| ジェミーの家 |
一行は落ち着いて話せるように、彼女の部屋へ移動しました。
| ■メルディス To:アフル |
| ではアフル、お願いします。 |
| ■アフル To:メルディス&レプラコーン |
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うん。 困惑の精霊よ、眠りの小人の砂を取り去らんことを… |
| ■ ジェミー |
| ・・・・・・・・ぅ・・うぅ? |
アフルの魔法は見事に効果を顕し、ジェミーはゆっくりと目を開けました。
| ■ ジェミー To:ALL |
| ・・・・・何? ・・誰・・・・? |
ジェミーは、ぼんやりと視線をさ迷わせています。混乱しているようです。
| ■ メルディス To:ジェミー |
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目覚めましたか? えっと俺はメルディスといいまして・・・この村の調査に来た冒険者の一員です。 こっちはソフィティアとアフル、仲間です。 少々お聞きしたいこともあるのですが・・その前に。 身体に異常はありませんか? どこかおかしいと思うなら遠慮なく言ってください。 |
| ■ ジェミー To:メルディス |
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異常? ・・・・どういう事・・でしょうか? どうして、この村の調査を? ・・・すみません、また頭の中がボ〜っとしてて。怪我は・・してないみたいです。 |
不安と混乱と警戒の色をハッキリと顔に浮かべて、ジェミーはメルディス達を見ています。
| ■ソフィティア To:ジェミー |
| 長老のラシードさんもいるから安心してね。 |
ラシードは、困ったような顔をして突っ立っています(^^;;
| ■ メルディス To:ジェミー |
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ええ、まずは落ち着いてください。 まずはあなたのことを説明しますね。 あなたは、サンドマンという精霊の力で眠らされていたのです。 どれぐらいの間眠っていたのかは俺にはちょっと分からないのですが・・。 ゆっくりでいいので思い出してください。 眠る前のことは覚えていますか? |
| ■ ジェミー To:メルディス |
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・・なぜ、サンドマンが? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!! |
突如、ある事に気がついたのか彼女は部屋の中を見回し、一行に詰め寄るように捲くし立て出しました。
| ■ ジェミー To:その場にいる人々 |
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父さん達は!? 父さんや母さんは、どこっ!? いったい、何があったんですか? 教えて下さいっ!! |
| ■ メルディス To:ジェミー |
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ん・・・・・。 分かりました。 とりあえず隣の部屋に行きましょう。 詳しい話はそちらでお話しします。 |
| ■ ジェミー To:メルディス |
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
ジェミーは黙って肯くと、隣りの部屋に移りました。
| ■ アフル To:ジェミー |
| えっと…、まず、眠らされる前に何をしていたか覚えてる? |
| ■ ジェミー To:アフル |
| ・・・・あの・・精霊を・・召喚しようと |
消え入りそうな声でアフルの質問に答える間も、何が起きたのかが気になるらしく、部屋中を見回しています。
| ■フェイス To:ジェミー |
| 何で精霊を召還しようとしていたの? |
| ■ ジェミー To:ALL |
|
あの・・なんで何が起きたのか、先に教えてくれないんですか? 私、さっきからずっと聞いてるのに。 もしかして・・・・やっぱり・・!? |
| ■ アフル To:ジェミー |
