村の中 |
新たにパーティーに加わったお荷物の態度に悩まされつつも、それ以外に特に目立ったトラブルはなく、三日目の朝がやってきました。
それまでは見張りもおざなり、移動中も不平たらたらのお荷物でしたが、村が近くなったためか夜明けと共にきびきび行動しているようです(笑)
■ライナス To:バーン |
君たち、早く起きたまえ。 村まですぐだぞ。 |
■バーン To:ライナス |
もう、起きてますよ(苦笑) さて…目覚まし代わりに、今朝の訓練を開始しましょうか。皆もそのうち起きるでしょう。 |
■ライナス To:バーン |
な、なに? 起床直後に訓練開始だと?満足に動けるわけがなかろうが。 大体……… |
延々と続くライナスの言葉をバーンは無視して、道中で見つけた木の枝を握ると、有無を言わせず打ちかかりました。
■バーン To:ライナス |
今日の練習は≪防御専念≫です。 3回攻撃しますから受け流すか受けきってください。 俺が打ち据え終えたら、昨日までに教えた方法で攻撃してください。 ≪強打≫でも≪部位狙い≫でも構いません! 行きますよ!! |
早口でまくし立てた後、矢継ぎ早に攻撃を開始します。
■ライナス To:バーン |
ちょ、ちょっと、ま、待ちたまえ! |
もちろん聞く耳なんか持っちゃいません(笑)
元々、圧倒的な技量の差があるライナスとバーンです。回避どころか受けきることが出来るわけもなく、本当に目覚まし代わりにびしびし打ち据えられました(笑)
■ライナス To:バーン |
うぎゃぁ〜 ま、待てといったろうが! うひぃ〜 ちょ、ちょっと……… いでぇ〜 |
■ソフィティア |
ん、ん〜ん。……もう朝? 今日も頑張ってるわね〜、ライナス君は(^^; |
………何とも情けない悲鳴を上げるものです(笑)
しばらくの後。
一連の訓練が終了し、バーンは肩で息をしているライナスに声をかけます。
■バーン To:ライナス |
ふう、お疲れ様でした(ニッコリ) …初日に比べれば大分良いですね。彼我の実力差を判断出来る様になっただけでも大した進歩です。 それに実際の剣の重みにも馴れてきたようですから、明日から俺も自分の長剣を使うことにしますね。 騎士たちは刃引きした実剣での訓練で死ぬこともあると聞いておりますから充分注意してくださいね。 ……さてそろそろ、食事にしましょうか。 |
■ライナス To;バーン |
ううぅぅ………いつかみてろ(ぼそ |
仲が悪いものはどうやってもフォローは無駄と言うことですか(笑
■バーン To:ライナス |
は? なにか仰いましたか、ライナス? |
聞こえてるんだか聞こえてないんだか無表情で問い直すバーン(笑)
■ソフィティア TO:ライナス&バーン |
二人ともおはよう。毎日ご苦労さま。 |
ソフィティアも起きてきた。
■バーン To:ソフィティア |
やあ、おはようソフィー。 (ソフィティアだけに聞こえるように、そっと耳打ちをする) ライナスは面白いね。積み上げたものが何も無いから、真綿が水を吸うように技術を吸収していくよ。 鍛錬が伴えば俺なんかよりずっと優秀な戦士になるね(^^) あ、この事は絶対秘密にしといて。調子付かれると訓練に身が入らないから(^^;; |
■ソフィティア TO:バーン |
へぇ、そんなに上達早いんだ。わかったわ、秘密にしておけば良いのね(^^; |
■バーン To:ソフィティア |
「鍛錬が伴えば」ね(^^; |
バーンは苦笑いしながら水袋の水を少しだけ手のひらにのせると、顔を拭って汗を流した
■バーン |
ぷはー気持ちいい! …みんなはもう起きているのかな? |
■メルディス To:ALL |
おはようございます。 朝からそんな調子ではバテませんか?(笑) |
■バーン To:メルディス |
おはようございます。メルディスさん(^^) 俺は体質的にバテやすいんで、逆に動かないとダメなんですよね。 |
■ヴィクトール To:ALL |
おはぁよぉ〜。なんかオレ寝不足〜。 |
■バーン To:ヴィクトール |
おはようヴィクター。 |
少し遅れてフェイスも起きて来る。
■フェイス To:みんな |
みんな、おっはよ〜♪ あぁ〜みんな早起きだねぇ〜。 ………な〜んかライナスさん、疲れてるみたいだけど大丈夫? |
■バーン To:フェイス |
う〜っす、おはようフェイス♪ ライナスはあれでも素養は良いから大丈夫だよ(^^) …どうやら村まではもうすぐの様だから、朝食を食べ終えたらキャンプをたたんですぐに出発しよう。 |
■フェイス To:バーン、みんな |
ふ〜ん…??? じゃ、今日も元気にいこっか! …ってまだ寝ている人があそこに(^_^;) |
■アフル |
……んっ…ソフィー |
と、何やらにやけたまま寝ています(笑)
■フェイス To:ソフィー、みんな |
うわ〜〜〜アフルったらきっとソフィーとのえっちぃ〜な夢見てるんだぁ〜(^ω^) すごく満足げな寝顔だもんねぇ〜(笑)。 |
