Sword World PBM #46
- Howl from Behind - 獣の声が聞こえる
- Prologue -
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銀の網亭・カウンター

 その店は「銀の網」亭と呼ばれていた。
 何故そう呼ばれるのか、そのことについて敢えて追求したものはいない。
 言うなれば
 そのことについて追求することそのものが無為であるためだろう。

 つまるところ、理由を聞いてしまえばどうということではない。
 入り口に「銀の網」亭と書いてある。
■オジイ To:おやじ
おひさ〜
久々にここに来たなあ。
おやじさん元気〜。
とりあえず、水をちょうだい!
一杯人がいるね。誰か誘おうかな

■おやじ To:オジイ
 ああ、久しぶりだな。
 水で良いのか?エールも置いてあるが……

 とそこまで言いかけたところで、別の客がおやじに声をかけてくる。
 太い四本の三つ編みが印象的なドワーフの女だ。
■クラウディア To:おやじ
ここはいつもにぎやかだねぇ…8^_^8…
こんばんは,おやじさん。
おかげで,最初の冒険は,いい経験ができたよ。
いやぁ,1回の冒険で,あれだけ歌のネタが手に入るとは
思わなかったね。
さて,次の冒険は…

■おやじ Toクラウディア
 おお、ちゃんと依頼を解決して来たらしいな、ご苦労さん。
 注文はどうする?

■クラウディア To:おやじ
…あ,注文注文。オレンジジュースおくれよ。
それから,掲示板使わせてもらうねっ!

■おやじ Toクラウディア
オレンジジュースだな、分かった。
また、良い仲間と出会えると良いな。
今度、暇な時にでもお前さんの歌を聴かせてくれよ

■クラウディア To:おやじ
ありがと,おやじさん
そうだね,さがしてみるよ。
OK。まかせておくれっ!

 そう言って席を立とうとするクラウディア。
 と、そこをオジイが引き留めた。
■オジイ To:クラウディア
ども〜。
せっかくとなりに座ったのもなにかの縁ですし、
よかったら一緒に仕事探しませんか?
あ、僕オジイっていいます。
戦士やっているんですが、しばらく学院で勉強していたんですよ。

■クラウディア To:オジイ
あ,おやおや,こりゃまあ。
おなじ戦士でもあたしと違って,学があるんだねぇ。
あたしはクラウディア,歌を作るために旅をしているんだ。
あたしでよかったら,よろこんで!

■オジイ To:クラウディア
クラウディアさん……クラウディアって名前も何か歌みたいな名前でぴったりですね。
おっと、話がずれてしまった。
じゃあ、これからよろしくお願いしますね!
じゃあ、他にも仲間を捜しに出かけますか!

 ………いきなり意気投合している。
■クラウディア To:オジイ
おやおや,そう言ってくれたのは,あんたがはじめてだよ。
そうだね,戦士二人じゃ何もできないし…魔法の使い手がいないかねぇ

■オジイ To:クラウディア
魔法の使い手
魔法の使い手……隣にエルフさんがいますねえ。
じゃあ、誘いにいきませんか?

■クラウディア To:オジイ
わかった,じゃあいこうか(^^)。

銀の網亭・カウンター

 おやじが、オジイとクラウディアの相手をしている反対側。
 あまりに客が多いため、今日はおかみさんまでがカウンターで客の相手をしている。どこかぽわぽわとした感じのエルフ娘だ。
■フィリス To:おかみ
マスター、ただいま〜^^)/ カルーアミルクくださいなっ
あ、えと、ジョッキでお願いします♪
仕事?ばっちり、うまくいきました♪
あ、びいどろってレストランご存じですか?
私、護衛を兼ねてそこでアルバイトしたんですけど、
料理とかもすごく美味しくてお勧めですよ♪^^)h

さてと…{店内を見回して}
今回はどんな人とお仕事できるのかな〜

■おかみ To:フィリス
 うーん、そんな名前の店は聞いたことないけど、フィリスのお勧めって言うなら間違いないわね。今度行ってみるわ。
 えっと、仲間探しの方は……まだ帰ってきてないのもいるから、もうちょっと増えると思うわ。またいい仲間が見つかるといいわね。

 ───などと言っていると、フィリスの背後に不審な男の影が………
 というか、オジイだ。魔法使いを探して徘徊していたらしい。
■オジイ  To:フィリス
こんにちは。
オジイっていいます。
そこにいるクラウディアさんと一緒にパーティ組もうって話をしていたんですが
魔法が使える人がいないんですよ。
丁度、隣にいるのも何かの縁ですし、是非仲間になって貰えませんか。

■フィリス To:オジイ
あ、はい、私でよければ喜んで♪
フィリスと申します。よろしくお願いします〜^^

■クラウディア To:オジイ&フィリス
ごめんよ,足が短いもので遅くなって(^_^;
フィリスさんだね,クラウディアだ。よろしく!
さて,あと3人か…どうする?張り紙でもするかい?

