お掃除万歳 | Scenario #47 |
ルイトゥーラ様のゆううつ |
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屋敷 斜面下‥‥廊下 |
‥‥‥。
黒い扉が開け放たれた時。冒険者には二つの情景が目に飛び込んできた。
一つ‥‥精霊力を持たない者達の視線。
コリューンが扉を開けた途端、今まですべすべだった廊下に、いきなり油が湧いてでてきた!!!
一つ‥‥精霊力を持つ者の視線‥‥つまりコリューンの目にうつったもの。
自分が黒い扉を開けた途端に、足下より「わぁ〜〜〜い♪」と楽しげな声と共に小さな壺を持ったブラウニー達が走り出してくる。
2〜3匹レプラコーンが混じっているようにも思える彼らは、手にもつ壺の中身を廊下にぶちまけ、これまた手にもつモップで廊下を磨き始めたようだ。
そう。ただでさえなめらかだった廊下。
ブラウニー達の『掃除』のおかげか、とても滑りやすい廊下と化してしまった‥‥‥。
ちなみに。
コリューンが開けたドアの先。
すぐに壁だったりする‥‥‥
■ コリューン |
はへ? ブラウニ〜?? |
■ ルイトゥーラの声 |
くすくすくすっ☆だから開けちゃダメって書いていましたのにっ☆ 頑張って登って下さいね♪すこぉ〜し床が滑りやすくなっておりますけどっ☆ |
自分の仕掛けたトラップに見事にはまったのをみて、ルイトゥーラの声はとても楽しげである。
‥‥性格悪いだろ、アンた。
■ コリューン(独り言) |
(わざわざブラウニーにイタズラを仕込んでおく辺り、よっぼど暇なんだな。同情に値するかもね) |
楽しそうなブラウニー達を見て一言。
■ アシスト |
また何かあったみたいだ……皆大丈夫かな(’’; |
と、下を心配そうに見るアシストとルネ。
残念ながらアシストにもルネにも精霊を見る力がないので‥‥いまいち状況が把握できていないようだ。
■ アルスワ To:キャンドル&ザック |
まんまと罠にはまったようですね キャンドルとザックは突き当たりの小部屋を調べてもらえますか? 私はうえに上がれるか確認してきましょう |
そう告げてから斜面の方向へと歩いていこうとするアルスワ。
思った以上に廊下がすべすべなせいか、歩き出した瞬間にずべし。また、あとちょっとで斜面の麓というところで‥‥ずべし。
2回ほど転んでしまったが‥‥まあなんとか無事にたどり着く事ができた。
アルスワの目には見えていないが‥‥コリューンの瞳には、やけに楽しそうにしているブラウニー達の姿が見える。
■ ザック |
なんかすっころんだ音したが・・・ とりあえず中はいってみっか・・・・ |
そう言いながらつまみ類をしまうザック。
ざっと見たところ‥‥扉の向こうは壁しか見えない。
■ キャンドル |
まあ、ザックが調べるなら、私の出番は無いわね。 でも…すっごく、いや〜な感じの廊下になっちゃたわね(苦笑) |
と、つるつるとなった廊下を見る。
キャンドル達の目には、にこにこと楽しげに廊下を磨くブラウニーの姿は見えていない。
つるりん滑ったアルスワに対し、
■ コリューン To:アルスワ |
スワさん、大丈夫?なんか、レプレコーンみたいなブラウニー達が喜んでるよ★ |
滑らないよう、滑らないよう慎重にアルスワの元へと歩み寄ろうとしたコリューン。
‥‥‥
周囲のブラウニー達の期待に添ったのか、はたまた別の理由からか。
アルスワの近くまできたところですってんころりん・転んでしまった。
■ コリューン To:ブラウニー |
楽しそうだねぇ。ルイトゥーラのオバハンに頼まれたの? |
■ ブラウニー To:コリューン |
うん♪おいらたちゃルイトゥーラ様に頼まれたんだ♪ |
■ ブラウニー To:コリューン |
『この扉が開いたら、ワックスを丁寧にかけてね』ってネ♪ |
■ ブラウニー To:コリューン |
だからおいらたちゃ張り切りさ〜♪ |
■ ブラウニー To:コリューン |
ネェちゃんも一緒にワックス、かけるかい? |
と、楽しげに答えます。
■ コリューン To:ブラウニー |
ワックスがけも楽しそうだけどね、別の事をオバハンに頼まれちゃってさ★ ちょっぴし君たちに手伝って貰えると嬉しいんだけど、良いかにゃ? もし手伝ってくれたら、愉快なお歌をプレゼントさ♪ |
と、ニコニコしながらブラウニー達に話しかける。
■ ブラウニー To:コリューン |
うにうに?手伝い?う〜〜〜ん困った。 |
と、妖精達は顔を見合わせる。
■ ブラウニー To:コリューン |
おいら達ゃルイトゥーラ様に頼まれているからネ |
