ハーピィの涙

そこはゴミ溜めだった

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サルサ工房
そろそろ夕方かと言う頃にサルサの工房へと辿り着いたパーティの面々。
場所柄のせいもあるのだろうが、はっきり言って活気が全然ない。重い空気が漂っている……。
■ガイ To:みんな
誰もいねぇみたいだな。
どうする、一応裏口も固めとくか?

首を伸ばして裏口の確認をするガイ。裏口はあるにはあったが、本当に『あるだけ』ってな感じだ。
なんか変なニオイのしそうなゴミとか散乱していたり。
おまけに一人入れば詰まってしまいそうな細い所である。
■アルティア To:ガイ
ええと、そこまでしなくても良いんじゃないでしょうか〜。
私たちの目的はあくまでリタさんの救出で、サルサの身柄確保ではないですからねぇ〜。

■ガイ To:アルティア
いや、サルサは大事な情報源だ。
もし逃げられでもしたらやっかいだからな。

■リシィア To:ALL
私は裏口も固めておいた方が良いと思います。バロウズ邸に逃げこまれでもしたら、困ったことになりますしね。
それにこの人数で押しかけても、警戒されるだけでは無いかと思うのですが……。

……それにしても、汚い所ですね……このような所に住んでいて、平気なのでしょうか?(^^;

綺麗好きなリシィアには絶えられない光景のようだ。
■ジェスタ To:みんな&リシィア
う〜ん。わたしも後ろを見張っていた方がいいと思う。
もし切り札があるのなら逃げられても困るし、バロウズにはなるべく気付かれないようにしたいしね。

……まあ、だいたいこの辺はどこもこんなもんよ?

ジェスタにはスラムや常闇通りで見慣れている光景なので、リシィアを見てちょっと肩をすくめた。
■ヘルムンス To:リシィア&ALL
ふむ・・・確かに裏を押さえておくのも確実な手ではありますね。
この狭さだったらだれか1人いれば十分というでしょうが、問題はその場合誰が残るかですね・・・。

■アルティア To:みんな
こういうときは………どうしましょうかぁ〜。
案外真正面から堂々と入っていくのも手かもしれませんねぇ〜。
案ずるより生むが易し、って言いますからねぇ〜。

■リシィア To:アルティア
その場合は、中に人が居るか居ないのか、居るとしたら何人なのかを確認した方が良いかも知れません。
……気付かれずに情報を集める事が出来れば、それに越したことは無いのですけれど……。

■ヘルムンス To:リシィア&ALL
気づかれずにというのは、彼が寝てでもいない限り無理でしょうね。
この家のありさまでは、それほど多くの人が潜んでいるようには見えませんが・・・

■ガイ To:みんな
そうだな、さっきリシィアが言ってたように大勢じゃ向こうも警戒するから、
1人が道に迷ったか、仕事の話とでも言って中に入り、偵察して戻ってくるってのは、どうだ?
そんで、正面と裏口に分かれて一気に踏み込む!

■ヘルムンス To:ガイ&ALL
それも悪くないですね。
風の精霊の助けを借りれば、偵察しに入った人との中の会話を聞くこともできますし。
念を入れるなら、とりあえず聞き耳を立ててみて中の様子をうかがってみるという方法もありますけどね。

■ジェスタ To:ガイ&ヘルムンス&みんな
そうね。それでいいと思う。2、3人でも平気だと思うけど。
あと、誰もいなかったら、外をそれとなく見張ってないとまずいけど、どうする?
誰か来た時の対処も考えておこうよ。サルサ本人の顔知らないし。
あと、近所に聞き込みはしなくていいの? バロウズと共謀してたら、何か情報があるかもしれないけれど。。

■ランス To:みんな
よっしゃ、とりあえず正面から突入に二人、裏口固め二人、
聞き込みに二人でわけようや。
正面はアルティアはんとヘスはん、裏口はガイはんとジェスタはん、
聞き込みはリシィアはん・・・とわ、わいでどないやろ。

聞き込み班を喋る時に、ほんの少しランスの顔が赤くなっていた模様(爆)
■ジェスタ(心の中)
……はは〜ん。なるほどねぇ……(笑)

……ううむ。GMはラブコメさせる予定はないんだけど……。
■アルティア To:みんな
ううむ、突入前にとりあえず中の様子を探った方がいいと思うのですがねぇ〜。
そういった意味では私とヘムよりもジェスタとヘムのほうがいいと思いますよ〜。
裏口組は状況に応じて捕まえるなり、扉を閉めるなりしないといけないでしょうからガイとランスが適任だと思います〜。
で、どちらにも向かない私とリシィアがまわりを見張るなり、まわりに聞き込みに行くなりした方がいいと思うのですが、どうでしょう〜?

