てんやわんやでひと騒動
冒険者の店 銀の網亭 カウンター |
ここは冒険者の店「銀の網」亭。
普段はちらほらといる冒険者達だが、今日はいつもと雰囲気が違う。仕事を終えた冒険者達がちらほらと集まってくる日だからだ。
パーティー組む者、別れる者。
それぞれの思いが酒場内を交錯する。
おやじは、カウンターの中でグラスを磨きつつ注文を待つ。
食事に飲み物、準備は万端だ。
ちょうどそこへ、一人の戦士が現れた。
多少日焼けした顔は晴れ晴れとし、先の依頼を無事終えてきた事だろう。
戦士は荷物を足下に置き、カウンターについた‥‥
■ シーアン To:おやじ |
よぉ、おやじ、久しぶりだな。 そろそろ次の依頼を決めようと思って、やってきたんだが・・・ その前に仲間を探さなきゃいけないんだ。 ずっと組んでたルタードとミュンが里帰りしてんだよな。 取りあえず、エールくれよ。 それと、待ち合わせしてるんで、テーブル使わせてもらうぜ。 |
そう注文しながら辺りを見渡す。
自分たちのパーティーに足らない戦力を探しているのだろう。
■ おやじ To:シーアン |
お、シーアンじゃないか。仕事はどうだい?依頼人と喧嘩なんざしてこなかっただろうな?(笑) ほれ、エールだ。あんまり飲み過ぎるなよ(^^) で‥‥仲間を捜しに来たとは珍しいな。 ‥あぁ、ルタードとミュンがそろって里帰りなのか。なら仕方がないな。 ルタードといえば‥‥まだ新婚ほやほやだろう?そろそろ奥さんの顔が恋しくでもなったのかな?(笑)。 ミュンも長く故郷をあけけて‥‥何か用事でもできたんだろう。 テーブルは自由に使ってくれ。 良い仲間と巡りあえたらいいな(^^) |
■シーアン To:おやじ |
はぁっ?! ルタードが新婚って・・・奥さんて、何だよそれ。 聞いてねーぞ、そんなん、ちっとも(絶句)。 |
■おやじ To:シーアン |
ん?なんだ、お前知らないのか? 前の仕事受ける前に‥‥ルタードが急遽故郷の方へ呼ばれていたろう?なんでも、そん時に挙式をあげてきたそうだ。 大方、結婚草々仕事で家を空けたからって、あわてて新妻のもとへと戻って行ったんだろうよ(^^) |
と、おやじはにこにこと笑いながらそう告げた。
寝耳に水とは、このことか。
シーアンはぽかぁ〜〜‥‥んとしながらも、エールを受け取り、仲間との待ち合わせのためにテーブルへと移っていった。
ちょうどシーアンと入れ替わりで‥‥んん?なにやらカウンターの下に動くものが‥‥
■ ポム To:おやじ |
(ひょいと椅子に飛び乗りカウンターをぺちぺち叩く) 焼き菓子と香草茶たのむ〜♪(^^)/ (ぐるりと店内を見回す) なんか賑やかになったな…(にやりん) きっと、まだまだ賑やかになって蜂の巣を突っついたみたいになるぞ〜 |
■ おやじ To:ポム |
お、相変わらず元気だな(^^) 香草茶‥‥前のとは違うもん仕入れたんだが、それでいいかい? |
と、ポムの目の前には焼き菓子と香り豊かな香草茶が‥‥
■ ポム To:おやじ |
あ、さんきゅぅ♪(お茶とお菓子を受け取る) さて、急げや急げだ(笑) |
ぴょこん☆と元気に椅子から飛び降り、足取りも軽やかにシーアンの待つテーブルへと移動した〜♪
さてさてお次はどなたかな‥‥と、ト書きが調子ついてどうなるのじゃ‥‥‥と軌道修正しまして‥‥
‥‥こほん。
にぎやかな草小人のお次にカウンターに現れたのは、森の住人エルフその人であった。
■ バジル To:おやじ |
ふ〜 やっと帰って来たよ。 うん!この匂い、この喧騒、懐かしいね〜 前の依頼で船に乗ってさ、楽しかったんだけど船酔いもキツかったんだ。やっぱりここが一番だね。 |
と、船酔いが少し残っているのか、多少ふらふらしつつあるバジルであった。
■ おやじ To:バジル |
やあ、お帰り。 仕事はどうだい?うまくいったか? |
■ バジル To:おやじ |
