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「おやじの彫り」 |
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| オランー「時忘れの店」にて |
「時忘れの店」へ買い出しに一行はやってきた。
そうはいっても、ほとんどラッドルが準備してくれるので趣味のものを買うぐらいだろうが。
| ■おやじ To:ALL |
| おや、いらっしゃい。 |
そう言っておやじが出てきた。
| ■ ヴィクトール To:おやじ |
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こんちわー!買い物に来たよ〜。 |
とりあえず元気に挨拶するヴィクター。
| ■ ヴィクトール To:おやじ |
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冒険ってさぁ、色々と勉強になることとか多いし、オレ忘れっぽいから今度から出来るだけ記録しておこうと思うんだよね。 だから、記録に使う道具が欲しいんだ。持ち歩ける羽根ペンとかインクとか、あと手帳として使える紙が欲しいな。出来ればバラバラにならないように束ねてあるのが良いんだけど、あるかな? |
| ■おやじ To:ヴィクトール |
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おお、羽根ペンとインクか。 この羽根ペンは、名匠の誉れ高きルオンの作ったものじゃ。 インクと組み合わせて合計で5ガメルじゃのう。 ちなみに、銀の羽根ペンもあるぞよ。 これは25ガメルでインクもおまけにつくがのお。 ノートか。 束にしてあるノートなら50ガメルのものから150ガメルのものまでさまざまじゃが。 まあ、この50ガメルので普通は十分じゃろう。 |
| ■ ヴィクトール To:おやじ |
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めいしょーのほまれたかきるおん??・・・何かよく分かんないけど凄いんだ!じゃ、それちょうだい。えっ、銀の羽根ペンにするとおまけが付くの?じゃおまけ付きの銀のにする! 他の人の混ざったり落としたときのために名前とか彫ってもらえるかな? |
ちょっと何かを勘違いしている様子である。
| ■おやじ To:ヴィクトール |
| ほいほい。ちょっと待ってろ。ヴィクトール……でいいんだな? |
そういうと、おやじは彫刻刀を取り出し、器用な手付きで名前を彫り始めた。
| ■ ヴィクトール To:おやじ |
| うん、ヴィクトールで良いよ。わくわく。 |
| ■ アルト To:おやじ |
| へぇ…手慣れたもんだねぇ。 |
感心しながら、その作業を眺めてます。掘り終わったのを見てから、
| ■ アルト To:おやじ |
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んー… 旦那、ついでに私からも一仕事お願いさせてもらって構わないかい? 出来れば、これにもちょいと一筆頼みたいんだけどさ。 |
手に持っているメイジスタッフを見せるアルト。
| ■おやじ To:アルト |
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OK。任せておきな。 いつもお世話になっているしな。 ……これぐらい大きいものならインクが流せるな。 ちょっと待ってな。 |
おやじは、器用な手付きでアルトの名前をメイジスタッフに彫り、そこへアルトの髪の色と同じ朱色のインクを流し込んだ。
これで、アルトのメイジスタッフに朱色の銘が刻まれたこととなった。
出来上がったメイジスタッフを、まじまじと眺めながら、
| ■ アルト To:おやじ |
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かっ…かっこいぃ……(‘-‘* この色合い、彫りのバランス、そこはかとなくかもし出される上品さ……まさに、私にぴったりの杖だね。 |
メイジスタッフを抱きしめつつ、満面の笑顔で感謝するアルトであった。
| ■ ヴィクトール To:おやじ |
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えっとノートは・・・そうだなぁ〜、50ガメルの普通のノートで良いや。 使い切っちゃったら、また新しいの買うわけだしね。 |
| ■おやじ To:ヴィクトール |
| OK。じゃあ、合計で75ガメルだな。 |
| ■ ヴィクトール To:おやじ |
| はい、75ガメルだね。ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ・・・じゃ、コレでちょうど! |
75ガメルきっかりを財布から出しておやじに手渡す。
| ■ アルト To:おやじ |
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さて…っと。 それじゃ、色々世話になったね。 一仕事終わったら、またここを贔屓にさせてもらうよ(^^) |
| ■おやじ To:アルト |
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おお、ありがとよ。 またよろしく頼むな! |
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