■ジェスタ To:アルティア
(大きくため息(笑))
……あのねえ。わたしとヘルムンスさんじゃ、なにかあったとき困るじゃない。
例えば、急に攻撃されるとか。。(^^; 戦士が一人はいた方がいいわよ。

ジェスタは肩をすくめて、みんなを見回す。
■ジェスタ To:みんな
えと、とりあえず聞き込みはもうちょっと待ってもらって、外から気配だけ探るわね。
誰もいなさそうだったら、ランスさんとリシィアちゃんが入って、声をかけてくれる?
完全にいないのが判ったら、わたしとヘルムンスさんが交代するの。
裏口はガイさん一人で十分そうだし、いなかったら一緒に捜索しよ?
リーダーは見張りかなあ? リシィアちゃんとランスさんはその間に聞き込みして欲しいな。(にこにこ)
もしもサルサがいたら、剥製の依頼交渉してほしいの。わざとこじらせて、大声をあげてね。
それを合図にしてみんなで踏み込みましょ?

こんなのでどうかしら?

■リシィア To:ジェスタ
はい、私はそれで構いませんよ。

■ランス To:ジェスタ
それでええと思うで。んじゃ、そろそろ動こか・・・。

ジェスタがランスに近付いて、リシィアを見ながら、小声で囁きます。
■ジェスタ To:ランス
ちゃんと守ってあげなきゃ駄目よ?(笑)

■ランス To:ジェスタ
は、はぁ? な、なんか言うたか?(////;)
(ば、ばれてる?)

判るやつにはばればれだ(笑)。気付かないのはアルティアとガイくらいか?
■リシィア To:ジェスタ&ランス
……? お二人とも、どうかなさいましたか?(^^)

当人も気付いてないみたい(笑)
■ジェスタ To:リシィア
えとね、ランスさんがリシィアちゃんの事、絶対守ってくれるって。(笑)
良かったね。(^^)

自分に向けられた感情には疎いくせに、こーいうところには気が効く奴(笑)。ジェスタってば仲人体質?
■ガイ To:ジェスタ&みんな
俺は、それでいいぜ。もともと裏口には俺が貼りつくつもりだったしな。
中に誰もいなかったら呼んでくれ。
じゃ、俺は裏口に回るぜ。

ガイが裏口へ移動する。
■アルティア To:みんな
まあ、とりあえずジェスタに見に行ってもらいますか〜。
あああ、ガイは裏に回って下さい〜。
他の人はこの場で待機ですね〜。

■アルティア To:ジェスタ
それでは、気をつけて〜。

■ヘルムンス To:ジェスタ
何かあったら早めに知らせて、危なくなる前にもどってきてくださいね。

■ジェスタ To:みんな
うん。あまり自信ないけど、頑張ってみるね。
合図したら、ランスさんとリシィアちゃんが予定通り入ってね。それ以外は戻ってくるわ。

足元に気を付けながらそっと家に近付いて行く。
ネズミがちょろちょろ出てきて邪魔されたりしたが、特に大きな音を立てる事はなく進んだ。
扉に耳をつけてそっと聞き耳をするが、これといった物音は聞こえない。

ガイは裏口へ、忍び足で警戒しながら、近づいていく。極力慎重に動いたためか、滑りやすそうなところもあったがなんとか足を取られずに済んだ。

ジェスタは配置が揃ってから、ランスとリシィアに扉を指差しながら合図する。
■リシィア To:ランス
では、参りましょうか……。

■ランス To:リシィア
そやな・・そろそろ行きますか(////)。

何故そこで顔を赤らめる(笑)?
ランスはリシィアと一緒に工房の扉の前に立った。……手は握ってないね、うん。
■アルティア To:みんな
ええと、みなさん頑張って下さいね〜。私はここで待機しておきます〜。
それと、あまり無理しないで下さいね〜。

