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「カレーくいねえ」 |
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遺跡−入口にて |
初日の調査も終わり、夕食の時間となった。
とりあえず、若手の学者3人とエスニャで準備をしてくれている。
■ラッドル To:ALL |
クンクン。 今日も晩御飯はカレーだねぇ。 たのしみだねえ。 |
■ アフル To:ラッドル |
今日も「また」カレーなんですよね…(^^;; 確かに美味しいけど、さすがにこう続くとなぁ… |
■フェイス To:アフル |
あはは♪ アフルつらそうだね(^^) 僕はカレー大好きだから毎日だっておっけーだけどね☆ 彼のように華麗にカレーを食べましょう! なんちてー(≧∇≦)!! |
■ アルト |
つかれーた時は、カレーを食べておつかれ〜、…ってね(^^) あははは……………………はぁ… ………昨夜、ついに夢の中にまでカレーが出てきたよ…… |
■ ヴィクトール To:ALL |
そのうち、みんな肌がカレー色になったりしてね。 そういうのって、やっぱりカレー焼けって言うのかなぁ? |
■シェル To:ALL |
カレーはおいしいけど… カレー色の肌はちょっとヤかも…(--;;) 明日はボクも料理作ろうかな…。 |
そういいながら思い出したようにラッドル、連れてシドーがやってきた。
■ラッドル To:ALL |
そうだ。 みなさんにお願いしておくことがありました。 今日からも、俺達は今まで通り馬車で寝ますので、見張りしっかりお願いしますね。 |
■ アルト To:ラッドル |
ん…? せっかく目の前に手頃な空き部屋がたくさん用意されてんだから、どうせなら今夜は遺跡の中に宿を取らせてもらったらどうだい? この中なら、獣もやってこないだろうしさ。 ほら。さっきの「裁きの間」ってとこなんか、ちょうど良い広さだったんじゃないかい? |
■ラッドル To:ALL |
うーん。 ただ、夜の遺跡は何が起こるか分からないですからねえ。 入口近くの14番の部屋でみんなで休むならともかく、裁きの間はちょっと怖いですね。 |
■ アルト To:ラッドル |
14って言うと、ホールになってたとこだね。 外の寒さと雨露がしのげるなら、私は何処でも構わないよ。 んじゃ、今夜はそこにするとしようか(^^) |
■シェル To:アルト&ラッドル |
賛成〜(^^) その方が外で野営するよりよっぽど見張りしやすいよね。 |
ということで、今晩から宿泊は14番の部屋で行うこととなった。
部屋の広さ自体は南北約5メートル、東西約12メートルであり、確かに野営には最適である。
この辺には人が住んでないことから、貴重品だけを中に運んで馬車は外に置いたままにすることとなった。
ちなみに、馬は持ってきたわらなどを敷き詰めて17番の部屋で休ませることと決定した。
■シドー To:ALL |
それと、ワシを絶対に起こさないように。 何が起こっても保証せんぞ。うん。 |
■ラッドル To:ALL |
うっ。 師匠の寝起きは最低ですんでよろしくお願いしますね。 |
アフルは少々げんなりした様子で、
■ アフル To:ラッドル |
あ、大丈夫、行きので分かってるから… |
どうやら行きの馬車で何かあったらしい…
■フェイス To:アフル |
わぁ、何があったの!? 今夜起こしにいっていみようかな…♪ |
■ アフル To:フェイス |
…悪い事は言わないからやめておいた方が良いって!! |
■ アルト To:フェイス |
そういえば、今朝そっちの馬車の前を通ったら、アフルが導師に……… ………………あ、い、いや!な…何でもないよ、うん。 |
気まずそうに、アフルから目を逸らすアルト。
一体何が!?