■ ブラウニー To:コリューン |
他の願いは、またの機会さ♪ |
■ ブラウニー To:コリューン |
なぁなぁ、ネェちゃん。理解しておくれ♪ |
と、少し困った顔で話している。
■ コリューン To:ブラウニー |
そっかぁ。そんじゃ、無理強いしちゃいけないね☆ でもでも、ちょっぴり質問させてちょ♪ このお屋敷って、どういう形になってるの? 罠があるのはどこら辺? こわ〜い怪物クンとかもいる? |
興味津々♪な顔で目をキラキラさせながら聞くコリューン。
それに対する答えといえば、
■ ブラウニー To:コリューン |
う〜〜ん、それまた大変な質問だな。 |
■ ブラウニー To:コリューン |
このお屋敷は広くてネ。おいら達も分担してるんだヨ。 |
■ ブラウニー To:コリューン |
だから、おいら達ゃここら辺しか知らないのサ。 |
■ ブラウニー To:コリューン |
ごめんよネェちゃん。わからないンだ。 |
と、とてもすまなさそうです。
回答を得たコリューン。今度はやや改まって、
■ コリューン To:ブラウニー |
ううん。こっちこそ、ごちゃごちゃ聞いてゴメンネ☆ ところでさ、私の事、“ネェちゃん”って呼んでるよね?見ただけなら“ニィちゃん”のはずなのに。 もしかして、頼んだら生命の精霊が応えてくれると思う? |
■ ブラウニー To:コリューン |
こりゃまた愉快な質問さね♪ |
■ ブラウニー To:コリューン |
ネェちゃん、どっから見てもネェちゃんだろぅ? |
■ ブラウニー To:コリューン |
オイラ達が物質で見てるとでもお思いカイ? |
■ ブラウニー To:コリューン |
当然、ネェちゃんが生命の精霊を呼び出せば、きっとヤツ等は答えてくれるサ♪ |
■ ブラウニー To:コリューン |
ヴァルキリーはムリだろうがね♪ |
と、モップをシャカシャカ答えてくれます。
■ コリューン To:ブラウニー |
ホント? 教えてくれて、ありがと〜☆ ずっと気になってたんだ♪ お礼に、面白い歌を教えたげるにゃ☆ |
ブラウニー達に『猫にヴァイオリン』を教え出す。すっかりルイトゥーラ様のイタズラの事は忘れてしまったらしい。
■ ブラウニー To:コリューン |
♪ネェちゃん、良い歌ありがとナ♪ |
■ ブラウニー To:コリューン |
これから、ご機嫌な時の歌にさせてもらうゼ♪ |
と、ブラウニー達はとても楽しそうです。
■ コリューン To:ブラウニー |
(´▽`) |
その無邪気な姿に釣られて、コリューンも楽しそうである(笑)。
一方こちらは平和な上の間。
■ アシスト To:アルスワ |
おーい、アルスワにーちゃん なんかあった〜? そんなとこでコケてないで教えて〜 |
ルネと一緒にぽつねん☆と上にいるアシスト。
アルスワ的には先ほどは普通に歩いてきたアルスワが、急に転んだようにしか見えていない。
■ アルスワ To:アシスト |
地面が滑りやすくなってるんですよ、アシスト それはそうと引き上げてもらえませんか? 先は行き止まりのようなので・・・ |
なんとか立ち上がろうと頑張りながら答えるアルスワ。
落ちているクッションを駆使しながら、なんとか立ち上がる。
■ アシスト To:アルスワ |
おっけー。さっき2人が使ったロープがあるから、この扉を 押さえておけばいいのかな。 |
荷物を少し離れたところにおいて、扉に近づくアシスト。
頑張れアシスト。間違っても落ちたりしちゃいけないよ。
■ ルネ To:アシスト |
アシストさん、だいじょぉぶですかぁ? わたしもおてつだいしましょうかぁ?? |
いや、キミは近づくな。うん(笑)。
またまたこちらはつるつるな斜面下。
■ ザック |
どうせこけるならハナからこけていけばいいんじゃねか よっこらっせっと |
そう言うと、ザックは屈み、勢いをつけてコリューン達の元へ思いっきり滑り始める。
その姿を見て、ブラウニー達。手に持つモップをシャカシャカと、ザックの前を磨きはじめる。
■ コリューン To:ザック |
オッサン、お尻、テッカテカだよ♪ にゃはははははははっ☆ |
その滑りっぷりが楽しいのか。コリューンはニコニコと見ている。
■ キャンドル |
・・・・ザックみたいに進むのもちょっと抵抗があるわねぇ(苦笑) でも、いつまでもここにいてもしょうがないから、壁伝いに歩いて行こうかしら。 |
と、慎重に慎重に壁伝いに廊下を進むキャンドル。
しかし、最後に足を踏み出したところ‥‥‥。運悪くブラウニーが精魂込めて磨いたところであり‥‥‥。
‥‥‥
コリューンの上に重なりこむ。
