SW-PBeM Scenario #36
氷晶の蒼狼
第1章 依頼はどれに?

最初の印象は?


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銀の網亭 個室
 店のおやじより鍵を借り、個室へと移動する一行。
 他のパーティーもそれぞれ個室へと移りつつあり、今から各自依頼書の取り合いとなることだろう‥‥
■シーアン To:魔法使いっぽい人
 改めてよろしく。
 俺はシーアンてんだ。

■クロス To:魔法使いっぽい人
 僕はクローリス。クロスって呼んでいいよ。

■アイシャ To:魔法使いっぽい人
 アイシャなの〜。

■カヴァレス To:シーアン,クロス、アイシャ
 俺ぁカヴァレス,見てのとおりの死にかけ魔術師だぜぇ。
 俺よりゃぁよぉ,コイツの方がよっぽど役に立つかもしれねぇなぁ?クックック・・・

 そういって,肩の烏を指で示す。
■シーアン To:カヴァレスの肩の鳥
 ?
 なんか芸でもすんのか?

 と、烏にちょっと興味を持つシーアン。
 確かにその鳥は芸以上のことをこなすことができる賢いやつだ。
■カヴァレス To:シーアン
 まぁ,そのうちわかるだろぉぜぇ?勇敢な戦士殿よぉ。

 クックック‥‥とフードの奥で微かに笑う。
■アイシャ To:カヴァレス
 な、名前はなんて言うの〜?

 と、ちょっとびくびくしながらも‥‥勇気をもって、聞くアイシャ。
 肩のカラスのおなまえなぁに?
■カヴァレス To:アイシャ
 悪ぃがコイツにゃぁ名前なんざぁ無ぇんでなぁ。
 それとも,嬢ちゃんが付けるかぃ?
 もっとも名前なんざぁ必要無ぇ,呼ぶ必要も無ぇんでなぁ。

■アイシャ To:カヴァレス
 えっ、名前ないの?
 アイシャよりカヴァレスさんがつけてあげた方が良いと思うの〜。
 きっとカラスさんも喜ぶよ〜(にこっ)

 そうそう。可愛らしい名前とか、ね♪


 お互い軽く自己紹介をしあい、皆がそろったところで新たなパーティー結成を祝っての乾杯となった。
 皆、おもいおもいのコップを傾ける。
■クロス To:ALL
 さて、それじゃ早速、食いつくネタを決めないとだね。
(なんとなく、気合いの入ってるクロス)

 と言うクロスの手には、依頼書の内容を書き写した羊皮紙が握られていた。
■シーアン To:クロス
 流石、用意がいいな。
 で、クロスのお薦めはどれなんだよ?

 どれどれ‥‥といった形で依頼を覗き込む。
 依頼書は護衛あり、探し人ありと、多種多様だ。
■クロス To:シーアン
 ん〜、そうだね、一応どれでも良いと思えるやつだけ取ってきたんだけど… 

 と、クロスが説明しようとしたところ‥‥横からにゅにゅ☆と顔をだしたポムに、依頼書の写しをとられてしまう。
■ポム To:クロス&みんな
 なんか面白いのあるかな♪あるかな♪
(はたっと一つの依頼の金額に目を止める)
 オーガー退治っていい値段だなぁ…それだけ危険ってヤツなんだろうなぁ

 小さな妖精族は、しばらく自分の頭の中で未知なる怪物と戦い‥‥戦い‥‥‥‥怖い考えになってしまった(TT)。

 取られた写しを上から覗き、ポムが見ている依頼について、
■クロス To:ポム
 値段から考えると結構厳しそうだけど、死ぬ気になればなんとかなるかなと思って…

■ポム To:クロス&みんな
 まだ死にたくないかも…(^^;
 他には…冒険って感じるのが…あっ!
 これ!「ブルートパーズでできた狼の像」ってキレイだと思うな♪
 詩心くすぐられちゃうって思わないか?

 と指さす依頼は、一人の依頼人が2枚の依頼書を張り付けたもののうちの片方であった。
■アイシャ To:ポム
 狼の像?どれどれ〜?(依頼書の写しを覗き込む)
 ほんとだ〜。すごいねぇ…誰が造ったのかなぁ?
 アイシャ、この像見てみたいな〜♪
 ステキそうだよねぇ(^^)

 にこっ☆と可愛らしく指差す。
■シーアン To:アイシャ
 アイシャが見たいなら俺もこれがいいな(^^)。

 可愛らしさ100%な姿に、シーアンが意義を唱えるわけもない。
 ふたつ返事で、依頼の希望を出す。
■アイシャ To:シーアン
 わ〜い♪
 (ところでブルートパーズってどんなのだろう…?)

