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「枕投げアタックNo.1」 |
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遺跡−裁判官の私室にて |
さて、二日目である。
とりあえず、遺跡の外を見回り異常がなかったことを確認してから、二日目の調査に入った。調査の担当は前日と同じである。
■ アルト To:ALL |
うー…ねむひ… 昨夜の地震、一体何だったんだろうねぇ…? 只の自然現象なら構やしないんだけど……何だか、どーも引っかかるよ。 ついでに、今日はちょいとそっちも調べてみようかな…。あふ…(+_+) |
欠伸をかみころしつつ、調査再開するアルト、そして一行であった。
■ ヴィクトール To:アルト&ALL |
じゃあ、オレは最初に聞こえてきた泣き声みたいなのの方を調べてみるよ〜。 |
こちらは昨夜、眠そうにしていた割に元気なヴィクター。
■ アフル To:ALL |
じゃあ、俺はもう一度、この裁判所全体のことについて調べてみようかな… あ、 そうそう、今日の夜も昨日みたいなことがあるかもしれないし、一応、裁きの間の方にも見張りを置いておきたいんだけどどうかな…? |
■ アルト To:アフル&ALL |
いいんじゃないかい? あそこなら、今回の人騒がせの正体についても何か掴められそうだしね。 ん〜…でもそれならいっそ、この際全員で裁きの間に宿をとってみたらどうだい? |
■ ヴィクトール To:ALL |
うん、オレはそれでいーよー。・・・アレ?でも、みんなで裁きの間の方に行ったら、ラッドルさん達の方は放っておいて良いの?もしかして全員ってのは、オレ達だけじゃなくてラッドルさん達も一緒ってこと? あの部屋って広そうだったけど、みんなで寝れるのかなぁ〜。 あっ、もしかすると寝る前にみんなで枕投げとかも出来るね! |
「枕投げは絶対無理だろ!っつーか、枕なんてみんな持って来てるのか、おい!?」ってな感じにリッキーの突っ込みが入ったりしている……。
■ アルト To:ヴィクトール |
枕投げ…(☆_☆)キラーン ………いいねぇ♪ かつて、その一撃で岩をも砕くと言われた、『アルト爆裂必殺枕アタック』の腕前を見せてあげるよ。 |
ふふりと不適な笑いをするアルト。
■ ヴィクトール To:アルト |
うわぁ〜、なんかアルト姉ちゃんカッコイー! |
そして、羨望の眼差しを向けるヴィクター。
■ アルト To:ヴィクトール |
メンバーは、もちろん依頼人も含めて全員だよ。 その方が、何かあっても見張りの場を離れなくて良いから安心だしね。 |
アルトはそう言ってから、アフルの方に向き直った。
■ アルト To:アフル |
って事にしたいんだけど…構わないかい?リーダー。 |
■ アフル To:アルト&ヴィクター |
うーん、じゃあ、一応、ラッドルさんに聞いて来ようか? でも、やっぱり危ないと思うけどなぁ… |
■ ヴィクトール To:アフル |
リーダー、よろしく頼むねぇー。 |
と、裁きの間の方に向かうアフルであった。
1分ぐらいしてラッドルとアフルが2人連れ添って帰ってきた。
■ アフル To:ラッドル |
今晩も、昨日みたいなことがあるかもしれないし、一応ここの裁きの間の方にも見張りの人がいたほうがいいと思うんですよね。 で、考えたんですけど、皆でこの部屋に泊まるってのはどうですか? それなら見張るのも一ヶ所で済みますから。 |
■ ラッドル To:アフル |
うーん。 やっぱり人が死んでいたところで寝るのは気持ち悪いですし、何かあったときに戦えない人ばっかりじゃあ不安ですからねえ。 できれば昨日のところでみんなは休ませたいですねえ。 |
■ アフル To:ラッドル |
やっぱり、そうですよね… でも、見張りを分けるとなると、それぞれが手薄になりますし… |
■ アルト To:ラッドル |
…それに、もし何かあってもパーティが分かれてちゃ、直ぐに合流もできないしね。 昨夜みたいな事があっても、放っておいて構わないならいいけど… よかったら、ちょいと導師にも聞いてみてもらえなかい? |
■ ラッドル To:ALL |
昨日みたいに何かあったら駆けつけるじゃあまずいですかねえ。 とりあえず、裁きの間で全員が寝るってことには反対ですので。 それに多分導師も断ると思いますよ……。 あの人ああ見えて意外にも恐がりですから。 |