二人に入れ違いで、ジェスタはヘルムンスのところまで戻っくる。
ジェスタはすれ違うときに二人に頷いた。
■ジェスタ(心の中)
ランスさんもリシィアちゃんも、うまくやってよ……

へルムンスはランスたちを見送りつつ、さりげなくあたりの様子を探っている。今の所は気になるものは見えない。
■ランス To:リシィア
さて、中へ入ってみよか。

ランスとリシィアが入っていく。
ジェスタは目立たないところで、きっちりとサルサの家を監視している。
工房内
静まり返った工房内。雑多に訳の分からないものが積み上げられている。
その中で、人一人が横になれるだけのスペースを空けて器用に収まって寝ている男がいた。
■ランス To:誰か?
お邪魔しまっせ〜 (↑何故か小声(笑))・・・む、誰かおるみたいやけど・・・?

■男 To:寝息
ZZZ……

起きだす気配はない。
■ランス To:リシィア
うわちゃ〜、えらい器用なやっちゃでぇ・・。さて、どないしよかな。いきなり起こすのも気ぃひけるけど・・。

■リシィア To:ランス
……どうみても、寝ていらっしゃいますね(^^;

気をつけて動かないとそこら辺からいろいろ降って来そうである。
寝てる男も埋まっちゃうかも。
■男 To:寝息
ZZZ……ZZzzz……。

なのに相変わらず起きる気配なし。
■リシィア To:ランス
この方がサルサさんでしょうか……。
こうしていても仕方が有りませんので、起こしてみましょうか?

■ランス To:リシィア
そやなぁ・・・ほんじゃ起こしてみよかいな。

とりあえず男を起こしにかかるランス。
■ランス To:男
あのー、もしもーし

■男 To:ランス
……むぅ、う〜。ふぁ、なんだぁ〜? もう仕事の時間かあ?

頭振って周りをキョロキョロ。ランスとリシィアを目にして、
■男 To:ランス、リシィア
……だれ?

■ランス To:男
あんさんがサルサはんやね?わいはランスいいますねん。こちら(リシィアの方を
ちらりと見て)はリシィアいうんや。寝てる所を起こして申し訳ないんやけど、ちょいと
わてらの話、聞いてもらえませんやろか?

■サルサ To:ランス
ああ、俺がサルサだけど。
なんだい、客かい? だったら悪いけど、今は仕事受けてないよ。
ちょっとさるお方と専属の契約を結んでるもんでね。

思いっきりバレバレに近い発言かもしれない(笑)。
■リシィア To:サルサ
それは困りましたねぇ……。

■リシィア To:外に居るみんな
皆さ〜ん。サルサさんは専属の契約を結んでいるため、
その他の仕事は受けていないそうですけど、どうしましょうか?

天然を装って突然叫ぶ奴。というか、当然わざとやっている。
■ランス(心の声)
おいおい、いきなりかいな〜(^_^;)
あまり事を荒立てたくなかったんやけど、しゃーないなぁ
それにしても・・・

いつでも武器を腰から外せる準備をしつつ、リシィアを見つめる。
リシィアの大胆さに少しびびっているらしい(爆)
■ジェスタ(心の中)
……まだかなあ。待ってると時間が長く感じるわね。。

しばらくすると、リシィアの叫び声が聞こえてきた。
■ジェスタ To:ヘルムンス&アルティア
来た!
行くわよ!!!

ジェスタは二人の返事を待たずに、サルサの家まで走り出し、踏み込みます。
■ヘルムンス To:ジェスタ&アルティア
あっ、ちょっとっ!!!
くっ、フォローしないと!
アルティアさん、辺りに変化ないか確認ねがいます!

少し遅れてヘルムンスもジェスタの後を追う。
■アルティア To:ジェスタ&ヘルムンス
まあまあ、そんなに慌てなくても〜………って行っちゃたようですねぇ〜。

■アルティア To:ひとりごと
ふうぅ、私も入っていきますか〜。

■アルティア To:ひとりごと
では確認しますか〜。右よし、左よし、上よし、下よし、後ろよし〜。
ふうぅ、私も入っていきますか〜。

なんか変だぞ、アルティア。が、お構いなしにとたとたと走っていく。
■サルサ To:ジェスタ
……なにごと?