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うん…。 向こうの部屋の儀式の跡を見たんだけど…、やり方が間違ってたんだ。 多分、それのせいで精霊力が変な風に引き出されて、狂った精霊が現れてたみたいで… なんとか、その狂った精霊は倒して、精霊力も元に戻したんだけど… その…家族の人たちは、俺たちが来た時にはもう… |
そこに略葬を終えたバーンが入ってくる
バーンに続いてヴィクターも戻ります。
| ■ヴィクトール To:ALL |
| あ、みんなもうこっちの部屋に来てたんだ。 |
| ■バーン To:ALL、ジェミー |
| (起きているジェミーに気付き) …アフル、もうあの事は話したの? |
| ■ ジェミー To:ALL |
| あの・・こちらの方は? |
バーンの方を軽く手で示しながら、一行に尋ねますが、バーンが何をしていたのか既に気がついているようです。
| ■ソフィティア To:ジェミー |
| 彼は、私達パーティーのリーダーよ。外で何をしてたかは……もう見当がついてるみたいね。 |
| ■ ジェミー To:ALL |
|
・・・・・私が、精霊の召喚に失敗したから・・だから、みんな・・ 私が・・こ、殺し・・・ |
後は引き攣ったような声を漏らすだけで、言葉になりません。
| ■ アフル To:ジェミー |
| あ、えーと…… |
かけるべき言葉が見つからない様子で、仲間の方を見ます。
| ■ メルディス To:ジェミー |
|
あなたのせいとばかりは限りませんよ。 だから、そう思い詰めないようにね。 あなたは、ご家族の分も生きる義務があるのですから。 それで・・今は無理かもしれないのでしばらくして落ち着いてからでも思い出して欲しいのですが、あなたに精霊について手ほどきした人物がいるんじゃないですか? たとえばあの部屋にあった儀式の方法とか。 |
| ■ ジェミー To:メルディス |
|
教えてくれる人なんて、誰も・・・みんな、私の事なんて・・父さん達だけが分かってくれたのに・・・ |
| ■ ジェミー To:メルディス |
|
精霊魔法は、殆ど独学で覚えたんです。 たまに村にやって来るシャーマンから話を聞いて、自分で研究して・・・ それで、精霊を召喚する方法が漠然と分かって来て、試してみたら、こんな・・ |
後はまた言葉になりません。
| ■ヴィクトール To:ジェミー |
|
・・・事故は事故で誰のせいでもないよ。 もしお父さんが本当に分かっていてくれたんなら、お父さんだって責めたりなんかしないはずだよ。 中途半端にやることで危険なことが起きるって事が分かったんなら、今度はもっと真剣に勉強すれば良いんだ。悔やんだって泣いたって起きた事故は元通りにはならないし、誰も認めてくれなくても自分で好きで始めたことなんだから後悔したって仕方ないよ。 誰だって失敗はするんだから、魔法で誰かを傷つけちゃう事だってあるんだから・・・。 |
珍しくちょっと怒っているようにも見えるヴィクターの図。
ヴィクトールの肩に手を置きゆっくりうなずくバーン
| ■ソフィティア To:ジェミー |
|
まだ言ってないかったけど、ざっと見たところ、この村の人間と村に入ろうとした人間は全員サンドマンに眠らされているみたいね。魔法が暴発したら大変な事になる事ぐらいしってるでしょう。 もうちょっと言いたい事はあるけど、まずは外で眠ってる家族に謝ってきなさい。 |
皆が慰めている中、ソフィティアはちょっと違うみたいです。
| ■ジェミー To:ソフィティア |
| はい……… |
そう一言返答してから、ジェミーは部屋を出ていきました。
| ■ソフィティア To:ALL |
| 彼女が早まった事をしないとも限らないから、誰か付き添いをしてくれないかしら。 |
| ■バーン To:ソフィティア |
| わかった。 |
ちなみに未だにライナスは外で転がされていたり(笑)
数分後、顔を涙でぬらしつつ、問いかけるように呟きました。
| ■ジェミー |
|
ところで…わたしこれからどうしたらいいの………かな………? 父さん……達もいない…し……。 もう………精霊達と………話す自信………ない………し………。 |
それっきりジェミーは言葉を詰まらせました。
| ■ソフィティア To:ジェミー |
|
