ミスティの酒場 |
ギルド本部から少し歩いたあたり。
ミスティの切り盛りする酒場があります。
ジェスタはミスティに食事に釣られてやってきました(笑)。
■ミスティ To:ジェスタ |
その辺適当に座ってな。すぐに用意してあげるよ。 |
■ジェスタ To:ミスティ |
……うん…… |
とは言っても、席は満杯だったりします。どうするジェスタ!?
■ジェスタ(心の中) |
……どうしよう? ここじゃゆっくり食事……じゃなくて、交渉もできない…… |
ジェスタは席が空くのを待つことにします。
ミスティが戻ってきたら、涙目で訴えます。……他力本願……。
■ミスティ To:ジェスタ |
お待たせ……うわっ。 |
しばらくしてトレー片手に戻ってきたミスティは、ジェスタの泣き顔に引き気味です(笑)。
事の次第を聞いたミスティは、
■ミスティ To:ジェスタ |
はん、なるほどね。ちょっと待ってな。 |
ジェスタに持ってきたトレーを手渡すと、すぐ側で食事(酒盛り?)を終え談笑していた二人組の男の元へと歩み寄ります。
■ジェスタ To:ミスティ&心の中 |
……うん。 (おいしそ〜♪ ) |
手元の食事を見て、ぐぅとおなかが鳴る。(笑)
■ミスティ To:ちんぴら風のおにーちゃん |
あんたら、ただ話してるだけならよそでやっておくれ。嬢ちゃんが座る場所もなくて困ってるだろう? |
男たちを無理やり立たせると、野良猫でも追い出すみたいにして店の外にやってしまいました。
■ミスティ To:ジェスタ |
さ、空いたよ。ここにお座り。 |
既に自分が席についたテーブルの向かいを指し示します。
■ジェスタ To:ミスティ |
……ありがとう。立って食べようかと思っちゃった。(笑) |
トレーをテーブルの真ん中に置いて、向かいに座る。
■ジェスタ To:ミスティ |
……あの、これわたしが全部食べちゃって良いの?(爆) |
はた、と思い出したように。そんなにお腹空いてたのね……。
■ミスティ To:ジェスタ |
ああ、構わないよ。グラスは一つ貰うけどね。 |
二つ載っていたグラスのうち一つを引き寄せる。
■ジェスタ To:ミスティ |
依頼内容は食べながら聞いても良いかな? あと、バロウズの情報も…… |
その目は料理に釘付け……。
■ミスティ To:ジェスタ |
ははは、分かった、食べながらでいいけどね。 仕事の話もちゃんと聞いておくれよ? |
■ジェスタ(心の中) |
やた♪ |
■ミスティ To:ジェスタ |
嬢ちゃんに頼みたいブツって言うのはね、麻薬なんだ。 最近出回りだした奴で、『ハーピィの涙』って呼ばれてる。 |
食べようとした瞬間、動きが止まり、ゆっくりと料理を戻します。
■ジェスタ To:ミスティ |
…………ハーピィの涙? 麻薬? |
瞬間、ジェスタの脳裏にティーアの顔が浮かんで、消えた。
■ミスティ To:ジェスタ |
なんだい? 心当たりがあるのかい? |
■ジェスタ To:ミスティ |
……え? ううん、なんでもないよ…… |
ぎこちなく、食事を再開します。あまり味が判らない。
■ジェスタ To:ミスティ |
……えと、ハーピィの涙って、どうやって作ってるの? まさかハーピィを………… |
再び食事の手を止めて、涙目でミスティを見つめる。
■ミスティ To:ジェスタ |
あたしも詳しくは知らないけどね。確かに、ハーピィから原料を取り出すらしいよ。 精製されたものが澄んだ青色をしてるからそう呼ばれるらしいけど……涙色、とでも言うのかね。 |
■ジェスタ To:ミスティ |
……そう。ギルドは麻薬が欲しいの? それとも作りたいの? |
食事の手は止まったまま。