どうもまだ頭がはっきりしていないみたい。突然飛び込んできたジェスタやヘルムンス、アルティアをぼ〜っと見上げている。
■ジェスタ To:ランス&リシィア
大丈夫!? 何があったの!?

リシィアの叫び声は聞こえたが、内容までは聞き取れなかったらしい。
裏口に貼りついていたガイは、リシィアの叫び声(?)を聞いて、
■ガイ To:ひとり言
やっとかい、よいしょっと、そいじゃ行くか!

ガイも裏口から強引に中に入って来る。ここ、狭いのに……七人……(笑)。
■ガイ To:中のみんな
お〜し!とっとと全部はかしまおーぜ!

訳のわからないうちに人が増えてきて、サルサは混乱気味です。
おまけに一人わざわざ裏から入ってくるし(笑)。
ガイ、足元にニオいそうなゴミがくっついてるぞ。
サルサはここにいたってようやく状況のおかしさに気付いたらしく、
■サルサ To:みんな
な、何? 何が起きてるの?? ……ひょっとして俺、何かした?

……でもやっぱりボケてるみたい。
■ジェスタ To:男
あなたがサルサさん?
こっちも訳ありでね。ちょっと付き合ってもらうわよ?

ジェスタはダガーをいつでも抜けるように手を掛けながら、ゆっくりとサルサに近づく。
まるで誘拐犯の手口みたい。
■ヘルムンス To:ジェスタ
ジェスタさん、ここは穏便にいったほうが・・・

といいながらも、しっかりとメイジスタッフを準備しつつ、部屋の中に人が隠れていないか辺りに気を配るヘルムンス。
■ジェスタ To:ヘルムンス
そりゃあ穏便にしたいけど、下っ端相手に遠慮はいらないと思うけど?
それに早くしないと……

ジェスタはじれったい様に、ヘルムンスに言う。サルサよりバロウズの屋敷の方が気にかかっている様だ。
■アルティア To:みんな
ま……まあ、まあ、落ち着いて〜。

■ガイ To:ジェスタ
さすが、ジェスタは行動が早いね〜。

といいながら、ジェスタをフォローするようにガイもサルサに近づきます。
■ガイ To:サルサ
おい!サルサ!おめぇに聞きてぇことがあるんだよ!

■ヘルムンス To:ガイ
お、穏便にぃって・・・(^^;;;

■アルティア To:みんな
ええと、ええと、落ち着いてください〜。

■リシィア(心の声)
……ちょっと早まったかな……?(^^;

■サルサ To:ガイ&ジェスタ
な、なんだよ。俺が何をしたって言うんだよ。俺は何も悪い事なんか……。

サルサ、びびりまくり。声の最後の方が消えかかっている。
■リシィア To:サルサ
突然押しかけた上に、このように方法になってしまって済みませんが、少しお聞きしたい事があるのです。
……バロウズさんという方を知っていらっしゃいますね?

こくこく。(←首を縦に振っている)
■サルサ To:リシィア
し、知ってるけどそれが何か? 俺は何も悪い事してないよ。

■ガイ To:サルサ
おまえは、悪いことしてないかもしれんが、悪いことの”手伝い”を、おまえはしてるんだよ!
単刀直入に聞くぜ、バロウズの館に捕らわれてるハーピィを知ってるな?

こくこく。
■サルサ To:みんな
うん。次の仕事の材料だよ。もう少ししたら取りかかろうと思ってたけど……。

■ジェスタ To:サルサ
………!!!
……まだ生きているわよね?

少しばかり、声が震えてる。ジェスタの震える声につられてガイも、
■ガイ To:サルサ
そっそうだ!生きてるだろうな!

■サルサ To:ジェスタ
い、生きてる生きてる。肌の艶とかが悪くならないよう、剥製にする直前までは生かしておいてるはずだから……。

ジェスタは、明らかにほっとしたようなため息をつく。
■ガイ To:ジェスタ
ふぅ〜〜、よかった〜!

