内緒の相談
銀の網亭 個室 |
依頼人の足音が十分遠ざかった事を確認してから、明日からの相談が始まった。
■シーアン To:みんな |
さてと、明日の行動なんだけどな。 全員で行動しても時間がもったいないだろ? 2人1組に分かれて、調査しようぜ。 |
■ポム To:シーアン |
分かった、2人1組な |
■アイシャ To:シーアン |
いいよ〜。 |
■バジル To:シーアン |
そうだね。たいした手がかりも無しに捜すんだもの。 あっちこっち飛びまわらないとね。 |
■クロス To:シーアン・バジル |
うん。効率よくやるに越したことないさ。 |
皆、異論はないようだ。
■シーアン To:みんな |
とりあえず、賢者の学院だろ、盗賊ギルドだろ、時忘れの店に・・・、宝石店、古物商、細工物ギルドなんてのも当たってみようか。 待ち合わせを銀の網亭にして、一番早く着いた組みが、おやじと、酒場の客達にも聞きこむってのでどうだ? |
■ポム To:シーアン&クロス |
うん、それでいいよ 盗賊ギルドかぁ… |
なにげにクロスを見る。
ギルドの名をつぶやくとき、ちらっとクロスを見たポム。
時を同じくしてポムを見たクロスと、ちょうど視線がぶつかる。
その視線に気が付いたのか、ちらっとお返しの目。
それでもって、ちょっとだけ苦笑。
■アイシャ |
(賢者の学院……ジョゼッペ博士はどうしてるかなぁ?) |
学院の名を聞き、先の依頼人についてちょと思い出すアイシャであった。
■シーアン To:みんな |
誰がどこに行くかだけどよ・・・ 盗賊ギルドと細工物ギルドを、ポムとクロス。 賢者の学院と古物商を、カヴァレスとバジル。 時忘れの店と宝石店を、お、俺とアイシャっ。 |
■クロス To: |
(…どもってるね) |
最後の方になるにつれ、多少口調のなめらかさが足りなくなりつつあるシーアン。
クロス、めざとくチェックする。
■バジル To:シーアン |
ほんとっ!? 僕、一度でいいから学院の中、入ってみたかったんだよね。ラッキー。 |
と、期待に胸膨らませるバジル。
■ポム To:シーアン&クロス |
あたし達はいいよなぁ。うん。(やはりと思いつつクロスにふる) …宝石店ねぇ(にやりん) |
■クロス To:ポム・シーアン |
まあ、そこはやっぱり僕らの管轄だろうね。 |
今度は多少上の空だったのか、ポムのつぶやきは聞こえなかったようだ。
■アイシャ |
・・・・・ぽっ (なんだか照れるアイシャ(笑)) |
■バジル To:アイシャ |
宝石店かぁ〜。きっと綺麗な物がいっぱいあるんだよね。 学院も良いけど宝石店も捨てがたいなぁ……。あれ?アイシャったらなに赤くなってるのさ??? |
■アイシャ To:バジル |
えっ?な、なんでもないの〜(あせっ) |
バジルの鋭いつっこみに、何故かあわてるアイシャ。
ん?隣のシーアンも、こころもち顔が赤いような‥‥‥?
■シーアン To:アイシャ |
あっ、俺、宝石店の場所って、いまいち怪しいんだよな(^^; アイシャは知ってるか? |
■アイシャ To:シーアン |
えっ?えっと・・・・・。 (なんとか気持ちを静めながら記憶をたどってみるが記憶になかった。) アイシャもわからないの〜^^; |
しゅん‥‥とする。
だれが?とはあえて言うまでもないだろう。
■シーアン To:クロス |
・・・・・・すまねぇ、これに宝石点までの地図書いてくんねーか(^^;? |
と、場所を知ってそうなクロスに頼む。
■クロス To:シーアン |
…あ、うん、いいよ。 |
ちょっとばかり「我の心ここにあらず」なクロス。
シーアンから羊皮紙を受け取ると、さらさら‥‥と書き始める。
■バジル To:クロス |
クロスは物知りだねぇ。それとも誰か女の子へのプレゼントを買いに行ったりしたのかな? …!(ぽむ、と手を打つ) あ、だからアイシャが赤くなったのか〜、なるほど |
バジルの言葉に、今度は本当にシーアンも赤くなった(^^;
■クロス To:バジル |
……え? あ、ああ、なるほど… |
地図を書きながら一瞬とまる。
そして今までの話しを反芻し‥‥‥やっと内容理解完了♪
そのまま考えは進む、進む。
■クロス |
(シーアン、アイシャに何かプレゼントでもしたいのかな……宝石屋……指輪?) |
それぞれの思惑が飛び交ってたり。