依頼……達成? | Scenario #47 |
ルイトゥーラ様のゆううつ |
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屋敷 とある小部屋 |
思いっきり粉々に砕け散ったドアノブ。
破壊される反動で、勢いよくドアは向こう側へと開け放たれた。
壊れたドアの向こう側には一つのテーブルがあり、その上には革袋らしきものと、小さな箱が置いてあるだけだった。
■ アルスワ To:ALL |
テーブルに箱が見えますね 最後のドッキリですかね? |
と、キャプの背中越しに中を覗きながら呟く。
■ アルスワ To:ザック&キャンドル |
とりあえず床が抜けないか確認してもらえますか・・・ また落ちてふりだしに戻る・・・なんてのはごめんですから |
と、そう言ってにっこり笑う。
何の気無しに部屋に入らないのは、流石に今までの経験上したくないようだ(笑)。
■ コリューン To:アシスト&ALL |
キャプてんを放り込んでみて、何とも無ければ大丈夫なんじゃない? |
先ほどの突っ込みのまま、鬼な発言のコリューン(笑)。
そんなコリューンのセリフを真に受けたかは定かではないが、キャプの後ろに忍び寄る影一つ。
■ アシスト To:キャプ |
それじゃ、キャプ。よろしくねー。 |
と言いつつキャプを突き飛ばそうと試みる。
その行動に、
■ ザック To:キャプ |
それじゃ、キャプてん。よろしくねー。 |
アシストに呼応してキャプを蹴りだそうと試みる。
あはれキャプ嬢。二人の若人の蹴りにより、部屋の中へと無理やり入れさせられる。
■ キャプ To:ALL |
え゛っ・・・うそぉっっ!? |
蹴り入れられたキャプ嬢。
とっとっと‥‥とバランスをとり、なんとか転倒することは免れたものの、部屋の中央・テーブルの位置まで入ってきてしまった。
■ キャンドル To:ザック&アシスト |
あ・・・、駄目よ、基本的に、女性はもっとやさしく扱わないと。 いくら、元は男で、頑丈で、豪腕で、後ろから蹴りを入れ易かったとしても、今は女性なんだから(しみじみ) |
なんか後ろで、優しげな口調ながらも鬼な発言が‥‥(笑)。
■ キャプ To:ALL |
キャンドルまでそーゆーコト言うのね・・・おぼえてらっしゃい (--# |
■ キャンドル To:キャプ |
え、私は、ザックとアシストに女性は優しく扱うのよ、って注意しただけよ(微笑) |
しれっと答えるキャンドル姐。
とりあえず蹴り入れられたキャプ嬢に、現状では‥‥何も災厄が降りかかる様子はなかった。
■ アルスワ To:ザック&アシスト |
いや・・・そう言う確かめ方は・・・・ |
一人、呆然と皆の行動を見ているアルスワ。
大丈夫、君はそういう事をされるキャラクターじゃないから‥‥‥きっと。
■ ザック To:ALL |
さーて・・・・床になんたらはなかったみたいだな あとは箱だな・・・・ちいと調べてみますかね |
キャプが『安全』にテーブルまで行けたのを確認したザック。
そのまますたすたと部屋に入り、テーブルの上の箱を調べ始める。
■ キャンドル To:ALL |
じゃ、私は革袋を見せてね。 |
と、少し大きめな革袋を手に取る。
じゃら‥‥という音と共に、だいぶ中身は入っているようである。
■ キャプ To:キャンドル |
どう? やっぱり金属クズか何かでしょ。 |
どうせあのオバはんの事だから‥‥と、はなっから期待していないキャプ嬢。
はたして、袋の中身はなんなのだろうか?