■フィリス  To:クラウディア
足が短いのはお互いさまですよ(笑)
じゃあ、クラウディアの提案の通りテーブルに移動してから張り紙しましょう!

■オジイ  To:フィリス&クラウディア
やった〜!
じゃあ、3人そろったことですし、テーブルに移動してそれから今後は考えますか(^^)

銀の網亭・カウンター

 オジイ達がフィリスを誘いに行っている間、別の冒険者がおやじの方に近づいてきた。
 淡いグリーンの髪をしたハーフエルフの少女だ。ほっそりとした身体にソフトレザーを着込んでいる。
 新顔だろう。少なくとも、おやじの記憶にある顔ではない。女の子の顔がおやじの記憶にない時点で、新顔であろう。いや、むしろ新顔確定。
■フィアルラ To:おやじ
あ、ここのマスターさん、ですか?
初めまして、フィアルラ・スゥって言います。
ここに来れば冒険者の皆さんと一緒に旅ができるって聞いて来たんですけれど。
……あはは、実はですね。あんまり『勉強、勉強』って両親がうるさいモンですから、
家出みたいにして飛び出してきちゃったんです。
これからいろいろと御厄介になるでしょうから、よろしくお願いしますね☆

■おやじ To:フィアルラ
 ああ、いらっしゃい。
 お前さんみたいな境遇の奴も結構いるから、仲良くやってくれそうなのを探してみるといいぞ。

 ま、とりあえず自分に足りない力を持ってそうな奴を探して適当に声をかけてみたらどうだ?

■フィアルラ To:おやじ
む〜、自分に足りない力ですか……。
取り敢えずは前に出て戦ってくれる人と、魔法の使える人かなあ。
ありがとうございます、それじゃあ探してみますね。

 そう言い残すと、フィアルラは仲間募集用に用意された掲示板の方へと向かった。
銀の網亭・カウンター

 更に場面をおかみさんの方に戻す(忙しい)
 今度は、人間の女がおかみさんの方に近づいてきた。外見(や体型)からすると20歳をいくばくか出たか出ないか程度に見えるが、どこか世間知らずそうな雰囲気はやや年齢を低く見せている感がある。服装からすると神官のようだ。
 彼女は、にゅっとおかみのいるカウンターに顔を出すと言った。
■アップル TO:おかみ
うわぁ、人がたくさんいる・・
(カウンターにあいている席を見つけて)
こんばんわぁ!
それにしても、寒いですね。えーと・・暖かいミルクください。
え、あ、私ですか? あぁ、すいません。
私、アップルリーフっていいます。周りにはアップルって呼ばれてますけど。
(差し出されたホットミルクをみて)
あ・ありがとうございます!
ここにくれば幸せになれるって知り合いに聞いたんですけど・・
(きょろきょろ)
確かにみんな、楽しそうにしてますよね^_^
でも、みなさんそろって勇敢そうな格好してますよね
えっ?「そりゃそうだ」って・・?
「冒険者の店だからな」って・・・・・・・すいませんっ(汗)
わたし、この町はじめてなもんで・・
「幸せになりたいんだったら、皆の輪に加わってみな」ですか?
はいっわかりました!
それでは、ちょっと失礼しますね・・

 ………と、ものすごい勢いで自己完結すると、アップルはそのまま店内をうろうろとし始めた。
 おかみさんはというと、ホットミルクを差し出した体制のまま停止している。
■おかみ To:アップル
 ………あ?
 …え……えっと………い、いらっしゃいま…せ?

