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「数億数千文字の書物」 |
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遺跡−裁判官の私室にて |
さて、一行は調査のための部屋の前へとやってきた。
先ほど、ラッドル達とは分かれたところである。
■ アフル To:ALL |
えーと、まずは合言葉…っと。 確か…、 |
アフルの合い言葉とともに扉が開く。
なにやら扉が開くときに音楽が鳴り出した。
開ききると同時に止まりはしたが。
もちろん一行にはなんの音楽だか分からないが……。
■ ヴィクトール To:ALL |
すごーいなぁ、音楽まで流れるんだぁ。・・・何か聴いたことのない珍しい感じだよね。 |
すごく感心しているヴィクター。
■シェル To:ALL |
へぇ〜、音楽まで流れるんだ。おもしろ〜い♪ |
■ フェイス To:みんな |
でも、なんかノリノリの曲だったねぇ! 僕すっごく気に入っちゃったよ〜(^∇^)♪ 特に、一瞬音楽が止まったあとの決め台詞っぽいところがカッコよかったよ〜♪ う〜ん、言葉の勉強しておけばよかったなぁ…。 |
気が付くと、いつのまにか謎の決めポーズで静止しているアルト。
○ァパ〜〜ンと叫んでいるのであろうか……。
■シェル To:アルト |
アルトさんてば、今の曲がよっぽど気に入ったんだね♪ |
■ アルト To:ALL |
はっ…!?Σ(゜ο゜) か、身体が勝手に、このポーズを… |
■ アフル To:アルト |
この部屋を使ってた人が好きだった曲じゃないの? …まさか、魔術師だけに効く呪歌だったとか?(笑) |
■ ヴィクトール To:アフル |
魔術師だけなのっ!? |
踊れば良かった、魔術師に成れたかも知れないのに・・・と思っているのか、若干悔しそうにそうつぶやくヴィクター。
■ アフル To:ヴィクト−ル |
単なる冗談だって、本気にしないでよ(^^;; |
■ フェイス To:アフル |
あ、冗談なのかぁ…ちぇ。 僕も踊りそうになっちゃったから、もしかしたら僕も魔法使い!? とか思っちゃったのに(笑)。 |
姿勢を正すと、照れ隠しにこほん、と咳払いをひとつ。
■ アルト To:ALL |
と、とりあえず、調査の方を始めるとしようか。 |
さて、一行は調査に取りかかった。
初日の調査結果は以下の通りである。
アルト・フェリオ班
・遺跡は「裁きの地」と言う古代王国時代の裁判所でこの部屋は裁判官レダの仕事部屋。
・ここで裁かれるのは、禁忌(禁呪の使用、邪神信仰、同胞を実験に用いる等)を犯した罪の重い魔術師。
アフル・アトラス班
・裁きの下される者は「裁きの間」より「裁きの門」でもって異世界へ追放させる。
・他には有用な情報は得られなかった。
エスニャ・シェル班・「裁きの門」は異界へ通じる門、装置を初動させた時に特定の世界へとリンクする。以後はその世界とこっちの世界を繋ぐ通路となる。
・他には有用な情報は得られなかった。
フェイス・ヴィクター班
・レダは若くして裁判官を勤めた才女、大変美しく魔術に優れながらも、敬虔なファリス信者でもあった。
・レダは若くして病で亡くなったが、その魂を女人像に宿らせた。
と、以上のような内容である。
■ アルト To:ALL |
…ふぅ。 とりあえず、めぼしい情報はこれくらいかな。 異世界に通じる門、か……どんな世界なんだろうねぇ? |
■ ヴィクトール To:アルト |
悪い事した人が送られるんだから、きっと凄く恐い悪魔とかがいるんじゃないかな? |
■ アルト To:ヴィクトール |
凄く怖い悪魔……? ……そりゃきっと、不気味に黒光りしてて、カサカサ走るすばしっこい奴に違いないね……。お、恐ろしい…… |
心なしか、顔が青ざめているアルト。
■ ヴィクトール To:アルト |
ふんふん、不気味に黒光りしててカサカサ走る悪魔かぁ。 |
手持ちのノートにメモるヴィクター。
想像図なども追加しつつ。