キャンドルの手に、ずっしりとした重さがかかる。
■ キャンドル To:キャプ |
…そうでも、無いみたいよ…。 この重量感…いいわ、良いわよ、文句無いわ、私の勘が正しければみんな好きなものよ。 あ・た・り☆、ほら見てご覧なさいよ、結構入ってるんじゃない? |
と、袋を開けて見て、ちょっと笑み♪
ざっと見ても3,000ガメル以上はありそうだ。
■ コリューン To:ザック |
そっちの箱は何だったの(?_?)?? ビックリ箱とか? |
ザックの側まで来て箱を見る。
■ザック To:コリューン |
とりあえず鍵外した 罠はわかんねーや ま、あけてみるベ |
と、箱をなんのためらいもなくあける。
すると、ボン☆という音と共に、箱の蓋が飛び上がる。
幸い、顔などが箱の真上になかったので被害はなかったが‥‥あたりに少し、火薬の匂いが充満する。
■ ルイトゥーラの声 To:ALL |
くすくすくすっ♪最後の最後まで楽しませていただきましたわ♪ お疲れさまでした♪私からの依頼はここまでとさせていただきます♪ そちらの、キャンドルさんがお持ちの袋の中に、今回の依頼料といたしまして3,600ガメルほど入れてありますので‥‥皆さんでちゃぁんと分けてくださいませ♪ それと、キャプさんとコリューンさん。 そのままのお姿で行かれても、私としてはよろしいのですが‥‥でも、その楽しみはあくまでも私だけのものとしたいですの☆ ザックさんがひらいた箱の方に、昨日と同じ調味料をふんだんに使用した飲み物を入れておきますので、ご自分でお飲みになってくださいましね(^^)。 では、目の前に屋敷から出る扉を出しますわ。 本当にご苦労さまでした♪ |
そのルイトゥーラの声に連動し、目の前の壁に一つの扉が出現する。
ザックの開けた箱の中には、小さな瓶にいれられた飲み物が二つ見える。
■ ルイトゥーラ To:ALL |
そうそう♪ その飲み物は、あくまでもキャプさんとコリューンさんが『戻る』為に準備いたしたものですので、他の用途にはお使いにならないようお願いいたしますね♪ もし、他のにお使いになられるようでしたら‥‥‥くすくす☆邪魔いたしますわよ♪ |
最後の最後まで。この声は楽しそうだ。
■ザック To:ALL |
・・・・・・ 他のに使うって・・・ そーか・・・・リムリィとかクレフ辺りにつかってもおもろいかもしれねなあ ま、邪魔されんならしゃあねえか |
冗談とも本気ともつかぬ声で、ぼそっとな。
■ アルスワ To:ALL |
ふう、とりあえずは依頼達成ですかね・・・ キャプもコリューンもその飲み物を飲めば戻ると思いますよ |
屋敷からさっさと出たいのか。とりあえず扉に向かう。
■ザック To:ALL |
そーだな。とっとと帰って一杯やるかね ルネ公も大変だな・・・ あんなご主人様の元で働くなんてなあ ま、退屈しないで済みそうだけどな へへへへへ |
最後までルネには優しいザックであった。
■ ルネ To:ザック |
はい‥‥って、ええと、うんと、いつもはこんなこと無いんですぅ(;;)。 今回は‥‥きっと、『たまたま』私も‥‥だとおもいますぅ。 ホントに、ルイトゥーラ様はお優しい方なんですよぉ? |
こちらも最後まで、主人のフォローは忘れないようだ。
ルネとルネもどきは、揃ってこの場に残るようである。
■ アシスト To:ルネ |
たしかにそれは偶然かもしれないけどね。 次もこんなコトしないって保証はどこにも無いんだよ? もしやりそうだったらちゃんと止めてよね? |
■ ルネ To:アシスト |
ええと、わたしがとめれられる状態でしたならば‥‥とめたいと思いますけどぉ‥‥‥。 アシストさん‥‥わたしに、ルイトゥーラ様、とめれると思いますぅ? |
と、首をかしげながらのルネ。
■ コリューン To:ザック |
オッサン、それ飲むから貸して♪ |
ザックから液瓶を受け取り、解毒剤(?)をいっきに飲む。
‥‥‥やっと。やっとコリューン嬢のお帰りだ♪
ささっと部屋の隅に行き、体中をぺたぺたと触って確認した後‥‥
■ コリューン |
良かったにゃ〜♪ 元に戻ったみゃ〜ヽ(T▽T)ノ |
