楽しい?食事会 | Scenario #56 |
鏡の中の鏡 |
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マタブリュンネ家 応接間 |
応接間に通されてしばらく。
ノックの音と共に、マートが部屋に入ってくる。
■ マート To:ALL |
大変おまたせいたしました。 夕食の支度が整いましたので、ご案内いたします。 |
ぺこりと一礼し、そのまますたすたと廊下を進む。
先ほどは気付かなかったが、廊下もなかなかに美しい。
曲がったり階段あがったりと、しばらく進み、大きな扉の前に到着。
マタブリュンネ家 食堂 |
■ マート To:ALL |
こちらでございます。 |
一礼と共に開け放たれた扉。
華美にならない程度の豪華さを備えた部屋の中央に、食事のたくさんのったテーブルが見える。
■ 女性 To:ALL |
ようこそいらっしゃいまして。 さぁ、テーブルに付いてくださいませ。 |
■ジャン=バッティスタ |
(はいはい、ようこそいらっしゃいましたよ。で、何が出るんかな?) |
部屋の一番奥の椅子に座った女性が冒険者達に話しかける。
テーブルには、一番奥の椅子に女性が。向かって左側に中年の男性、そして右側に年頃の娘が座っている。
一番奥の女性は。中年にさしかかっている歳ぐらいか?すこしふっくらとした顔つきではあるが、亜麻色の髪の毛をアップにまとめてあり、すっきりとした印象を持つ。
男性はといえば、女性に対してすこしぱっとしない印象である。どうやら、その少し寂しくなってきた頭髪が、その印象の手助けとなっているようだ。
そして。こころなしか、目がきらきら☆としている娘さん。この子が「お嬢様」なのだろうか?
女性と同じ亜麻色の髪の毛を、こちらはそのまま背中に流し、わりとさっぱりとしたドレスに身をつつんでいる。
■リグ To:独り言 |
綺麗〜、わたしも着てみたいなぁ。 |
■ティトル |
はやぁ〜すごいですねぇ……。 |
■スレイ To:DW |
ど、ドレスですよ、ドレス……(TT_TT)σ(つんつん) |
でっかい剣を背負っていても女の子。綺麗なドレスに目を奪われている。ティトルも関心しているのだが、それはドレスにのみなのか、それとも全体的なのか‥‥
リグの隣で、スレイはというと‥‥‥
こ、これが噂に名高いドレス姿っっ!その、始めてドレスを着た礼嬢を見る♪という体験で、感動のあまり隣にいるリグのそでをツンツン☆としてしまっている。
■リグ To:スレイ |
えっ、なに? |
袖を引いた主の姿を見て、ちょっとびっくり。
■リグ To:スレイ |
スレイ兄ちゃん、耳が小鳥みたいにパタパタしてるよ。 なんでそんなにドレスに反応してるの? |
■スレイ To:リグ |
いえね、ドレス姿のお嬢様☆ってのを初めて見たものですから少々感動しまして……(照) |
やっぱりスレイ兄ちゃんってば‥‥‥スケベ?と思うリグに対し、慌てて弁明をするスレイであった‥‥(笑)。
冒険者達が席につくと、執事達の手により前菜が運ばれてくる。
ただ、同席している──おそらくこの家の主人なのだろうが──人からの、威圧感などはまるでなく。場所さえ違えば、なかなかにアットホームな雰囲気を感じ取れるかもしれない。
■ 女性 To:ALL |
ようこそいらしてくださいました。 私、当家の主のディシール・マタブリュンネと申します。 こちらが夫のホクマ。で、こちらが娘のメディアです。 お腹もすかれているでしょう?ごゆっくり食事を楽しんでくださいませ。 |
■ メディア To:ALL |
冒険者の‥‥方々ですか?初めまして。 メディア・マタブリュンネと申します。 |
椅子に座ってたメディア。軽く立ち上がり、会釈をする。
気のせいか。先ほどから、ちらっちらっとバティの方に視線を向けているようだ。
■ ホクマ To:ALL |
私はホクマだ‥‥‥ |
愛想の良い二人に比べ、すこしむっつりめなホクマ。
そんな夫の表情に、気が付いてか、それとも無視してか。ディシールはにこやかに話を進める。
■ ディシール To:ALL |
そういえば、お飲物はなにになさいます? 本日は白身魚をメインとしていますので‥‥ワインなどがよろしいかしら? |
■ イスカ To:ディシール |
これはどうも、かたじけない。せっかくですから、それでは何かお勧めのものをお願いします。 失礼、紹介が遅れました。すでにお聞き及びかと思いますが、私はイスカと申します。 |
■スレイ To:ディシール |
彼女が我々ドリーム・ウィーバーのリーダーを務めています。 わたしはスレイです。よろしくお願いしますね(^^) |
■ジャン=バッティスタ To:ディジール |
本日は、豪勢なディナーにお招きいただき光栄の至り。 さて、オルシーニ家の三男にいかなる御用がおありかな? |
