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「さぶマシーン」 |
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オラン−東門にて |
依頼を受けた翌日、一行は銀の網亭を朝早く出発し、待ち合わせの東門へと歩みを進めた。
東門へ到着したのは午前7時の少し前である。
すでにシドーやラッドル達は到着しており、準備を完了していた。
■ラッドル To:ALL |
こちらですよー。みなさん。 |
そちらには、7人ほどいるみたいである。中には女性が1人混じっている。
昨日は10人と聞いていたので、まだ、3人ほど到着していないのだろう。
■ アルト To:ALL |
ひのふのみ……っと、 んー…どうやらまだ全員揃っちゃいないみたいだねぇ? |
集まっている人たちの様子を確認しつつ、のんびりそちらの方へ近付いて行く一行であった。
■ アルト To:ALL |
…や、どうも初めまして(^^) 私はアルト。 これからの道中、仲間達と一緒にみんなの護衛をさせてもらうよ。 しばらくの間、よろしく。 |
■ラッドル To:ALL |
あ、こちらが今度一緒に遺跡に行ってくださる冒険者の皆さんです。 長旅なので仲良くしてくださいね。 ……にしても、あいつら遅いなあ。 全員揃ったら紹介しようと思っているのに……。 |
■ ヴィクトール To:ラッドル&ALL |
へぇ、そっか他の冒険者の人達も一緒なんだ。 オレはヴィクトール、よろしくね! |
ヴィクターはリッキー共々、興味深げな様子で冒険者達を見つめている。
■ラッドル To:ALL |
いやいや。遅れてきているのはうちの学院生なんですよ。 全くあいつら……あ、きたみたいです。 こっちだぞー。 |
■ ヴィクトール To:ラッドル |
んん?? |
オレ達なんか勘違いした?ってな表情で視線を巡らすヴィクター。
そこへ、学者風の青年が3人遅れてやってくる。
男が2人に女が1人である。
■学者風の青年A To:ALL |
ごめんなさいー。遅くなりました。 イルミアーナが手間取るもんだから。 |
■イルミアーナと呼ばれた女性 To:学者風の青年A |
だって、持って行くはずの手鏡が見あたらなかったんだから……。 まあ、間に合ったし許してよー。 |
■ラッドル To:ALL |
おいおい、雑談は後だ後だ。 じゃあ、みんな揃ったところで紹介しますね。 あちらから、ミド・シドー師匠……皆さんご存じだと思いますが。 で、そこにおられるのが左から、今回馬車を動かしてくれる人足頭のアトラスさん、サムスさん、ラルフさん、ダイスさんのみなさんです。 で、そちらにいる女性がエスニャ・フリージさんですね。 で、遅刻してきたこいつらが、さっき話をしたのがニッキ、それにイルミアーナ、メディオンですね。 |
とりあえず、ラッドルが皆を紹介した。
■フェイス To:みんな |
あはは。みなさんよろしく〜フェイスです〜(^^) |
■ フェリオ To:エスニャ&イルミアーナ |
ムム(☆_☆) 俺はフェリオ。 |
なんか女性以外目に入ってないらしい。
しかし、それをみて勘違いしたのか一番ごつい男が手を差し出す。
■アトラス To:フェリオ |
ああ、よろしく……。 |
■ フェリオ To:アトラス |
え?はっ?(  ̄□ ̄;)!! |
■ アルト To:フェリオ |
ん…? へぇ…フェリオが真っ先に男と仲良くなるなんて、珍しいねぇ(^^) |
■ フェイス To:独り言 |
フェリオって両刀使いなのか…。2人の今後は目が離せないね☆ |
■シェル To:心の声 |
(エスニャさんかぁ…可愛いなー(*^^*)) |
少なくとも外見上は自分とそれほど変わらない年頃の美少女の登場にちょっとドキドキなシェル君であった本人は気付いていないが、微妙に頬が赤くなっていたりするシェルであった。
■ フェイス To:独り思う |
(おおっ! Σ(・・;)、シェルのあの眼差しはまさしく…。 ラブラブウォッチャーとしては、2人の今後も目が離せないぞっ!!) |
■ ヴィクトール To:ALL |
うわぁ、なんかフェリオ兄ちゃんの目輝いてるね、やる気満々なんだ! あっ、オレはヴィクトール・ディスブランドだよ、これからよろしくね。 |
■シェル To:ALL |
これで全員なんだよね。 こんな大勢で旅するの初めてだよ。楽しくなりそー♪ ボクはシェル、よろしくね(ニコッ) それから…シルフィを紹介するね。 |
■ アルト To:シェル |