いまは消えちゃいたいぐらい心細いかもしれないけど、目標とか希望とか持ってれば何でも出来ると思うよ。わたしの両親なんか、とっくの昔に殺されちゃってるんだから。でも、ちゃんと生きてるでしょう。 あなたには、一杯思い出もあるんだからそれを大切にしなきゃ。 |
後ろからジェミーの両肩にに手を掛けて励まします。
| ■バーン To:ジェミー、ラシード |
|
(かぶりを振りながらジェミーに向かい) あなたにとっては悲しむべきことかもしれませんが… この地で菩提を弔うには心情的に辛い思いもあるでしょう。俺は、皆が眠っている内に姿を消し、『家族ともども他へ移住した』という事にした方が良いと思います。 (ラシードに向き直り) …長老、正直言ってあなたもジェミーさんに村にいられると遣り切れない思いもあるのではないでしょうか? 本人の承諾は得てませんが、『移住先』の心当たりはあります。 (といって白目をむいているライナスの方を見やるバーン) ジェミーさんと長老の了解があれば心当たりを当たってみようと思いますがいかがですが? |
| ■ラシード To:バーン |
|
うむぅ………確かに………そのとおりだし、ジェミーさえ悪くなければ、問題ないのじゃが。 ………ただ、姿を消すと言うことにすると後々後ろ指を指され続けかねない、ということもちと危惧されますでの。 素直に亡くなったということではいかんですかの? |
村長はしばし考えた後バーンの提案に対する意見を述べました。
しかし、当のジェミーはというと、まだ俯いたまま体を震わせ続けていました。
| ■ソフィティア To:ラシード |
| 移住するのなら、家族が亡くなったから身請けされて行ったとか幾らでも言い様はありますね。 |
| ■ラシード To:ソフィティア |
|
まぁ………そうなのじゃが………。 分かった、何か上手い理由でも考えておこう。 |
村長とソフィティアの話が一段落ついたところで残った一同がジェミーに声をかけ始めました。
| ■ヴィクトール To:ジェミー |
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バーン兄ちゃんの心当たりの方がダメでも、オレ達みたいな冒険者になって精霊魔法の修行をするって方法だってあるし、諦めちゃうなんてまだ早いよ。 失敗はしたかも知れないけど誰に教わるでもなく一人で精霊と話が出来るようになるなんて、きっと凄いことなはずで才能があるってことじゃないか、好きなことなら簡単に諦めたりしちゃダメだよ。・・・ううん、今回のことは簡単な事じゃないかも知れない、でも、でも、そんな理由で好きなことを捨てちゃったら、それこそお父さん達だってよけい辛いはずだよ・・・。 今回のことがあったからこそ、逃げちゃダメなんだよ! |
| ■フェイス To:ジェミー |
|
そうだね。ヴィクターのいうとおり、つらいと思うけど後ろ向きになっちゃだめだよ。 キツイかもしれないけど、過ぎたことを悔やんでも仕方がないんだ。 お父さんたちのためにも、頑張って生きていかなきゃね。 とりあえず、僕らはあなたの力になるから。 |
| ■アフル To:ジェミー |
|
うん、今回は失敗しちゃったけど、もっと精霊とうまく話せるようになって、二度と失敗しないようにすれば、いいじゃない。 今、ここで諦めてやめてしまうのは簡単だけど、それをしたらこれから辛いことから全部逃げなくちゃいけなくなるよ。 それに、楽しいでしょ?精霊達と話したりしてると。 精霊魔法の腕を磨きたいんだったら俺が教えてあげるから。 |
一同の檄に励まされたか、ジェミーはゆっくり顔を上げました。
| ■ジェミー To:ヴィクター、フェイス、バーン |
|
………ありがとう。 こんなわたしのために………。頑張ってみる………。 ………でも、さっきの心当たりって………? |
| ■バーン To:ジェミー |
|
ええ。我々はここの御領主、ならびに御子息と親密な関係にあります。先程長老やソフィーが仰ったように再出発をするつもりがあるなら、御領主の館に勤められるよう便宜を図ってみます。 ヴィクターの言うように冒険者として生きていくつもりなら及ばずながら我々が力をお貸ししましょう。 どうしますか?どちらを選びますか? |
| ■ジェミー To:バーン |
| あ、はい………領主の方って一体………? |