ガイも安堵の溜息をつき、ジェスタの方を見る。
■ジェスタ To:ガイ
(^^)

■アルティア To:みんな
まあ、最悪の事態だけは避けられたというところですかねぇ〜。ほっと一安心というところですねぇ〜。

■ヘルムンス To:アルティア&ALL
そうですね。なんとか間に合ったようですね。
彼が剥製作りにとりかからない限りは、リタさんの身もとりあえずは大丈夫でしょうし。

■ジェスタ To:サルサ
……ところであなた、身寄りのない女性を集めている人知らない?
バロウズが集めているのは知ってるけど、誰かが手引きしているらしいのよねえ。何か知らないかしら?

ジェスタはにっこりと微笑む。しかし、目だけは笑っていない。
■サルサ To:ジェスタ
し、知らないよ。俺は剥製の仕事を請け負ってるだけだってばあ。

本当に知らなさそうである。
■リシィア To:サルサ
本当にご存知無いようですね……そのバロウズさんなのですが、どうやら色々と悪事を働いているようなのです。
現状で詳しくお話する事は出来ませんけれど……。
せめてそのハーピィが捕まっている場所だけでも、分かるようなら教えて頂けませんか?

■サルサ To:リシィア
教える、教えるから殴らないでくれよ。俺、ケンカは苦手なんだよ〜。
……そのハーピィならバロウズさんの屋敷の地下に閉じ込めてるはずだよ。

■ジェスタ To:サルサ
ふ〜ん? 地下のどこらへん?
あとバロウズ邸には何人くらい警備がいるかしら?

■サルサ To:ジェスタ
地下室の、一番奥のほう。バロウズさんがどっかから手に入れてきたでっかい鳥かごみたいなのに閉じ込めてるよ。
警備は詳しくは知らないけど……4、5人じゃないかなぁ。

■ジェスタ To:サルサ
……鳥かご。

ジェスタは関係ないとはいえ、思わずサルサを睨み付ける。
■ジェスタ To:サルサ
……バロウズは昼間どこにいるの? そして夜はいつ頃帰ってくるの? それとも屋敷で仕事を?

■サルサ To:ジェスタ
そんなことまで知らないよ。俺はあくまで頼まれた仕事をしてるだけなんだから。

■ジェスタ To:サルサ
(バロウズ邸で仕事してるんじゃないのかしら……?)
あなた、バロウズの仕事はどこでするのよ。ここで?

散らかってる工房を見回す。
■ジェスタ To:サルサ
……それともバロウズ邸に仕事場があるの?

■サルサ To:ジェスタ
うん、バロウズさんの所の地下に仕事場を作らせてもらってる。バロウズさんと顔を合わせるのは仕事が終わって報告に行く時だけだから……。
その他は使用人みたいな人がいるから、みんなその人を通してるんだ。

■アルティア To:みんな
ふうむ、他に何か聞きたいこととかはありますか〜?まあ、あまり大したことは知っている様子はないのですが・・・。

■ガイ To:(心の中)
地下か〜・・・。
・・・そうだっ!!!。

サルサのあまりのびびりように、なんかいい作戦を思いついたようだ。
アルティアたちに小声で相談する。
■ガイ To:アルティア
バロウズ邸に忍び込むのに、このサルサを利用するってのはどうだ?
こいつを脅してバロウズに、俺たちのことを仕事関係かなんかで、
紹介させて屋敷に入るんだ。もちろん、6人じゃ向こうも警戒するだろうから、
2人と4人か、3人と3人で紹介組と潜入組に分かれるんだ。
紹介組がバロウズたちの気をひいている間に、潜入組がその隙に忍び込んで
地下に行き、助け出す!
どうだ?

■ヘルムンス To:ガイ&アルティア
・・・面白そうな案ですね。
潜入組の行動とか、紹介組とのコンビネーションを考えなきゃなりませんが、その線で行ってみますか?

■アルティア to:ガイ&ヘルムンス
うーん、まあみんながそういうんでしたら別に異存はありませんが、うまく準備をしておかないといけませんねぇ〜。
我々はともかくとして彼が協力してくれるか……にかかってますねぇ〜。

■ランス To:サルサ
その案は中々ええかんじやな・・。
それとな、サルサはん・・もう一つ聞きたい事があるんや (-"-)。

サルサにずいと近づくランス・・・顔は普通だが、目つきは今までにない怖さだ(爆)
■ランス To:サルサ
あんさんがバロウズはんの仕事請け負って剥製作ったあとのことなんやけどな。
剥製作った後、内臓とかの要らんもんはどないしとるんや?