とりあえず、そういいつつも導師に聞きに行くラッドル。
しかし、帰ってきたときの表情は芳しいものではなかった。
■ ラッドル To:ALL |
やっぱりダメでした。 |
■ アルト To:ラッドル |
ありゃ…(^^;; さすがの遺跡マニアも、怪奇現象の恐怖にはかなわなかったみたいだね… |
■シェル To:ALL |
う〜ん…。 導師さんがそういうならしょうがないね…。 でも、怖がってばかり見つけられないことだってあるかもよ? エスニャさんのおじいさんが見つけられなかったことを見つけなきゃいけないわけだしね。 別れるならそれでもいいけど、どういう風に別れようか? |
■ ヴィクトール To:ALL |
ちぇぇ、残念だなぁ〜。枕投げしたかったのに・・・。 アルト姉ちゃんの『一撃必殺岩石投げ』見たかったなぁ。 |
何故かヴィクターの想像の中では技が岩石投げになってしまっている様子。
■ アルト To:ヴィクター |
私も、ヴィクターに『奥義瞬殺撲滅バーニング隕石落とし』の威力を披露できなくて残念だよ。 ま…お楽しみはまた今度、ってとこだね。 |
ヴィクターの頭をぽんと叩くアルト。すでに、元の技名は忘却の彼方であった。
■ ヴィクトール To:ラッドル&ALL |
でもさ、裁きの間に全員泊まるのは無理だとしても、せめてラッドルさん達も裁きの間の近くの別の部屋で泊まることにしようよ? その方がいざって時にも便利だし、見張りする時にもよさそうでしょ!それくらいなら良いよね? |
■ ラッドル To:ALL |
そうですねえ。 じゃあ、法廷ぐらいに今晩から泊まることにしますか。 全員が寝れるところっていったら、後はそれぐらいしかないでしょうし。 |
■ アフル To:ラッドル&ALL |
だったら、誰か2人が昼から寝てて、夜はずっと法廷の方の見張りで、残りの4人が交代で裁きの間の方で見張るってのは? それなら、それぞれの見張りがちょっときつくなるぐらいですむと思うんだけど… |
■ アルト To:アフル&ALL |
ん、それで構わないんじゃないかい? えーと、それじゃ一応法廷側の見張り役を決めておこうか。 |
シェルは、アルトの言葉でキョロッと周りを見回しながら、
■シェル To:アルト&ALL |
ん〜と。 なにかあったときに連絡できないとまずいよね…。 じゃあ、ボクがフェリオと一緒に見張りするよ。 裁きの間で戦闘になったら、ボクより前で戦えるアフルの方がいいでしょ。 大丈夫。なにか起きるとしたらそっちだろうし、そうなったらボクもフェリオのマントつかんで駆け付けるよ(^^) |
■アフル To:シェル |
エスニャさんも守れるし? |
■ アルト To:シェル |
ん〜…熱いねぇ(^^)ここが男らしさの見せどころ。がんばんなよ、シェル。 |
■シェル To:アルト&アフル |
えぇ!? ふ、二人して、冷やかさないでよぉ〜 そ、そんなつもりでいったんじゃないったらぁ〜 …そりゃ、もちろんエスニャさんだけは絶対に護るけどさ…ブツブツ…。 |
言うまでもないが、シェルはトマトのように真っ赤である。
■アフル To:ALL&シェル |
それじゃあ、シェルとフェリオが法廷の方で、後の4人が「裁きの間」の方だね。 |
■ ラッドル To:ALL |
それは助かります。 何か予想以上に皆さんに助けて貰ってますねえ。 じゃあ今晩もよろしくお願いしますね。 |
■シェル To:ラッドル |
えぇ、まかせて下さい。 エスニャさん…じゃなくて学院のみんなはボクとフェリオがちゃんと見てますから。 |
エスニャの名前をいうとき、一瞬だけ顔が赤くなったりする。シェル、わかりやすすぎるのもなんだぞ。
■シェル To:アフル |
うん。それでいいと思うよ。 なんかあったときはウィンドボイスで連絡ってことでいいよね? |
というわけで見張り順や場所の変更も決定し、調査に取りかかった一行である。
ちなみにヴィクターは調査の前に皆に手伝って貰って昨日見つかった白骨死体を埋葬して置いたようである。
しっかり埋葬されたし成仏されたことだろう。
そして、調査結果は以下の通りである。
アルト・フェリオ班
・「裁きの門」より追放されし者はヴァルムロ、ロプトー、ゾド、レプラス、ドゾン、ガルネックの6人であった。
・「裁きの間」の北側の左から時計周り順にヴァルムロ、ロプトー、ゾド、レプラス、ドゾン、ガルネックがそれぞれの門に追放された。
・そのほか、地震関係を調べようとしたがそのような記述はなかった。
フェイス・ヴィクター班