シーアンと待ち合わせしてるんだ。ルタードとミュンがいなくて仲間も探さなくちゃならないんだ。 落ち合ってから食事にするからとりあえずはオレンジジュースもらえる? |
■ おやじ To:バジル |
あぁ、ルタードとミュンか。 さっきシーアンにも言ったんだが、おおかたルタードの方は新妻恋しさで、故郷に帰っているんだろうよ(^^)。 ミュンも久しく故郷に帰ってなさそうだしな。 はい、オレンジジュース。 シーアンたちなら、あっちのテーブルに行ってるぜ。 |
■ バジル To:おやじ |
ええっ!!ルタードに奥さんが居るの!?知らないよ、僕、そんな話。 さっそくみんなに教えなくっちゃ!! |
と指さす方向のテーブルには‥‥一人仲間を待つシーアンと、その後ろから如何にして登場しようかと頭フル回転で考えているポムの姿が見えた。
銀の網亭 テーブル |
そうとは知らず、テーブルに一人のシーアン。
店の中の喧騒を見ながらエールを飲み、一人つぶやいていた。
■シーアン |
そうかぁ・・・ヤツ、何時の間にか結婚してたのかぁ・・・。 考えてみれば、結構長く生きてんだもんなぁ。 でも、教えてくれてもいいじゃんか、なぁ。 ちょっとからかうだけなのに・・・。 |
その「ちょっと」が本当に「ちょっと」なのかな?
■シーアン |
・・・と、今はそれどころじゃないな。仲間集めないと。 後2人かぁ・・・どんなヤツがいんのかなぁ。 |
とパーティー構成などに頭を悩ませているシーアンのそばに、すすすっ☆と‥いつの間にかテーブルの上に焼き菓子と香草茶を展開させたポムが、
■ ポム To:シーアン |
速いな、シーアン♪ さっすがだぜ♪…って何深刻な顔してんだ? 悩みなら相談にのるぜ♪(にやりん) |
と、下から顔を覗き込む♪
おまけに今度はタイミングよく、バジルまでもが顔を出し、
■ バジル To:シーアン |
そうだよ。悩みがあるなら僕等に相談してよ。水臭いなぁ、もう。 もしかしてアイシャと喧嘩でもした? |
とかるぅ〜くカップルの片割れに茶々を入れる。
そのお気楽極楽な2人を前に、
■ シーアン To:ポム&バジル |
悩んでんのは、仲間の事だよ。 アイシャとケンカなんて縁起でもない。 お前らもどんなヤツがいいか、考え聞かせろよな。 |
パーティの頭脳を2人も失い、途方にくれるシーアンの図‥‥であった‥‥(笑)。
■ ポム To:シーアン |
仲間なぁ…うにに〜 そうそう、一番大事なのは楽しいヤツだよな♪ 後はだな、力が強くて丈夫とか、魔法が使えるとか…いろいろとだな… |
辺りを見渡し、シーアンの手伝いをしようかとも思ったのだが‥‥ポムの目に入るのは、先ほどゲットした焼き菓子ばかり。
美味しそうな香りも鼻をくすぐり続ける。
そのポムの状況を知ってか知らずかシーアンは、
■ シーアン To:ポム |
俺はまだ死にたくねーんで、ファイターは絶対に入れようぜ(^^; 後もう1人は・・・どうする?職種にこだわらずに、ノリの合うやつにすっか? ある程度決まったら掲示板に書いてくるぜ。 |
と至極まじめ。
どうやらお気楽な妖精達と考えていも拉致があかない‥‥と悟ったのか、掲示板の方へと歩いていった。
銀の網亭 掲示板 |
テーブルから移動したシーアンは、掲示板の‥‥なるべく目立ちそうなところへ掲示を貼った。
仲間を2名募集してる。 1人はファイター希望だ。 もう1人は特に職業にこだわらない。 ノリの合うヤツなら大歓迎だ。 こっちは、ファイターの俺、シーアンと、レンジャーのポム、シャーマンのバジルに、プリーストのアイシャだ。 これからしばらく、1番テーブルにたむろするんで、よろしく頼む。 |
紙のズレないないよな‥‥とチェックしたのち、シーアンはテーブルへと戻っていった。
銀の網亭 カウンター |
その頃‥‥カウンターには一人の若者がいた。
その若者は、ゆったりと‥‥しかし隙のない見のこなしでカウンターのスツールに腰掛ける。その表情は、安堵?愉悦?自嘲‥‥?
