- Diva the Soul Saver - 魂のディーヴァ

Chapter 1

ハンク以下衛視たちから得られた情報

サスタークについて
 特産品はジャガイモ。あまり豊かな村ではないが、餓死者が出るほどでもない。
 特徴的な建造物は古い砦で、領主の先祖が爵位を与えられた武勲に由来するもの。以来先祖にあやかって領主の館として使われていたが、あまりにボロいので数代前に新しい領主邸に引っ越している。

 領主はヘンバル=サスターク男爵。32歳。
 特に目立った評判は(良いも悪いも)なし。現在の領主は砦には住まず、領主邸に住んでいる。

 昔はアンデッドがよく発生する地として多くの問題を抱えていたが、ここ300年ほどは沈静化していた。っつーか沈静化させたのが初代領主の武勲らしい。
 が、最近またアンデッドがちらほら目撃されている模様。

アディについて(ハンク以外の衛視から)
 衛視隊の新入りで16歳。今回の仕事が初仕事だった。
 両親ともに物心つく前に他界しており、ハンクが親代わりになっていた。
 幼い頃からマイリー神殿で修行していたのと元来の素養で、神聖魔法の腕はかなりのもの。武術も並の衛視以上。

レイザについて(ハンク以外の衛視から)
 蛮族出身で22歳。名目上はオランの軍籍にあるが、ハンクになにやら恩があるらしく今回の件を引き受けたらしい。
 武術全般に優れていて、よく腕試しとか言って腕の立ちそうな男を叩きのめす悪癖がある。ハンクもまるで勝てない。

ハンクについて(ハンク以外の衛視から)
 小隊長で29歳。父親が下級の騎士だったので、一応騎士叙勲は受けているが閑職。マイリー神殿で修行していた頃もあるが、妹と違い魔法の才能はなかったらしい。

学院で得られた情報

ディーヴァを引き取ることになったいきさつ
 元々サスタークの隅っこにあった祠にひっそりと安置されていたものだが、最近になって調べてみたらなにやら曰く付きのものと判明したため、学院で安全な場所に保管すべきではという話になった。
 男爵は渋っていたが、学院からの正式な要請として行くので無下には断らないだろうとのこと(もし無下に断られた場合はアディは手ぶらで帰ってきても良いことになっていた)

ディーヴァ取扱い上の注意
 とにかくどんな力があるか、全部記録が残っているわけではないのでむやみには鳴らさないこと。何もしなくても(ほっといても)働く力があるらしいが、細かい内容が記録に残っていないので分らない。

 少なくとも1通りの使い方は伝わっていて、神聖語のコマンドワードを唱えて鳴らすことで周囲のアンデッドにダメージを与えることができる。宗派は問わないが、プリーストしか使用できない。
 効果としてはホーリーライトと全く同じ(神聖魔法の魔力で計算)、ただし基本精神点消費が6点で、拡大はできない。

(音が鳴らないように)布とか詰めても大丈夫か
 分らない。たぶん大丈夫。

ゾンビが出る件との関係は?
 元々、大量のアンデッドを退治するために作られたらしいので全く関係がないことはないだろうが、「発生する」こととの因果関係は不明。

学院が引き取らないといけないほど危険?
 高レベル司祭の命1個つぎ込んで作られているだけあって、とりあえず生半可なマジックアイテムと違うのだけは確か。そして、どんな力があるか分らないまま警備の行き届かない村に置いておくのは危険なので、とりあえず調査してみて安全かどうか確認させろという段階。
 もし安全と分ったら、村に返すことにはなってるらしい。

サスタークについて
 衛視隊で得られる情報と大差なし。

盗賊ギルドで得られた情報

領主について
 特に目立った情報はなし。先祖の財産をちまちま食いつぶしている状態なので、領主自体に盗賊ギルドとして金になりそうなネタもなし。

村について
貧乏な村。最近なんかすごいお宝が見つかったらしい。



ゆな<juna@juna.net>