調査報告会
銀の網亭 個室 |
ささやかな宴も終わりに近づき、そろそろ仕事にもどるころ‥‥
■ルツァー To:ブロン |
今日は本当にありがとうございました。 |
■ブロン To:ルツァー |
いやいや。アイオンの事でいろいろとお世話になったからの。 このぐらいは軽いもんですじゃ。 |
■バジル To:ブロン |
ごちそうさまでした。アイオンもまたね。もうお父さんの側から離れないようにするんだよ。 |
■アイオン To:バジル |
うん。わかった(^^)/ |
そう言いながら、父親に「ひししししっ」としがみつくアイオン。
ブロン、とっても歩きにくそうだ。
■ルツァー To:ブロン |
では、失礼しますね。 |
冒険者達は、個室から依頼人の私室へと移った。
銀の網亭 個室 −依頼人の部屋− |
ルツァーの部屋はこざっぱりとしたもので、椅子が7つと、テーブルの上には軽いつまみと飲み物が置いてあった。
■ルツァー To:ALL |
では、そろそろ調べてきた結果を教えていただきたいのですが‥‥あ、私の方でも少しだけ調べたので、そちらのほうも後から報告しますね(^^)。 |
■アイシャ To:ルツァー |
えっと、像に使われてる宝石の事なんだけど…。 ブルートパーズはエストン山脈のほうで採れるみたい。 どこに流通してるかとかはわからなかったの〜。 |
■ポム To:ルツァー&アイシャ |
それ!あたしが分かったぞ!エストンで取れたのはなぁ エレミアやオランに流れるみたいだぜ(^^)h |
■ルツァー To:ポム |
エレミアやオラン‥‥宝飾関係は、それらの街が強い、ということなのでしょうか? |
■クロス To:ルツァー |
細工物関連全般に言えるらしいけどね。エレミア・オランが強いのは。 |
■ポム To:ルツァー&みんな |
そんでもって、採掘する人から直接店で買ってるみたいだから ブルートパーズを特産している村とかはないみたいだぜ |
■ルツァー To:ポム |
採れた分だけ、流通する‥‥ということですね。 |
■ポム To:ルツァー&みんな |
ブルートパーズは高価なモンだからなぁ 像にするなんて事はめったな事ではないらしいな |
■クロス To:ルツァー |
普通では考えられないらしいね。もったいなくて。 |
■バジル To:クロス |
へぇ〜。 |
■シーアン To:ルツァー |
宝飾とかの細工物を取り扱ってる店で、エステル商会ってのがオランにあるんだ。 |
■カヴァレス To:ルツァー |
エステル商会ってぇなぁよぉ,ルツァー殿みてぇな方向けだぜぇ。 クク,俺ら向きにゃぁイオカステ宝石店が関の山よぉ・・ |
■ルツァー To:カヴァレス |
私みたいな? ‥‥田舎者が多いのかな? |
イマイチ真意に気がついていないようだ。
■バジル To:ルツァー |
宝石の加工ならエレミアが有名だって話だよ。 あっ!そうだ。宝石についてはドワーフ達が一番詳しいから、彼らに聞けって言われたんだ。 後でブロンさんに聞いてみなくっちゃ。 |
■ルツァー To:シーアン&バジル |
そういえば‥‥ブロンさんは宝石細工師みたいなこと言っていませんでしたっけ? シーアンさん達が上に行ってから、私もちょっと話しを聞いてみたのですが、なんか恥ずかしがってかわからないのですが‥‥詳しく教えてもらえなかったんですよ。 |
■バジル To:ルツァー |
えっ!!そうなの!?それじゃまさにブロンさんに聞けって言ってるような物じゃないねぇ。 |
■ルツァー To:バジル |
そうですね。話してもらえると嬉しいのですが‥‥ |
■シーアン To:ルツァー |
ブロンは”多少は宝石の加工をしてたが、人様に教えられるほどの腕前じゃない”って言ってたな。 |
■ルツァー To:シーアン&バジル |
じゃぁ、ブロンさんからはあまり情報が聞けないってことなんですね‥‥ シーアンさんが既に聞いていたので、また話すのが恥ずかしかったのかな? |
■シーアン To:ルツァー |
さぁ?俺はルツァーさんとブロンの会話を聞いてないんでなんとも(^^; |
■ルツァー To:シーアン |
そうですね(^-^;;; |
■カヴァレス To:ルツァー |
オランのギルドにゃぁよぉ, 随分と腕の立つドワーフの職人が居るってぇ話しだぜぇ? クク,伝説だとかなんとかなぁ・・・ |
■バジル To:カヴァレス |
もしかしてそれがブロンさんだったりしてね♪なぁんて、そんな都合良い事ないか。 |
■シーアン To:バジル |
残念ながら、そんな上手くはいかなかったな。ブロンはそんな像知らないってさ。 これは本人がそう言ったんだから確かだろう。 |
■クロス To:シーアン |
そっか… |
■ルツァー |
‥‥残念です。 |
■アイシャ To:ルツァー |
エストン商会でもブルートパーズで出来た狼の像は扱ってなかったよ〜。 ブルートパーズは、とっても希少な宝石だから、他の店でも扱ってないんじゃないかなって言ってたよ。 |
■シーアン To:ルツァー |
像の値段を推測してもらったら、5cm程度で20万ガメル、1〜2cmだと4000ガメルぐらいするんじゃないかって話だ。 |
■バジル To:シーアン |
そ、そんなにちっこくて、そんなにたっ高いの!?1〜2cmだなんて小指の先程しか無いじゃない。 |
■ポム |
うにに〜 |
小指の先ぐらいのブルートパーズで、はたしてどのぐらいのホットケーキが食べられるのだろう?