何とも形容しがたい笑みを浮かべている。
■ クロス To:おやじ |
やっと…帰って来たよ。ここに。おやじさん、エールを。 でも、相変わらず繁盛してるね。 …ひょっとして、シーアンたちのパーティーは来てないかな? |
ぐるっと銀の網亭を見渡す。
■ おやじ To:クロス |
やあ、久しぶりだな、クロス。 (エールをトン、と置く) シーアン達なら、あっち(1番)のテーブルに集まってるみたいだぞ。 |
■ クロス To:おやじ |
ありがとう。 顔を出してみるよ。 …みんな元気でやってるのかな… |
エールを受け取ると、シーアン達のテーブルの方向へと歩いていった。
銀の網亭 テーブル |
丁度シーアンが掲示板のほうへ行こうとした時、一人の若者がテーブルの方へ近づいていた。
■ クロス To:ALL |
やあ、シーアンにポム。久しぶり。僕だよ、クロスだ。 …そっちの見ない顔は…僕が抜けた後仲間になったんだね。 …(ちょっと品定めチックに見てる)… 精霊使いなんだろ? なかなか腕が立ちそうじゃないか。いい仲間を作ったな。 …それはそうと、みんなして何悩んでるんだ?ミュンやルタードや、アイシャはどうしてる? |
しかし、タイミングが悪かったのか‥‥シーアンの頭には掲示板のことで一杯だったので、クロスの第一声はシーアンの耳へは届いていなかった‥‥
代わりに草小人が返事を入れる。
■ ポム To:クロス |
なぁなぁ、聞いてくれよ。悩んでるのはアイシャの事じゃなくて、仲間の事なんだ。 ミュンとルタードが故郷に帰っちゃってさぁ。あたしとシーアンとアイシャとバジルしか今いないんだ! 四人で冒険なんて危険だろ? だからあたし達と一緒に楽しく冒険出来るヤツってどんなヤツって悩んじゃってるんだ♪ (はっ!っと何か思い付いたようだ(笑)) ……クロスぅ(にんまり) 仲間達だけに披露する秘密で楽しい詩作ったんだけど、聞きたくないか? |
焼き菓子を美味しそうにほおばりながら、にやりん☆と笑うポム。
どうやらスカウトマン一号となったらしい。
■ クロス To:ポム |
それは興味あるなぁ。是非聞かせてよ♪ |
にこにこと笑いながら、そう返す。
‥‥おや?
