ロウン村への旅路 |
ロウン村への道中、こんな質問が飛び交いました。
質問者(ミュン)
- みかけたアンデッドというのは、どんなのかわかります?
- 死体がまるごとなくてったの?それとも食われてたって感じ〜(笑)?
- 領主のゴート男爵っていうのは、どんな人?
- 村長さんってどんなひと?
- 村の回りに、遺跡とか洞窟とかあやしげなところってある〜(笑)?
上から順にギャリーの回答です。
- わかりません。それを見た村人がいうには墓場で何やら人の形をしていたものがぎこちない動作で動いていたそうです。その夜は月明かりもほとんどなかったので、細かいことはわからなかったそうです。
- 墓が掘り起こされてというか、死体そのものが埋葬されていた場所から消失していました。
- 村のやることに直接干渉してくることはほとんどないため、詳しいことはわかりませんが、凶作の時には税金を免除したり軽減するなど住人のことを第一に考えてくれる人です。
- 長のウェイン様は代々村の大地主で現在40代半ばの方です。姿を一言でいうと恰幅がいい、という感じでしょうか。穏やかな人で滅多にかんしゃくを起こすようなことはありません。
- そのようなものは一切ございません。周囲には森や山もないので、見つからないまま埋もれ続けている遺跡というものも考えられません。ただ、地下深くに埋もれているようなものに関してはどうかはわかりませんが、 少なくとも知っている範囲ではありません。
質問者ポムです。
- 昔に似た事件があったか
- この事件が浮かんでくるような村の伝承や昔話を聞いた事があるか
- 今も村人が見回りをやっているのか(一人で?2人で?)
- 村の雰囲気(のどかか?規模や民家の数、店などはあるのか…)
- この周囲(平原?荒れ野?川があるとか…)
- 最近外から人が来たか(見かけたか?噂を聞いたか?)
- 墓の様子(住居からどれくらい離れてるとか)
- 墓から遺体が消えたタイミング(一日一体消えたとか)
- 墓荒らし以外で最近変わった事に気がつかなかったか?
- この事件の貴方自身の推理は?(をぃ)
以下、ギャリーの回答です。
- ありませんでした。ゴブリンでさえ、数十年前に一度でたっきりの平穏な村です。
- そのような伝承はありません。
- 駐在さんがいた頃は駐在さんがやってくださっていたのですが、駐在さんがいなくなってしまいその翌日には依頼を出すために私はオランに向かって馬を走らせていたのでよくわかりません。
- さきほどももうしたと思いますが、平穏な村です。基本的には自給自足です。住人の数は100人くらいで村長を含めほとんどみんな農業に従事しています。雑貨店が一店舗、ヒーラーで生活をしている人も一軒。あと最近越してきた人が一人います。
- 主に平原です。農業用水を引いてくるための川が近くを流れています。森や林は一切ありません。
- はい、今いいましたが、一人います。滅多に外にでることもありませんし、実際に姿を見かけた人もほとんどいません。あからさまに怪しいといえば怪しい人ですが駐在さんが失踪する前にその人の家を訪ねたところ、特に問題はなかったそうです。
- 村の西のはずれあります。墓の周りには家はヒーラーの方の家だけです。
- 一気にまとめて4人分きえました。
- ですから、怪しい住人が引っ越してきたくらいですね。
- ………さぁ………わたしには何とも………。怪しいといえば、その住人くらいですし………。
質問者はシーアンです
- 何故、アンデットと思ったのか?(逆に言えば何故人間と思わなかったか?)