■ フェイス To:アルト、アフル |
えっ!? なになに、何かあったの???(わくわく!) |
■ アフル To:アルト&フェイス |
んー、なんか、わざと誤解を招くように言ってない? 単に、ストーンサーバント3体に抑え込まれて説教されてただけだって(笑) |
ちなみに、そういう事実は一切ない。
ダークネスを唱えてから2度寝をして、周りの皆を恐慌に陥れたぐらいである。
■ ヴィクトール To:アフル |
わぁ〜、良いなぁ。ストーンサーバントを三体も同時に見せてもらったんだ! |
羨ましがるヴィクター……でもちょっとずれているような。
■ アフル To:ヴィクトール |
えっ?あ、うん、そ、そうそう、そうなんだ(汗)。 |
アフル…嘘をつくときはもっと上手くつこうな…
■ フェイス To:アフル |
3人に押さえ込まれて説教か、いいなぁ…。 |
ヴィクターとは別の意味で羨ましがるフェイス……。
■ラッドル To:ALL |
ご、ごめんなさいね。 とりあえず、食事の準備手伝ってきます。 |
ラッドルはばつが悪いのかそそくさと逃げ出してしまった。
■アフル To:ALL |
あ…、と、そんなつもりじゃなかったんだけどなぁ(^^;; さてと、それじゃあ野営の組分けだけど… 前に立って戦える俺とフェリオとフェイスが分かれて… で、レンジャーとしての訓練を積んでる俺とフェイスとシェルが分かれるとしたら… うん、フェリオとシェル、俺とアルト、で、フェイスとヴィクター…って事でどうかな? 後、順番なんだけど、できれば、俺は最初に見張りに立つ方が良いんだけど…(^^;; |
■ アルト To:アフル |
あ、出来れば私は……… |
■フェイス To:アフル、みんな |
僕はそれいいよ。決まり! かな? |
■ アルト To:ALL |
見張りは最後の方が…… |
■ ヴィクトール To:アフル |
それでいーよー。リーダーの決めたことには従わなきゃね。 それにオレもう眠いし〜、順番とかもアフル兄ちゃんの好きにしちゃってぇ〜。 |
■ アルト To:ALL |
いや、あの、だから………… |
などと言いつつ、早速寝ようとするヴィクターであった。
■ アルト To:ヴィクトール |
あ… ちょ、ちょいと待った、ヴィクター !! |
アルトは慌ててヴィクターを捕まえると、ヴィクターの目を真剣な表情で見つめつつ、その肩に手を置いた。
■ ヴィクトール To:アルト |
ん〜?なぁにぃ〜。 |
こっちは、既に寝ぼけ眼である。
■ アルト To:ヴィクトール |
……いいかい? これから私が言うことを、よ〜っく聞くんだよ? |
アルトは、かるくこほん…と咳払いをすると、いかにも勿体付けつつ、
■ アルト To:ヴィクトール |
まぁ、もう分かってるとは思うけど…… 優秀な魔術師になる為には、強い精神力と集中力が必要!! …その訓練としてまず、例え一時の睡魔に負けそうになったとしても、その甘い誘惑を我慢し、耐え抜く事こそが、魔術師として何物にも負けない強い精神力を鍛え培う上で、とっても重要なんだよ。 い、いや、ホントは私がこのままこの最初の見張りに立ちたいとこなんだけど… |
■ ヴィクトール To:アルト |
えぇっ、そうだったの!?オレ全然分かってなかった。やっぱり魔術師になるのって大変なんだ〜。 そっかぁ・・・だから、オレいつまでたっても魔術師になれないんだ〜。 アルト姉ちゃん、教えてくれてありがと〜。オレ、危うくずっと早寝を続けて行くところだったよぉ〜。 ・・・でも、アルト姉ちゃんは良いの〜?貴重な役目をオレに譲ったりして〜。 |
■ アルト To:ヴィクトール |
うんうん、もちろんだよ♪ この貴重な精神鍛錬のチャンスを逃すのは、すごぉく残念だけど……これも、ヴィクターが立派な魔術師として成長するための大切な修行の一つだからね。 |
そういいながら、ぽむぽむと、力強くヴィクターの肩を両手で叩くアルトであった。
■ ヴィクトール To:アルト |
うん、分かった。オレ頑張ってみるよ〜。 |
やっぱり眠そうだが、何とか堪えて起きていようと頑張ってみる。
その横では、やれやれっと呆れ顔のリッキーが自分の寝床をせっせと拵えていた。
■ フェイス To:独り言 |
っていうかさ、アルト単に眠いんじゃ… |
げしぃぃっ!!素早く、フェイスの後頭部に裏拳で鋭く突っ込むアルト。
■ アルト To:フェイス |
ってことで、今夜は一緒に見張りを頑張ろうね?フェイス君?(^^) |
にこにこにこにこ……でも、目は怒っているぞ。
■ アフル To:ALL |
えっと、それじゃあ、ヴィクターが一番目って事で良いのかな?(^^;; だったら…、さっきの組み合わせもちょっと変えて、一番目が俺とヴィクター、二番目にフェリオとシェル、で最後にアルトとフェイス…かな、これで良い? |
■ フェイス To:アフル |
おっけ〜♪ |
■ アルト To:アフル |
おっけ〜♪ |
■ ヴィクトール To:アフル |
おっけぇ〜。 |
■シェル To:ALL |
あれ〜、そうなの〜? ボクはアフルが言ったのでいいけど、 てっきりアルトさんは最初の方がいいのかと思ってたよ。 ほら、魔法使うとすごく疲れるでしょ? しっかり寝ないと疲れなくなんないんだよね〜。 |
■ アルト To:シェル |
ま、今日は魔法もさっぱり出番無しだったしね。 …っていうか、慣れない文献調査なんかしたせいでもう、さっきから猛烈に眠気が―――あ、いや!!その…(^^;; |
言いつつ、いそいそと寝る支度を整えるアルト……説得力0である。
■シェル To:アルト |
そこまで考えてたんだ〜。 やっぱ、アルトさんていい人だね〜(^^) んじゃ、順番までボクも寝よっと。 |
ふと思い出したように、エスニャを振り向くシェルであった。
■シェル To:エスニャ |
エスニャさん、今日はお疲れさま。 明日も一緒にがんばろうね(ニコッ) |
そう言って、エスニャに微笑みかけてから、寝る準備を始めるシェル。
エスニャもまんざらではない様子であった。
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