ジーク組み しなりお #40
鏡は斜めにひび割れて

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■ 宿屋 

お昼時だからか、宿屋はなかなかのにぎわいを見せている。
ジーク達が宿屋の中に入っていくと、女将が声をかけてくる。
■女将 To:ALL
あらぁ、お客さんいらっしゃい。
お食事ですか?ご宿泊ですか?
ご宿泊でしたら申し訳ないんですけど、今部屋が全室埋まってしまっていて・・・・申し訳ございません〜。

申し訳なさそうにぺこぺこ何度も頭を下げる。
■ヴェアリアス To:女将
オランからの観光客……?

■リムリィ To:女将
 はぁ、なんだかにぎわってますね。
 えと、オレンジジュースもらえます?

 カウンターの方にいきまふ。
■女将 To:リムリィ
はい、少々お待ちください。

しばらくしてオレンジジュースを持ってくる。
■ヴェアリアス To:男
どこが空いてるかな……と。

……ここ失礼しますね。

カウンターに座ります。
■男 To:ヴェアリアス
え?え・・えぇ。ど、どうぞ。

エルフが珍しいのか、時折ちらちらとヴェアリアスの方を見る。
その視線に気づいて、診かえします。目が合ったら控えめに、
■ヴェアリアス To:男
あの…なにか?

■男 To:ヴェアリアス
あ・・・いえ・・・。ごめんなさい。

■ヴェアリアス To:男
くすっ…
そんなにめずらしいかしら、わたし?

■男 To:ヴェアリアス
あ・・・いや。こんな小さな村ですと、エルフの方なんてなかなか見ないものですから(^^;)

そう言って、照れ笑いをする。
■ヴェアリアス To:男
そんな…あなたたちと変わらないわ。
綺麗な方もこの村にはたくさんいるでしょう?


■男 To:ヴェアリアス
あ・・・いや(^^;)ゞ
やっぱり、あなたやそこのお嬢さんみたいな綺麗な人や可愛らしい人は見かけませんよ。


ヴェアリアスとリムリィを交互に見ながら、照れ笑いを浮かべる。
心の中で「なんだかなー…」とか思いつつ、
■リムリィ To:男
 ………?

 にこにこ<分かってない
■ヴェアリアス To:男
ありがとう(^-^)
でも、さきほど領主様にお会いしましたけど、とっても綺麗な人ですね。
ご結婚とかされてないんですか?

■男 To:ヴェアリアス
領主様ですか。お美しい方ですけど、私は何となく苦手です(^^;)
ご結婚とかはなされてないみたいですよ。

■ヴェアリアス To:男
それに……面白い話を聞きましたよ。
この村には不思議な洞窟があるとか。オランにもそんなところ無いです。
なにか伝承とかあったら聞かせてもらえません?

■男 To:ヴェアリアス
不思議な洞窟・・・あぁ・・・禁忌の洞窟のことですか。
「永遠をもたらすものと魔物が眠っている」という伝説が語り継がれてますよ。
あの洞窟の近くで殺人がありましてね・・・殺されたのは私の友人なのですが・・・思い出すだけでもおぞましいですよ。

■ヴェアリアス To:男
友人…ライさん……?
…それは………ショックが大きいでしょうね。
………永遠と魔物ですか……そんな危ないところへお一人でですか?
ご友人はその2つに興味でもあったのでしょうか…?
永遠と聞いて、あこがれない生き物はいないでしょうけどね。

ちょっと憂いを含んだよーに微笑みます。
■男 To:ヴェアリアス
いえ、私の友人はいなくなった婚約者を捜すためにいろいろ調査していたみたいです。

■ヴェアリアス To:男
さしでがましいとは思いますが、この村に立ち寄ったのもなにかの縁です。
わたしの仲間に司祭がいます。
よろしかったら、少しでもあなたの気が晴れるようにそのご友人のために祈って差し上げたいのですけど……
その洞窟のあたりを教えていただけないでしょうか?

■男 To:ヴェアリアス
今日はこれから仕事ですのでちょっと・・・・ごめんなさいm(_ _)mペコリでも、明日でしたら・・・。

■ヴェアリアス To:男
そうですか。それは大変ですね……
いえ、場所だけでも教えていただけたら、わたしたちだけで行きます。
ご友人が亡くなった場所を見るのはつらいですからね。

■ヴェアリアス To:リムリィ
えーと…リムちゃん、書くもの貸してくれる?

どう並んでるのかわからないのでとりあえずリムリィにします。
■リムリィ To:ヴェアリアス
 は、はい。これでいいですか?

■ヴェアリアス To:リムリィ
ん、ありがとう、リムちゃん♪

 えーん、羊皮紙一枚取られたー(w
なでなで
■ヴェアリアス To:男
お願いできますか?

ペンをわたします。
渡された羊皮紙に、だいたいの地図を書く。
しかし、あまり出来映えはよろしくない。
■男 To:ヴェアリアス
こんなもんでよろしいでしょうか?