■サルサ To:ランス
いつも自分で処分してるけど。依頼主にそんなもの始末させるわけにいかないし。

■ランス(心の声)
ふーん、嘘ついとる訳でもなさそうやな・・。そもそも、官憲にばれたらやばそうな
モノ作るのに、外注へ任せるってのも確率低いわな。ってことは、要るもんだけ
さっさと抜き取って、サルサはんに渡しとる可能性大ってことか・・。

■ヘルムンス To:サルサ
そういえば、ハーピィは魅了の技をつかうという話を聞いたことがありますが、あなたはそれをどうやって回避しているのですか?

■サルサ To:ヘルムンス
……なに、それ? そんな事出来るの、ハーピィって。俺はそれらしい事された覚えはないし……バロウズさんが何かしてるんじゃないの。

■アルティア To:みんな
では、聞くこと聞いたしそろそろ移動するとしましょうか〜。一旦報告をするために宿に戻ますか〜?

■ジェスタ To:みんな
今日は時間ないわよ。報告は後からでも問題ないはず。早く助けなきゃ。バロウズ邸に行こうよ。

疲れた様にアルティアを一瞥し、横に頭を振りながら、みんなに提案します。
■ガイ To:ジェスタ&みんな
おう!俺もジェスタの意見に賛成だぜ。
今にでも、殺されそうになっているかも知れないからな!

■ランス To:みんな&アルティア
ガイはんの言う通りにした方がええと思う。わいは、バロウズが
麻薬の原料を取り出す作業をサルサはんに任しとるとはあんまり思えんのや・・。
そうなれば、バロウズがいつリタはんに手をかけるか判ったもんやないし。
リーダーはん、それでええか?
あとな、念のために・・出来ればこの件が片づくまでサルサはんをどこかで見張っとくとか
動けんようにしとかなあかんと思うんやけど・・どうやろ。

ランスはサルサからこちら側の動きがバロウズに漏れる事を警戒しているようだ。
■ジェスタ To:ランス
……! し〜っ!!!

麻薬の件はサルサに聞かれたくない様だが……遅いかも。
■アルティア To:みんな
ふうむ、まあ私らの存在が知られた以上はさっさと行動した方が得策といえば得策ですね〜。でも、見張るとか動けない様にしておくっていうのはどうもねぇ〜。

■ヘルムンス To:ランス&ALL
それならば、さきほどのガイさんの案を使ってみてはどうでしょう?
サルサさんが信用おけるかどうかが問題でしょうが・・・

と、ここでヘルムンスはサルサのほうを向く。
■ヘルムンス To:サルサ&ALL
まぁ、まさかサルサさんがそのような行動はとらないと思いますよ。
・・・だれだって命は大切なものですからねぇ。(^^)

サルサに微笑みかけるが、目は笑っていない。
■サルサ To:ヘルムンス
わかったよ、俺だって無駄に死にたくはないし……。ただ、バレた時の責任までは取れないよ。

■ジェスタ To:サルサ&みんな
そこまで期待してないからいいわよ。

ところでサルサって、ほんとに使えるかしら?あの様子じゃバレバレのような気がするわよ?(^^;

サルサのおどおどした態度を見ながら、本人に聞こえないように、小声で言います。
■アルティア to:みんな
ま、最初からあまり当てにしてない方がいいかもしれませんね〜。
うまくいけばいい くらいに思っていた方が気が楽になるでしょう〜。

アルティアを無視して、続ける。(笑)
■ジェスタ To:みんな
サルサを使って、屋敷の門や扉を開けさすところまではいいと思う。
とにかく官憲に通報できない態勢に持ち込めればいいのだけれど。麻薬を見つけるとか。。
そうなると、リタさんを助けるだけじゃ駄目ね。
それにしても、情報が少なすぎるわ……ま、仕方ないけどね。

■アルティア to:サルサ
まあ、今回は運が悪かったということで諦めて下さい。あと一言言っておきますとね、今後はもう少し仕事を選ばれた方がいいかもしれませんね。
それでは参りましょうか。


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