もちろん、蜜をたっぷりかけて、香草茶はかかせないな♪
‥‥‥
なぁんて空想をちょっとしたり。
■クロス To:バジル |
そのままでも貴重だから、さっきも言ったけどそもそも像の材料になんかする宝石じゃなってことなんだね… |
■バジル To:ルツァー |
なるほど……。それを彫って像にしちゃうんだからよっぽど剛毅な職人さんがやったんだろうなぁ…… |
■ルツァー To:バジル |
そうですねぇ。どんな風に彫るんでしょうねぇ‥‥ |
じっ‥‥と考える風の依頼人。
■バジル |
彫って出た欠片だって結構な値段するんじゃなかろうか……。 |
同じくじっ‥‥と同じ格好で違う事を考えるバジル。
■ルツァー To:シーアン |
20万ガメルですか‥‥‥ ‥‥‥凄い値段ですねぇ。 |
とは言うが、顔はさほど驚いていないようだ。
■クロス |
……? |
その表情を見て、クロスは少し怪訝な表情になった。
もちろん、依頼人と目が合いそうになると、すっ‥‥と通常の表情になるのだが。
■アイシャ To:ルツァー |
もっと大きいかもしれないしねぇ……ルツァーさん、お金足りる?^^; |
■ルツァー To:アイシャ |
その「売り物」の狼の像が、私が求めているもの‥‥ならば‥‥考えますが、でも、どうなんでしょう‥‥? 噂では精霊に関係するとか聞いていたので‥‥‥う〜ん‥‥‥ |
と、ちょっと考えこんでいます。
■クロス |
(あの値段を聞いても、買うつもりがあるのか…どういう人物なんだろう…) |
■シーアン To:ルツァー |
まぁ、ある一定以上の大きさのものは店では買えないだろうとも言ってたけどな。 |
■ルツァー To:シーアン |
もともと希少な石みたいですし。普通のお店じゃ取り扱って無いって事ですね。 ふむふむ‥‥ |
■シーアン To:ルツァー |
職人の町、エレミアに行けばもっと何かわかるかもしれないな。 |
■ルツァー To:シーアン |
エレミア‥‥ですか。オランからはだいぶ離れた国ですね。 |
■シーアン To:ルツァー |
確かに。でも、街道がある分、エストン山脈よりは近い・・・と思うぜ。 |
■カヴァレス To:ルツァー |
そぉいやぁ,精霊って言ったかぃ? どぉやらブルートパーズってぇ奴ぁ,精霊系魔法の集中に使えるらしぃぜぇ。 もっともよぉ,俺の連れの言う事を信用すりゃぁの話だがなぁ?クックック・・・ |
「精霊」という言葉がキーになるや?と依頼人の表情を伺うカヴァレス。
もちろん、自分の表情はフードの奥に隠したままである。
■ルツァー To:カヴァレス |
狼の像が精霊にまつわるアイテムだとは聞いていましたが、ブルートパーズ自体も精霊にまつわるアイテムなのですか‥‥それは初耳でした。 |
ふむふむ‥‥と話しを聞く依頼人。
その表情は、知的好奇心は現れてはいるが、他に目立つ表情はない。
■ポム To:ルツァー&みんな |
エストン山脈に行くなら 確かにそこでブルートパーズは取れるらしいけど ブルートパーズには守り神のおっかない狼がいるらしいぞ |
■クロス To:ルツァー |
どうも採ろうとするとその狼が邪魔をしに来るらしいんだ。 |
■ルツァー To:クロス |
それは‥‥ちょっと困りますねぇ。 |
■クロス To:ルツァー |
うん、そうなんだけど… |
■ポム To:ルツァー |
で、調べたらどうやらその守り神の狼は「氷狼」って言うらしいんだ♪ 更に調べたら「ブルートパーズの狼の像」は「氷狼」に関係あるアイテムなんだって。 それと「ブルートパーズの狼の像」は誰かが入手したって言う噂はないらしいぜ だから買い取りに行くってのはしなくてすみそうだな でも…その方が楽な場合もあるけどな |
■ルツァー To:ポム |
でも、もともと高価なブルートパーズの像ですからね。 それをさらに買い取りするとなると‥‥一体、いくらぐらいになっちゃうんでしょう (^-^;;; |
■クロス To:ルツァー |
洒落にならない値段になるんだろねー… |
もともとの値段も手伝って、きっと凄いことになるんだろうな‥‥と、ちょっと呆れ顔。
■アイシャ To:ルツァー |
