|
「休養日−ニューヒーロー誕生」 |
|
トップページへ | 前のページへ | 次のページへ |
オラン−時忘れの店〜公園にて |
第2週の日曜日がやってきた。
ダグを脅したあとは、ゴロッキーたちも新たな手がうてないみたいで、とりあえずは問題なく毎日を過ごしている。
いや……問題がある奴が1人いた。
騎手の練習のため、例の道具屋へ秘密のアイテムが取りにいけず、1人悶々としているパオルである。
この日は日曜で調教が休み。しかも、アップルの仕事も休みで護衛が手薄になることもない。
そう!パオルの待ちに待った日である。
道具屋へとはやる気持ちを抑えきれないパオルであった。
■ パオル To:道具屋のおやじ |
こ〜んにちわ〜!!(^▽^)
おやじさ〜ん!例のブツはできてます〜? 〜(^^〜) (〜^^)〜完成するのをずっと楽しみにしてたんですよぉ〜。 |
何時に無くハイなパオル。コラコラ、店先で踊っちゃいかんよ!
■ おやじ To:パオル |
ああ、全部出来ているぞ。
マフラー、手袋、それにマスクだな。 あ、あとこのマントか。 じゃあ、60ガメル貰えるかな。 ……にしても大丈夫なのか?コイツ……。 |
■ パオル To:道具屋のおやじ |
おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!(←注:魂の叫びです)
これですよ!これ!こーいうのを期待してたんですよ!! くぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っつ!o(><;)
(;><)o
おやじさん、コレが残りの代金の60ガメルね!
|
■ おやじ To:パオル |
………あ………。ありがとう………。 |
代金をおやじに渡すと、返事も聞かず、勢いよく店を飛び出すハイなパオル。その行く先は・・・・・。
オラン公園のとある場所であった。例の衣装を身につけたパオルは秘密(?)の特訓中である。
もちろん人気の無い茂みの中でだが・・・。
■ パオル To:独り言 |
う〜〜〜ん・・・(ーー)、なんか違うなぁ〜。こうかな?
つむじ風と共に現れ 悪を倒す正義の味方・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
スウゥゥゥゥゥゥ・・・。(深呼吸を一つ)
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!(←注:気合を込めているところです) 闇を吹き飛ばす 真実の風!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
|
■ 少年A To:友人たち |
おい〜。みんなー。
こっちの方から変な声が聞こえるよー。 ちょっと覗いてみないか? |
その声とともに、パオル……いや、今はパオルでないのか?のいる方向に、数人の少年が歩いてきた。
だーーーーーーーいピンチ!
■ パオル To:独り言 |
でも、よく考えたらボクはまだラーダ力(ちから)に目覚めてないし、そもそも神官じゃないんだよねぇ。
ふむ・・・、とりあえず当分は超級神官(仮)としとくかなっと。 よし!もう少し練習だ!! |
少年達の声が聞こえないのか練習にいそしむパオル、もとい仮面ラーダX(仮)。
■ 仮面ラーダX(仮) To:独り言 |
仮面ラァァァダァ・エェェェックスゥゥゥ!!
ただいま見・参!! \(aXa)ゝ(ビシィィィ!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(・・・・・こ、これだ・・。) |
■ 少年A To:友人たち |
こっちこっち。
この茂みから聞こえるんだ。 |
といって、少年は茂みをかき分けた。
茂みをかき分けたとたん、仮面ラーダX(仮)と少年の目が合ってしまった……。
そのとたん。
■ 少年A |
ぎゃー! |
■ 仮面ラーダX(仮) To:独り言 |
(  ̄▽ ̄;)!!(し、しまった!見つかった!?)
ど、どうしたんだい君?何かあったの? |
白々しくも少年に尋ねる怪しい男・・・。
■ 少年B To:少年たち |
お、おい……しゃ、しゃべったよ。 |
■ 少年A To:少年たち |
あ、あわてちゃだめ………。
父ちゃんが、危ないときはあわてちゃダメだっていってたよ。 |
少年、おまえが一番あわててるぞ。
■ 少年A To:怪しい男 |
お、おじさんなにもの? |
■ 仮面ラーダX(仮) To:少年たち |
お、おじさん?(  ̄▽ ̄;)!!
