銀の網亭 | しなりお #40 |
鏡は斜めにひび割れて |
めいんぺーじ | いんでっくす | もくじ |
前のぺ〜じ | 次のぺ〜じ |
銀の網亭 |
一方そのころ、カウンターではヴェアリアスとリムリィが依頼書を持っておやじに話しかけようとしていた。
■ヴェアリアス To:おやじ |
マスター、依頼のこと… |
■おやじ To:ヴェアリアス&リムリィ |
おう、最近調子はどうだい? |
不気味な笑顔(本人は極上の営業スマイルと思っている・・・らしい)を浮かべて、カウンターにやってきたヴェアリアスとリムリィに声をかける。
■ヴェアリアス To:おやじ |
(びくっ)(--;; |
あまりに唐突に声をかけられたため(か?)とっさにリムリィの後ろに隠れる。
■ リムリィ To:おやじ |
元気ですよ。最近、冒険に出てない間、賢者の学院で勉強してるんです。 えっと……… |
リムリィは依頼書をカウンターに置き、話を進める。
■ リムリィ To:おやじ |
この依頼を受けたいんですけど、依頼人さんに連絡取るのってどうしたらいいですか? |
■おやじ To:リムリィ |
ん?・・・あぁ、この依頼か・・・・ちょっと待ってな。 |
と言って、カウンターの奥に入りなにやらごそごそとさがしている。しばらくして、2枚の羊皮紙と、革袋を持ってカウンターに戻ってくる。
■おやじ To:リムリィ |
えっと・・・依頼人はライ。ここから1日ほど離れたテミスの村の青年だ。
えっと、これは地図な。 なんでも、いなくなった恋人・・・っていうか、婚約者だな・・・を探すのを手伝って欲しいらしい。 依頼そのものは一週間ほど前に持ち込まれたんだが、そのとき手の空いてる冒険者がいなくてな。で、前金を置いてもらって村で待ってもらうことにしたのさ。 ほら、これが前金だ。それと、依頼人への紹介状な。 |
そう言いながら、カウンターの奥から持ってきた物を次々と手渡す。
革袋の中には1800ガメルほど入っていた。
■ リムリィ To:おやじ |
はぁ………えと、ボクたちで、そのテミス村ってところまで行って依頼人に会うってことですか? |
■おやじ To:リムリィ |
まぁ、依頼を受ける気があるならそうなるかな。 |
■ リムリィ To:おやじ |
えと……… |
■ リムリィ To:ALL |
あのー、依頼人さんはテミス村ってところで待ってるらしいんですけど。構わないですか?前金受け取っちゃいますよ? |
リムリィはテーブルの方に振り向き、仲間達に確認を取る。
■ アルト To:ALL |
テミス村ってゆーと……。 確か、わりと小さな村だったっけねぇ。 特に変わった話も聞かないし…こりゃ探すとしたら、村の外かな? |
■ヴェアリアス To:アルト |
オランから1日程度の村だったら……案外このオランの街にいるかもね(^^;; |
■ フェリオ To:りむり |
村ねぇ……。 元々依頼受けるつもりだったんだから良いんじゃないか? 貰っちゃって良いぞー……っていうか早く分け前くれ |
リュセラは弱りゆくフェリオ目を向けに苦笑する。
■ リュセラ To:リムリィ、おやじ |
食事も早くお願い〜。 |
■ ジーク To:リムリィ&おやじ |
私はかまいませんよ(^^ (ちらりとフェリオを見て) 仕事の選り好みしている場合では無さそうですし(^^;; あ、あとエールもお願いします(^^ |
■ リムリィ To:ジーク |
あ、はい。今持っていきます。 |
■ リムリィ To:おやじ |
えと、とりあえず食事とエールお願いします。 あと、そのライさんって人、どういう外見だったか教えてもらえます?会って本人がどの人か分からないと困りますから。 |
■おやじ To:リムリィ |
おう、毎度あり。
依頼人の外見なぁ・・・。歳は20ぐらいの背の高い目鼻立ちの整った好青年だったな。まぁ、村に行って誰かしらに自分のことを聞けばすぐわかるようなことを言ってたから大丈夫だろう。 |
■ アルト |
(ぴく)背の高い目鼻立ちの整った好青年……うんうん、いかにも浮気しそうなタイプだね。
………この賭け、もらった!! (★_★) |
■ヴェアリアス To:おやじ |
村人に聞けば分かる? それともそんなに大きくない村なのかな? そのライって人、何してる人なの?村の人みんな知ってるなんて…… |
■おやじ To:ヴェアリアス |
誰も村人全員が彼のことを知ってるとは言ってないよ(^^;; ただ、テミス村ってのはさほど大きくない村だから探すのにそんなに手間がかからないだろうって話さ。 |