■ヴェアリアス To:男
十分です。ありがとう(^-^)
わたしたち、領主様のところにお世話になっています。
もしなにかありましたら、教えてください。

ああ、そうそう。わたしの名前はヴェアリアス。
あなたは?

■ローリー To:ヴェアリアス
私の名前ですか?私はローリーといいます。

同じくカウンターに行きます。座れるのなら座ります
■ジーク To:女将
あ、エールを一杯ください(^^

それにしても凄い賑わいですね(^^;


ジークの隣に座る。
■ リュセラ To:女将
食事お願い。
料理は何があるのかな?

■女将 To:リュセラ
はいはい、ただいまお品書きをお持ちします。

お品書きを持ってくる。
■女将 To:リュセラ
今日のおすすめランチはナスのみそ炒め定食ですよ(^^)

しばらく品書きを眺めるけど、結局は、
■ リュセラ To:女将
その、お勧めランチ1つね。

飲み物は水にする。
■女将 To:リュセラ
はい、かしこまりました。

■ヴェアリアス To:女将
あ、オレンジジュースお願いしますね。
でも…どうしたんですか?この賑わい。
なにかあったんですか?

■女将 To:ヴェアリアス
ほんと、どうしたんでしょうねぇ。
こんなに忙しくなったのは何年ぶりかしら?

宿屋の主人に話掛ける。
■ リュセラ To:宿屋の主人
さっき領主の豪邸にお邪魔したんだけど。
この辺りは、貴族に払う税金って高いの?

■宿屋の主人 To:リュセラ
さぁ・・・?私はこの村で生まれ育ったものですから他の事はよく知りませんが、まぁ、私も苦労して納めてますから高いんでしょうなぁ。
まぁ、不満はありませんけどね。なんてたって、領主様は美人ですし。
美しい女性のためなら、高い税金も何のそのですよ。
あ、このことは家内には内緒ですよ。ワッハッハ・・・・ッハ。

唐突に笑顔を凍り付かせる。その視線を追ってみると、きつい目で睨む女将の姿があった。
主人と女将から目を逸らしつつ、
■ リュセラ To:宿屋の主人
何で内緒なのか、理由は聞かないでおきます…。

料理が来るまで、同席の20代後半の男やおばちゃんを観察。
■女将 To:ALL
はい、お待たせしました。ナスのみそ炒めランチとエールにオレンジジュースが2つですね〜

それぞれの注文の品を配膳していく。
■ リュセラ
わぁ、これおいしそう(^^

■ ジーク To:女将
ありがとう(^^
あ、ランチもう一つ追加お願いできます?

■女将 To:ジーク
はい、少々お待ちください。

■ リュセラ To:ジーク
…2人前、今日は食べられないよ?

■ ジーク To:リュセラ
おや?食べれませんか?(^^;
では、私が食べますよ(^^

ランチ待つ間に隣のおばさんに話し掛ける
■ ジーク To:おばさん
あ、お話し中失礼しますね(^^
先程領主さんのお屋敷でお聞きしたんですけど、なにやら大事件が起こっているそうですねぇ。

■おばさん To:ジーク
そうなんですのよ、お兄さん。
殺人事件に行方不明事件。物騒ですわねぇ。
・・・実を言いますとね、行方不明事件は今回初めて起こったわけではないですのよ。あの事があって以来、満月近くになると決まって起こってましたのよ。

物騒な話という割に、嬉々としてしゃべっている。
格好の獲物を見つけたという感じか。
■ヴェアリアス
満月……

窓から空を見ます。
話を聞きながら…ナスのみそ炒め定食を食べる手を休めない。
■ ジーク To:おばさん
うっわ、何件も起こってるんですか(@@;
それでその『あの事件』というのは?

興味津々(の振りだけ)でおばさんと話していく
■おばさん To:ジーク
あの事件?・・・まぁ、事件と言えば事件かしらねぇ。
この村の西に禁忌の洞窟というのがあるのは知ってるでしょう?
先代の領主、ベルベット様が冒険者を雇ってその洞窟を調べさせたんです。1年ぐらい前のことでしたかしら。
それから奇妙なことが起こりだしましたのよ。
ベルベット様が雇われた冒険者達は全員死んだみたいですし、ベルベット様もずいぶんと変わられてしまいましたわねぇ。
あの時は、ベルベット様のせいでこんな事になったんだとまことしやかにささやかれてましたわ。

■ リュセラ To:おばさん
その、ベルベット氏の雇った冒険者は洞窟から出てこなかったの?

■おばさん To:リュセラ
さて・・・そこまではねぇ・・・・。

■ リュセラ To:おばさん
冒険者達って、領主が雇うくらいなら、それなりに名の知れた人達だったとか?

■おばさん To:リュセラ
詳しいこと和知りませんけど、少なくとも私はしりませんわ。

■ ジーク To:おばさん
へ〜、そんなことが・・・・。
行方不明事件や殺人事件のほかにもなにか奇妙な事ってあったんですか?