そこで、はた‥‥と在ることに気が付き、
■ クロス To:ポム |
って、でもそれはつまり仲間にでなきゃ… |
丁度そこに掲示板に仲間募集を貼ってきたシーアンが帰ってきた。
■ シーアン To:ALL |
とりあえず、掲示板に張ってきたぞ。 |
と、テーブル近くのクローリスの姿が目に留まり、
■ シーアン To:クロス |
よぉ!久しぶりじゃないか。 まさか、もう俺が書いたの見たのか? とりあえず立ち話もなんだから、座れよ(^^) |
と椅子をすすめる。
しかし、貼る前からテーブルに来てたのだから‥‥掲示を見て来たのではないに10ガメル(笑)。
■ クロス To:シーアン |
掲示板? いや、僕はおやじさんに聞いてね。ここにいるって。 出てくとき、ちゃんと挨拶できなかったから、謝ろうと思ってさ。 あ、ああ、ありがとう。じゃあちょっと座ってこうかな… |
■ シーアン To:クロス |
アイシャはじきに来ると思うが、ルタードとミュンは里帰りらしいんだ。 で、冒険に出るにあたって、戦力不足を補おうと、仲間を探してるってワケさ。 |
■ クロス To:シーアン |
そっか、ルタードとミュンには、じゃあこの次会ったときに謝ることにするよ。 …あ、あのさ、かわりの… |
話しの途中にシーアンが続ける。
■ シーアン To:クロス |
・・・クロスもしばらく逢わないうちになんか変わったな。 また冒険に出る気はあんのか? |
■ クロス To:シーアン |
変わった? …そうかな、自分じゃよくわからないけど…でも、腕は磨いてきたよ。そのために一度は分かれたんだから。 もちろんこれからはまた冒険者としてやっていくつもりさ。 …そ、それでさ、もし… |
今度はタイミング良くバジルが話しかけてくる(笑)。クロス、がんばれ♪
■ バジル To:クロス |
やぁ、初めまして。 君がクロスか、名前はみんなから聞いてるよ。 素敵な演奏をするんだってね、今度ぜひ聴かせて欲しいな。 |
■ クロス To:バジル |
…初めまして。演奏かぁ…機会が有れば。その時はお耳汚しかも知れないけど精一杯弾かせてもらうよ。 |
■ シーアン To:クロス |
こっちはバジルってんだ。 俺が昔・・・クロスの前に一緒に冒険した仲間さ。 |
■ クロス To:バジル |
僕はクローリス=ラウンド。クロスって呼んでくれていい。 改めてよろしく。きみは…ミュンと同族なんだ? |
ここでシーアン。自分の発言が幾度かクローリスの出鼻を挫いていたことに気が付き、しばしクローリスが何か言い出すのかを待っている。
そしてクロスもそれに気が付き、
■ クロス To:ALL |
あ、あのさ、もしメンバー探してるんなら、僕じゃダメかな? あっ、図々しいとは思うんだ。勝手に抜けちゃって、また仲間に加えてくれなんて…でも、もしさ、もし、許してくれるんなら。 これでも一皮むけてきたつもりなんだぜ? 役に立つよ |
と、一生懸命がんばって‥‥いや強がって発言するクローリス。
それを見て、
■ シーアン To:クロス |
許すも許さないも・・・もともと依頼が終わったあとの事は約束してなかったからな(^^; いーんじゃねーの? 俺は歓迎するぜ |
とにっこり笑うシーアン。
■ バジル To:クロス |
もちろんOKさ。 改めて、僕はバジル。 見ての通り、ミュンと同じ種族だよ。 ちょっと中身と能力に違いがあるみただけどね(笑) 彼がいなくなった穴を埋めるのはちょっと荷が重いけどがんばるつもりだからよろしくね。 |
と、手を差し出す。
■ クロス To:シーアン |
ホントかい? ありがとうシーアン。 |
クローリスはにっこりとわらって、バジルと握手を交わす。