ははははは・は・は・・・。なーに言ってるんだよ・ハハハ。
|
そう言って少年に顔を近づける仮面ラーダXであった。
■ 少年C To:少年たち |
そういえば、まえ、おれどっかで聞いたことがあるぜ。
確か、仮面ラーダっていう仮面をかぶった「せいぎのみかた」がいるらしいぜ。 |
■ 少年D To:あやしいおじさんand少年たち |
俺も聞いたことあるよ、その話。
でも、このおじさん、仮面にばつってかいてあるぜ。 あ、わかった、おじさん、仮面ラーダの仲間の仮面ラーダばつだ! |
どうも、彼らはお兄さんといったことは分かっていないみたいである。
■ 仮面ラーダX(仮) To:少年たち |
ば、バツぅぅ!?(  ̄□ ̄;)!!
ボクはバツでも無ければぺけでもない!X! いいかい?エェェェックスゥゥゥ!!だからね そもそもボクは先代の仮面ラーダから、このオランの平和を守る事を託された二代目の仮面ラーダ!その名も仮面ラーダX!!
|
バーン!!
懐から取り出した仮面ラーダのマスクを子供に見せびらかす。大人げないぞ仮面ラーダX!
■ 少年D To:仮面ラーダX |
すっげーーー。
本物の仮面ラーダのマスクだぜ、これ。 じゃあ、おじさんは新しい仮面ラーダなんだ。 仮面ラーダXかあ。かっこいいなあ。 |
結局おじさんは直ってないのね……トホホ。
■ 仮面ラーダX(仮) To:少年たち |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ーー;)
(おじさん・・ちゃうのに・・・) |
■ 少年A To:仮面ラーダX |
かっこいーー!
「せいぎのみかた」っていたんだあ! |
■ 少年B To:仮面ラーダX |
ねえねえ。
じゃあ、僕ら、仮面ラーダX少年隊になってもいいかなあ、おじさん。 |
■ 仮面ラーダX(仮) To:少年たち |
う〜ん・・・そうだね、それについては仮面ラーダと相談しておくよ。
(そろそろ・・、フェンさんの家に戻らないといけないかな・・・) む!?オラン郊外で助けを求める声がする!! というわけで、ボクは行かなくていけないんだ。 でわ、さらば!ラァァァァダァァッシュ!! |
いきなりその場を走り出す仮面ラーダX(仮)!おや?またこっちへ戻ってきたぞ!?
■ 仮面ラーダX(仮) To:少年たち |
ハァハァ・・。
君達・・、最後にもう一度言っておくけど・・・、仮面ラーダX(仮)はおぢさんじゃなくておにいさんだからね!! 再び、さらば!ラァァァァダァァッシュ!! |
今度は本当に立ち去っていく仮面ラーダXであった。
■ 少年A To:少年たち |
いっちゃったねえ、おじさん。 |
結局、おじさんは直らなかったみたいである。
■ 少年C To:少年たち |
うん、そうだね。 |
■ 少年D To:少年たち |
じゃあ、遊ぼうか。
せっかくだから、仮面ラーダXごっこやろーぜー! 俺、仮面ラーダX、とっぴ! |
■ 少年B To:少年たち |
それ卑怯だぜー。
じゃんけんで決めようぜ、じゃんけんで! |
こうして、オランの少年たちに仮面ラーダXが広まっていくこととなったのであった。ゆけ、仮面ラーダX!
戦え、仮面ラーダX!次回、仮面ラーダX第2回「戦え僕らの仮面ラーダX」お楽しみに。
君と一緒に、ラァァァァダァァッシュ!
トップページへ | 前のページへ | 次のページへ |
ページ管理:OZZY<OZZY>