 おかみさんがどうにかそこまで返答した時には、うろうろ完了!といった感じのアップルが帰ってきた。
 ところであなた、「閃光のアップル」とか呼んでいいですか?
■アップル
みんな楽しそう^_^
(テーブルに近づこうとして)
おかみさん。ただいま〜
さっそくかえってきちゃいました^_^;
みんな、楽しそうにしているので、なんだか、入り込めなくて・・
なので、しばらく、ここにいさせてくださいね^_^

 カウンターの席にちょんと座る。
 とそこに、掲示板に張り紙をしてきた帰りのフィアルラが近づいてきた。
■フィアルラ To:アップル
あ、あのっ
えっと、初めまして。
フィアルラって言います。
さっきから見てましたけど、あなたもお仲間を探してるみたいですね。
良かったら、私はどうでしょうか?

 ようやく声をかけられたのが嬉しかったのか、アップルの表情が明るくなる。
■アップル To:フィアルラ
こちらこそはじめまして!
やっと、話してくれる人がいた^_^;
あ・わたしアップルリーフっていいます。
仲間って・・あぁ、ここは冒険者の店ですもんね
冒険かぁ・・冒険者になれば幸せになれるのかなぁ・・・・
まぁ、どうせ家出の身だし・・・(ぶつぶつ・・)
あぁ、ごめんなさい。
冒険ですか?そうですねっ こちらこそ、ご一緒させて下さい!

■フィアルラTo:アップル
あは、実は私もここのお店は初めてなんです。
だからアップルさんは初めての仲間、ですね。
改めまして、フィアルラ・スゥです。
これからよろしくお願いします。
あ、フィアって呼んで下さって構いませんよ♪
それじゃ、あとは……出来れば攻撃魔法の使える方がいると助かりますよね。
二人で少し探してみましょうか?

■アップル To:フィアルラ
じゃぁ、お言葉に甘えてフィアって呼ばせてもらうね
よろしくっ♪

 などと言っていると、そこに魔術師風の男が近づいてきた。プラチナブロンドの長髪に黒いマント、奇人変人たむろする銀の網亭にしては、少なくともまともな方向で目立つ外見と言える(中身は不明)
■アルフレッド To:フィアルラ
こんにちわ、お嬢さん(^^)
僕もここに来たのは今日が始めてで心細かったんですよ、
ご一緒させてもらって良いかな?

■フィアルラ To:アップル
探す前から来てくれるなんて、私たち運がいいですね。
アップルさん、どうしましょうか?

■アップル To:フィアルラ&アルフレッド
そうだね。魔法使いの方みたいだし・・
お願いしてみようか?

■アルフレッド To:フィアルラ&アップル
よしっ! じゃあ決まりだね!!
僕の名前はアルフレッド、「アル」って呼んでくれればイイよ
これからよろしくね!(^^)
(ふ〜、よかった知らない人ばっかりで心細かったんだ(^^;)

■アップル To:アルフレッド
それじゃぁ、アル、よろしくね♪

■フィアルラ To:アルフレッド
それじゃ、アルフレッドさん、ですね?これから一緒に頑張りましょう♪

 ───とそこへ、ちょうどシーフや魔法使いを探していたオジイが近づいてきた。
 ちょうど、というよりは、わざわざ近づいてきたのだろう。
■オジイ To:アップル&フィアルラ&アルフレッド
もしもし〜。
そこのお三方、もしかして、盗賊さんと魔法使いさんと神官さんじゃないですか?
今、一番テーブルに、オジイとクラウディアとフィリスで集まっているんですよ。
もしよろしければ丁度相性も良さそうだし一緒に組みませんか?

■フィアルラ To:アップル&アルフレッド
初めてのお店でこんなに親切にしてくれる方がたくさん。
うれしいです〜。
私は構いませんけれど、アップルさんとアルフレッドさんはどうします?

■アップル To:アルフレッド
あ〜強そうな方がいっぱいぃぃぃ
もう、こちらからお願いしたいようなお話だよね♪
アルもいいよね?

■アルフレッド To:アップル
そうだね、経験豊富な人が一緒の方が安心かもしれないね(^^;
僕は、かまいませんよ。

■フィアルラ To:アップル&アルフレッド&オジイ
それじゃ、決まりですね。
よろしくお願いしますっ。

■オジイ To:アップル&フィアルラ&アルフレッド
嬉しいです〜。
じゃあ、みんなで一番テーブルに行きませんか?
あっちに、フィリスさんとクラウディアさんが待っていますから〜!

■フィアルラ To:アップル&アルフレッド&オジイ
はい、分かりましたぁ。
それじゃまた向こうでですね。

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ゆな<juna@juna.net>