依頼説明 Scenario #56
鏡の中の鏡


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銀の網亭 個室
 ほくほく顔のティトルにつづき、依頼書を手にしたカナルが。そして酒類を持ったおやじが部屋に入ってくる。
■ おやじ To:ALL
 え〜〜っと、酒は……これでいいのか?
 ホント適当にもってきたんだが。

 手際良くテーブルに並べて行く。
■ イスカ To:おやじ
 あ、ちゃんと冷えた白葡萄酒が用意してあるね。覚えていてくれたの? どうもありがとう。
 どんなに繁盛してもなじみの客をおろそかにしない・・商売人の鑑だね。

■ おやじ To:イスカ
 ははは。当たり前だろう?
 なんてったって俺の店は、お前さん達冒険者のおかげで持っているって言ったって過言じゃないんだからな。
 たぶん口に合う奴だと思うから、楽しんでってくれ(^^)。 

■ティトル To:ALL
 じゃぁ〜んっ、こっちは珍しいトリさんでっす!

 と、とても誇らしげに大皿をテーブルの真中にでんっ!と置く。
■ジャン=バッティスタ
 (普通のトリとの差異が見つけられない……。どのヘンが珍しいんだろう?)

 気にしては、いけない(笑)。
■リグ To:ALL
 いつものニワトリじゃなくて、地鶏なのかな?
 まあ、食べれば分かるよね。

 と、フォークでつんつん☆と突っついてみる。
■スレイ To:おおる
 お腹を開くとまたトリさんが出てくる、とかですかね……?(つんつん)

 そしてえんえんトリさんが出現‥‥って?(笑)
■ティトル To:スレイ
 ええっ!?……ツンツン……。 うーん、大丈夫そうですねぇ…。

 一瞬、スレイの言葉に何かしらの期待を抱いたモノの。残念ながらそのような楽しげなトリさんではなかったようだ‥‥。
■ おやじ
 で、だ。
 今回の依頼についてなんだが……なんでもバティ。お前さん御指名のがあるんだが……どうする?

■ジャン=バッティスタ To:おやじ
 どーするじゃねぇよ、こっちこそ、なんで俺様が名指しなのか聞きたいね。
 依頼を受ける・受けない以前に、知りたいことは山ほどあらぁ

■ティトル To:バティ
 うにゃ?受けないんですか、バティさん〜 てっきり受けて立つのかと思ってましたぁ(^-^)

 依頼と何かを微妙ぉ〜に履き違えている感アリ。
■ジャン=バッティスタ To:ティト
 仕事はしたいけど、気持ち悪いじゃん。 まったく知らない人間から名指しで呼びつけられてるんだぜ?

■カナル To:バティ
 色々と臑が傷だらけの身としては、特にな。
 おやじさんは、何か聞いていないのか?

■ おやじ To:ジャン=バッティスタ
 どうして名指しなのか?と聞かれると、俺も「わからん」としか言えないな(^^;
 俺だって、どうしてバティ、おまえさんが名指しされているのかがさっぱりなんだよ。
 ただ、依頼の相手が……マタブリュンネ家……だっけっか?
 オランでも、まぁきっちりとした貴族の家から、名を隠さずにきたものだからな。
 そんなに怪しい依頼とかではないだろうよ。
 ほかに何かあるか?

■ジャン=バッティスタ To:おやじ
 おやじさんでも知らないんじゃ、依頼人本人に聞くしかねーな。おやじさんをいぢめても仕方がないしな。
 もっとも、依頼人が本当に、そのマタワリだかマタンバリンだかっていう貴族かっていうのは信じにくくても、おやじさんが仲介しているってことで信用してるよ。
 で、依頼人には何時会えそうだい?

■ おやじ To:ジャン=バッティスタ
 ん〜、今日はもう遅いからなぁ。
 多分明日の昼ぐらいにはマタブリュンネ家からの人が来るんじゃないか?
 それまで、のんびりしてればいいさ。
 他にあるかい?

■ カナル To:おやじ
 マタブリュンネ家について、何か聞いたことはあるかい?

■ おやじ To:カナル
 マタブリュンネ家についてか?ん〜……
 オランでもだいぶ珍しい系統の貴族だってのは知っているけど……特に噂とかは聞いたことないな。

■スレイ To:おやじ
 へ〜、珍しいんですか〜

■ ジャン=バッティスタ To:おやじ
 じゃあ、依頼人というか、依頼を持ってきた人ってどんな感じの人だった?

■ おやじ To:ジャン=バッティスタ
 若い男で……多分執事か何かなんだろうな。
 細身だけど、そこそこ鍛えられた体の……そう、バティ。お前さんとさほど変わらない体格の奴だったな。
 必要な事だけ言って帰ったからな……。あんまり楽しげな顔はしていなかったぞ。

■ ジャン=バッティスタ To:おやじ
 ふ〜ん、じゃあ明日そいつの顔を拝んでやるか。 依頼人が会いに来たら教えてくれ。

■ おやじ To:ジャン=バッティスタ
 おう、わかった。
 まぁお前等のダレかはここにいるんだろう?
 きたら教えるさ。

 用が済んだとおやじは、さっさと階下へと降りて行った。


■ カナル To:おおる
 出たとこ勝負はいつものことだろ。
 まぁなんとかなるさ。
 しかし、その前に、イシュナの顔でも拝みに行くとするか?
 何か聞き出せるかもしれないしな。

 と、チクりとトゲを。
■ティトル To:カナル
 (ポムっっと手をたたき)
 あ、バティさんと腐れ縁になった人ですねっ!