なんだか、すごいアイテムみたいだから、 誰かが手に入れたりしたら、すぐ噂になると思うの。 だから、きっとまだ誰も手に入れてないんだよ〜。 |
■ポム To:ルツァー |
これは念のためって言う事で調べたんだけど あたし達以外にこのお宝を捜しているヤツは今のとこいないみたいだ 安心するのは早いと思うけど余計なもめ事がなくてすみそうだな♪ |
■ルツァー To:ポム |
お、それはありがたいですね(^^)。 私も先に誰かが捜してないか、ちょっと気がかりだったのですよ。 |
■シーアン To:ルツァー |
でもよ、依頼書に”「ブルートパーズでできた狼の像」を探している。”って書いてただろ? あれを見て、最近探し始めた奴がいてもおかしかないよな・・・。 |
■ルツァー To:シーアン |
‥‥‥あ |
■アイシャ To:シーアン |
あっ! さっきのイヤな感じの人達もそうだったのかなぁ? |
■クロス To:アイシャ・シーアン |
嫌な感じの人たち? |
■シーアン To:みんな |
そうだ、みんなに注意しといて欲しい事があるんだ。 さっきな、みんなが帰ってくる前に、俺とアイシャとで、ここの酒場の客に聞きこみをしてたんだけどさ、嫌な冒険者3人組に会ったんだ。 ブルートパーズの像の事について、興味津々って感じでよぉ。あまりに怪しかったんで、もちろん俺らからは何も情報はやってねぇけどな。 と言うわけだから、情報がよそへもれないように、ちょっと今まで以上に慎重になってくれ。 |
■クロス To:シーアン |
なるほどね、了解。 |
せっかくお金になる情報を、やすやすと漏らしては‥‥という事から、クロス、はたと気づいたようにルツァーを見る。
■クロス To:ルツァー |
…そうだ。裏で流れてる情報を調べるのには、ちょっとかかったんだ。値切って100ガメル。 |
■ルツァー To:クロス |
はい、100ガメルですね。 |
と、なんの疑問も持たずに100ガメルを手渡す。
■クロス To:ルツァー・ポム |
…どうも。はい、ポム。 |
と、手渡された金貨のうち1枚をポムに手渡す。 < !-- GM:じゃららんと100枚は数えるのが大変でせぅ -->
■ルツァー To:ALL |
他のかたがたは何か必要経費かかりましたか? |
と冒険者達を見渡すが、他に経費がかかった者は居なかったようだ。
■カヴァレス To:ルツァー |
金の話ならよぉ,費用じゃぁ無ぇが, さっきの話で出ちゃぁ居るがよぉ,像自体は極めて珍品ってぇ事ったぜぇ。 値がつかねぇってぇ話しも嘘じゃぁ無ぇだろぉぜぇ・・・ |
■シーアン To:ルツァー |
像は、伝説の狼−−−氷狼って言うらしいだが−−−にまつわるアイテムだそうだ。 |
■ルツァー To:シーアン |
伝説の‥‥‥ |
その響きに、依頼人の顔は興味津々となっている。
■バジル To:ルツァー |
そうそう、本物の狼とも関連があるんだってさ。 狼って言っても、シーアンが言うように氷狼に深く関係してるみたいだよ。 |
■ルツァー To:バジル |
氷狼‥‥‥あぁ、おやじさんもそんな名を言っていたような‥‥ |
と、自分の羊皮紙メモを探る。
■アイシャ To:ルツァー |
氷狼って、凄い狼なんだって〜。 でも店員さんも詳しくは知らないみたいだったの。 像は、精巧に作られた物らしいけど、ブルートパーズ自体が希少だから、ほんとにそんな像あるのかどうかわからないって…。 |
■シーアン To:ルツァー |
氷狼はエストン山脈に住んでるらしい。 銀の網亭のおやじの話じゃ、群れは作らないそうだ。 |
■バジル To:ルツァー |
氷狼ってものすごく珍しい動物らしいね。青みがかった白い色の毛の狼で、精霊に近い生き物だとも言われているんだよ。頭が良くて狩人が仕掛けた罠なんかには、絶対掛からないんだって。 精霊使いの端くれとしてはぜひ一度でいいからこの目で見てみたいな。 |
■ルツァー To:バジル |
精霊に‥‥ですか。 それは是非とも会ってみたいですね。 |
■バジル To:ルツァー |
ルツァーさんは精霊に興味があるの? |
■ルツァー To:バジル |
