愉快なパン屋 | Scenario #56 |
鏡の中の鏡 |
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オラン ロレッタのパン屋 |
カナル追尾に失敗した二人。
そのままの足でお目当てのパン屋へと向かう。
朝食用の買いだし時間をとっくに過ぎた時間からか。パン屋はのんびりとした空気につつまれていた。
■ ロレッタ To:ジャン=バッティスタ&ティトル |
いらっしゃいませ(^^)。 今日は何をお求めです?パンでしたなら、もうじきクロワッサンが焼き上がりますけど(^^)。 |
奥から、香ばしい香りが漂ってくる。
■ ジャン=バッティスタ To:ロレッタ |
パンなどいらぬ。ケーキを全種類くれ。 |
店に入るなりそう宣言するバティ。
全種類‥‥って‥‥‥‥いいのか??
■ティトル |
はふぅ…イイ匂いですぅ…。 |
パンの良い香りに包まれながらも。でもやっぱりさっきのコワイ想像は頭に残ってるらしい(笑)
■ ロレッタ To:ジャン=バッティスタ |
えっとぉ‥‥ケーキ全種類ですか? 今あるのでは‥‥各ショートケーキが4種類、チーズケーキが3種類、あとチョコレートケーキ系が4種類と‥‥あとパイとかもありますが‥‥よろしいですか? |
なんか。前に来た時よりもだいぶ種類が増えたらしぃ。
■ ジャン=バッティスタ To:ロレッタ |
苦しゅうない。 それから、チーズケーキ系は2個づつにしてくれ。 |
■ ロレッタ To:ジャン=バッティスタ |
はいわかりました(^^)。 では、ショートケーキが4つ。チーズケーキが6つ。チョコレートケーキが4つと‥‥パイは3種ありますので‥‥3つで‥‥ ‥‥ おまけして40ガメルになります(^^) |
と、綺麗な箱にそっと詰め始める。
■ ジャン=バッティスタ To:ロレッタ |
あー、ちょっと待った。 そのチーズケーキは詰めなくていいよ。 |
そういうや否や、ベイクドチーズケーキ1つが。がバティの口に消えた‥‥もぐもぐもぐ☆
そんなバティの横で。もぐもぐ食べてるのをじぃ〜〜っと見てるティトル。
とりあえず。恐い想像はどっかいったらしい…。
■ ジャン=バッティスタ To:ティト |
んが?どした? このケーキまでカナルの使い魔に見えるのか? |
■ ティトル To:バティ |
はぅっ!……(ぶんぶん)み、見えないですよぉ〜(T_T) |
やっとこさ。あぁ、やっとこさ忘れかけていたおもひでを。
思いださせるだなんて、なんてひどい!バティさんのいじめっ子〜!‥‥と。思ったり思わなかったり‥‥‥。
そんな心理交差があるとはつゆ知らず。一人平和なロレッタ嬢。
■ ロレッタ To:ジャン=バッティスタ |
‥‥くす☆ 味の方はどうですか?(^^) |
ちょっとびっくりしたものの。にこっと笑みを絶やさぬロレッタ。
確かにバティの行動は、微笑ましいの分類に入る♪
■ ジャン=バッティスタ To:ロレッタ |
ふむ、まぁまぁだな。 |
ぺろっ‥‥とくちびる舐めての批評♪
バティ隊長。どうやら舌が肥えているらしぃ。
■ ロレッタ To:ジャン=バッティスタ |
ありがとうございます(^^)。 では。次に焼いたときはもっと美味しく焼きますので、是非味見にきてくださいね(^^) |
味見‥‥。暗に『また買いに来てね☆』と言っているらしぃ(笑)。
■ ジャン=バッティスタ To:ロレッタ |
よかろう、次に来る時はさらに精進したケーキを出してもらおう。 ちなみに、ブルーベリーケーキが好きだ。 |
お返しに。暗に『ブルーベリーチーズケーキを作れ』と言っているらしぃ(笑)
■ ロレッタ To:ジャン=バッティスタ |
ブルーベリーですね(^^)。 父さんに言ってみます(^^) |
くすっ☆とわらってにこやかに返事。
どうやらこのような会話のやり取りはキライじゃないらしぃ。
そぉんなやり取りしているなか♪イスカとリグもお店に参上♪
■ ティトル To:イスカ&リグ |
あっ♪イスカさんにリグちゃんですぅ。 |
完全に怖い想像は何処行く風よ。
仲間の姿に声も弾む♪
■ イスカ To:All |
やあ、相変わらずいい匂い。通りの角まであふれているよ。 |
■ リグ To:バティ、ティトル |
あれ、バティ兄ちゃんとティトル姉ちゃんだ。 ここに来るんだったら、わたし達も誘ってくれれば良かったのに。 |
すこぉし残念そうな声を出しながらも。バティがロレッタから受け取った箱を見て、
■ リグ To:バティ |
バティ兄ちゃん、そんなに色々買って全部食べるの? |
と、目をぱちくり。
一体何人で食べるんだろう??