- 目撃した人間の職業は?(例えばセージあるのかとか、シャーマンなのか?とか知りたい )
- 駐在さんの事をもっと知りたい(年齢とか体格とか剣は使えたのかとか)
- 盗まれた遺体4つの情報。(名前、年齢、性別、死亡時期、死亡原因など)
- 盗まれた遺体に共通点はあるか?(家族構成とか・・・なんでもいいから)
以下、ギャリーの回答です。
- 夜中に墓場でふらふらしている人影を見つけた翌日に死体が消えていましたから………ですから、確証があるわけではないのです。だからこそ、依頼書には「可能性がある」と書いたわけでして………
- いえ、村の住人です。夜家畜が騒いでいたらしく、なだめ終わった後に目がさえて眠れなかったらしいので深夜の村を散歩していたら墓場で動く人影をみたそうです。あくまで遠目で、ですが。
- 駐在さんの名前はロット・ルースです。38歳で20年近く村で働いていただいています。責任感と正義感の強い方で毎晩毎晩深夜のパトロールをしていただいていました。体格はこういうのもなんですが、あなた(シーアン)よりよかったと思います。 あ、気分を害された申し訳ありません。剣の腕はすばらしいものでした。なんでも、ゴブリン数匹程度なら軽くあしらえたそうです。
- 盗まれた遺体はキャリー、デイル、エイン、フェイのものです。キャリーがつい最近亡くなった人です。19歳で女性でした。病で亡くなりました。デイルは50歳くらいでした3,4年前になくなっています。 老衰でした。エイン4,5年くらい前です。これも60歳くらいで老衰です。 フェイは2年前に事故で死にました。30歳くらいだったと思います。
- ………うーんせいぜい、全員農家だったこと、ぐらいでしょうか………
質問者:シーアン
- 目撃者は墓場でうごめく人影を見て、何もしなかったのか?(声かけたり………とか)
- 目撃した時刻は何時ぐらい?
- 人影に見覚えは?(遠目でわからなかったかな?性別ぐらいはわかったかな?)
- 遺体の埋葬方法は?(土葬なんだろうけど、布でくるんでたとか、棺は木だったとか、楔が打ってあったかとか、墓の深さはどのぐらいだったとか………)
- 遺体を引きずった跡とかはあったか?辺りに血や足跡は?
- 駐在さんが見まわりしてた時刻は?
- この村に教会や神父はいないんですね?(信仰はみなまちまち?)
- 引っ越してきた人の情報。(年齢、性別、家族構成、職業、引越して来た理由、引っ越してきた具体的な時期。)
- 引越して来た人のアリバイは?(怪しいけど調べてないかな?)
- 事件後、調べた事やわかった事など
以下、ギャリーの回答
- 怖くて逃げ帰ったそうです。
詳しい時間は聞いていないからわかりません。それに日時計を使って時間を計っていますので、日が沈んでからは詳しい時間はよくわかりません。- 遠目だからわからなかった………のではないでしょうか………あくまで人影としか確認されませんでしたし。
- 木製の棺桶に入れて埋めています。くぎなどは打っていません。深さは適当ですけど………あまり時間をかけるのも何ですから、それほど深くは埋めていません。
- そういったことが詳しくわかるものは村にはいないので………
- 日が沈んでみんなが寝静まってしばらくしてから、されていたそうですから………11時か12時くらいではないでしょうか。
- 皆農家ですのでマーファ様を信仰していますが、司祭様はいらっしゃいません。
- さっぱりわかりません。何しろ、誰もみたことがありませんので。
- そのようなものは引っ越してきた人に限らず誰もないと思われます。何しろ、村の人はみんな夜になれば外にでることは滅多にありませんので………
- 駐在さんに任せていましたので、そのようなことはさっぱりです………
質問者(ミュン)
- 引越ししてきた人ってなにやってる人ですか〜
- 盗まれた4つの遺体のほかに、墓ってありますか〜
- 他に墓がある場合、盗まれた4つの遺体は、比較的新しいものばかりですか〜
以下、ギャリーの回答
- それすら、わかりません。話したことがある人すらほとんどいないくらいですから。
- それは何年かに一度は人が死にますから、ほかにも墓はたくさんあります。
- ………そうですね、いわれてみれば、村でなくなった人の中では割と新しい方だと思われます。
質問者(シーアン):
- お墓には墓石とかがあって、亡くなった日とかわかるのか?
- 遺体は棺ごと無くなってたのか?(棺が残ってた場合は、棺の状態も聞きたい。フタが開けられてたのかとか、壊されてたのかとか)
- 普通、(この土地では)遺体が土にかえるのに何年ぐらいかかる?遺体には肉が残ってたと思うか?それとも骨しか残ってないだろうか?
