依頼人代理登場 | Scenario #56 |
鏡の中の鏡 |
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銀の網亭 酒場 |
それぞれの午前中を過ごしている面々。
バティは「10時のおやつ」のケーキを堪能し。かつ、その隣ではティトルが満面の笑みにてケーキと格闘を繰り広げていた。
バティ達とパン屋で遭遇したイスカとリグも、それぞれちょっとしたクッキーなどを購入しており、こちらの4名はのほほん♪とした昼間を過ごしている。
一方‥‥野暮用にて席を外しているカナルと、興味という名の縄を持ちそれに付いていったスレイはといえば。未だ銀の網には戻っていないようだ‥‥
■ おやじ To:DWの面々 |
ん?あぁ、だいたい揃っているな? 今依頼書を持ってきた人‥‥たぶん執事か何かな‥‥が、下に来てるが、どうする? ‥‥そういやカナルとスレイはどうした? まだ帰ってきてないのか? |
■ ティトル To:おやじ |
そういえば……。あっ! |
どこにいったんだろう‥‥?ときょろきょろし出したところで、目線の先にカナル&スレイ発見☆
■スレイ To:おおる |
やぁ、ただいまです(^^)/ |
"やれやれ"といった表情を見せた親父の後に。ちょうど今話題の人が。
タイミングよく帰って来た所らしい
■ おやじ To:カナル&スレイ |
なんだ。今ちょうど来たところか。 ならすれ違ったかもしれないが‥‥今階下に依頼書を持ってきた人がきているんだが。 依頼の話、聞きに行くか? |
■ カナル To:おやじ |
そりゃあ丁度良い。 早速話を聞かせて貰おうか。 |
■ おやじ To:カナル |
他の連中も‥‥異論はないだろ? なら、ついて来てくれ。 |
そう言うと、おやじはすたすたと階下へと向かった。
ティトルと言えば、ちょいとバティの顔を伺い‥‥そのまま一緒に階下へ付いていく。
■ ジャン=バッティスタ To:ティト |
ん?口の周りにケーキのクリームでもついてるか? |
きょとん、とティトルに問いかける。
■ ティトル To:バティ |
……(ぶんぶん)。なんでもないですぅ〜 |
あわてて首振るティトル嬢。
どうやら、バティご指名の仕事だった事を‥‥というよりも。仕事自体を忘れていたらしぃ(笑)。
階下の酒場に。少し場違いな格好をした若者が1人座っていた。
身長はバティと同じぐらいか?しかし、ほっそりとしたバティに比べ、なかなかにしっかりとした体格をしていた。
そのしっかりとした体格にぴっちりとした執事服。
どうやらマタブリュンネ家の使い‥‥‥執事のようである。
■スレイ To:おおる |
どうやらあの人みたいですね。しかし、わたしの執事さん像とは少し違いますね〜(ーー) |
■ ジャン=バッティスタ To:スレイ |
爺ぃぢゃねーんだな。 |
■スレイ To:バティ |
うんうん、それも重要なファクターなんですよね〜 |
スレイは前シナリオ(#51)に登場した執事カンナムを思い出している。
やっぱり執事は妖しい人じゃなきゃ駄目ですよね‥‥と内心思っていたりして。いや、でもあの人も妖しいかも…(にまり)なんて思って期待に胸を。耳を膨らませているようだ。
バティはバティで、「執事=じじぃ」のイメージがあるらしぃ。
■ おやじ To:依頼人代理 |
待たせてすまない。 こいつら‥‥‥いや、この人たちが、ご指名の冒険者達なんだが‥‥。 ん‥‥あとは当事者達で話合ってくれないかな? |
と、適当につくろうと、おやじはさっさとカウンターの方へと歩いて行ってしまった。
残されたのは。依頼人代理と冒険者のみ。
おやじに声をかけられた依頼人代理。
冒険者に気が付いたのか、すっ‥‥とその場に立ち、丁寧に頭を下げる。
■ マート To:ALL |
