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序章「『幸せの木』」 |
「銀の網」亭 カウンター |
その青年は、扉を勢い良く開いて入ってくると、荒げた息を整える。金髪に見間違えそうな茶髪も汗に濡れている様子を見ると結構な距離を走ってきたのだろう。青年は、息を整えると、笑顔で、おやじに声をかける。
■ ジーク |
ふう、なんだか時間の感覚がずれちゃいましたかねぇ(^^; あ、おやじさん、おかみさんただいまです(^^ で、早速ですがリュセラさんを見ませんでしたか? おそらく先に来ていると思うんですが(^^;; |
■ おやじ |
ああ、お帰り。 リュセラなら5番テーブルにいるぞ。 |
■ ジーク |
5番ですか、どもども(^^ さて、待ち合わせに遅れたの怒って・・・ますよねぇ(^^; |
ジークはぶつぶつと呟きながら5番テーブルに歩いていく。
「銀の網」亭 5番テーブル |
茶髪の青年は、歩いてくるとその場に居る人々に片手を上げて挨拶する。
■ ジーク |
ああ、リュセラさんいたいた。良かった(^^ あ・・・っと、イルミナさんとクレフさんも一緒だったんですね? |
■ リュセラ To:ジーク |
(いいとこで・・・・・・) 遅い。 |
■ クレフ To:ジーク |
またごいっしょさせていただきますよ。よろしくお願いします。 |
■ クレフ |
さてと、ようやく6人揃いましたねぇ。 かるぅく一杯飲っていきますか? それとも部屋を取っちゃったほうがいぃですかねぇ? ←のんき(笑) |
■ ジーク To:クレフ |
こちらこそよろしく(^^ そうですね、とりあえず個室に移動しましょうか? 一杯はその後で良いと思いますよ。 |
ジークが来た事に気づき、赤くなりつつもリュセラと話していたアシストが顔をあげる。
■ アシスト To:ジーク |
あ、最後のヒトだね。 オレ、アシスト。見てのとおり魔術師だよ。 にーちゃん、よろしく(^^)ノ |
■ アップル To:ジーク |
こちらの方が、戦士の方ですね♪ アップルリーフっていいます。はじめまして。 チャ・ザさまにお仕えするものです。 未熟者ですけど、よろしくお願いします! |
■ ジーク To:アシスト&アップル |
えっと・・・はじめまして(^^ ジークと言います、よろしくそれと・・・一応戦士ではなくて吟遊詩人なんですけどね(^^;;(←弱気(笑) |
■ リュセラ To:ジーク |
最近歌ってくれないな。(ぼそっ) |
リュセラが小声で突っ込みを入れるが、ジークには聞こえなかったようだ。
■ ジーク |
親父さんに個室を借りてきますね。 |
ジークがそののまま、カウンターへ取って返す。
■ アシスト |
一杯ってオレ、酒は・・・・・・(もごもご) |
アシストがぼやいたが、誰も気にとめなかったようだ。
「銀の網」亭 カウンター |
忙しく仕事をしている親父のいるカウンターへ、ジークが戻ってきる。
■ ジーク |
おやじさん、個室を一つ用意してくださいな(^^ |
ジークが声を掛けるが親父は、奥に入ったままでてこない。
■ おかみ To:ジーク |
悪いわね、主人は忙しいから部屋の掃除が終わってないの(^^; 鍵はこれよ。でも、ちょっと待ってね。 すぐ終わらせてくるから。 |
■ ジーク |
おやじさん、個室を一つ用意してくださいな(^^ |
ジークは、鍵を受け取り新たな仲間の下へ戻っていく。
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