以下、ギャリーの回答
- いえ、そんな立派な墓石を作りはしませんのでそういうことはわかりませんが………
- いえ、中身だけです。棺桶そのものは壊れてはいませんでした。ふたは開けられていました。
- 棺桶に入っているわけですから土にかえるのはかなり時間がかかるのではないでしょうか………?実際に確認してみたことはないのでどれくらいかかるかはわかりませんが。
質問者(ポム)
- 引っ越してきた人ってどの辺りに住んでるの?(お墓の近く?村の真ん中?村の端?)
- お墓の近くに住むヒーラーの人ってどんな人?(名前、年齢、性別、人柄、村での評判)
以下、ギャリーの回答
- その人は村の北のはずれに住んでいます。その家は何十年も人が使っていなかったので、一見あばら屋のように見えます。
- レクナム・オーセンというおっしゃる方です。数年前に引っ越していらっしゃいました。年齢は聞いたことがないので詳しくは知りませんが、外見からして40代半ばだと思われます。男性です。穏やかで患者思いの人で村の人が病気にかかったらみんなその人のところに治療を受けに行きます。 先ほど言ったキャリーが病にかかったときも昼夜問わず薬を与えたりして、手厚い看護をしていらっしゃったようです。その甲斐なくキャリーが亡くなったときは彼もとても悲しんでいらっしゃいましたし………。彼が村に越してきて村の人は皆喜んでいますよ。すばらしい医者がきてくださった、と。
おまけ(質問者ポム)
- 村のうんまいもんってなに?(じゅるる〜)
>回答:イモが主食ですからねぇ。たまに行商人に持ってきてもらう肉を使った鶏肉の香草炒め………でしょうか。
- それって、村長さん家で出るかな?(わくわく)
>回答:あははは(^^。その点でしたら、村長はしばしば村民を皆集めていろいろな料理を振る舞うことがお好きな人ですから、ご心配なく。たぶん、腕によりをかけて何か準備されていることでしょう。
ロウン村・村長の家 |
一行はギャリーを案内人としてオランを早々に出発しました。被害が大きくなる前に早めに村に行った方がいいというのが一行の統一見解でした。
それから二日後の昼過ぎには何事もなく現地に到着していました。ギャリーのいったとおり、村は広々とした平原の真ん中にあり、周囲に林や森は一切ありませんでした。村の土地のほとんどは畑であるようで、収穫直前の畑には農作業に従事している人が多くいました。
特に村はあれている様子もないようで、どうやら、何事も起きてはいないようです。
■ギャリー |
あ〜………どうやら、今のところ大きな騒ぎは起きていないですね。 それでは早速村長のところに案内させてもらいます。 |
■ポム |
なんかちょっとホッとしたぜ(^^) |
■バジル |
ほんとほんと。村人全員居なかったとかだったらどうしようかと思ったよ。 |
■ポム To:バジル |
うっ、それは困るしイヤだぞ 急いでよかったな♪ |
ギャリーについていくとそのまま村の中心にある、周囲の農家より一回りも二回りも大きい家に案内されました。
両開きの大きな扉のノッカーをギャリーがたたいてしばらくすると、恰幅のいい白髪交じりの40代くらいの穏やかそうな顔の男がでてきました。
特徴からしてウェインとみて間違いないようです。
■ウェイン To:ギャリー、一行 |
おぉ、ギャリーお帰り。冒険者の人を見つけることができたようだね、ご苦労さん。お疲れだろうから家で休んでいなさい。 (一行を振り向く) |
■シーアン TO:ウェイン |
はじめまして。シーアンと言います。 こっちが仲間のアイシャ、ルタード、ミュン、ポム、バジルです。 (と言っても一度には覚えられねーだろうけど(^^;) じゃ、お邪魔します。 |
■ポム To:ウェイン |
おっ邪魔します(^^)/ |
■バジル To:ポム |
(小声で)やったね♪早速お昼だって。 |
■ポム To:バジル |
(小声のエルフ語) それはとても嬉しいですね♪ |
一行の案内された先は食堂。しかも、かなりの広さでした。貴族の家などには比べるべくもありませんが、それなりに内装も整えられています。
席について待たされること数十分。ウェイン自らが多種多様なる料理をもって戻ってきました。