■ミスティ To:ジェスタ |
冗談言わないでおくれよ! いくらなんでもあんなヤバイ物に手を出すはずがないだろう。 逆さ。バロウズがギルドを通さずにそんなヤバイ仕事をしてるから、証拠を掴んで潰してやろうっていうワケ。……ま、その後は上の考える事だけどね。 |
■ジェスタ To:ミスティ |
ごめんなさい。(ぺこり) わたしたち、今度捕まったハーピィを助け出そうとしているの。 ギルドと対立はしたくなかったから、確認したかったの。 ……それで、証拠を握れば、良いのね? あと、バロウズの情報も教えてほしいな。 |
ほっとしたのか、ゆっくりと食事を再開する。
■ミスティ To:ジェスタ |
ま、分かればいいよ。そうそう、それより情報だね。 まずバロウズってのは、手広くいろんな物を扱ってる商人だ。 ただ、その割りにはあまり儲かってはいないらしいけどね。まあ、これは奴の趣味のせいもあるんだけど……。 まったく奴の悪趣味は呆れるよ。屋敷の地下に専用の展示室を置いて、剥製をごっそり飾ってるらしい。 |
■ジェスタ(心の中) |
…………ヘンタイね、バロウズは…… |
ミスティが一つため息をついて、グラスを傾ける。
■ミスティ To:ジェスタ |
屋敷は高級住宅街の外れにある。別荘は聞いたことないねぇ。 さて、最近の行動だけど……こいつは結構手に入れるのに苦労したネタだからね……。 |
ス、と手をジェスタの前に持ってきました。
■ジェスタ To:ミスティ |
…………ふ〜。もう、あまりお金ないのに。(;´Д`) |
ジェスタは仕方なく、100ガメルをミスティの手に載せます。
■ジェスタ To:ミスティ |
で、どうなの? |
重みを確認すると、手を引っ込める。
■ミスティ To:ジェスタ |
……麻薬の流通に絡んでる。まあ、これは分かるね。 他に最近、孤児や娼婦に身をやつしたりしてる女性を引き取っているらしいんだ。それも綺麗どころをね。言っとくけど、あいつは慈善事業に手を出すような奴じゃないからね。 おまけに、それにはギルド員以外の人間が一枚噛んでるって言うんだよ。 |
手の中でガメルを遊ばせながら話を続ける。
■ミスティ To:ジェスタ |
ウチで手に入れた情報は、こんな所かね。 そうそう、これを渡しておくよ。 |
テーブルの上に大きめの羊皮紙を広げる。
■ミスティ To:ジェスタ |
バロウズ邸の見取図だ。もっとも、地下室だけだけどね。 |
じっと、見取り図を見ながら。
■ジェスタ To:ミスティ |
えと、この写しを貰えないかな? |
■ミスティ To:ジェスタ |
あん? そのくらいは自分で描きな。 それともこれを持ってくかい? 1000ガメルだよ。 |
■ジェスタ To:ミスティ |
1000ガメル……(TT) あの、ペンと羊皮紙貸してほしいんだけど、あるかな? |
3ガメルほど、ミスティに渡す。
■ミスティ To:ジェスタ |
なんだい、そのくらい普段から持ち歩いておかないといざって時に困るよ? |
ぶつぶつ言いながらも席を立って、カウンターからペンと羊皮紙を持ってきてくれます。
■ミスティ To:ジェスタ |
ほら。 |
ペンと羊皮紙を手渡すと、しっかりと3ガメルは懐に収めました。
■ジェスタ To:ミスティ |
……ありがとう。頑張るね。(^^) |
なんとか地図を写し終え、食事を急いで食べる。(笑)
■ジェスタ To:ミスティ |
……美味しかった♪ 食べたら眠くなっちゃった。(爆) ギルドの依頼も頑張るね。(^^) そろそろ帰ります。ご馳走様でした。(ぺこり) |
■ミスティ To:ジェスタ |
ああ、頑張りな。 |
ジェスタはミスティに礼を言うと、店を出ていった。