やっと戻れたという事で、感涙するコリューンだった。
■ キャプ To:コリューン |
ふ〜ん、どうやら本物の薬みたいね。 じゃあ、アタシは後で飲みましょ・・・ |
と、仕舞いこもうとした時、
■ ルイトゥーラの声 To:キャプ |
あら、キャプさんは要らないんですの? それでは‥‥ |
ぱちん☆という音がしたかと思うと、急にあやしげに沸騰しだす液体。
キャプの手の中で。液体はどんどんと沸騰していく。
■ ザック To:キャプ |
キャプ・・・・ まじでこりゃ・・・第2の人生歩んだほうがいいかもな・・・ |
■ アルスワ To:キャプ |
なるほど、邪魔をするとはこのことなんですね 残念ですが、ここで飲むしかないようですよ、キャプ まあ、そのままで居たいならそれでも構いませんが・・・ |
まじめな顔で言うアルスワ。
っていうか、二人とも鬼な事をさらりと言ってるし(^^;。
■ キャンドル To:キャプ |
持ち出し出来ないのね、残念だわ、とっても良い値段で売れそうなのに… 私は、キャプは、女性のままで良いと思うわよ、今回の事でしっかり女性も板についたみたいだし、何なら、他の込みいった事も私が教えるわよ(妖艶・微笑) |
高い値段で売れそうだからこそ、持ち帰りを嫌がっていると思われる(苦笑)。
って、そこの姐さん。なぁにを教え込もうとしているのやら‥‥ヽ(´ ー `)ノ
■ アシスト To:キャプ |
……まぁ、キャプの人生だしね。僕は何も言わないよ。(^-^;) |
ぼぉ〜‥‥っとその状況を見ているアシスト少年であった。
■ キャプ To:ALL |
あわわわ・・・飲むよ。今飲めばいいんでしょ!! まぁ〜ったく、油断も隙もないんだから・・・ |
と、飲もうとすると沸騰も止まる。
そのままくいっと液体飲み込み、やっとキャプ少年のお帰りだ♪
■ ルイトゥーラの声 |
くすくすくすっ☆ |
■ キャンドル To:キャプ |
んん〜、ちょっと残念ね。 折角、しばらく退屈しないと思ったのに(笑) |
と、すこぉしばかり残念そうなキャンドル姐。
もしもしぃぃ〜〜?(笑)
さて。外への出口が現れたということで扉に近づくアルスワ。
■ アルスワ To:ALL |
この扉には罠感知はいらないですかね |
と、さっくり扉を開ける。
どういう構造になっているのかはさて置き。扉の向こうには、あの広い庭が見える。
■ キャンドル |
本当に終わりみたいね。 |
■ コリューン |
誰が設計したんだろうね、この家・・・・ |
ぼそっとつぶやく。
確かに、空間的に変な部分が多すぎな家である。
■ ルイトゥーラの声 |
くすくすくす♪秘密ですわ☆ |
‥‥。秘密らしぃ。
最後にアルスワ。扉を出ようとして‥‥少し振り返り、
■ アルスワ To:ルネ |
楽しんでいただけましたか? |
と、意味ありげに笑う。
■ ルネ To:アルスワ |
??? んとぉ‥‥キャンドルさんに弾いていただいた音楽は楽しかったですけどぉ‥‥ほかは大変でしたぁ(^-^;;;? アルスワさんは、楽しかったですかぁ? |
本当に。きょとん、とした表情にて答える。
■ キャプ To:アルスワ、ルネ |
????? 一体、何の話しなの? |
こちらも、きょとん、としている。
■ コリューン To:ルネs |
そうそう、楽しかったお礼にルネちゃん達に良い事を教えてあげる♪ ルネちゃんのお仕事は、このお屋敷を綺麗にする事だよね? |
■ ルネ To:コリューン |
はい、そうですぅ(^^) |
■ コリューン To:ルネs |
でも“綺麗にする”って言うのはね、ただ掃除すれば良いってもんじゃないんだよ。 |
■ ルネ To:コリューン |
?? 違うんですかぁ?? |
■ コリューン To:ルネs |
ほら、お花とか絵とか飾るでしょ? そういう風にお部屋をデザインするのもメイドさんの大切な仕事なの。 ここまでは、分かるよね? |
■ ルネ To:コリューン |
‥‥‥‥(こくこく) |
ちょっと考えた風ではあるが、だまって頷く。
■ コリューン To:ルネs |
