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「短期放牧−その頃二人は」 |
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ダグ家−家の前にて |
その日、エデンはダグの家で1人待ち伏せをしていた。
エデンは何をやっているんだろう?
■ えでん To:独り言(東方語) |
ふにゃぁぁぁぁぁ〜〜……あふ……。
いい天気だから洗濯でもするにゃん。 |
伸びと同時にあくびをしながら暇そうにぼーっとしているエデン。
適当に盥を探してきてジャブジャブと洗濯をしだした。そこへ、蠅がぶーんぶーんと飛んできた。
■ えでん To:蠅(東方語) |
(……雑魚ガ……)
(^ |
エデンは、蠅を叩きつぶそうとした。………エデンの攻撃、ダイス1ゾロ!
蠅は、するりとエデンの手と手の間を抜けてまだ飛んでいる………。
■ エデン To:蠅(東方語) |
………………………………。
勘違いなされては困りますわ。 先刻のはちょっとした柏手……又は猫騙しでしてよ。 いわば、警告………。 さぁ、もうお行きなさいな……特別に許して差し上げますわ。 |
殺る気満々だったのを抑えて失敗してないフリするエデン。
しかし、蠅はそんなことお構いなしだ。
今度は、エデンの鼻に興味を示したのか鼻の方へ飛んできた。
■ 蠅 |
ぶーん。ぶーん。ぶーん。ぶーん。 |
■ エデン To:蠅(東方語) |
……良い答えだわ。
あくまで私と争うおつもりですのね……。 |
立ち上がってソードブレイカーで再度蠅を攻撃するエデン。
エデンの攻撃は命中!
見事な一撃は蠅をまっぷたつにしてしまった。
経験値10点あげよう(一ゾロの奴だろ!)
■ エデン To:蠅の骸 > 独り言 |
今度はもう少し聞き分けを良くしていらっしゃいな……。
……ああ、そうね……洗濯の残りをしてしまわなければね……。
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そういいながら、選択の残りをはじめるエデンであった。
オラン−「びいどろ」にて |
フィリスが「びいどろ」で働き始めてからもう1週間以上たつ。
「びいどろ」のマスターは優しくていい人みたいで、事情を簡単に話すと快くアルバイトをOKしてくれた。
この日も忙しかったが、昼食時の混雑が過ぎた頃、アップルがフィリスに声をかけてきた。
■ アップル To:フィリス |
フィリスさん、お疲れさま。
大体昼のお客さんは終わったみたいね。 びいどろには、だいぶ慣れましたか? |
■ フィリス To:アップルさん |
はい、おかげさまで〜^^
でも結構肉体労働なんですね。毎日終わるとへとへとですよ^^; |
■ アップル To:フィリス |
ところで……フィリスさんって、あの冒険者さんたちの中に恋人とかいるんです?
結構かっこいい人ばっかりだし…… |
そういいながら、アップルは頬をリンゴのように赤らめた。
■ フィリス To:アップル |
え?こ、恋人ですか?え、えーと私は、その、いませんけど…(=・・=)
って、あれ?もしかしてアップルさん… (小声で)で、どなたが…えっと…その…好き、なんですか? |
■ アップル To:フィリス |
……えっ、好きだなんて……。
ちょっとかっこいいなーって思っているだけですよ……。 黙っていてくださいね。実は………。 |
ためらいがちに発言を切ったあと、か細い声でアップルはフィリスにそっとうち明けた。
■ アップル To:フィリス |
……パオルさんが、かっこいいかなって思っているんです。
テン・ハイを調教している姿とか……素敵ですよね…… |
そういってから、またアップルは頬を赤らめた。
しかし………アップル、考え直した方が良いと思うぞ。
パオルは仮面をかぶる危ない男………もとい、仮面ラーダXだぞ。
■ フィリス To:アップルさん |
(=・・) わぁ、そうなんですかー♪なるほどーなるほどー♪
わかりました、このことは秘密にしときますね♪ =^^)h |
■ アップル To:フィリス |
……お願いしますね。
……でも、出来ればふたりっきりになってみたいな……。 |
そうこうしているうちに、店の奥から店長が声をかけてきた。
■ 店長 To:フィリスandアップル |
そろそろお客さんもとぎれた頃だし、お昼にするか?
表の札を準備中にしてから、取りに来てくれるか? |
■ フィリス To:てんちょさん、アップルさん |
あ、はい〜;^^)/
じゃあ私、「準備中」にしてきますね。 アップルさんはお昼の用意お願いします^^ |
■ アップル To:フィリス |
はいっ。 |
というわけで、アップルとフィリスのひそひそ話は終わって、3人は食事へとうつった。
ちなみに今日のメニューは、白身魚のムニエルと焼きたてのパンである。
「びいどろ」は、料理が安くてうまくてウェイトレスがかわいいと3拍子そろっているので、いつも満員なのが分かるぐらいのうまい賄いだったりする。
実はフィリスが一番良い食生活をしていることに他の仲間は気付いていないのであった。
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