初めまして。私、マタブリュンネ家の執事を勤めさせて戴いております。マートと申します。 このたびは我が主人から、あなた方冒険者の方にどうしてもお願いしたいことがございまして、依頼を出させて戴きました。 それで、今より主人の待つ屋敷へとご案内したいのですが、よろしいでしょうか? |
と、至極丁寧な口調で話すマート。
しかし、その表情は少し硬い。
■ ジャン=バッティスタ To:マート |
いいんじゃない。名指しするくらいだから身辺調査は終わってるんだろ? |
相手が依頼人代理なせいか。口調はいつものバティ節。
■ イスカ To:マート |
いいけれど、ここではまだ何も説明してもらえないの? |
■ マート To:イスカ |
説明ですか? ええと、私で判る範囲でしたならばお答えできますが‥‥ |
■スレイ To:おおる |
基本的には「依頼を請ける」ってことでいいんですよね? それなら移動しながら聞くことにしませんか? |
スレイの心の中では「貴族の昼食=素晴らしくリッチ」となっているらしく、昼前に目的地に到着しておきたかったりするらしぃ(笑)。
うむ。正直である。
■ ティトル To:おおる |
やっぱり受けてたたないとですよね〜(^-^) |
依頼を受けて立つって‥‥そんな、挑戦されたわけでもあるまいし(笑)。
■ マート To:ALL |
では、すぐ移動でよろしいのでしょうか? 当家は馬車で約半日ほどかかる所にございます。ですので今から参りますと‥‥ちょうど夕食時となります。 夕食は当家で主人と共にしていただくといたしまして‥‥昼食はいかがいたしましょうか? 簡単なものでよろしければ、人数分の弁当を持参してきておりますので、移動中の馬車の中で取られていただく事もできますが、 |
■スレイ |
(のおっ、でりしゃすな昼食が〜〜〜(><) いやまて、弁当でも美味しいかもしれませんよねぇ…) |
心の葛藤をストレートにトレースしているスレイの表情と耳を、リグは楽しげに観察しているようだ。
そんな心を知ってか知らぬか。マート、きょろきょろと辺りを見渡す。
■ マート To:ALL |
ここも‥‥食事をする場所なのでしょうか? もしよろしければここで食事をおとりになられてもよろしいのですが。どちらがよろしいでしょうか? |
はたして。マートの言う「簡単なもの」とはどのレベルなのであろうか?
■スレイ To:マート |
(そりゃもう、ごーじゃすな物でしょう!) いえいえ、時間はお金になるとも申しますし、せっかく作ってきて下さったモノを食べないなんてバチがあたっちゃいますよ! ここではいつでも食べられますしね(^^) |
■ ティトル To:スレイ |
はいはーい!食べ物は粗末にしたらだめですよね〜(^-^) …でもスレイさん、どうやったら時間がお金になるんですかぁ? |
レンキンジュツか。はたまたエルフの秘術か。
そんな便利なものがあるんだろうか??
■スレイ To:ティトル |
あれ、人間がよく使う言葉だと聞きましたけど?…ほら、”時は金なり”って言いません? たぶん魔法使いさんの得意分野じゃないんですかね〜。 マナを使ってガメル金貨を創り出すとか?(^^) |
■リグ To:スレイ |
それは、商人たちが言い出した、物のたとえ方だよ、スレイ兄ちゃん。 忙しいあの人たちらしいけどね、うちのおじいちゃんもよく言ってるよ。 |
くすっとわらいながら、機動修正少々。
■リグ To:みんな、マート |
それはさておいて、わたしもお弁当をいただきたいな。 みんなに依存がなければ、そうしてもいいよね。 |
■ マート To:ALL |
では、馬車にて昼食を取る‥‥でよろしいのですね? ご案内いたします。 |
軽くカウンターの中にいるおやじに会釈をし、マートはすたすたと酒場から出ていった。
その後ろを嬉しそうについて行くスレイ。
そんなスレイの姿が楽しいのか、リグはくすくす笑っている。
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