しるふぃ? |
その言葉を聞くやいなや、シェルは弓を皆の前に出した。
■シェル To:シルフィ(精霊語) |
シルフィ、出てきてみんなに挨拶してよ。 |
■シルフィ To:ALL(精霊語) |
呼ばれて飛び出てなのなの〜。 シルフィなのなの〜。 |
といって、シルフィは弓から飛び出して皆の前に姿を現した。
■シェル |
(シルフィってば相変わらずカルイなぁ…(^^;;)) |
■フェイス To:シルフィ |
うわっ、すご〜い! なんか透けてる…。 |
■ アルト To:シルフィ |
―――!! 精霊…!? ……こりゃ…驚いたね。 |
しげしげとシルフィを眺めるアルト。
ちなみに、このシーンは18禁の気がするのは気のせいであろうか……。
■シェル To:エスニャ&ALL |
ビックリした? 彼女は風の精霊シルフだよ。 少し前に友達になったんだ。 よかったら、シルフィに話しかけてやってね(^^) シルフィは精霊語しかわからないけど、ボクが通訳するから。 |
そう言ったあと、シェルはエスニャに微笑んでみせた。
■エスニャ To:シェル |
すごいですわ。 風の精霊さんって向こうが透けて見えるなんて、幻想的ですね。 |
■ アルト To:シルフィ |
んー……何て言ってんのかはさっぱりだけど… 流石は風の妖精というだけあって…こう、上品かつ知的な気品ってやつを感じるねぇ?きっと、さぞや高尚な話を…… 私はアルトだよ。よろしく、シルフィ(^^) |
そういいながらアルトは手を差し出して、シルフィに握手を求めた。
■シェル To: シルフィ(精霊語) |
シルフィ、アルトさんがよろしくっていってるよ。 |
■シルフィ To:アルト(精霊語) |
私もよろしくなのなの〜。 |
そういうとシルフィはそよ風をアルトの髪へと送った。
アルトの綺麗な赤毛がふわりと風になびく。
どうやら風の調整を前の冒険で覚えたらしい。
■ アルト To:シルフィ |
ん………いい風だね。 どうもありがと(^^) |
■ アフル To:ALL |
……はっ あ、俺はリーダーのアフルです、よろしく。 後、言っておくけど、精霊がみんながみんなこんな性格じゃないからね。 シルフィは…ま、まあ、ちょっと…い、いや、かなり、変わった性格なんだからっ!! |
■シェル To:アフル |
ハハハ(⌒▽⌒) そりゃ、そうかも。 でも、シルフはみんなこんな感じかもよ? |
■ アフル To:シェル |
そりゃ、確かにシルフは楽しい感じの娘が多いけどさ…。 ここまでってのは珍しいと思うよ…(^^;; |
■ フェリオ To:アフル |
いや……そんなに慌てなくても俺等にゃ言葉が理解出来ないんだけど……。 そんなに変な事言ってんのか? |
■ アフル To:ALL |
え? あ、そうか(^^;; ベ、別に変な事、は言ってないんだけど…(^^;; |
■シェル To:ALL |
あ、ゴメン。通訳するね。 え、え〜と、「呼ばれて飛び出てなのなの〜。 シルフィなのなの〜。」って言ってるんだよ(^^;;) |
いうまでもないが、シェルの顔は真っ赤になっている。
■ アルト |
呼ばれて飛び出てなのなの〜シルフィなのなの〜…? ………………。 う、うーん…………精霊の言葉ってのは、なかなか奥が深いもんだね……なのなの。 |
そういうシルフィをみて、唯一精霊の言葉が使えるアフルが話しかけた。
■ アフル To:シルフィ(精霊語) |
よろしく(^^;; |
■シルフィ To:アフル(精霊語) |
よろしくなのなの〜。 お兄さまもシェル兄さまと同じにおいがするなのなの〜。 |
■フェイス To:シルフィ、ラッドル、みんな |
あはは、シルフィよろしくね♪ 魔法ってやっぱりすごいなぁ〜〜〜 …さてと、みんな揃ったところで、さっそく出発! |
■ ヴィクトール To:フェイス&ALL |
うんうん、早く行こう。出発出発ー! |
■ラッドル To:ALL |
じゃあ、馬車の割り振りをしますね。1両目は、ラルフさんと女性陣3人、それに……フェイスさんとヴィクターさんでどうでしょう。 2両目に、サムスさんとダイスさん、師匠にニッキ、メディオンそれに私ですね。 そして、3両目に残りの4人……アトラスさんにフェリオさん、アフルさん、シェルさんって感じでどうでしょうか? ちなみに夜は3両目に男性陣は移動してくださいね。 と、こんな感じでいいかな。 |
■ アルト To:ラッドル |
2両目の戦力が、ちょいと不安な気もするけど… ま、それで構わないんじゃないかい? さしずめ我らが1両目は、『華麗なる旅の華号』ってとこだね(^^) |
