですぅ(^^;
 (ひゃぁー(^^; び、びっくりしたぁ)

 さらに慣れないことに驚いて、ぶんぶんぶん!と勢いよく首を振るティトル。
■ マート To:ティトル
 そうですか?まぁ、いらないのでしたらば無理にプレゼントするのもなんですしね。

■ ティトル To:おばぁさん
 あ、そ、そうだっ。お、おばぁちゃん、私もロープが欲しいんでっお願します。

 と、自分の目的を話すが、その動揺は隠せず(笑)。
■ 店主 To:ティトル
 ロープはどのぐらいの長さがよいんじゃ‥‥?

■ ティトル To:おばぁちゃん
 ああっ、えーっと。20mくらいでっ。

■ 店主 To:ティトル
 あいよ‥‥ちょっとおまち‥‥

 と、店主は薄暗い店の奥へと消えた。
■ ティトル 
 マートさんってなんだか変わってますぅ(^^; てれてれ。
 ……あ、そうか、鏡ってスレイさんがなんかゆってましたねぇ…。
 買っておいた方がいいですかねぇ…

■ マート To:ティトル
 ?そんなに私変わっていますか?
 ‥‥ん〜‥‥自分では判らないのですけれどもね。
 もっとも、たまにお嬢様にも「変わってる」と言われる事もありますが‥‥きっと気のせいですよ。

 と、至極真面目に答える。
■ ティトル To:マート
 (あ…聞こえてたですね…(^^;)
 んー、そうかもしれないですねぇ〜、うん、きっと気のせいですね(^-^)

 何故か納得したり(笑)。
 納得したところで、店主登場。
■ 店主 To:マート&ティトル
 これでよいんかね‥‥

 と寝袋二つに小袋複数、ロープにランタン、油が少々‥‥と、注文したものを持ってくる。
■ ティトル To:おばぁちゃん
 おばぁちゃん、やっぱり私も手鏡下さい。

■ 店主 To:ティトル
 手鏡‥‥。そちらさん(マート)のとお揃いの柄になってもよいのなら、あるがの‥‥どうするかの?

 見ると色こそ違えど、確かにマートが手にした手鏡と対になっている手鏡がある。
■ ティトル To:おばぁちゃん
 あ…と。いいです、それ下さいな。

 あまり深く考えてないな、やっぱり(笑)。
■ マート To:ティトル
 では必要なものもそろいましたから、屋‥‥帰りますか。

■ ティトル To:マート
 ……(無理して普通にしなくてもいいのに(^^;)
 はい、帰りましょう〜お疲れ様でした、マートさん

■ マート To:ティトル
 はい。では出発いたしますね

 にっこり笑みを浮かべ、馬車の扉を開ける。
 ティトルが乗り込んだのを確認し、荷物を積み込むと、馬車はまたゆっくりと走り出した。
 屋敷に帰ってきた二人。
 マートは主の元へゆき、前金として一人200ガメルずつ。合計1,200ガメルの入った革袋を貰って、カナルの所にやってきた。
■ マート To:カナル
 ジャン=バッティスタ様より助言戴きまして。前金として1,200ガメル用意いたしました。
 これでよろしいのでしょうか?

 中身を確認し、うなずくカナル。
 これで依頼成立だ。

 明日からは。彼らはまた冒険者となる。
 しかし、今だけ。今晩だけは‥‥。
 手触りのよいベットにて。夢の世界へと彼らは旅立つ。

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp