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「乗り運動−荷物がない!」 |
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フェン家−家の中にて |
初日は、何事もなく、調教、農作業などが順調に進んでいった。
ギルドにいっていたメンバーも帰ってきたみたいである。
お互い、ダグから聞いた情報、ギルドで得た情報を交換しながら見張りを続けていたが、問題となるようなことはなかったようである。
そして、日が沈む頃フェンと一行は家へと帰っていった。
しかしである。夕食前に一休みをしようとしたところ、なんと、ホルトの背負い袋がなくなっていた。
■ ホルト To:ALL |
あぁっ、俺の荷物が!?皆、俺の荷物知らないか?
あの中には俺の全財産が入ってんだ。大事なものも‥‥‥‥ まさか、奴等の早速の嫌がらせか? 畜生、シーフが物を盗られるなんざ、洒落にもなんねぇ。 あの女か?ギルドメンバー間の盗みは御法度じゃなかったのか? くそっ、どうすりゃあ‥‥‥‥‥ |
ホルトはすっかりパニックに陥っている。
■ フィリス To:ホルトさん |
ホ、ホルトさん、落ち着いて^^; こういうときは深呼吸ですっ
はい、吸って〜吐いて〜吸って〜吐いて〜…落ち着きました? あ、盗難防止でどこかに隠したのを忘れてたりとかしてません?;^^)b |
■ ホルト To:フィリス |
はぁはぁはぁはぁ‥‥す〜は〜す〜は〜‥‥‥‥ふぅ。
ありがとう、フィリス。 いや、確かに此処に置いた覚えがあるんだが‥‥‥‥‥? |
■ パオル To:ホルト、ALL |
なんですってぇぇぇぇぇ!?
ま、まさか!?・・・こうも早くガートランドが手を打ってくるとは・・・・・。 クッ!読みが浅かったのか・・。 |
ガクッと膝をつくパオル。突然の事にかなりの動揺(と勘違い)をしているようだ。
■ ホルト To:パオル |
やはりあのごろつき共の仕業なのか!?おのれ、ガートランドめぇぇぇぇぇっ!! |
落ち着きを取り戻したかの様に見えたホルトだが、どうやら表面だけだったらしい。
薄く日に灼けた肌が真っ赤に染まり、その眼はもはや尋常でない光を湛えている。
■ エデン To:ホルト、ALL |
未だ盗難と決まったわけでは無いのではなくて?
取り敢えず周辺をお探しになってからお困りになられても遅くはありませんわ。 それに、嫌がらせの為ならわざわざホルト様の荷物だけ奪うこともありませんし……。 何方かの悪戯ではなくて? |
■ ホルト To:エデン |
‥‥‥あっ、あぁ、そうだな。その通りだ。
悪戯?ふむ‥‥‥‥‥‥ |
正気に戻ったのかそうつぶやくホルト。
そこへ、テン・ハイの夕飼いをつけて、フェンが帰ってきた。フェンの手元には、ホルトの背負い袋があった。
■ フェン To:ALL |
これ、あんたらのじゃないか。
テン・ハイの寝藁の下に置いてあったぞ。 どうしたんだ? |
■ ホルト To:フェン |
ああぁ〜っ!!そっ、それ、何処に‥‥‥?
へっ!?馬房??そりゃどうも‥‥‥‥いえ、なにね、ちょっと。へへへへへ‥‥‥‥‥(冷汗) |
全く忙しい男だ。ホルト、怪しすぎることが分かってるか?
■ エデン To:フェン |
……何方かが枕の代わりにと気を利かせたのでは御座いませんこと? |
■ フェン To:エデン and リアン |
そんなことはないと思うぞ。
多分、わら置き場かどっかに置いてあったのを気付かずに寝藁にしてしまったのじゃないのか? まあ、そんなことより食事にしましょう。
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■ リアン To:フェン |
………うん……。 |
■ ホルト To:ALL |
それじゃあ我々も交代で御相伴にあずかるとしますか。俺もう腹が減って。
皆、騒がせて済まなかったな。そう言えば馬房に行った時に荷物を置き忘れたんだったよ。 これから気を付けるからさ。勘弁。 |
ホルトは、意図的にリアンを見ない樣にして、何とかその場を取り繕った。
どうも、リアンが犯人だと思っているようである。
■ パオル To:ホルト、ALL |
ごはん!?(^¬^)じゅるじゅる
あ、いや・・・(ーー;)。それよりもホルトさんの荷物が先だ。 もしも何かあったら大変だし、とりあえずちょっと外に出て中身を確認しましょう。 |
パオルの言葉に従い、一行は、荷物の中身を確認した。
荷物の破損や紛失はなく、とりあえず一安心といったところであろうか?
■ ホルト To:仲間 |
良かった〜(^^)
お騒がせな、皆。‥‥‥‥‥‥?? |
やっと安心したホルトだったが、何やら釈然としないものを感じている様だ。
まぁ、人前で荷物の中身をあらいざらいぶちまけたんだしねぇ‥‥‥‥
■ フェン To:ALL |
まあ、とりあえず何もなかったことですし、食事にしますか。
準備もできているんで、早速食べますか。 |
とりあえず、いい雰囲気とはいえないが一行は食事をして、それから床についたようである。
明日からのことを心配しつつ……。
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