■ クロス To:バジル |
バジルも、これからよろしく頼むよ。 …ふふ、じゃあポムにはあとで早速その詩を聞かせてもらわなきゃだね |
今度はポムに向かってにっこり☆
■ バジル To:みんな |
あっ!!そうだ。僕、大事なコト忘れてた!! ねぇねぇ、ルタードが結婚してたってみんな知ってる!? 酷いよねぇ、僕らに一言も無しだなんてさ!今度帰ってきたら、ちょっとばかしひやかす位じゃ許してあげないんだから!ね!ポム!! |
バジルは興奮して地団太を踏んだ。
■ クロス To:バジル |
え…ええええーっ!? |
と、衝撃の新事実におもわずエールのコップを取り落としそうになる。
危うい、危うい。
■シーアン To:みんな |
俺も今さっきおやじに聞いたところだよ。 ひでぇよなぁ、ルタードのヤツ。俺には話してくれてもいいよなぁ。 俺なら”ちょっとばかしひやかす位”でとどめてやるのに・・・。 |
ポムちょっと興奮気味にぱしぱしテーブルを叩いてバジルに賛同(笑)
ふいに手を止めてにやりんと笑った。
■ ポム To:バジル&クロス&みんな |
思いっきり冷やかしてやろうぜ♪ 帰ってきたら大々的にお祝いだ♪ そうだ♪「結婚おめでとうルタード」って言う歌を作っといちゃうぜ♪ クロスも手伝ってくれるよな?(^^)/ |
と、自分の提案に、にんまり☆
■ クロス To:ポム・みんな |
もちろん♪ 幸せ者にふさわしいやつを作ってあげることにしよう(笑) |
その素晴らしいポムの提案に、クローリスが意義を唱える事はなかった。
‥‥‥あはれなりけり(笑)<ルタード。
銀の網亭 カウンター |
一方そのころ‥‥カウンターの方へはかわいらしい少女が愛しい人を捜して彷徨っていた。
■ アイシャ To:おやじ |
えっと、アイシャ、待ち合わせしてるんだけど、シーアン達って、もう来てるかなぁ?(キョロキョロ) |
■ おやじ To:アイシャ |
あぁ、シーアンならさっきな‥‥ |
おやじが言いかけたところ、
■ アイシャ To:おやじ |
あ、いたっ♪(こちらに背中を向けて座っているシーアンを発見した。) えっと、来てるみたいなの〜。後でまた注文しに来ますね〜。(嬉しそうにパタパタと去って行った。) |
と小さな嵐は去っていった。
それにしてもアイシャ。シーアン「だけ」はすぐ見つけられるのね〜♪
銀の網亭 テーブル |
カウンターから急いで移動してきたアイシャ。テーブルには他の仲間達も既にそろっていて、自分が一番遅かったのかと、はたと気が付く。
■ アイシャ To:ALL |
ひゃ〜、遅くなってごめんね〜。えへへ^^; …あっ!クロスがいるのーー(びっくり) もしかしてクロスが仲間に入ってくれるの〜?(わくわく) |
と、可愛らしく首を傾げる。
■ ポム To:クロス&アイシャ |
遅いぞアイシャ〜(笑) そうそう♪仲間だよな♪クロス♪ また一緒に演奏しようぜ♪ もちろん、秘密な詩も聞かせちゃうぜ♪(にまにま〜) |
■ クロス To:アイシャ |
あっ、アイシャ、久しぶり。…うん。また仲間に加えてもらおうかと思うんだ。 |
シーアンは、とりあえずの全員がそろい喜ぶ仲間達を見て自分も楽しそうに笑っていたのだが‥‥ふと在ることを思い出し、少し表情が曇った。
■ シーアン To:クロス |
あ・・・言いにくいんだけどよ。その・・・ルタードとミュンが戻ってくる間だけ、代わりの仲間を探してるんだ。 悪い、こっちこそ都合がいいな(^^; そんなんでもよければ、また一緒にやってくれないか? |
■ クロス To:シーアン |
ああ。もちろん構わないさ。ホントはみんなに謝ったら、別の奴らを探そうかと思ってたんだから。 今回だけでもまた一緒に仕事に出られるんなら、大歓迎さ! みんな、よろしくね |
