とある喫茶店 |
今後の打ち合わせのために休める所を探す一行。
職人ギルドから程近くで喫茶店を見つけ、ぞろぞろと入って行く。
時刻は既にお昼過ぎ。食事を済ませているジェスタ以外はお腹の虫が鳴り始めている。
ちなみに、それなりにちゃんとした店なのでパーティの面々は結構奇異の目で見られてたりした……。
ガイは、店の客の視線におかまいなくドタドタと店の中へ入っていき、空いているテーブルを見つけると大きな声で、
■ガイ To:みんな |
お〜い!ここ空いてるぜ〜! |
みんなを呼ぶとガイはドカッと椅子に腰をおろした。
■ヘルムンス To:ガイ |
なにもそんなに大声ださなくてもよいのでは・・・(^^;;; |
周りの反応がちょっと気になるヘルムンスであった。
■ガイ To:ヘルムンス |
そんなに大きな声だったかぁ?(^^;; |
■ジェスタ To:ガイ |
ヘルムンスさんの言う通りよ。もっと場所をわきまえなきゃ。 |
ちょこんとガイの隣に座りながら、口を尖らせる。
■ガイ To:心の中 |
ジェ・・・ジェスタッ!? |
ジェスタが隣に座ったのでちょっぴり意識しているガイ(^^)
こりゃ、勘違いは当分続きそうだ・・・(笑)
でも、ひょっとして・・もしかして・・勘違いじゃないかも・・・!?
いい加減にしろ(GM)
■ガイ To:ジェスタ |
ジェスタまで・・・。 そんなに大きかったかなぁ・・(俺にとっては)普通の声なんだがなぁ・・・ |
■アルティア To:ガイ |
あああ、そんな大きな声出さなくても頭一つ出てるからわかりますよ〜。 |
■ガイ To:アルティア |
わかった、わかったよ!次から気を付けるよ。 |
少しは反省している……?
ガイは、何を思ったのかもう一度立ち上がり、店の客全員に聞こえるように、
■ガイ To:店の客 |
みんな!大きな声出して悪かったな! |
やはり、ぜんぜん分かっていなかった。
■ジェスタ To:ガイ |
……もう。ガサツな人は嫌い。(ぷいっ) |
ポイントがどんどん下がってるぞ、ガイ。
ガイはジェスタの声がよく聞こえなかった(^^)らしく、ぷいっと横を向いているジェスタを見て、
■ガイ To:ジェスタ |
ん?ジェスタ!? |
■ガイ To:心の中 |
(そうか、ジェスタもちょこっと照れてんのかな(^^)) |
違う。そんな事は、絶対にない。
■ジェスタ(心の中) |
風邪じゃないみたいね……?(爆) ガイさんって、悪い人じゃないんだけど……リーダー並に鈍感なところが、ねえ…… |
楽しそうなガイを横目で見て、ため息をついています。
ガイ、アルティアと同列にされたぞ(笑)。頑張れ。
しばらくしてウェイトレスが注文を取りに来る。
■ウェイトレス To:みんな |
いらっしゃいませ。御注文の方はお決まりですか? |
営業スマイル(笑)。
■ヘルムンス To:ウェイトレス |
それでは私は、サンドイッチと紅茶をお願いします。 |
■ランス To:ウェイトレス |
わいはコーヒーとトースト頼むわ。 |
■ジェスタ To:ウェイトレス |
わたしには……香草茶をお願いね。 |
■アルティア To:ウェイトレス |
ええと、私は………アイスコーヒーお願いします〜。 |
ホットコーヒーのロックじゃないのね。
■ガイ To:ウェイトレス |
そんじゃぁ、俺はアップルティーを頼む。 |
■リシィア To:ウェイトレス |
では、私はフルーツサラダとミルクを頂きます(^^) |
ウェイトレスの営業スマイルに対抗して笑顔を向けるリシィア。そんなものに対抗してどうする(笑)
■ヘルムンス To:ジェスタ&ALL |
それでは食事が来るまでに、今までの情報を整理しておきましょうか? ジェスタさん、昨晩の情報収集の結果をお知らせ願いますか? |
■ジェスタ To:ヘルムンス&みんな |
うん。えっとね…… 1.「ハーピィの涙」と言う麻薬について。 2.バロウズの趣味・屋敷の場所・女性を集めている件等の情報について。 3.某ギルドからの依頼について。 つまり、包み隠さず、全部話します。 ……というところかな。 |
■リシィア To:ALL |
……麻薬……これは、思っていた以上に根が深い事件かも知れませんね。 |
■ガイ To:みんな |
なにっ!そんなにやばいやつなのかバロウズって野郎は! こりゃ、ぐずぐずしてられねぇぜ! |