■おばさん To:ジーク
奇妙なこと・・・そうそう、お兄さん。
アストリア様ですけどね、こんな事件が続いて怖いのか時々満月近くになるとオランから昔の友達を呼んできてるみたいですわよ。
お一人で馬車でオランに行かれてるみたいですけど、オランからの帰りには必ず女の方が乗っていますもの。

■ リュセラ To:おばさん
必ず女の人?
怖いなら、男友達呼べばいいのに…。

■ ジーク To:おばさん
オランからお友達ですか?
そうですよねぇ、こんな事件があると女性一人では危ないですものねぇ。
執事の方もさすがに領主さんの部屋に泊まり込みというわけには行かないでしょうし(^^;

あ、そういえば今の領主さんはそのアストリアさんですよね?
ベルベットさんはどうなされたのですか?


■おばさん To:ジーク
半年前にお亡くなりになられましたのよ。

■ ジーク To:おばさん
そうなんですか・・・・それでアストリアさんが来られたわけですね。

■おばさん To:ジーク
えぇ。

■ リュセラ To:おばさん
新しい領主がアストリアさんに決まったのは、国王の決定?
うら若き女性領主だって随分な噂みたいだけど。

■おばさん To:リュセラ
えぇ、前々代のラースフィールド様は世継ぎがおられませんでしたし、血縁者もおられませんでしたので、後妻のベルベット様の方の血縁者のアストリア様が跡を継がれることになったみたいですわ。

■ ジーク To:おばさん
ところで禁忌の洞窟ってどうして「禁忌」なんて不吉な名前がついているんでしょう?

■おばさん To:ジーク
さぁ・・・?ずいぶんと昔からそう呼ばれてますけど、何でかまではちょっとねぇ。

■ ジーク To:おばさん
ずいぶん昔からあるんですか(^^;
ベルベットさんはなんでまた今ごろになって封印を解こうなんて思ったんでしょうねぇ?

そうそう、以前領主さんの館で働いていたローズさんという方をご存知じゃありませんか?


■おばさん To:ジーク
ローズ?えぇえぇ、そういえばずいぶんと前にいましたわねぇ、そんな名前の人が。
そういえばずいぶんと長い間、見てないわねぇ。

■ ジーク To:おばさん
長い間見られてないんですか(^^;
見かけなくなったのって・・・・行方不明事件が起きてからですかね?

■おばさん To:ジーク
えぇ・・・領主がアストリア様に変わった頃から見かけなくなりましたわねぇ。

■ ジーク To:おばさん
アストリアさんと会わなかったんですかね(^^;;

で、殺人事件で殺された方って・・・どんな方だったんでしょう?


■おばさん To:ジーク
余所の村から来た、リリーちゃんの旦那さんですわよね。
まじめな人で、リリーちゃんがいなくなってから一生懸命さがしてましたわねぇ・・・

■ リュセラ To:おばさん
リリーちゃん、って? この村の人で行方不明に?

ジークに合わせる形で、とぼけて聞く。
■おばさん To:リュセラ
ええ。気だてのいい娘だったんですけどねぇ。
かわいそうに・・・・

■ ジーク To:おばさん
そうなんですか・・・・・。
その方は何処で亡くなられたんですかね?

■ リュセラ
食事時にこんな話してるのは何だかなぁ…。

これも仕事の内かと思う。
■おばさん To:ジーク
西の森って聞いてますよ。

■ ジーク To:おばさん
西の森ですか・・・・・その方は禁忌の洞窟の近くで亡くなられたんですかね?

■おばさん To:ジーク
えぇ、そうですよ。

■ リュセラ To:ジーク、おばさん
一生懸命探して、洞窟の近くにそのリリーさんの手掛かりでも見つけたのかも。

その洞窟の近くには、私達でも立ち寄れるのかな?
例えば、護衛の人が今は居たりとか…。

■おばさん To:リュセラ
蓋がしてあっただけみたいですよ。

■ リュセラ To:おばさん
その無くなった人のお弔いはどうしたの?
余所の村から来た人なら、色々困った事が起きたと思うけど…。
例えば、宗派が判らずに適当に済ませちゃったとか、死体の傷が酷くて遠くから来た家族にとても顔見せ出来なかったとか。

■おばさん To:リュセラ
村の中だけで適当に済ませましたよ。

■ ジーク To:おばさん
ところでその殺人事件の犯人はまだ掴まっていないんですか?

■おばさん To:ジーク
えぇ。捕まってませんよ。

■ ジーク To:おばさん
そうですか・・・・・。
あっ、その殺された方の家ってどの辺りになるんでしょう?

■おばさん To:ジーク
それはですね〜(大ざっぱに説明する)

■ ジーク To:おばさん
ふむふむ・・・・・ありがとうございます(^^



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 GM : ぐんそ
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