■ キャンドル To:コリューン |
痛ぁ〜い! ・・・あ・・・。 コ、コリューン、大丈夫? |
■ コリューン |
うきゅ〜★ |
あはれ。コリューンぺっちゃんこ。
■ ザック To:コリューン |
こりゃ逃げるのに楽になったかもな さーてとこっからどうすりゃいいんだ? |
と、重なりあう面々に向かって問い掛ける。
とりあえずここにいても仕方が無いと、上に上がることに。
■ アルスワ To:ザック&キャンドル&コリューン |
先に上がりますよ |
と、ロープを手に持ちアシストに手伝ってもらいながら上にあがるアルスワ。
多少足を取られはしたものの、なんとか上に上がることができた。
アルスワがあがるまでは普通の斜面であったが、アルスワが登ったせいか‥‥斜面にすこぉ〜しワックスがかかってしまった。
■ コリューン To:アルスワ&下組 |
気を付けてね♪ 次は、誰が行く? |
■ キャンドル To:コリューン&下組 |
んん〜、本当は軽い順番に上がって、引っ張り上げるの手伝った方が良いと思うんだけど… まあ、楔があるから大丈夫だとは思うけど、上にいるアシストまで、引っ張り落としたら登るの大変にならないかしら? |
■ コリューン To:キャンドル&下組 |
ん〜・・そうすっと、次は私かな? キャプてんなんて、装備だけでも重いもんね☆ |
次に登るはコリューン君。
気を引き締めていざ登ろうとしたのだが‥‥1・2度ずるずると滑って登るのにだいぶ梃子摺ってしまった。
■ コリューン |
はぅ〜★ |
■ キャンドル |
じゃあ、次は、私ね。 |
次に登るはキャンドル嬢。
こちらは多少のワックスいざ知らず。危なげなく登ることができた。
■ キャンドル |
まあ、これくらいの坂なら、ロープもあるしね。 じゃあ、今度は補助する番ね。 |
■ ザック To:下組 |
さーてつぎはおれか・・・ 非力な俺にのぼれっかねえ |
そう言いながら一歩踏み出すザック。
多少足を滑らしながらも、なんとか坂道を上りきる。
最後は一番重量級のキャプ嬢ではあるが‥‥皆が上から引っ張りあげたので、やすやすと登りきることができた。
■ ザック |
ふう・・・のぼれたか・・・ |
■ ルネ To:ALL |
みなさん、だいじょぉぶでしたぁ? ‥‥‥ そういえば、どぉしてみなさんテカテカ光っていたりしてるんですかぁ? |
と小首をかしげるルネ。
彼女にもブラウニーの姿は見えていなかった。
■ キャンドル To:ルネ |
ええ、扉を開けたら急にね… そういえば、コリューン、何か見えたの? |
あんだけ慎重に歩いたのに。どうして廊下が急に滑りやすくなったのだろうか??
■ コリューン To:キャンドル&ルネ |
ルイトゥーラのオバハンが、ブラウニー達にイタズラを仕込んだんだよ★ あ、ブラウニーってのは、お家に住み着く精霊のことさね♪ オバハンの命令で、扉が開いたらワックスを掛ける事になってたってわけ。 ブラウニー達自身は良い子達だから、怒んないでね☆ |
■ ルネ To:コリューン |
‥‥?? まぁ、ここって妖精さんがすんでいたんですかぁ? それで、コリューンさんはその姿をみれるんですねぇ? ‥‥ うらやましいですぅ‥‥(;;) |
■ ザック To:コリューソ |
ま・・・ブラウニーは確かにいい子かもな コリューンはいい子かどうかわしラないが・・・・ |
ある種正直な反応かもしんない。
■ コリューン To:ルネ |
オッサンみたいに、ひねくれて口の悪い、もう本当にどぉ〜しようもないヤツにならずに精霊の事を勉強してれば、 きっと精霊が見えるようになるよ☆ |
■ ルネ To:コリューン |
?? じゃぁ、がんばって妖精さん見れるようになりますぅ(^^) ‥‥でも‥‥? どうやっておべんきょうすればいいんでしょう? |
精霊使いになるには、精霊使いに弟子入りするのが一番なのだが‥‥
■ ルイトゥーラ To:ルネ |
あら。ルネは精霊使いに興味がありますの? でしたら、無事帰ってきたら教えてあげますわ(^^) |
‥‥‥確かに‥‥この人も精霊使いっぽいが‥‥。
師匠は選んだ方が良いと思うの。うん。
そんなルネに対し、先輩からのアドヴァイス!
■ コリューン To:ルネ |
ルネちゃん、先生は誰でも良いって訳じゃないからね。 ちゃんと選ぶんだよっ! |
と、力説然り。
■ ルネ To:コリューン |
は‥‥はい(^^) |
その力説に、思わず頷くルネ。
さて、どうなることやら(笑)
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