芋を中心にライ麦のパンやら鳥の香草焼きやらハーブのサラダやらニンニクと唐辛子で味付けしたパスタやら。食後はハーブティーだったりして実にヘルシー♪
■ポム |
うっまそう…(きら〜ん☆) |
■ウェイン |
わたしは料理を作るのが趣味でしてね、ははは。 お口に合うかどうかわかりませんが、どうぞ召し上がってください。 |
■ポム To:ウェイン |
食べちゃっていいのか? いっただきま〜す♪ |
■バジル To:ウェイン |
ま〜す♪ |
ポムは嬉しそうに料理に手を伸ばしました。
その先は特にうんまいと聞いた鳥の香草炒めに集中しそうです(笑)。バジルは豪快にパスタを皿に取り分けて、口一杯にほうばりました。
■シーアン TO:ウェイン |
いい趣味ですね。俺も時々作るんだけど、これは旨そうです(^^)。早速、いただきます! |
豪快に鳥にかぶりつくと、なんとも言えない幸せそうな顔になりました(笑)。2日間も保存食だった為、余計に美味しく感じたことでしょう。
■アイシャ To:ウェイン |
おいし〜♪ |
■ルタード To:ウェイン |
ううむ、どれもこれもまことにうまい。特にこの鳥の香草焼きは絶品ですな。 実を申しますと、わしらはこう見えてかなり料理にはうるさいのですが、村長どのの料理の腕前には、いやはや脱帽ですな。 |
依頼人の心証を良くしようということも多少はあるのかも知れませんが、けっこう本気で感激しているようです。
それに気をよくしたか、ウェインの顔には笑顔が全体に広がっていました。
■ウェイン To:ルタード、シーアン |
そこまでほめていただけるとは料理を作るものとして、光栄の極みです。 なんでしたら、庭にはいろいろなハーブを植えていますので好きなだけ持っていってくださいな。 |
■ポム To:シーアン |
へー。香草くれるって よかったなシーアン♪(にやりん) |
と言いつつポムの手と口は休んでいない。
■シーアン To:ポム |
なんでお前が嬉しそうなんだよっ? |
■バジル To:ポム |
よかったねポム♪(にっこり) |
■ポム To:バジル |
に?! (心の声:み、見透かされてるぅ?) |
笑顔をバジルに返しながら内心何故だ?とどきどきだ(笑)
■シーアン TO:ウェイン |
じゃ、依頼が終わったら見せて下さい(^^)。 |
■アイシャ TO:シーアン |
あ、アイシャも見た〜い。一緒に行くの〜♪ |
アイシャと一緒に料理するシーンを想像して、思わず笑顔になるシーアン(笑)
■ウェイン To;シーアン、アイシャ |
はいはい、お約束いたしましょう(^^ 同じ趣味を持つ人増えることはうれしいですからねぇ。 |
食事を挟んで脱線していましたが、そこにミュンがそろそろ話を本筋に戻そうと一声かけてきました。
■ミュン TO:ウェイン |
食事中にもうしわけないのですが、依頼について話しをしたいのですが。 |
■ウェイン |
あ、話に入りましょう。 で、依頼の話につきましてはだいたいギャリーから聞いたと思いますけどいかがなものでしょう? |
シーアンは肘で軽くルタードを小突くと、自分は芋に手を伸ばしました。
■ルタード To:シーアン |
……あ、はいはい、分かっとりますよ。 |
いったん食事の手を止めて、荷物の中から筆記具を取り出します。
■ルタード To:ウェイン |
え〜、わしらがギャリーどのから承っておるのは、おおまかには ・不死の怪物らしきものが目撃された ・死体がなくなっていた ・見回りに行った腕の立つ駐在さんが失踪した ・以上の件について調査し、問題を解決して欲しい ・報酬は収穫期のあとに8000ガメル用意 ということくらいです。 |
うんうんと、バジルは頷きながら次のパンの山に手を伸ばした。
■ルタード To:ウェイン |
事件の詳細については、のちほど改めてうかがったりすると思うので、とりあえずおいておくことにします。 で、ずばりわしらのいただける報酬なのですが、額はこれでよろしいでしょうか? 率直に申しますと、即時にいただけるほうがありがたいのですが、ご事情もあろうことですし、それはまあよしとして、できれば私どもとしては、必要経費については別にいただけたら、などと考えておるのですが、ええ、はい。 |
歯切れが悪いぞ(笑)。
■ウェイン To:ルタード |