■ ディシール To:イスカ&スレイ&バティ |
これは御丁寧にありがとう。 オルシーニ家ですの?‥‥‥すいません。私知識不足でして、‥‥どこのご出身でしょうか? |
少し、考えているようだ。
■ ディシール To:ALL |
飲み物は‥‥そうね。珍しいワインが手に入ったと爺が言っていたはずだから、それにしましょう。 さぁ。依頼の話などは、お食事しながらでも良いでしょう? 皆さん、いただいてくださいな。 |
静かに、メイドが各人にワインをついで回る。
■スレイ |
うーん、至れり尽くせり……。 |
スレイ。メイドさんの生態(?)‥‥いや、働きぶりを、を好奇心いっぱいで研究中〜♪
かたやティトルは至れり尽くせりに逆に緊張中。メイドさんにいろいろして貰うたびに、お礼を言うタイミングを毎回逃して一人困っている…
■ジャン=バッティスタ To:ティト |
メイドは給仕することが仕事なんだから、別に気にかけなくていいんだよ。むしろ客の邪魔にならないように自分を消しているからな。 どーしても気になるなら、自分からワインを注いでもらうようにお願いして、彼女が注いでる間に言っておけばいいさ。 |
こそっとアドヴァイス・バティ。
食事もそろそろメインディッシュにさしかかろうといった所か。
ディシールが、にこにこと口を開く。
■ ディシール To:ALL |
そろそろお腹も落ち着いてきた頃かしら? では、今回の依頼について、話させていただいてもよろしくて? |
■ジャン=バッティスタ To:ディジール |
そうですね、いい頃合だと思います。 かくいう私も、何故ご当家に呼ばれたのか気になっていましてね。 |
■ ディシール To:ALL |
今回の依頼は、私の娘メディアが古代王国の遺跡にどうしても行かなければならない‥‥と、言って聞かないので。その護衛をお願いしたいのです。 . 本当ならば、多少なりともメディアも剣が扱えればよろしいのでしょうけれども。この子は文献を調べるのが趣味で‥‥剣など一度も持ったことがなくて‥‥。 行く遺跡の場所、ならびに大体の遺跡の構造については、載っている文献がありますの。 そちらの方を参考になさって、護衛をお願いしたいのですけれども‥‥‥引き受けて下さるかしら? |
■ジャン=バッティスタ To:ディジール |
なるほど、それはさぞご心配なことでしょうね。 |
■ メディア To:ALL |
あ、あの。私。皆さんの足手まといにはならないように、がんばりますから‥‥‥お願いしますっ |
ちょっと目がうるうるになりかけな瞳で、そう懇願するメディア。
■スレイ To:メディア |
(きゅぴーん)おぉっ!! …………あっ、すいませんでした(^^; ところでその遺跡とはどんな所なのですか? |
清楚なドレスのお嬢様☆のうるうるお目目にヒット!
ちょっとトキメク、スレイ111歳。
■ メディア To:スレイ |
遺跡ですか? 文献によりますと、古代王国の高位な‥‥でも、そんなに名前は有名じゃないみたいなんですけど‥‥とにかく、魔力のだいぶ強い魔法使いが作った遺跡らしくって‥‥『鏡の迷宮』って言われる物です。 レックスより、北にしばらく行ったところにある迷宮で、その迷宮までの道のりなどは、もう他の冒険者‥‥‥というか、文献を売りにきた冒険者より聞いております(^^)。 |
■ ディシール To:ALL |
メディアの趣味というのが文献調べということで、時たま流れの冒険者より遺跡で見つかった文献などを購入しておりますの。 今回の文献も、だいぶ前に買ったものの一つですわ。 |
■ カナル To:メディア |
なるほど。 その文献ですが、後ほどお見せしていただくことは出来ませんでしょうか? |
■ メディア To:カナル |
ええ、わかりました(^^)。 では、夕食が終わりましたら持ってきますね。 |
■ジャン=バッティスタ To:メディア |
それでは、姫様のご来訪を心待ちにいたしましょう。 |
と、にこやかに話し掛けるバティ。
しかし腹ん中では
■ジャン=バッティスタ |
(つーか、早く終わりてーんだよ。貴族の食事はかったるくて仕方ねぇ) |
と、とても素直なのであった。
■ カナル To:メディア |
しかし、その文献を売りに来た冒険者というのは、その迷宮を探索には行っていないのですか? |
■ メディア To:カナル |
私、その方達とはお話していませんので‥‥ |
■ ディシール To:カナル |
レックスの遺跡で、書庫のようなところより文献を持ち帰った冒険者達から、他の文献と一緒に購入したものですので。多分行ってないと思いますわ。 文献解読にもだいぶ時間がかかったって‥‥ねぇ?メディア。 |
■ メディア To:ディシール |
はい、お母様。 多種の文献を調べまして、やっと解読いたしましたの。 |
本当に難解な文献なのか。それとも‥‥??