■ランス To:ガイ |
まぁ、落ち着けって(^^;) それにしても、情報からやと・・・「バロウズ=極悪非道」ってな 図式が簡単に成り立ってしまうんやけど、それだけ悪どいことしてて よく今までバレへんかったこっちゃなぁ・・。それに、麻薬はともかく として、女子供を集めてるってのも気になるな。 |
■リシィア To:ランス |
単純に考えれば、麻薬漬けにして売り払おうとしている、といった所でしょうね……。 もしくは、何か実験でもするつもりなのでしょうか? いずれにせよ、許される事では有りません…・・・。 |
■ガイ To:みんな |
そうだぜ、弱いものばかり狙ってやがる! おらぁ、そういう奴が大嫌ぇなんだ! |
■ヘルムンス To:ランス |
今までばれていない理由は・・・まだ始めようとしたばかりなのか、よほどうまくやっているのか、もしくは何かコネがあるのかもしれませんね。 最初の理由ならともかく、後の2つのことを考えたらうかつに動くのは危険かもしれません。 |
■リシィア To:ジェスタ |
麻薬がどういった効力を持つものなのかは、聞いていらっしゃいませんか? |
■ジェスタ To:リシィア |
ごめんね、あまり知られてないみたいなの。 |
■アルティア To:ジェスタ |
まあ、悪い奴っていうのは叩けばいくらでも埃が出るということですかねぇ〜。 さて、こちらの方ですが剥製職人に当たるつもりがギルドの人が知らないっていう事でガラス職人の方、あああ、さっきのジェニーさんを紹介してくれたんですが、まあ類は友を呼ぶって奴ですかねぇ、バロウズの仕事を請けていると思われるサルサって剥製職人はいい人では無さそうですねぇ〜。 そのジェニーさんはサルサから目玉を依頼されて作ったという話でしたねぇ〜。 それがええと………3週間前とか言ってましたかねぇ〜。 |
■アルティア To:みんな |
ええと、さてここからが本題ですねぇ〜。 まずどちらから調べ始めるか、またどういった方法で調べ始めるか、どうしますか〜? 私的にはバロウズ邸よりもサルサの工房を先に当たった方が良いと思うのですが〜。 |
■リシィア To:ALL |
私もそれに賛成です。 余りゆっくりとしているのも不味いとは思いますが、焦って不用意にバロウズ邸へ向かうのも危険かと思いますし……。 |
■ヘルムンス To:ALL |
同感ですね。今の段階でバロウズ邸に行くのは危険でしょう。 我々はあまり隠密行動向きのパーティというわけではないですし。 |
■ランス To:ALL |
わいもそう思うわ。 皆の反対がなかったら、さっさとサルサの工房に行くのが 最良やと思うんやけど・・・どないやろ。 |
■ガイ To:ALL |
俺は、バロウズの野郎の所にすぐにでも乗込みたいんだが・・・ みんながそういうんだったら、先にサルサの所に行こうぜ。 サルサをとっ捕まえて、バロウズの野郎の事を洗いざらいはかしてやるぜ! |
■ジェスタ To:みんな |
う〜ん、今のところ情報不足よね。 でもこれからサルサのとこに行くと、今日はパロウズ邸には行けそうにないわね。 どちらにせよ、バロウズと渡り合うにはカードが少ないわ。サルサのところに行けば、あるかもしれないけど。 そうはいっても、リタさんが心配ね。。 |
ジェスタは時間が心配な様子です。
■アルティア To:みんな |
まぁ、意見は一致ですね〜。では、とりあえずサルサの工房の方に移動しますか〜。 そこで、どう対処するか考えますか〜。 |
先ほどのウェイトレスが注文の品を持ってきます。
■ウェイトレス To:みんな |
おまたせしました。御注文の品はこちらでお揃いですか? |
■アルティア To:ウェイトレス |
えええ、ありがとうございます〜。 では〜 ごくごく そろそろ んぐんぐ 移動しますか〜 ちゅーちゅー ごちそうさま〜。 |
そういった後、椅子から立ち上がるが急にうずくまる。
■アルティア To:ひとりごと |
ううう、頭が〜キーンってします〜 (T^T) |
■ガイ To:アルティア |
どうしたんだ?なんか変なもんでも入ってたのか? |
■ジェスタ To:ガイ |
…………………… みんなが食べ終えてから、行きましょ。 |
ジェスタは冷やかにアルティアを一瞥する(笑)と、香茶を飲み干した。
……なんか、情報交換と言うよりただのお食事会のような気がしたGMであった。