む〜ぅ、報酬の話はちょっとつらいですなぁ………。村にいらっしゃったときにごらんになったとは思いますが、ちょうど今収穫の直前なのでまとまった額のお金が用意できないんです。収穫さえ終わればそれくらいの額は用意できますが………。 オランを出発してからここにつくまでとここからオランに戻るまでの必要経費はお支払いさせてもらいますが……… あいにく、つい最近行商人がオランからきたので、残っていた現金はほとんど使ってしまいましたので………。 |
■ルタード To:ウェイン |
無理を申してしまって、恐れ入ります。 必要経費を別払いいただけるだけでも、ありがたいことです。 いや本当に、即時現金払いにはこだわっておりませんから。 |
最後の一言は、ルタードの本音であったのですが、むしろ反対に受け取られてしまったようです。
■ウェイン To:ルタード |
では何か価値がありそうなものがあったら、代わりにそれでお支払いする………というのは………無理がありますかねぇ。 |
■ポム To:ウェイン |
価値がありそうなモノってどんなヤツだ? ウェインさんが持ってるモノ? (小首を傾げてる) |
確かにこんな田舎で価値のあるものと言ってもたかがしれているかもしれません。
■ウェイン To:ポム |
宝石くらいなら少しはありますが………あとはちょっとした骨董品とか細工物とか………。 もっとも、あまり高額なものはありませんが………。 村の者の中にはたまに面白いものを持っているものがいたりしますので、なにか私らにとって価値が無くてもあなた方に価値がある物などでもよろしければ………。 この前も魔晶石とか言う物を見つけ出してきた者もおりますので………。今はもう無いでしょうけど。 |
■バジル To:ウェイン |
へぇ!魔晶石!それはすごいねぇ。 |
■ルタード To:ウェイン |
まあ、そのあたりはお互い柔軟にまいりましょう。 ともかくも、8000ガメル相当の報酬をお約束いただけるということで。 |
ルタードは意外な達筆で、ここまでの交渉内容を羊皮紙にまとめています。
■ルタード To:ウェイン |
あと、大まかな目安でかまわないのですが、仕事の期間は幾日くらいを考えておいででしょうか? 一応、あらかじめ期限を切っていただいて、それまでに解決されない場合に、調査終了ということで成功報酬の何割かを頂戴して失礼すべきなのか、あるいは期限の延長と追加の報酬をお約束いただけるのか、事前に決めておいたほうがのちのち厄介になりませんので。 |
ルタードと村長とのやり取りを見ていて、これからも交渉はこいつにまかせよう♪と思うシーアンでした。
■ウェイン To:ルタード |
そこら辺のことは考えていませんでしたなぁ………。 うーん………一週間もあれば足りますか? その期間内での食事や宿などの必要経費はこちらが受け持つと言うことで………。 |
■ルタード To:ウェイン |
めどとしては一週間、その間の経費は別途お引き受けいただけると。 で、万一、期間内に問題が解決されなかったときには、いかがなりますでしょうか? 一般的には、成功報酬の2割程度をいただいて退散するということになっておりますが……。 |
■ウェイン To:ルタード |
はぁ………前払いについてですね………。 う〜ん………先ほども申しましたとおり現金はほとんどありませんので………。 なんでしたら、適当に収穫後の農作物を持っていってくだされば………。 |
■ルタード To:ウェイン |
あ、いや、前払いにはこだわっておりません。 ぶしつけな申し出で恐縮ではありますが、たとえ不首尾に終わった場合でも、後日でかまいませんので、幾ばくかのお支払いをお願いいたしたいのですが……。 |
「“もしも”のための危機管理」こそが肝要と、交渉役として懸命に食い下がっています。
■ウェイン To:ルタード |
あぁ、後払いでもかまわないのでしたら後払いにてはらわさせてもらいます。 では、二割の1600ガメルでよろしいですか? |
■ルタード To:ウェイン |
かたじけなく存じます。 ここまでご無理をお聞きいただいたうえには、解決を目指して全力であたりますので。 |
そう言うことであるなら別に前払い分を確保する交渉せんでも依頼を達成すりゃいいのに………とか思うGMだったりして(笑
何はともあれ契約も締結したので、いよいよ本格的な聞き込みに入ります。