でね、このお屋敷なんだけど、はっきり言っちゃうとあのルイトゥーラ様の家にしてはデザインがヘボヘボなんだよね★ でさ、私が見たところではヘボヘボな理由は個性が乏しい点にあるんだな。 だからさ、これを何とかするにはお屋敷内を個性的にしなきゃいけないわけ☆ |
■ ルネ To:コリューン |
個性的‥‥ですかぁ?? |
■ コリューン To:ルネs |
・・で、だ。ここで、ルネちゃん達の出番なんだよ☆ 君達の任務はずばり屋敷内の全てに個性的な絵を描き込む事!! 天井とかはフォルちゃんに手伝ってもらって、いっぱい素敵な絵を描いてお屋敷を綺麗にするの♪ ルイトゥーラ様が文句みたいのを言うかもしれないけど、それは嬉しいって素直に言えないだけなんだよ。 内心ではすっごく喜んでるんだから、特にルイトゥーラ様の部屋とかお気に入りのドレスとかに念入りに描き込んであげると良いよ♪ |
満面の笑みを浮かべ、ルネ'sに白墨を手渡す。
■ コリューン To:ルネs |
芸術は爆発が肝心だよ〜☆ |
■ ルネ To:コリューン |
‥‥ふぅ〜〜ん。べんきょうになりましたぁ(^^)。 じゃぁじゃぁ‥‥‥フォルトゥナさんと一緒にがんばりますぅo(^^)o |
コリューンの密かなる抵抗か。
ルネに悪知恵を授けるコリューン。
果たして、この作戦は上手く行くのであろうか??
‥‥
どうなんだろう‥‥ねぇ‥‥(笑)。
■ザック To:ルネ |
そーだな・・・まあコリューンの成長はまてねーが ルネ公の成長は将来の大きな選択肢になりそーだ せーぜーどっかの女男以上にかわいく育てよ 10年たったら俺が遊んでやるよ へっへっへ |
■ ルネ To:ザック |
??かわいく、ですかぁ? んと、わたしは、コリューンさんみたいに明るいひとになりたいですぅ〜(^^)。 あ、キャンドルさんみたいに、きれいな人もいいかなぁ‥‥えへへ(*^^*) |
と、ザックの本当とも冗談とも付かぬ言葉に真面目に対応するルネ。
ど〜でも良いが、両極端な夢だとおもうの。
そいでもって。『ルイトゥーラ』って選択肢は‥‥どうやら、ないらしい(苦笑)。
■ キャンドル To:ルネ |
ルネちゃん、今の内によ〜〜〜〜〜〜く、ザックの顔を見ておくのよ、で、将来大きくなった時に、少しでもザックに似てたら一歩離れて、充〜分注意しなきゃだめよ。(力説) |
と。ルネの肩に手を置き、力説しかりのキャンドル姐。
毒牙にかかるのを、未然に防ぐつもりなのだろうか?(笑)
■ ルネ To:キャンドル |
ええと、でもぉ‥‥ザックさん、とってもやさしぃですよぉ? う〜ん、わたしとしては、注意するりゆうがわからないのですが‥‥ふにぃぃ?? |
と、キャンドルの意図がちょっと分からないようだ‥‥。
ま、今回ザックはルネに優しかったしぃ。
そのせいでしょうナ。
■ コリューン To:ルネ |
うんうん。オッサンは優しいよね〜☆ だから10年くらいして困った事があったら、オッサンの所に行って“責任取ってちょうだい”って言うんだよ♪ 必ず助けてくれるからね(^-^)v |
■ ルネ To:コリューン |
「せきにんとってちょうだい」‥‥ですかぁ? ‥‥はぁい(^^)。わかりましたぁ(^^)。 |
■ アシスト (小声) |
……コリューンもキャンドルもちょっと怖いコト言ってる気がするなぁ((((((^-^;) |
女性陣の「教育」のそばで、聞こえない振りをする少年約一名。
しかし、そんなアシストに気付かぬルネは、良い子のお返事をする。
いいんかい!!(笑)
■ ザック |
10年後・・・・俺も3*歳か・・・せきにんとるねえ・・・ ふーむ・・・・ククク・・・なかなか悪くねえかもしれねえな |
‥‥‥。もっと恐ろしいことを言うザックであった(笑)。
■ キャンドル To:コリューン |
それじゃあ、ザックにとっては、願ったり、かなったりよ(苦笑) |
苦笑いと共に、話しを締める。
かくして冒険者達は無事依頼を達成し、冒険者の宿へと戻っていった‥‥
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