それは見なければわからない〜
■スレイ To:DW |
『鏡の迷宮』ですか……。なにやら惹かれるものがありますね。 昔から鏡には魔力がこめられていると言いますしね〜。 ほら遠くでも見る事のできる鏡とかありますよね。 |
■ メディア To:スレイ |
あぁ、『遠見の鏡』ですわね(^^)。 自室にいながら、いろいろな場所を見て回れるとか‥‥‥。あぁ、一度で良いですから、見てみたいものですわ(^^)。 |
と、目をきらきらと輝かせながら言うメディア。
その姿を、ディシールは微笑ましそうに見ているが‥‥ホクマはちょっとため息つきながら見ているようだ。
■スレイ To:メディア |
そうですよね〜、わたしも一度でいいから見てみたいものですよ。 やっぱり”どこでも”って所がポイントですよね〜。 |
スレイもお目目きらきら、お耳ぴくぴくで対抗。
‥‥‥。
すれい、すけへ(笑)。
■ジャン=バッティスタ To:スレイ |
鏡の中にはな、「俺様」口調の死体が埋まっているんだぜ? |
妙な想像をしているスレイに、妙なこそこそ話‥‥(笑)
■スレイ To:メディア |
あぅ……そんなのって……(汗) (ぶんぶん)そ、そういえばレックスの北の方といえば結構、距離がありますよね。 野営とかする事になると思いますけど大丈夫ですか? |
何を想像したのか、動揺を振り払うがごとく耳を振って話題転換。
■ メディア To:ALL |
ええ、それなんですけれど‥‥ |
■ ディシール To:ALL |
遺跡まで、馬車で行けるところまでは馬車を使った方がよろしいかしら? あと、野営などについては‥‥大丈夫よね?メディア。 まぁ、メディアの身の回りについては、マートを付けさせる予定ですので、大丈夫かと思いますわ。 |
■ マート |
な、なんですとぉ!?? わ、わたくしが、ですか?? |
寝耳に水とはこの事か?
■ ディシール To:マート |
あら?まだ話していなかったかしら? まぁ、そういう事だからよろしくお願いいしますわね、マート。 |
■ マート To:ディシール |
‥‥‥はい、わかりました奥様‥‥‥‥‥‥。 |
口では「判った」と言うものの。少し呆然としているマートであった‥‥。
■ ディシール To:ALL |
マートはあぁ見えても、多少の剣の腕はありますから、メディアほど足手まといにはならないと思いますわ。 ねぇ、マート。 |
■ マート To:ALL |
えぇ、奥様‥‥。しかし‥‥ん‥‥‥‥。 |
また、苦悩しているマート君であった。
ちぃ〜ん(-人-)
■ ティトル To:マート |
(にこにこ)大丈夫ですよぉ〜。皆がついてますから、危ないことないです〜 |
多分ね。(^^;
■ イスカ To:マート |
冒険が生業のわれわれだけでは、やはりお嬢様のお世話をするのにはいたらないところもあるでしょうしね。よろしく頼みます。 |
■ジャン=バッティスタ To:マート |
執事殿がいらっしゃるのでしたら、いよいよお姫様の御身は安泰ですなあ |
と、かなり演技かかっているが。しかし、動きはあくまでもソフトに。
そんなバティに気付いてか気付かないでか、
■ メディア To:ジャン=バッティスタ |
そうですよね。 それに、冒険者の方々もいらっしゃるのですもの‥‥ |
■スレイ To:メディア |
そうです、こう見えてもけっこう場数は踏んでいるんですよ(^^) |
■ イスカ To:メディア |
メディア嬢の安全は保証します。 |
と、自信たっぷりに言い切るイスカ。
■ メディア To:ホクマ |
ね、お父様。大丈夫でしょう? いい加減、私の我が儘許してくださいませんの? |
冒険者達の言葉を背にしてか。
先ほどから浮かない顔のホクマに話を振る。
■ ディシール To:ホクマ |
あなた。そう、いつまでもいじいじなさらないでくださいな。 メディアには、ちゃんと護衛を付けさせますから、大丈夫ですって。 |
■ ホクマ |
しかし‥‥あれだ‥‥うむ‥‥ |
この親父さん。だいぶ煮え切らない性格のようである。
■ マート(独り言) |
大丈夫‥‥だといいな‥‥‥はぁ。 |
キミがいる事で、冒険者は少し楽になるかもしれないけど。
キミはたぶん苦労すると思うよ。うん(笑)。
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