ちなみにそれをアルトに見せるのだけはやめた方が良いと思う。
■ アフル To:ヴィクトール |
でも、一度繋いだ後は通路として残るって書いてあるでしょ。 そんな危ない世界にわざわざ繋ぐかなぁ… 前みたいに、牢獄みたいな所に飛ばされるだけじゃないの? |
これまた、#38参照である。
■ ヴィクトール To:アフル |
う〜ん、そうなのかなぁ? でもさ、一方通行の通路とか出てくるのには特別な道具や合い言葉が必要とかなら、何かがいたっておかしくないかも知れないよ。 |
■ アフル To:ヴィクトール |
あ、そっか… 「追放」だから、一方通行って事は十分考えられるよね… でも、だったらなんで通路を残したままにしておくんだろ…? 追放した後は通路そのものをなくしてしまった方が完璧だと思うんだけど… |
■ ヴィクトール To:アフル |
きっと沢山送らなきゃいけなかったから、一々やり直すのが面倒だったんだよ。 古代王国の人って結構怠け者だったんだね(笑) |
■ アフル To:ALL&エスニャ |
うん、この女人像ってのがはここの遺跡の中にあるのかな…? エスニャさん、知らない? |
■ エスニャ To:ALL |
多分、裁きの間にあるとお祖父様のレポートにかいてあったと思いますわ。 |
■ ヴィクトール To:ALL |
その像にレダって女の人の魂が今でも宿ってるのかな? だったら一度話を聞いてみたいなぁ。 |
■シェル To:ALL |
そだね。 レダっていう人と話ができれば、この遺跡のこととか色々教えてくれるかもね。 |
■ ヴィクトール To:シェル |
うんうん、古代王国の人だから簡単に使える凄い魔法とかも教えてくれるかも知れないしね! |
目を輝かせつつ野望を語るヴィクターであった。
■ アルト To:ALL |
その部屋にあるっていう、裁きの門ってのにも一度お目に掛かってみたいしね。 …どうだい? |
■ エスニャ To:アルト |
そうですねえ。 師匠やラッドルさんに報告する必要もありますしちょっとよってみますか。 |
■ アルト To:ALL |
うん、やっぱり、この遺跡のメインの部屋はその裁きの間っぽいし。 その部屋に行かなかったら、この遺跡に来た甲斐がないもんね。 |
■ アルト To:ALL |
よし。 んじゃ、みんなで行ってみるとしようか。 |
■ フェイス To:アルト、みんな |
おっけ〜。れっつごう〜♪ |
■ ヴィクトール To:ALL |
向こうの部屋には何があるのかな〜。楽しみだなぁ。 |
書庫の外に全員が出たのを確認してからアルトがこう宣言した。
■ アルト To:扉 |
こほん… ヒデキギャランドゥ〜☆(下位古代語) |
■ アフル To:アルト |
なんか、嬉しそうだね(^^;; もしかして、入る時の合言葉も任せた方が良かった?(笑) |
■ フェイス To:アフル、アルト |
また、あのステキ踊りを見てみたみたい〜(^^) |
■ アルト To:ALL |
を? 今度はさっきと違う音楽が流れるみたいだよ。 いやいや、なかなか粋なからくりだねぇ♪ |
この仕掛けが、すっかり気に入った模様のアルトである。
■シェル To:ALL |
ははは(^^) 面白い遺跡だね〜♪ |
■ ヴィクトール To:ALL |
でも、この音楽って厳粛な感じは全然しないね。 やっぱり今と昔じゃ価値観が違うのかな? |
■ アフル To:ヴィクター |
うん、ファリス信者の人はあんまりこんな音楽は好きじゃなさそうだよね(^^;; 俺は、結構気に入ったけど。 |
■ ヴィクトール To:アフル |
オレも嫌いじゃないよ〜。 この裁判所って、もしかしてみんなで踊ったり歌ったりしてたのかも知れないね。だったら、面白いなぁ。 |
■ フェイス To:ヴィクトール、みんな |
うわぁ、それは楽しそうだね♪ あのノリノリの音楽からして、そうだったのかもね(^∇^)☆ |
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