■ フェイス To:アルト |
そして、副題は『〜オトコのロマンはあれむ号〜』って感じだね♪ わ〜い、楽しそう☆\(^∇^)/ |
■ フェリオ To:ラッドル |
ちょ、ちょっと待て……いや、待って下さい(  ̄□ ̄;)!! え、えーと……三両目に戦力が固まり過ぎてる気がするな、うん……絶対そう思うって。 俺とアフルとアトラスさんは分けた方が良いと思うんだけど(  ̄□ ̄;)!! そ、それに二両目の戦力がヤバそうなんでそこにはやっぱ実力優秀、剣も魔法も何でも来い、のリーダーを置いて……やっぱ一両目にも戦士を置かないと!!! 万が一、襲撃された時に三両目から戦士が駆けつけるんじゃ遅いだろう? それにほら…アルト、酔い易いし……。 だから俺が一両目に…… っていうかお願いだからアトラスさんと一緒はなんか怖いの……嫌なの……た、、、、助けて……(T-T |
なんか「席替えで野郎と隣同士の席になっちゃった男子」の様に熱弁を振るって人事移動を求めるフェリオ。
■ ラッドル To:フェリオ |
まあ、山賊がでてくるとしても前からか後ろからでしょうし大丈夫でしょう。 一応俺も剣は少しなら使えるから、これでどうですか? コイツをエスニャの側に置いたら何をしでかすかわからないし…… |
アフルは、そういうフェリオの肩をポンポンと叩きながら
■ アフル To:フェリオ |
フェリオ…、俺はなかなか考えた席割りだと思うよ。 まあ、気持ちはわからないでもないけど(笑)。 フェイスもヴィクターもしばらく敵を防ぐ事はできるだろうし、その間に駆けつければ済む事でしょ? それより、フェリオが一両目に行く事の方が心配なんだけど…(笑) |
■ フェイス To:フェリオ |
あっはっはっ(^∇^)、フェリオ諦めなよ〜。 アルトたちは僕らが守るから全然平気だよ♪ ラッドルさんがせっかく決めてくれた席割りなんだし。 遠慮しないで、アトラスさんと親交を深めてね☆ |
■シェル To:ALL |
でも、1両目と3両目は襲われやすいから、 ボクら冒険者で固めた方がいいんじゃない? アルトさんはともかく、エスニャさんやイルミアーナさんは戦えないんだから、 まん中の2両目に入れて守ってあげた方がいいと思うんだけど…。 …ボクじゃあエスニャさんは守れないもんな…(--;;) |
■ ラッドル To:シェル |
そうですねえ。 シェルさんのいうとおりかもしれないですね。 じゃあ、女性3人と私と師匠、それにダイスさんが入れ替わりますか。 アルトさんも魔法での援護が専門でしょうから、真ん中からの援護でもよさそうですしね。 まあ、皆さんをみて襲う山賊はそんなにいないと思いますけどね。 |
■ アルト To:ALL |
ん、それじゃ私は二両目の『ナイトたちに護られる深窓の令嬢号』に移ればいいんだね。 えーと……つまり、 |
■ アフル To:ALL |
うーん、それだとさすがに一両目が心もとなくない? 俺とフェイスが交代したらどうかな? つまり、俺とヴィクターが一両目に、フェリオとフェイスとシェルが三両目に乗るってのは? |
■ フェリオ To:アフル |
(;  ̄□ ̄)!! |
■ ラッドル To:ALL |
そうですね。 そのあたりはリーダーのアフルさんのいわれることだからしたがった方が無難そうですねえ。 じゃあ、お二人交替して貰えますか。 |
■ フェリオ To:ラッドル |
!!( ̄□ ̄ ;) |
■ フェイス To:ラッドル、フェリオ |
う〜ん、ちょっと残念だけど、しょうがないよね。 てなわけで、フェリオとアトラスさんの行方はしっかり見届けてあげるよ♪ |
ということで、1両目に、アフル、ヴィクター、シドー、ラッドル、ラルフ、ダイス。
2両目に、旅の華トリオ、サムス、ニッキ、メディオン。
3両目に、フェイス、シェル、それにフェリオ、アトラス。
という風に馬車の配置は決まったようである。
■ フェリオ |
い……い……。 いやだあああああああああああ ( TДT;)ノ |
夕日に向かって走り去るフェリオ……。
どこまでいく気だ?
■シェル |
ありゃ〜フェリオが壊れちゃった〜(ポリポリ) |
■ フェイス |
おお〜…足はや! 僕負けちゃいそう…(^^;) |
■ ヴィクトール To:ALL |
フェリオ兄ちゃん、もしかしてあのまま走っていく気なのかなぁ・・・。 |
ということで、何はともあれ出発進行である。
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