・「レダの像」の目は大粒のサファイアで飾られている。それは「レダの瞳」とよばれる魔法の宝石で、その魔力で異界への通路を見出す。
・そのほかにすすり泣きについての記述を調べようとしたがそのような記述はなかった。
アフル・アトラス班
・この裁判所の扉の合い言葉は、メインの扉が「タンスインザゴン」である。この扉を含めて、すべての魔法の扉は1時間そのままにしておくと閉じてしまう。
・裁きの間は、開廷のかけ声、閉廷のかけ声とともに開閉する。
・裁判官の部屋には貴重な資料があるため、魔法の鍵をかけて置いた。その合い言葉は、「エキゾチックヒロミ」と「ヒデキギャランドゥ」である。
・どうやら、合い言葉関係の文献にぶち当たってしまったらしい。
エスニャ・シェル班・レダは古代王国時代の魔術師でありファリスの神官でもあった。
・若くして裁判官を勤めていた程よくできた人物だった。
・しかし不治の病の為に20代で死亡した。
・レダに関する記述に当たったらしい。
ちなみに、二日目はフェリオとシェルが昼間に寝て、寝ずの番でみんなを見張り、残り4人が裁きの間を見張ることとなったみたいである。
とりあえず、フェリオとシェルも起きて丁度調査が今終わったみたいだ。
■ アルト To:ALL |
追放者は6人…意外と少ないもんだねぇ。 それだけ、極刑だったってことかな…。 みんなの成果はどうだい? |
■ アフル To:ALL |
ダメ、俺が調べたのには、扉の合言葉の事しか書いて無かったよ(^^;; 遺跡自体の事はこれで全部なのかなぁ… |
■ フェイス To:ヴィクター、みんな |
えっと僕らは…っていうか、僕は応援しているだけだから、ヴィクターだけが頼りだったりするんだよね(^_^;) レダの瞳が…何だっけ?(ヴィクターに助け舟を求める(^_^;)) |
■ ヴィクトール To:フェイス |
えっとねぇ〜、確か・・・・・・何だっけ? ゴメン、オレも忘れちゃったぁ〜。 |
■ フェイス To:ヴィクター |
がーん! レダの瞳ってなんなんだ〜!?(>_<) |
「おバカちゃんかお前はっ!」とリッキーによる”ヴィクター愛用のノートを投げつけ”突っ込みが入った。
■ ヴィクトール To:ALL |
・・・いったぁ〜。 あっ、そうだ。ちゃんとノートの方に書き写しておいたんだっけ、ちょっと待って! えっと、レダさんの像の目の所にはレダの瞳って呼ばれてるサファイアがくっついてて、そのレダの瞳ってのが実は魔法の宝石で魔力で異界への通路を見いだすことが出来るんだって! |
■ フェイス To:ヴィクター |
なるほど…あ〜よかった。さすがヴィクター(^^)。 |
■ ヴィクトール To:ALL |
あと、昨日のすすり泣きの方は調べてみたけど何にも見つからなかったよ〜。 |
■ アルト To:ヴィクトール |
そっか… こっちも、地震の方はさっぱりだったよ。 意外と、これぞっていう情報は見つからないもんだねぇ。 |
■シェル To:ALL |
ほんと。 ボクとエスニャさんが見つけたのは、レダさんが魔術師でファリス神官でもあったってことと、 すごくいい人だったけど、病気で20代で死んじゃったってことだけだよ。 文献調べるっていうのも大変なことみたいだね。 |
■ アルト To:シェル |
そうだねぇ。 ま、でもそれが探究の喜びってやつなのかもね。 知識の塔に行くと、書庫に何日も閉じこもって文献を調査しながら、不気味……あ、いや、幸福そうな薄笑いを浮かべてる、危険……えーと…研究熱心、な魔術師達も多いしさ。 |
そういいつつ、かるく書庫を見回すアルトであった。
■シェル To:アルト&エスニャ |
これが、金塊のやまぁ? ん〜、ボクにはそういうの、わかんないなぁ…(^^;;) エスニャさんは本を調べるの好きなの? |
本の山を見回して苦笑しながら、エスニャに話るシェル。やはり顔は赤い。
■ アルト To:ALL |
それじゃ、そろそろこの辺で引き上げるとしようか。 …………………また今日も、麗しの黄色い悪魔はお待ち……なんだろうねぇ…はぁ。 |
ちなみに、黄色い悪魔=カレーの事らしい。
■ アフル To:アルト |
ま、保存食よりかはましだと思ってあきらめるしかないみたいだね…(^^;; |
そして、二日目の夜一晩中、交替で裁きの間を見張ったが、これといった異変はこの日は生じなかった。
……しかし……
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