| ■バーン To:ジェミー |
| …この村の状況と原因の把握の為に、御領主自ら我々に調査を依頼したのです。それと、その御子息の方は…ちょっと失礼。 |
といいながら白目をむいているライナスの元へ行くバーン
| ■バーン To:ライナス |
|
(頬を軽くたたきながら) ライナス、起きてください。 |
| ■ライナス To:バーン |
|
う〜〜……… むぅ?(・・ )( ・・) ………何でわたしは地面で寝ていたのだ? |
| ■バーン To:ライナス |
|
あの女性を悲しませないために墓掘りを手伝ってもらったんじゃないですか。覚えていないんですか? 活躍してお疲れなのは分かりますが前後不覚になるとはいけませんね。 …っと、そんなことより彼女が目を覚ましましたよ。一緒について来て下さい。 |
気絶していたことを良いことに好きなことを言うものです(笑)
再びバーンはライナスの首根っこを掴んで部屋に戻りました。
| ■ライナス To:バーン |
| ぐ、ぐるじぃ〜〜〜がら、ひっぱらんでぐでぇぇ〜〜 |
こういうわけで、ライナスは引きずられながらジェミーと対面することになりました。
| ■ジェミー To:バーン |
| あ…のぉ……領主のご子息というのは先ほど地面で寝ていた………この人………? |
| ■メルディス To:ジェミー、ライナス |
|
あ・・・はは(苦笑) 一応そうですね。 えっと、ライナスさん? 彼女と話さなくていいのですか? |
| ■ライナス To:メルディス、ジェミー |
|
う、うむ。そうだな。 (ジェミーの方を向き直って) ま、まぁ、そういうわけで、だ。 君に行くところがないようなら、是非うちに来てもらいたいのだが、いかがかね。 |
| ■フェイス |
| (……どう見ても、頼りなさそうだよなぁ……(^^;;;)−−−−ジェミー、しばし考えているようです。 |
| ■ジェミー To:PC |
| え〜…冒険者………というのはどのようなことを…なさるんでしょう……? |
ライナスはあっさり無視の方向かな(笑)
| ■メルディス To:ジェミー |
|
(ライナスは無視ですか(笑)) うーん・・難しい質問ですね。 俺達の場合は、銀の網停という酒場があるのですが、そこに届けられた依頼をこなしています。 それが仕事ですね。 その依頼内容次第でどんなことでもやります。 まぁ、自分の腕に見合ったことをやることになります。 時にはきついこともありますが・・・ためになることもありますし、 こういう風に (ここでパーティメンバーを見回す) いい仲間に巡り会うこともありますしね(笑) 精霊使いとしてちゃんとできるのであれば、きっとやっていけると思いますよ。 ・・・転べば、また起きあがって歩けばいいのですから。 |
| ■ヴィクトール To:ジェミー |
|
つまりさ、仲間同士で助け合って困っているヒトを助ければいいんだよ。 それぞれ自分の得意なことを活かしてね。 メルディス兄ちゃんが言うように、辛いこともあるけど楽しいことがいっぱいあってすごく勉強になるんだ。 |
| ■フェイス To:ジェミー |
|
そうだね。僕なんか孤児だから両親の記憶なんて全然ないんだけど、今はこんな風に素敵な仲間たちと楽しく旅を続けているよ。 似たような境遇の人も多いから、励ましあえることも多いしね。 もちろん、大変なこともたくさんあるけど、みんなでそれを乗り越えていくのもすっごく感動的なことなんだよ♪ でも、ライナスさんのところで働くってのも、それはそれで有意義なことだと思うけど……。 |
| ■アフル To:ジェミー |
|
うん…、冒険者をやってると危ないことも結構あるし、それこそ、辛いこともたくさんあるよ。 本当にやりたいって気持ちが無かったら止めておいたほうがいいかもしれないとは思う。 |
| ■バーン To:ジェミー |
|
…大事なのはあなたの気持ちです。自分にとって一番と思われる道を選んでください。 個人的には、『家族全員で旅をしていた所、道中野盗に襲われてご両親を亡くし、そこに通りかかったゴート家の関係者に雇われていった』とするのが良いと思います。 その上で、その場所があなたにとって辛いものだったら冒険者になれば良いんではないでしょうか。 その時は俺達仲間全員で歓迎しますよ。 |