■ヴィクトール To:フェイス |
えっちぃ〜なゆめ? ねえねえフェイス君、えっちぃ〜な夢ってどんな夢なの?楽しいの?オレでも見れるかなぁ? |
興味深げに聞いておきましょう。
■フェイス To:ヴィクトール |
げっへっへっ、そりゃあもう楽しいのなんのってお客さん。 ヴィクターもオトナーになったら見られるようになるよ、うん。 |
なんだよオトナーって…。
■ヴィクトール To:フェイス |
大人ー?・・・え、もしかして大人はみんな見てるの?? |
ガガァーン!と激しいショックを受けていたりいなかったり。
■ソフィティア TO:フェイス |
こらそこ〜、ヴィクターに変なこと吹き込まないの。(怒) |
■フェイス To:ソフィティア、ヴィクター |
わぁ、ごめんなさい〜〜〜。………怒られちった(^_^;) ま、まあ、ヴィクターもあんまり気にしないでね。 時が解決してくれるよ、うん。 |
それはさておき、キャンプを畳んでから小一時間ほども歩いていると、森に入りました。道は若干登り気味に傾斜しています。
このまま2時間も歩き続ければ、村に到着するくらいのところまでは来たようです。
■ライナス To:All |
さて、諸君。目的地は近いぞ、早く行こうではないか。 |
言うや否や先陣を切って進み始めました。
人の話を聞かないのはどうにもならないようです(笑)
■バーン To:ALL |
………皆、緩やかな上り坂になってるみたいだから、自分のペースで登っていいよ。 無理をすると、村に着く前にバテちゃうから気を付けて。 |
■フェイス To:みんな |
まあ、あの調子じゃライナスさんもすぐバテそうだしね(笑)。 |
■ソフィティア TO:みんな |
あんなに急いで行っちゃったらバテちゃうね(^^; |
恋の力は何とやら。それからのライナスは全員に先駆けて、かなり先をひたすら歩き続けていました。
疲れを知らないかのごとくひたすら歩き続けているライナスに、のんびりあとを追う一行。
そのまま延々と歩き続けていると、森道の向こうに村らしきものが見えてきました。
それを見たライナスはさらに歩調を早めて進んでいきました………が、唐突にばったり地面にうつぶせに倒れ込みました。
■アフル TO:ALL |
ようやくバテたみたいだね… でも、わざわざこんな村の直前で倒れなくてもいいのに(笑) |
■ヴィクトール To:アフル&ALL |
うん?・・・あれ、ホントだ。 なんかライナスさん倒れちゃったみたいだけど・・・疲れただけなの? さっきまで元気そうだったのに・・・大丈夫かなぁ? |
とったったーっとライナスのところまで駆け寄って、とりあえず無事かどうか様子を窺ってみる。
■バーン TO:ALL |
…ちょっと様子がおかしいな。 (焦燥感を含んだ口調で) 何人かここに残って、周囲を警戒していてくれないか?後は俺について来てくれ。ライナスが心配だ。 |
バーンもヴィクトールの後に続きライナスの元へ移動する
■ソフィティア TO:バーン |
それじゃぁ、わたしは周りを警戒して後から行くわ。ライナス君の方はよろしく。 |
バーンの只ならぬ様子に、先ほどまでと違って真剣な表情でバーンに向かって応えた。
■フェイス To:みんな |
…ただ単に疲れちゃっただけじゃないのかなぁ…。 |
と、ライナスの元に最初に駆けつけたヴィクターは、突如強烈な眠気に襲われました。
気力を振り絞って何とか眠気に抵抗して辺りを見回すと、全裸の小さな子供のようなものが、いつの間にか自分の足下にいるのが見つかりました。
それを見た瞬間ヴィクターにその精霊の名前がひらめきました。眠りを司る精神の精霊、狂えしサンドマン。特徴からしてほぼ間違いないようです。
どうやら、次の魔法を放たんと準備を始めているようです………。
■ヴィクトール To: |
っ・・・なんで急に眠たく・・・ん!アレって・・・? |
■バーン TO:ヴィクトール |
どうした、ヴィクター! |
■ヴィクトール To:バーン&ALL |
気を付けてバーン兄ちゃん!ここ狂った精霊がいるよ。 子供みたいな・・・そう確かサンドマンって名前の魔法で誰かを眠らせたりする。 |
大きな声で皆に危険を伝えます。
ヴィクターの話を聞き、アフルは手短にサンドマンや狂った精霊について、みんなに説明します。
曰く、精霊の中には時たま狂って周囲に害をもたらす者がいる事。
曰く、その大半が暴力的であり、精霊魔法や独自の特殊能力を使える事。
曰く、精霊であるがゆえに通常の武器では傷つかず、銀製かもしくは魔力を帯びた武器しか通用しない事。
曰く、狂えるサンドマンは無差別に“スリープ”を唱え、文字通り標的を永眠させてしまう事。
曰く、サンドマンは精神の働きのある所なら、どこにでも瞬間移動出来る事。
■フェイス To:みんな |