■シーアン To:アイシャ
 ブルートパーズって宝石なんだろ?
 宝石で出来た像ってすげーよな。(高そうだ・・・)

■アイシャ To:シーアン
 ひゃ〜、そうなんだ。(高そうなの・・・)

 宝石でできた像だなんて‥‥いったい幾らするのだろうかと、ちょっと頭の中で考え中。
■バジル To:みんな
 うん。これ良いんじゃない?
 こないだの船旅でしばらくは街から出ないで仕事したいし。

 先の冒険での天敵「船酔い」を思い出しながらのバジル談。
 そんな話しを聞きながら、船での移動があった依頼を受けたんだな‥‥と思いつつ、
■クロス To:みんな・カヴァレス
 ま、まあ僕はどれでもいいんだけど…確かにそう言われてみれば、
 一度見てみたい気もするよね、これ。カヴァレスはどう?

 と寡黙な魔術師に話しをふった。
■カヴァレス To:バジル
 狼だってよぉ,像なら食われる事ぁ無ぇだろうぜぇ・・・

 にや‥‥とフードの奥で笑うと、
■ポム To:カヴァレス
 きっと面白いって思うぜ(にやりん)

 真似してにやりん☆
■バジル To:カヴァレス
 それに、依頼主も魔術師だって言ってるし、レスと気が合うんじゃない?。

 にやりん☆と魔術師の心を代弁。
 ただし、本当の代弁かどうかは、他者にはわからず‥‥☆
■カヴァレス To:ポム,バジル
 クク,俺ぁ死なねぇんならよぉ,どんな仕事でも構わねぇぜぇ?
 気が合おうが合うまいがなぁ。

■シーアン To:カヴァレス
 プロだな(^^)

■クロス To:カヴァレス
 そうだね。まずは生きて帰れなきゃ、はじまんないからね♪

 いつものカヴァ節を真に捉え、ちょっとカヴァレスの事を見なおすシーアンとクロス。
■ポム To:シーアン
 じゃぁ、決まったって事だよな♪
 おやじに言ってくるか?

■シーアン To:みんな
 だな。
 じゃ、ポム悪いけどおやじを―――

 あらかた受ける仕事が決まったところに‥‥ちょうど扉をノックする音が。
■おやじ To:ALL
 おいおい、注文しとくだけしといて誰も取りに来ないたぁど〜ゆう事だ?
 オレの手は2本しかないんだ。誰か扉空けてくれ。

■クロス To:おやじ
 待って、今開ける。

 扉を空けると両手で持てるだけ一杯の食事と飲み物を持つおやじの姿が。
 後のほうにはちょこん☆と奥さんも鳥の香草焼きを持って控えている。
■シーアン To:おやじ
 あ、忘れてた。すまねぇ。

■バジル To:おやじ
 あ、ごめんなさい。

■ポム To:おやじ
 に♪いいタイミング♪

 慌てて扉へ駆け寄り、おやじの手伝いをしばし。
■おやじ To:ALL
 ほい、さっき注文したもんはこんなもんでいいのか?
 多すぎたら言ってくれよ?

 とテーブルに並べていく。
 メインは鳥の香草焼きとマッシュドポテト。
 あとはサラダや簡単につまめるサンドイッチとかだ。
 飲み物はエールあり、ジュースあり。
 依頼前なのでほどほどがいいだろう。
■カヴァレス
 食欲旺盛なこったぜぇ。クク,しっかり食ってよぉ,十分な楯になってくれよぉ?

 誰にとも無く独り言。
■おやじ To:ALL
 で、おまえら依頼は決まったのか?

■バジル To:おやじ
 うん。この「ブルートパーズでできた狼の像」を探す依頼を受けようかと思ってるんだ。

■ポム To:おやじ
 そうそう、こっちの方な♪

 と、クロスがメモしてきた依頼の写しを叩く。
■おやじ To:ALL
 ほぉ、ルツァーさんの依頼のうち片方か。
 依頼人のルツァーさんならこの宿に泊まっていてな、依頼を受けてくれる人が決まり次第交渉したいって言っていたが‥‥今ここにつれてこようか?