ええ(^^)。 今回噂話のほうでも精霊に関係するとかしないとか‥‥って聞いていましたしね。 近しき友ともなりうる精霊には、とても関心がありますよ(^^) |
■バジル To:ルツァー |
精霊とお友達なの!話がわかるねぇ!精霊好きな人に悪い人はいないよね。もちろん例外もいるだろうけど、そんなのちょびっとだもの。 |
■ルツァー To:バジル |
そうですね(^^) |
バジルは一気に依頼人に対して親近感を覚えたようだ。
■シーアン To:ルツァー |
氷狼は聖獣とか、山の守り神とか言われてるそうだ。 |
■シーアン To:ルツァー |
と言っても、長年山に住んでるブロンさえも見たこと無いってんだから・・・。 どれもカビの生えたおとぎ話と変わらないな(^^;。 |
■クロス To:シーアン |
でも、ブルートパーズをよく手にする人なら、見たことがあるかもよ? ブロンはブルートパーズにはそれほど縁がなかったようだし。 まだわからないさ。 |
まだ居ないって決まったわけじゃないんだし‥‥と言いたげな表情のクロス。
「伝説」という言葉に、詩心をくすぐられたのだろうか?
■シーアン To:クロス |
まぁな。ブロンが見てないからって、誰も見てないってことにはならねーよな、確かに。 村の長老とかなら見たことあるかもしれねーし。 |
■バジル To:シーアン |
それにしても奇遇だよね。ブロンさんがエストン山脈の方から来た人だったなんてさ。 あそこってオランの北、ミード湖の近くだよね。自然が豊かで例のブルートパーズが採れることでも有名みたいだし。 そうそう、僕、図書館でエストン山脈への地図を手に入れて来たんだ。よく書けてるでしょ? |
そう言ってバジルは机の上に地図を広げた。オランからミードへの簡単な地図、あとミードからエストン山脈への道が簡単に現されている。
■クロス To:バジル |
あっ、よかった…僕らも図書館出た後で、細工物ギルドで地図を貰おうとしたんだけど、うまく行かなくて… |
■ルツァー To:バジル |
うわ☆地図だ。 地図って、ほんと入手難しいんですよね。 これで‥‥だいぶ楽になりましたね(^^)。 |
と、バジルから見せられた地図の写しを丹念に見る。
■アイシャ To:バジル |
バジル、すごいねぇ(^^) |
■バジル To:アイシャ |
てへへ、それほどでも…… |
バジルはみんなに誉められて照れたのか、カヴァレスに話を振った。
■バジル To:カヴァレス |
そうだ!レス!ギャレットさんが言ってたよ。たまには顔出せってさ。 |
その元気な声に、あからさまに嫌そうな顔を隠しもせず、
と言っても、顔はフードの奥に隠れているが・・・
■カヴァレス To:バジル |
奴の葬式くらいにゃぁ顔を出すさぁ。 クク,「祝儀」は弾まなきゃぁならねぇがなぁ? |
■バジル To:カヴァレス&ポム |
そんなに嫌そうな顔しなくてもいいじゃない。他の人達もギャレットさんが寂しがってるって言ってたよ。 そうだ!ポム、バイナルさんって知ってるよね?彼が君の事を知ってたんで僕、うれしくなっちゃったんだ。彼ってひょっとして暑がり?あ、いや、ドアに靴挟んで部屋の空気入れ換えてたからさ。もしかしてって思って。 |
■クロス To:ポム |
そういやその人からの仕事を受けたことあるって言ってたっけね。 |
と、図書館での一コマを思い出す。
■ポム To:バジル |
バイナルが暑がり? |
小首を傾げて、ちょっと考え中。
■ポム To:バジル |
そんな事なかったって思うぜ(^^) なぁ、レス? |
■カヴァレス To:ポム |
大方よぉ,若い姉ぇちゃんでも呼んでたんじゃぁ無ぇかぃ? 直ぐに部屋に入れるようになぁ?クッククク・・・ |
バイナル、たぶん賢者の学院にてくしゃみをしているに1票。
■バジル To:カヴァレス |
真実の塔では変なおじさんに会ったりもしたけど、オルロイさんやみんな、良い人だったし、賢者の塔はすっごく楽しいところだったよ。また機会があったら遊びに行きたいな。 |
■カヴァレス To:バジル |
俺ぁよぉ,学院の中じゃぁ変じゃ無ぇ奴に会った事が無ぇがなぁ。 |
と、の事。
‥‥
たぶん、基準は自分なのかな?