………あれ? ひょっとして、本当にヤバイ? |
■バーン TO:ヴィクトール、アフル、メルディス |
精霊だって!? (長剣を抜きながら走り寄り、ヴィクトールの援護に回る) アフル!メルディスさん!フォローをお願いします!! |
■メルディス TO:バーン、アフル |
分かりました! アフル、精霊なら会話でなんとかならないですか? できれば事を荒立てずにすませたいですからね。 |
言いつつも杖を構えます。
■アフル TO:メルディス |
うん、でも、狂える精霊だったらほとんど意味がないかも… |
■フェイス To:みんな |
え、えっと…僕はどうしよう。とりあえずライナスさんを助けないと…! |
走りつつショートソードを抜くフェイス。
■バーン TO:アフル |
アフル、相手の様子を窺いたい。次の言葉を精霊に伝えてくれないか? |
バーンはアフルを通じて、サンドマンとの意志の疎通を計ります。
■バーン(アフル) TO:サンドマン |
なんで俺達に魔法をかけるんだ?俺達が何かしたか? |
■ サンドマン To:バーン&ALL |
ゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタゲタ |
意味が通じているのかいないのか、サンドマンは不気味に笑うばかりです。
■バーン TO:アフル |
笑っている?くそっ訳が判らないぞ! …アフルもう一言頼む。 |
■バーン(アフル) TO:サンドマン |
俺達は君の敵ではない。眠りの魔法をかけるのをやめてくれないか? 止めてくれないなら、俺達は身を守る為に戦う用意があるぞ。 |
■ サンドマン To:バーン&ALL |
ゲェッゲェッゲェッゲェッゲェッゲェッゲェッゲェッゲェッ |
やはり、狂ったように--事実、狂っている訳ですが--笑っています。アフルには、サンドマンが再び魔法を唱えようとし始めたのが分かりました。
■アフル TO:ALL |
あっ、魔法が来るよっ |
■バーン TO:ALL |
!? 皆、交渉は決裂だ!散開するぞ!! |
第一ラウンド |
パーティが戦闘態勢を取ると、どこからともなくサンドマンがもう1体現われました。
■バーン TO:メルディス |
メルディスさん!俺の剣に魔法を!! |
■メルディス TO:バーン、ALL |
分かりました。 フェイスとソフィーにもかけますよ! |
■フェイス TO:メルディス |
おっけぃ! お願いね、メルディス!! |
■ヴィクトール To:サンドマン |
・・・ゴメンッ! |
かなり悩んでいたヴィクターはフォースを使う決意をした模様。
行動順を遅らせたフェイスに先駆けてヴィクターがフォース(達成値、以下達13)をサンドマン1に放つ!抵抗をうち破りはしたものの、ダメージ(打撃ロール、以下打5)はいまいち(4点)。
それに続いてサンドマンは1,2とともにスリープを放つ!バーン(抵抗値、以下抵15)は抵抗に成功するも、精神抵抗力ならトップクラスのフェイス(抵12)は抵抗に失敗してしまう!
反撃のアフルのストーンブラスト(達16)は抵抗をうち破る(打9)!これがサンドマン1へのとどめの一撃となった!(9点)
ソフィティアは仲間を援護せんと後方から一気に走り寄った。
続くメルディスは前衛の仲間にファイアウェポン(達8)をバーン、フェイス、ソフィにかける。………ちなみにやはり出目は低い(笑)
最後に行動を遅らせたバーンが自慢の武器を振るう(達10)が回避されてしまう。
■ソフィティア To:メルディス |
お願い。直ぐそっちに行くわ。 |
いきなり戦闘に突入したので、慌ててみんなのほうへ走り出した。
第二ラウンド |
■フェイス |
……ぐぅ(-_-)zzZ |
■ヴィクトール To:フェイス |
あ、フェイス君、寝ちゃったの!? |
フェイスは睡眠中。
ヴィクターは機をうかがって抵抗に専念することにした模様。
バーンの強打(達10)はあっさり回避されてしまう。
■バーン |
くそっ、結構素早いな! |
剣を再び構えなおすと、慎重に呼吸を整えた
■バーン |
いくぞ!! |
反撃とばかりにサンドマン2のスリープはバーンに襲いかかるが、同じく余裕で抵抗する!(抵15)
続く、アフルが放ったストーンブラスト(達15)は再び抵抗をうち破り、サンドマンの体を大きくえぐる!(打3)(5点)
ソフィティアの攻撃(達13)は回避される。
■ソフィティア |
眠たくって……またあの魔法だったらやだなぁ(^^; |
ソフィティアは前回の冒険でスリープをくらってかなり危険な状態になっていた事をふと思い出した。
■メルディス To:ALL |
あと1体は任せましたよ。 |
メルディスは周囲に気を配っている模様である。
第三ラウンド |
先陣を切ったヴィクターのフォース(達14)がサンドマンの抵抗をうち破って命中し、それが最後の一撃となってサンドマンは気絶。
これで戦闘は終了である。