■ アイシャ To:クロス |
よろしくなの〜(にこっ) |
■ シーアン To:ALL |
ん・・・? 今誰か1番テーブルとか言わなかったか? 悪い、ちょっとカウンターを見てくるワ |
と、テーブルからカウンターへと移動する。
■ クロス To:シーアン |
あと一人探すんだっけ? |
と、シーアンを見送りながらつぶやく。
■ ポム To:クロス |
うに、あと一人なんだ あたしは面白いヤツならいいなって思ってるんだ そんで、歌ったり踊ったりするのが好きならもっといいなだ(笑 |
にやっ☆と笑みを浮かべるポム。
条件がそろえば、今からでも唄って踊りだしそうな雰囲気だ♪
■ クロス To:ポム |
でも確か、戦士が欲しかったんじゃ?(笑)…まあ歌って踊れる戦士なら僕も大歓迎だけど。 |
ちょうどその頃、仲間を探していた戦士がいたが、シーアンが声をかける前に他のパーティーとの交渉が成立したようだ。
惜しい。一歩遅かった‥‥‥
ちょっとがっかりした様子でシーアンがテーブルへと戻る。
帰りに掲示板に寄って、先の掲示物の内容を書き換えしてきたらしい。
■ シーアン To:ALL |
悪い、ちょっと遅かったみたいだ。 既に他のヤツに声かけられてたよ。 あ、クロスは知ってるよな。アフルだよ(^^; |
■ クロス To:シーアン |
アフルか…相変わらず元気にやってるみたいだなぁ。 |
と苦笑い。
■ シーアン To:ALL |
で、どうすんだ? 一応、張り紙の方は訂正して来たけど・・・。 |
■ アイシャ To:シーアン |
(店内を見渡しつつ) もう1人探さないとねぇ……でも、あんまり1人でいる人いないねぇ^^; ちょっと待ってたらまた誰か来るかなぁ〜。 (店の入り口やカウンターの方に目をやります。) |
■ クロス To:アイシャ |
そうだね…見つけたらダッシュで声かけに行かないと… |
と言いながら、アイシャが入り口やカウンターの方を見るのに合わせると、今まさにカウンターに人が‥‥
■ クロス To:ALL |
あっ、あそこ、フリーの戦士っぽいのが…ああっ…!? |
立ち上がって‥‥しばし呆然。
■ クロス |
もう誰かが声かけてら… |
残念。ちょっとダッシュが足りなかったようだ。
■ アイシャ To:クロス |
あぅ〜。みんな素早いねぇ。 |
■ クロス To:アイシャ |
ホントだねぇ…(苦笑) |
と、のんびりお茶気分な2人であった‥‥‥。
銀の網亭 カウンター |
あらかたパーティーも組みあがりつつある銀の網亭‥‥
そこに一羽の烏を従えた、ダークグリーンの男が一人‥‥
■ カヴァレス To:おやじ |
よぉ,相変わらず客だけは多いなぁ? |
くっくっく‥‥とローブの奥から含み笑いが聞こえそうだ。
■ おやじ To:カヴァレス |
お、カヴァレス。今回も生き残ることができたんだな。 これでも減った方さ。個室の方にはもう6組も入ってるんだからな。 |
■ カヴァレス To:おやじ |
クク,あやかりてぇもんだぜぇ。 随分と賑やかだが,食い扶持は残っていやがるかぁ? もっともよぉ,こんな骸骨と連れ立つ物好きが居るかが問題だがなぁ。クッククク・・・ |
■ おやじ To:カヴァレス |
ちょうどシーアンのところがソーサラーいないみたいだから、顔出してみたらどうだ? すぐ後ろのテーブルの連中なんだがね。 |
と、おやじはカウンターそばのテーブルを指さした。
テーブルにつき、次なる仲間探しに頭を抱えている頃シーアンの耳にある単語が聞こえてきた。
■ シーアン |
ん?また第一テーブルとか、シーアンとか聞こえたぞ‥‥ |