■ポム To:バジル |
面白いおじさん? それはあたしも逢ってみたいぞ♪ |
バジルが面白いっていうんだもの。いったいどのぐらい面白いおじさんなんだろう??
■バジル To:ポム |
ん〜、面白いって言うより、変。そのおじさんはなんだか蟻地獄みたいな人で、部屋に来る人を待ち構えてるって感じ。僕はもう会いたくないな。 たまに行くから面白いんであって、捕まっちゃって一生いるには退屈そうなところだもの。 |
と、思い出しながらの弁。
確かに、蟻地獄っちゃ、蟻地獄みたいではあった‥‥‥な。うん。
■ポム To:バジル |
退屈なとこだって? そいつぁ、あたしもゴメンだぞ |
■アイシャ To:バジル |
楽しそうなとこなんだねぇ。アイシャ、もっと恐いとこだと思ってたの。 今度アイシャも、中まで行ってみたいな〜♪ |
■バジル To:アイシャ |
そうだね。機会があったら図書館に行ってみようよ。綺麗な絵がいっぱいの本とか、世界の七不思議について書かれた本とか、ページをめくるだけでドキドキしちゃうような本がた〜っくさんあったよ♪ |
■アイシャ To:バジル |
ほんと〜? アイシャ、島の調査のお仕事の時に図書館に行ったけど、 お仕事に関係のある本しか見なかったの〜。 今度は、お仕事じゃない時に行ってみたいな〜♪ 賢者の塔を探検するのも楽しそうだけど、一生出られないのはイヤなの〜^^; |
下位古代語の本が多いなかにも、共通語で書かれている本も少しずつ増えてきていることであるし♪
きっと、西方語の本もあるに違いない。
ただし、お昼寝注意である。
■クロス |
…… (…話を聞いてると…賢者の塔って変人の集まりなのかな…? そういやあの図書館司書の女の子もちょっと変わってたっけ) |
ちょいと思い出し、含み笑いをするクロス(笑)。
■バジル To:ルツァー |
ああ、でも図書館での調べものは目と肩と腰が痛くなるから、ちょっと大変だけどね。 でも受付けのお姉さんは優しかったし、図書カードもせっかく作ったからまた近いうちにいきたいな。 僕、こんなカード作ってもらったのなんか初めてだから、すっごくうれしかったんだ。 |
■ルツァー To:バジル |
図書館かぁど? その場所に入るには、カードが必要なのですか? |
きょとん、として尋ねる。
■バジル To:ルツァー |
うん、そう。本は大切なものだから、読む人はその前に自分が誰かを登録しなくちゃ駄目らしいのよね。 誰か身元を保証してくれる人がいればすぐに発行してくれるよ。学院の先生とかに知り合いがいればまず間違い無く作れるしね♪ |
■ルツァー To:バジル |
そうですね。書籍はそれだけでかなりの価値がありますからねぇ‥‥なるほど。 それで管理しているのですね、。 |
■バジル To:ルツァー |
外に借りたりは出来ないからそこで調べるしか無いのが辛いんだ。 机も椅子も固いし、本が悪くなるからって図書館の中は薄暗いし、きっと本が大好きな誰かさんが、なるべくみんなが本を触りたくなくなるように仕組んだんだと僕は思うね。 |
その話しを聞いて、ちょっとある女史を思い出すポム&クロス。
■ポム To:クロス&バジル |
それって、思った事はそうそう上手く行かないって事だよな(笑) |
■クロス To:ポム |
そうだね(^^; |
その姿が目に見えるのか、またちょっと笑ってしまう。
■ルツァー To:ALL |
ホント‥‥流石冒険者の方々ですね。凄い情報収集能力です(^^)。 いやぁ、あなた方に仕事を引き受けてもらいまして、ほんと良かったと思いますよ(^^)。 |
依頼人は、冒険者の事を羨望の眼差しで見ている。
■バジル To:ルツァー |