 ホントは腐れ縁になった「時の」人‥‥である(笑)。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル
 今からか? いくらカナルの昔の女とはいえ、アポなしで会ってくれるのか?

 さらっと返ししてみたり。
■ カナル To:バティ
 俺ぐらいでは無理かも知れないが、ただならぬ関係のバティが口添えしてくれれば問題ないだろう。

 倍率どん。更に倍。
 その勢いは、とどまるところを知らないらしぃ(笑)。
 そんな二人のやりとりを、わくわくっ♪と動くは耳か。
 スレイもティトルの横でお耳ぴくぴく、楽しそうに聞いている。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル
 「こんばんわー、夜這にきたよ〜♪」ってか?。
 俺様にはティトがいるから、カナルに譲るよ。

 既に相手がいる強み(笑)。
 その返しの矛先を、
■ カナル To:バティ
 俺は、そこまで悪い奴じゃないからな。
 それに、そう言う仕事はスレイの方が得意だろ。

 するりと自分からすり替えるカナル。
■スレイ To:カナル
 な、何を言われますか?!(汗)

 外野席でのほほん♪と観戦していたハズなのに、急なライナー浴びせられたスレイ(笑)。
 必死に冷静を保とうすれど、正直な耳が全てを物語ってる(笑)。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル
 んだな。あと10年もしたらスレイ好みかもしれないな。

 さらに増幅させるバティ。
 どうやらだいぶ会話を楽しんでいるらしぃ。
■スレイ
 (ぴく)
 ………あと10年?

 その一言に何やら考え込むスレイ。
 計算(?)を終えたのか耳をおったてて力説開始(笑)。
■スレイ To:バティ、おおる
 行きましょう、我々に必要なのは情報ですっ!
 冒険者たるもの万全の姿勢で依頼に望まなければならないと思いませんか?!
 そう、今がその時なのです!!
 名指しでバティに来たこの依頼…すべての鍵は彼女にあるに違いありませんっ!!
 さぁ、みんな立ち上がるのです!輝けるわたしのみら・・・いいえっ、私たちの未来の為にっ!!

 なにやらムフフ☆な計画でも立てたのだろうか?(笑)
■ ジャン=バッティスタ To:スレイ
 スレイにとったら10年なんて一瞬だもんな。
 じゃ、スレイはイシュナ担当ということで、行くとするか

■ティトル To:スレイ
 はーいっ!……って、どこに行くんですかぁ〜?(^^;

■ ジャン=バッティスタ To:ティト
 んーっと、うぃ?うぇ?……ビラード邸だったかな。

 こらこらこら。うろ覚えな場所に行かせるんじゃない(笑)。
■スレイ To:おおる
 では「善は急げ」ってことで、そのビラビラ邸とやらに向かいましょう♪

 そんなうろ覚えなんぞは気が付かず♪元気に立ち上がるスレイ。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル
 しかし、カナルよぉ。確かビラード邸は馬車に乗って行かなかったっけ? 明日の昼には依頼人が来るらしいから、今から行くのは無理だって。

■スレイ To:バティ
 えっ?

 「なんですとーっ!?」という風な表情で、キョロキョロっと困るスレイ。
■ カナル To:バティ
 ……ウィラード、だ。
 ああ、確かに遠くて、今から行けるはずは無いな。バティ、本気で行くつもりだったのか?
 それに、イシュナに幸せなバティを見せつけるのも可哀相だ。
 俺が、そんなことをすると思うのか?

■スレイ To:カナル
 えっ、えっ?

 そのまま「な、なんですとーっ!?」ってな感じでオロオロするスレイ(笑)。
■ ジャン=バッティスタ To:カナル
 あのなぁ、そんなにいろいろ取り繕ったところで、 おまえさんもビラード邸の場所、忘れてたんだろ? 素直に吐いちまったほうが楽になるぜ? 声が震えているもの……

■ カナル To:バティ
 そう言うことにしておいてやってもいいぞ。
 せっかくのジャンク屋の夢を壊すのも忍びないしな。

■ ジャン=バッティスタ To:カナル
 へっ、言ってろ。

■スレイ To:バティ、カナル
 あの………わたし…たちの輝かしい未来はいったい?

 ‥‥‥オロオロが。すこぉしウルウルになりかけかもしれない。
■ティトル To:スレイ
 …また今度、ってことですねぇ〜(^-^)

 と、にっこり元気なティトルの一言。
 うむ。悪気は一切なしっっ☆
■スレイ To:おおる
 うぅ、これが人間社会の厳しさってやつなんですね…。
 しょうがない、今日は皆でとことん飲むとしましょうーーーっ♪かんぱーい Lb(TTへTT)

 ひゅぅるりぃ〜ららぁ〜〜と背中に風吹くスレイどん。
 先ほどまで元気だった耳も、ゆらぁりゆらりと揺れている‥‥ 

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 GM : shuu
 mail: shuu@ichinoseki.ac.jp