と、そこでシーアンよりもっと耳が良いであろう?バジルがカウンターの方へ動いた。
■ シーアン |
お、バジルが行ってくれるか。頑張れ! |
‥‥‥先ほどがんばった反動か。今回は腰の重いシーアンであった。
おやじに召還されたのか、それとも違う目的か。
スカウトマン3号としてバジルがやってきた。
■ バジル To:カヴァレス |
こんにちは! お兄さん、みたところ一人みたいだけど、お話して良い? (使い魔に)あ、カラス君を無視した訳じゃないんだよ。 お友達連れってコトは相当な魔術の使い手と見たんだけど、よかったら僕達と一緒に食い扶持稼がない?(^^) |
にこやかに話しかけてきたバジルを一瞥し、
■ カヴァレス To:おやじ |
そぉみてぇだなぁ。さっそくお呼びがかかったようだ,まったく物好きも居るもんだぜぇ。 また後で世話になるぜぇ? クックック・・・ |
はらり‥‥とローブを翻し、バジルの方へと顔を向ける。
■ バジル To:カヴァレス |
僕の名前はバジル。 パーティには他に、シーアン、アイシャ、ポム、クロスが居るよ。 どうかな? |
■ カヴァレス To:バジル |
腕に関しちゃぁ保証は無ぇぜぇ? クク,俺が生き残る事に関しちゃぁ保証するがよぉ。 俺ぁカヴァレス,見てのとおり力仕事にゃぁ向かねぇぜぇ。 それでも構わねぇならやらせてもらうさぁ。 仕事を選んでいる余裕もなさそうなんでなぁ?クックック・・・ |
■ バジル To:カヴァレス |
大丈夫。僕も力仕事向いてないし、ポムも、クロスも、アイシャも向いてないよ。 …? てコトはもしかして大丈夫じゃない????(笑) んでもきっとシーアンががんばってくれるから、やっぱり大丈夫♪ そうと決まったらさっそく1番テーブルへ行こうよ。 |
ちょっとの心配もにっこり吹き飛ばし、バジルはカヴァレスをパーティーへと誘った。
■ カヴァレス To:バジル |
クク,何が大丈夫なんだか知らねぇがそうさせてもらうぜぇ。 せいぜいよぉ,死なねぇように頑張らせてもらうさぁ。 |
相も変わらずカヴァ節も、にこにこバジルには効かないようだ♪
銀の網亭 テーブル |
一方、テーブルでは
■ アイシャ |
(遠目にみたカヴァの容貌がなんだか恐そうに見えて、ちょっとビビってます(笑)) ・・・・・。 (恐そうに見えるけど…バジル笑ってお話してるし…悪い人じゃないよね…?) |
アイシャは、遠目で見たカヴァレスの風貌に‥‥少し、少しだけ‥‥怖がっているようだ。
心無しか、シーアンのそばへと寄っている‥‥
■ ポム |
あれ?レスじゃないか!レスだ! |
ぴょいん☆と椅子からジャンプで降りる。
その元気な声を聞いた瞬間、カヴァレスはピクッ‥‥と反応したような‥‥‥?心無しか、フードの奥の表情も曇っているようだ。
相変わらず「無条件に明るい」グラスランナーは苦手のようだ‥‥‥
■ シーアン To:ポム |
なんだ?知り合いなのか? |
■ ポム To:シーアン |
今、バジルが誘ってるレスは魔法使いなんだぜ♪ あたしがここで初めて依頼を受けた時の仲間だったんだ♪ |
そして、その冒険で‥‥ポムは冒険者として、とある目的もできたのだ♪
その陰で、『なぁんだ、ポムの仲間だった人なのかぁ』とほっと一息ついているアイシャ。
アイシャにとってポムの仲間だった人に悪い人は居ないらしい。
■ シーアン To:ポム |
魔法使い? (ちょっとカウンターの方を見て) 確かにそのまんま魔法使いっぽいな(笑)。 丁度いいじゃねぇか |
■ クロス To:ポム |
知り合いなんだ? …魔法使い!? …もし仲間になってくれれば、それは心強いね。 |