いやぁ、照れちゃうなぁ〜(*^^*) |
■ポム To:ルツァー |
そう言ってもらえると嬉しいぜ♪ |
■ルツァー To:ALL |
私が調べた内容は‥‥バジルさんが調べてくださった方が、より詳しいので省略しちゃいますね。 でも、一つ良いことマスターから聞きましたよ♪ 『もし、氷狼に会いにエストン山脈にいくのならば、装備はきっちりとしたものを準備していったほうがいいぞ。 いくら暖かい山とはいえ、山の天気は移ろいやすいからな。 "暑い"と思うぐらいの装備が丁度いい。暑かったら脱げるが、寒かったら着込む事ができなくなるからな』 どうやら皆さんのお話を総合しますと‥‥ブルートパーズの狼はそのエストン山脈ってところにあるみたいですね。 私の馬車もあることですし、ここは少し多めに装備を積んでいきますか? |
■バジル To:ルツァー |
うわぁ、ほんと!? もしかしたら伝説の氷狼に逢えちゃうかもしれないんだね!! 僕は賛成、大賛成さ! |
■ルツァー To:バジル |
私もその「氷狼」ってのに凄く興味がわいているんですよ♪ あ、もちろん第一の目標は「ブルートパーズの狼の像」ですけれどね。 |
■アイシャ To:ルツァー |
アイシャ、頑張って探すです〜(^^) |
■バジル To:ルツァー&シーアン |
そうだ、ブロンさん達ってまだオランにいる予定なのかしら? もしそろそろ帰るつもりならご一緒できたら楽しいのに! あ、ほら、楽しいだけじゃなくって目的地の地理とかに詳しい人が一緒だと心強いじゃない? |
■ルツァー To:バジル |
そうですね。ブロンさん達次第だと思いますが‥‥いかがです? 私の馬車には十分余裕はありますよ? |
■アイシャ To:ルツァー&バジル |
ブロンさんの部屋に行って聞いて来ようか〜? |
■ルツァー To:アイシャ |
そうですね。あの親子に、もし道案内をしていただけるとなればありがたいですしね。 |
■バジル To:ルツァー |
うんそうしよう♪僕も一緒に行くよ。そうしようよ。ね?いいでしょ、シーアン? |
■シーアン To:バジル |
俺に聞くなよ(笑)。 ルツァーさんがそれで良いって言うなら、反対する理由がねぇだろ。 |
■ルツァー To:ALL |
もしよろしければこの後にでも‥‥あの親子のところへ言って、エストン山脈までの道案内をお願いしてきてもらえますか? お礼は‥‥う〜ん。 ブロンさん達の村まで馬車で行けるのなれば、交通手段の確保と、それに伴う食料の提供‥‥ぐらいになると思いますが。 あ、エールはたっぷり馬車に積むと言っておいてくださいね(^^) |
■クロス |
そうだね…いっぱい飲みそうだもんねぇ…食べる方もすごいけど… |
■バジル To:アイシャ |
よし、そうと決まったら頼んで来ようよ! |
■シーアン To:みんな |
バジル、わかってるだろうけど、大事な話をよその奴に聞かれないようにな。 後・・・明日の事だけど、例の3人組に付いてこられないように、ちょっと工夫しようぜ。 |
■クロス To:シーアン |
ああ。 |
■ポム To:シーアン |
わかったぜ♪ |
■バジル To:シーアン |
わかったよ。部屋の外じゃなくて中でお話すれば良いんでしょ?オーケーオーケー♪ね、アイシャ。 |
■アイシャ To:バジル&ALL |
うん♪ じゃあ行って来るね〜。 |
「昼間の3人組」がよく掴めていないだけに,慎重に後をつけるカヴァレス。
もっとも,こんな宿場で何があるとも思えないが・・・
■ルツァー To:バジル&アイシャ |
お願いしますね。 |
バジルはアイシャを誘い、さっそくブロンの部屋へと移動した。