| ■ソフィティア To:ジェミー |
|
冒険者って言うけど世間ではそんなに感心された職業じゃないし、貴方に勧めちゃっていいのかどうかはわからないわ。あなたがそれでも冒険者になりたいって言うなら止めないけどね。 今はまだ突然過ぎるから、ライナス君の所で少し落ちついてこれから先の事を考えるっていうのでも良いんじゃないかしら? |
いろいろな意見を聞くも今ひとつ考えが定まらない様子です。
| ■ジェミー To:ソフィティア |
| ……すいません…ちょっと一人で考えさせてもらえますか? |
| ■ソフィティア To:ジェミー |
| そうね、それじゃぁ少し落ちついて考えてみてね。 |
| ■バーン To:ジェミー |
| 分かりました。外にいますから決めたら声をかけて下さい。 |
一行は求めに応じて外にでました。
ライナスは落ち着かなさげに家の出入り口をうろうろしつつ、誰にともなく呟きました。
| ■ライナス To:ALL |
|
………どうなるだろうか? 彼女には来てもらえるだろうか………? |
| ■バーン To:ライナス |
| …こういった件については人様に何も言えませんが… …仮に貴方と御父上の所に行くにせよ、冒険者になるにせよ彼女の決断と意思を尊重して欲しいと思います。 その決断と行動を見守り、手を貸し、時には厳しく接することが、彼女にとって今一番必要なことではないでしょうか。 |
| ■ライナス To:バーン |
|
う………うむ………そう…だな………。 うむぅ〜〜………。 |
それから数十分後………
ジェミーが家の中から姿を現しました。
最初はうつむき加減でしたが、ゆっくりと表をあげたその表情は決意に満ちあふれていました。
| ■ジェミー To:ALL |
|
いろいろ考えてみたんですけど……… ………わたしも冒険者に………なれるでしょうか? わたしも皆さんみたいに困っている人を助けてみたいです。精霊の力を誤った方向に使ってしまったから………お父さんやお母さんや村の人たちに償うためにも………正しい方向に使いたいです。 |
| ■アフル To:ジェミー |
|
うん、冒険者に一番必要なのは、その「なりたい」っていう意志だと思うんだ。 だから、ジェミーさんも十分冒険者の資格ありだよ。 もちろん、俺達もできるだけ手助けするよ。 |
| ■ソフィティア To:ジェミー |
|
本人にその気があれば冒険者なんて誰だってなれるよ。だから、アフルが言ってるように「なれるでしょうか?」じゃなくて「なりたい」って思う意気込みが肝心なのよね。 手助けならみんなしてくれると思うわ。ただ、始めにちょっとお金が……かかっちゃうかな。 |
| ■ソフィティア To:ライナス |
| それから、ライナス君。今が最後のチャンスかもしれないんだから、言う事があるならバシッっと言わないと、どうなっても知らないわよ。 |
目が笑ってる(笑)
| ■フェイス To:ライナス |
| それ、がんばれっライナスっ(^∇^)♪ |
| ■ライナス To:ジェミー |
|
え………あぁ……… あ………うちに………は………? |
| ■ジェミー To:ライナス |
|
あの………気持ちは嬉しいのですが……… あまり人のお世話になっているわけにもいきませんから………。 わたしもいい加減一人歩きしないといけませんし………ごめんなさい(_ _) |
| ■ライナス(心の声) |
|
が〜〜〜んが〜〜〜んが〜〜〜ん _( _ _)_(がくっ |
| ■フェイス To:ライナス |
| う〜ん、やっぱりだめだったか〜(^_^;) |
| ■ヴィクトール To:ALL |
| ん?えっ、えっ?何でライナスさんってばがっくりしてるの?? |
というわけで、馬鹿ボン(ライナス)の恋はここに敗れることとなりましたとさ(笑)
| ■ソフィティア |
| はぁ〜、先が思いやられる。 |
嘆息をついてます。
| ■バーン To:ALL |
|
(自分をライナスに当てはめ心中穏やかではないものの、表面上はあいも変わらず、ライナスをしれっと無視し) さあ、それじゃあライエル卿の元に伺おうか。 それとも村人みんなの目を覚まさせるかい? |
| ■ソフィティア To:バーン |
| 依頼の内容からすれば、目を覚まさせないとならないわね。それよりもここまで来てほったらかしっていうのはちょっと……。惨くない? |