■ ジャン=バッティスタ To:リグ |
ああ、今日の10時のおやつに丁度いいぐらいだと思うけど? |
と、平然と答えるバティ。
‥‥‥。
チーズケーキを今一つ食べたとしても、残り16個。
‥‥。
なんか、凄い10時のおやつっぽい(笑)。
■ リグ To:バティ |
うにゅ(>_<) てっきり、ティトル姉ちゃんと食べるんだと思ってた。 |
その量を一人で‥‥と。ちょいと想像してみて気分が悪くなったらしい。
でも実は、ティトルが食べる分も加味されてるらしい‥‥内緒だけどねっ(笑)☆
■ ティトル To:イスカ&リグ |
リグちゃんたちもお買い物ですかぁ(^-^) さっきまでカナルさんとスレイさんも一緒だったですよ〜。 |
その二人と言えば、ただいま路地裏でごにょごにょしているらしぃ。
■ イスカ To:ティトル |
うん、旅に出ることになるなら、甘いもののひとつも食べたくなるだろうと思ってね。 |
■ リグ To:ティトル |
わたしはイスカ姉ちゃんについてきたんだ。 ちょうど良いからロレッタさんのところでケーキを買おうと思って。 カナル兄ちゃん達はどこに行っちゃたの? |
そういやカナルもスレイも見えないぞ?
きょろきょろしてみるも、あの細めの瞳も特徴在る耳も何処にも見あたらない。
■ ティトル To:リグ |
そういえば、どこいったんでしょうねぇ…。 あれれ?そういえばスレイさんもいないですよ〜。 |
よほどカナルの使い魔の事が印象深かったせいか。
スレイの事など、すっかり忘れていたらしい。
『いってらっしゃい』って言われたくせにぃ(笑)
■ イスカ To:ティトル |
どこかに置いてきちゃったの? |
■ ティトル To:イスカ |
うーんと、カナルさん追跡隊になったらカナルさんのトリさんに会って…。 そのトリさんを食べたら大変なんで、ロレッタさんのところに来たんです〜。 あ、だからスレイさんは一人でカナルさん追跡隊になって付いていったのかも〜 |
まてい!
これで話の概要が分かったら奇跡だ(笑)。
■ リグ To:ティトル |
………? え〜と、カナル兄ちゃんを追っかけてる途中にカナル兄ちゃんのトリ料理を食べようとして、見つかったからロレッタさんの所まで逃げてきたと。 だけど、スレイ兄ちゃんだけカナル兄ちゃんの観察を続けてる? う〜ん、よく分からないや。 |
■ イスカ To:ティトル |
カ、カナルさんのトリさん? 追跡隊? ほっといて大丈夫なの? |
ティトル先生の説明に、わけがわからずうろたえるイスカ。
そのうろたえているリーダーに向かい、
■ ジャン=バッティスタ To:イスカ |
二人とも子供じゃないんだ。昼には宿屋に帰ってくるさ。 |
と、こちらは涼しい顔。心配などはしていないらしい。
■ イスカ To:バティ |
なら、いいけど・・ |
と。やっぱり腑に落ちないイスカであった‥‥。
帰り道、ティトルは必死に『カナルとトリさん、そのすべて』について、アツク説明しはじめる。
‥‥‥一生懸命の説明なのではあるが、その意図が正しく伝わったかどうかは‥‥神のみぞ知るかもしれない(笑)。
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