と、クロスもカウンターの方へ目をやる。
■ クロス |
どんなやつなんだろ? |
クロスの脳裏に、カナルの顔が浮かびあがる。
■ ポム |
おお〜ぃ(^^)/ |
■ シーアン To:ポム |
ポム、手振ってないで、カウンター行って来ていいぜ(笑)。 で、ついでに奴が入ってくれそうなら、個室予約して来てくれよ。 |
■ ポム To:シーアン |
にに〜、レスが来ると個室を頼むっと♪ じゃ、行って来るな♪ すたたとカウンターへGO) |
銀の網亭 カウンター |
そうこう話しているところに、カヴァレスと‥‥いや、レスと一緒に仕事を経験したことのあるポムがやってきた。
■ ポム To:カヴァレス&バジル |
ヤッホゥ♪レス♪ 元気みたいだな♪(^^)/ あたし達と冒険してくれるのか? それなら人がいっぱいになるから個室取って来いってシーアンに言われたんだけど♪どうなんだろ? (パチクリとバジルを見る) なぁ? (カヴァレスを見る(笑)) |
■ カヴァレス To:ポム |
相変わらず賑やかなこったぜぇ クク,死にそうな位に「元気」だぜぇ。 問題無ぇ,交渉は成立だぁ。 よろしく頼むぜぇ?ちんまい勇者殿よぉ。 |
■ ポム To:カヴァレス |
頼まれちゃうぜ♪大きい魔法使い♪ |
お互い、にまっと(いや、カヴァレスの場合は「クックック」とだが)笑いあう。
交渉の結果、最後のパーティーメンバーはカヴァレスと決まった。
■ バジル To:ポム |
彼、組んで良いって言ってくれたんだ。 個室頼んで来てもらっていいと思うよ♪ それじゃボクら、テーブルに移動してるね。 |
■ カヴァレス To:バジル |
邪魔じゃぁ無ぇんなら一緒に行かせてもらうぜぇ。 |
個室の確保はちんまい勇者様にお願いして、バジルはにっこり笑ってカヴァレスをテーブルへと案内する。
■ ポム To:バジル |
じゃぁ、頼んじゃうぜ♪ 頼んだらあたしもすぐ行くな♪ |
そうして、ポムはおやじへ個室を頼む。
■ ポム To:おやじ |
おやじ♪おやじ♪ (カウンターをぺちぺち叩いて) 個室を頼む〜♪ メンバーはカヴァレス、バジル、シーアン、クロス、あたしにアイシャなんだ♪ |
■ おやじ To:ポム |
よし、前衛が少し心許ないが、まあ大丈夫だろう。 |
■ ポム To:おやじ |
部屋空いてるかな? |
■ おやじ To:ポム |
ああ、用意してる部屋はポム達で最後だよ。 |
そういうと、個室の鍵をポムに手渡す。
ポムは颯爽と‥‥そう、先ほどほんのちょっぴり先にいったバジル達に追いつくようにテーブルへと向かった。
銀の網亭 テーブル |
ポムの足は速い。カヴァレスやバジルよりも、速い。
そのポムがちょいと本気出して走ったもんだから‥‥バジル達がテーブルへ付くよりも先にテーブルへと一等賞。
■ アイシャ To:ポム |
あ、ポムが帰ってきた〜♪ ポム、どうだっ…。 |
■ ポム To:ALL |
みんな、早く行こうぜ♪ (と言いつつ側にいるクロスとアイシャの手を引いて用意された個室へたったかた〜(笑)) |
■ アイシャ To:ポム |
ひゃ〜〜。 (アイシャは、返事を聞く間もなく、ポムに引かれて行きました(笑)) |
■ シーアン To:ポム&ALL |
さんきゅな、ポム。 よし、みんな移動しようぜ。 |
といいつつ、しっかりと自分のジョッキを大事そうに抱える。
もちろん個室へ行く前の料理の注文は忘れないが‥‥さて、今日のお薦め料理はなんだろう?
■ バジル To:ALL |
ま、まってよ〜 テーブル着いた早々個室に移動だね。 レス(という名前だと思っている(笑))もおいていかれないように急ごう♪ |
こうして一行は個室へと場所を移動した。