後頭部にでっかい汗(^^;
| ■バーン To:ソフィティア |
|
あはは。言葉が足りなかったね。 目を覚まさせるのは当然さ。でもジェミーさんの事に感付く村人がいないとも限らない。だから先にこちらの用事を済ませて、ジェミーさんをこの村から離れさせてからでも良かったかな、と思ったんだよ。 まあアイクさんと長老の口裏さえ合わせれば大丈夫だとは思うけど。 |
そこで腕組みをして考え込む。しばらくしてから顔を上げ
| ■バーン To:ALL |
|
よし、こうしないか。 まずは俺とソフィー、フェイス、ライナス、ジェミーさんがライエル卿の元へ向かう。その間にアフル、ヴィクター、メルディスさんに村人の魔法を解いてもらう。 その時に、長老にはここに残ってもらい村人の説得とジェミーさんの一家の出奔理由を説明してもらおう。村人へは 『精霊の力が暴走していたが、旅の冒険者がそれを収めた』 といってもらい、ジェミーさんの事はさっき言ったのを少し修正して 『家族全員で親類の元に向かう為旅をしていた所、道中野盗に襲われてご両親を亡くし、そこに通りかかった冒険者に助けられついていった』としよう。 ライエル卿への報告は包み隠さず本当の事を説明し、原因の確認と除去が完了した事、一因を担っているジェミーさんの償いの手助けをしてあげたい事を伝えよう。 それでどうかな? |
| ■アフル To:バーン |
|
うん、事の経緯はそれで良いと思うよ。 でも、それだと俺達がジェミーさんのことを知ってるのってちょっとおかしくない?(^^;; それに、お墓もあるんだし… 素直に、この村に来た時には家族全員が亡くなってたって言ったほうがよくないかな? |
| ■バーン To:アフル、ALL |
|
う〜ん、順序としては 『ジェミー一家の旅立ち』 『原因不明の精霊の暴走、村人の眠り』 『ジェミー一家の惨殺。冒険者(俺達)のジェミー保護』 『冒険者ラース村の異常事態解決の為、村へ到着。一家の為墓掘り』 『村民の目覚め、同時に異常事態解決の報告をライエル卿のもとへ』 というシナリオを考えていたんだけどね。 でもアフルの方が流れが自然だから、それで構わないよ。物盗りの犯行としておけば良いんじゃないかな。 |
| ■メルディス To:ALL |
|
そうですね・・。 アフルの言うとおり、俺達が来たときにはすでに・・というのがいいんじゃないでしょうか。 ジェミーさんがいないことの説明さえ付けばいいわけですから。 まさか墓荒らしまでする村人もいないでしょう(苦笑) |
| ■バーン To:ALL |
|
よし、じゃあそういうことで。 ここに残る皆はよろしく頼むよ。 出来るだけ早く報告を終えるつもりだけど、合流するのはこの村が良いかい?それとも直接オランまで帰ってしまったほうが良いのかな。 |
| ■アフル To:バーン |
|
うーん…、どうせ街道を帰るだけだし、先にオランに戻ってくれてていいよ。 ジェミーさんがこの村に戻ってくるわけにはいかないでしょ? |
| ■ソフィティア To:アフル |
| そうね、それじゃぁ落ち合い場所は銀の網亭でいいかな? |
| ■ヴィクトール To:ライエルさんちへ行くメンバー |
| じゃあ、みんなまたオランでね〜。 |
| ■バーン To:アフル、ヴィクトール、メルディス |
| 気を付けて。無理して魔法使い過ぎないようにね。 |
| ■フェイス To:みんな |
| ほいじゃ、れっつご〜!! |
| ■ソフィティア To:アフル |
| アフル、頑張ってね。 |
アフルの前で一言うと、すばやく別れキスをした。
| ■アフル To:ソフィティア |
|
(^^) うん♪ |
| ■バーン To:アフル、ソフィティア |
| (それを目ざとく見つけたバーンは、聞き取れないくらいの小さな声で一言) いいなあ。 |
| ■フェイス To:バーン |
| ふふふっ、バーンもあーゆーことできるように頑張らないとね(^ー^)♪ |
| ■バーン To:フェイス |
| うううう、うるさいっ!さあ、さっさと行くぞ!! |
| ■フェイス To:バーン |
| はいは〜〜〜い(^∇^) |
こうして、村の騒動の元を解決した一行は一旦別れて、依頼の後処理を始めたのでした。
ちなみに、バーンはしばらくフェイスにからかわれていたそうです(笑)