■バジル To:おやじ
 それなら話が早いね!!ルツァーさん、お腹空いてないかしら?
 空いてたら一緒に食事しながら話が出来て良いんだけど。

 と、目の前にある食事を見ながら皆に提案♪
■シーアン To:おやじ
 依頼の”片方”・・・?
 いくつも依頼を出してるのか。
 依頼が決まるまで宿に泊ってたと言う事は、オランの人間じゃねーのかな?
(と、ちょっと独り言)

 あ、おやじ、とにかく呼んでくれ。
 詳しいことは本人から聞くからさ。

■おやじ To:シーアン
 ん、わかった。
 ならすぐ呼んできてやるよ。



 しばらくして、おやじは依頼人を連れて来た。

 依頼人はほっそりとした人であった。身長も190cmぐらいとだいぶ長身なのであるが、顔つきや体付きからは男性なのか、それとも女性なのかは判別できない。
 髪の毛の色は銀、そして瞳の色は金。肌はぬけるように白く‥‥いや病的なほど白かった。

 依頼人はオランではあまり見かけない服装をしており、右手には黒い石のようなもののついた‥‥お守りのようなものを身につけていた。
■シーアン To:
(線が細いけど女・・・ってことはねーよなぁ・・・。)

 あまり目立たぬように‥‥かつ、しげしげと依頼人を見る。
■おやじ To:ALL
 こちらが、ルツァーさんだ。
 そういえば、(ルツァーさんは)‥‥飲み物とかはどうする?

■ルツァー To:おやじ
 ‥‥香草茶かなにかがあれば、それを戴きたいのですが‥‥

■シーアン To:
(声も女にしちゃ低いし・・・。まぁ男にしちゃ高いけど・・・。
 なんかやりにくいな・・・。)

 果たして依頼人の性別は男なのだろうか?はたまた女?
 不明のまま話しは進む。
■おやじ To:ルツァー
 わかった。すぐに持ってくるから、待っているといい。

 おやじはそう言うと、部屋から出ていった。

 部屋は、依頼人と冒険者達だけとなった。
■ポム To:ルツァー
 はじめまして♪あたしはポムって言うんだ♪(^^)
 よろしくな(^^)/

■クロス To:ルツァー
 僕はクローリス。よろしく。

 にこやかに、しかし、ばれないようにこっそり値踏みしてたりする。
 ううん、抜け目無し♪
■シーアン To:ルツァー
 よろしく。シーアン・・・です。

■ルツァー To:ALL
 ‥‥‥えと‥‥初めまして。私が、依頼人‥‥になるのかな?ルツァーです。よろしく。

 と、軽く頭を下げる。
■バジル To:独り言
 銀髪に金の眼… お人形さんみたいに綺麗だなぁ

■ルツァー To:バジル
 いや‥‥貴方の髪の毛も瞳も。新緑のようで綺麗じゃないですか(^^)

 と、はにかみながら答える。
■バジル To:ルツァー
 あ、き、聞こえたの?そんな事言われたの、僕、初めてだよ。
 妹や幼馴染には雑草の様だなんてからかわれた事だってあるんだ。その……誉めてくれてありがとう

 と、耳の先を紅くして答えた。
■ルツァー To:ALL
 えっと‥‥店のマスターのほうから、依頼を受けてくれる冒険者がいると聞いて来たんですが‥‥‥どちらの方の依頼でしょう?
 乙女の像の方ですか?それとも、狼の像の方ですか?

■ポム To:ルツァー
 「ブルートパーズでできた狼の像」の方だよルツァー…さん(^^)h
 これってどんな感じなのかなぁ?
 あっ、大きさとか格好とかどんなのかなって思ったんだ(^^;
 格好って、寝てるとか、お座りしてるとか…笑ってるとか…な(^^;;

 一体どんな姿をしているのだろう?
■クロス To:ルツァー
 早速出来るだけ詳しいことを聞きたいな。 

 クローリスの発言に、皆うなずく。
■ルツァー To:ALL
 あぁ、狼の方ですか‥‥
 詳しいことは私もわからないのですが‥‥

 とルツァーが話しを切り出そうとした時に‥‥またもやノックの音が。
 どうやらおやじが香草茶をもって来たらしい。
■おやじ To:ルツァー
 ほい、これでいいかい?

■ルツァー To:おやじ
 あぁ‥‥良い香りですね‥‥ありがとうございます。

■クロス To:独り言
 香草茶って言えば、以前馬車酔いしたときには助かったっけ… 

■バジル To:おやじ
 あ、ルタードが好きなお茶の匂いだ。

 バジルは遠く旅の空のドワーフに思いを馳せ、クロスは過去を振り帰る。
 それぞれ、思い入れのある飲み物である。
■おやじ To:ルツァー
 お代はまとめて支払ってくれ、な(^^)

■ルツァー To:おやじ
 わかりました




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