■ リムリィ To:ヴェアリアス |
んと、オランの近くでそういう名前の小さい村あったと思いますよ。じゃあ、とりあえずみんなのところ戻りましょう。 |
リムリィはヴェアリアスをテーブルへと促すと、金と紹介状持ってテーブルに戻る。
■ リュセラ To:リムリィ |
随分多そうだけど。これで前金? |
■ジーク To:リムリィ |
確かにかなり入っていそうですねぇ(^^; 前金・・・・・なんですか? |
■ リムリィ To:ジーク&リュセラ |
ええ、前金ってことですけど。確かに結構多いですね……… |
■ フェリオ To:ALL |
気にすんなって。 多いに越した事はないってね。 |
ヴェアリアスは頼まれた昼食をテーブルへと持ってくる。
■ヴェアリアス To:ALL |
フェリオさん、お待たせ〜(^-^) 冷めないうちに食べてね。 |
■ フェリオ To:ヴェア |
御飯だ御飯だ御飯だ〜〜〜!!!ヽ(゜▽、゜)ノ |
そう言うやいなや、ガッツガッツと修羅の如く食べ始める。
■ジーク To:リムリィ&フェリオ |
あ、ありがとうございます(^^
フェリオさん、そんなに急いで食べないでも逃げませんよ(^^;; |
一瞬だけピクッと反応して……その後、無視して何事もなかったように食べ続ける。
よほど金を払いたくないのか?(笑)
■ リュセラ To:ALL |
テミス村なら、近くに「禁忌の洞窟」なんて言う場所がある村だよね。 聞いた話だと、何か言われがあるんだって。その洞窟。 奥に遺跡があったりして。 |
遅めの昼食をほおばりつつ、記憶の中にある情報を伝える。
■ リムリィ To:リュセラ |
禁忌の洞窟…ですか。うーん、今回の依頼は婚約者探しってことですけど………関係…あるのかな? |
■ リュセラ To:リムリィ |
ほら、よく言うじゃない。「穴があったら入りたい」って。 |
■ リムリィ(ひとりごと) |
ボクは別に入りたくならないけど………リュセラさんって変わった趣味……… |
■ フェリオ To:りむり |
ふぁ〜、こんふぉのいふぁいはこんふぁくふぁさふぁしらろ? ほうくふふぁんてふぁんけいはいんららいふぁ? (注訳:まー、今度の依頼は婚約者捜しだろ? |
口いっぱいにほおばりつつ、突如しゃべり出す。
お行儀の悪い・・・。
■ リュセラ |
昆布の遺灰は困惑ふさふさ城? |
■ ジーク To:ALL |
禁忌の洞窟ってなんだか話には聞いたことあるような気がするんですけどねぇ(^^; もしかしたら美女の生け贄を要求するような化け物でもいるのかもしれませんよ(笑) |
ジークも食事を食べつつ、エールを飲みつつしゃべる。
ったく、こいつらと来た日にゃ揃いも揃ってお行儀の悪い・・・。
ヴェアリアスはアルトとリュセラ、リムリィを苦笑しながら見る。
■ヴェアリアス To:リムリィ |
リムちゃんは可愛いし、近づいたら危ないね♪ あ、口の端に………動かないで…… |
ヴェアリアスは、リムリィの口についた食べ物をとってあげる。
ついにヴェアまでラヴラヴか?!(プ
フェリオとジークだけで勘弁してくれぃ(笑)
■ リムリィ To:ヴェアリアス |
あ、あの……どうも……… |
リムリィは赤くなってうつむく。
■ リュセラ To:ALL |
そういえば、その村の領主のアストリアさん、若くて綺麗な人だって話だったけど。 |
■ フェリオ |
へー……(☆_☆) |
■ リュセラ To:フェリオ、ジーク |
でも、私達(自分、ヴェア、アルト、リムリィ)が行くと気の毒かもね…。 |
どういう意味ですか?(w
っていうか、なんでリムリィが入ってますか?(笑)
■ ジーク To:リュセラ |
そうですね(^^ 村の青年達には気をつけたほうがいいかもしませんね(笑) |
ジークはリムリィにも向けられたリュセラの視線に笑いを押さえつつ、そんなことを言う。
■ リュセラ To:ALL |
この後、すぐ村に行く? |
■ヴェアリアス To:ALL |
洞窟の話が気になるけど……依頼人に会うのが先よね。 |
■ リムリィ To:ALL |
そ、そうですね。今から出発すれば、夕方くらいには到着できそうですし。 |
■ アルト To:ALL |
よし。それじゃさっさと支度して、早めにここを出るとしようか。 |
(じーく)エールを飲み干して
■ ジーク To:ALL |
ええ、そうしましょう(^^ |
前のぺ〜じ | 次のぺ〜じ |
めいんぺーじ | いんでっくす | もくじ |