SWPBMシナリオ#32

恐怖再び

第七章:恐怖現る!

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南の空き家(戦闘後)

戦闘が終わってから数秒間、一行はしばし沈黙していました。
そして、最初に緊張の糸がほぐれたメルディスが声を発しました。
■ メルディス To:ALL&マーズ
なんとか・・倒したようですね・・。

はっ!?
マーズ大丈夫ですか!!
(マーズに駆け寄る)

■ パオル To:ALL&マーズ
ふぅ・・やっと終わったか。って!!マーズさん大丈夫ですか!?

メルディスに続いてマーズの駆け寄る。
■ パオル To:マーズ
とにかく止血しないと・・。

テキパキとマーズの手当てを始める。
■ メルディス To:パオル&マーズ
・・・取り合えず一安心かな。
マーズの事はパオルに任せて・・っと。

死体を見下ろしながら、ヴァーンは静かに死体の前で呟きました。
■ ヴァーン To:死体
殺すつもりなんて・・・・・・
逆腕だったので手加減が出来なかった・・・・・・

リジアムの死体に近づくメルディス。
死体を前にしてあまりいい気分ではないようだ。
■ メルディス To:死体&ALL
はぁ・・・。
殺すつもりはなかったんですけどね・・・。
あなたの言葉を借りるなら・・・「今更何を言っても信じてもらえないでしょ う」がね(苦笑)

そう言えばみんなリジアムが最後に言った言葉聞き取れましたか?
10人とかなんとか?

と言うわけで、何も喋らない死体から手掛かりが得られないか、あちこち探り始めるメルディス。
しかし、なにも見つけることは出来ませんでした。
■ パオル To:ALL
<マーズの手当てをしながら>
確かに『十人目だ』とかなんとか言ってましたね。
十人目の生け贄は捧げられたとでも言いたいんでしょうかね?
すごく不吉極まる死に際のお言葉ですけど、意味の無い戯言という訳でも なさそうな感じでしたけど・・。

■ メルディス To:ALL
・・駄目だな。何も見つからない。

そうですね。
俺達が最初に見た黒いスポーンの行方も気になりますし・・、
これで事件解決・・・・とは素直に喜べませんね。

ところでこの死体。一応官憲に届けましょうか?
まぁ、この場所を知らせるだけでもいいかと思いますけど。
さすがにこのまま放置しておくわけにもいかないでしょう(苦笑)

と言うわけで、見つからなかったメルディスに変わってヴァーンが死体を調べ始めます。
達成値は14。しかし、やっぱり何も見つかりませんでした。
■ パオル To:マーズ&ALL
よし!手当て終了!!
後は自前でなんとかして下さいね。(^^

とりあえず官憲に届けてから、今後の予定は考えますかね。

■ フィリス To:ALL
今後の予定…学院の方に来てもらって、この魔法陣らしきものを 調べてもらわないといけませんね。あとこの山羊さんも。
………リジアムさんって単独犯だと思います?

■ メルディス To:ALL
んー、どうでしょうか?
彼一人の犯行だとしても、彼の置き土産がありそうな雰囲気ですけどね(嘆息)

取り合えず共犯を示唆する物は出てこなかったですし、今日はもう時間も時間で す。
これ以上の捜索は俺達にとってもちょっとつらいものがありますね。
官憲にこの件だけ簡単に報告して今日は帰りましょうか。

俺の精神力ももう尽きかけてますし(苦笑)
何と言ってもマーズを今日は休ませるべきでしょう。
この・・・
(と言いつつ下の赤い円を指す)
赤い円が本当に魔方陣かどうかの確認も明日にしましょう。
今から行ってもさすがに・・・ね?(苦笑)

■ パオル To:ALL
そうですね。、たっぷりと食べて、ゆっくり休みたいですよね。
第二幕があるにしても、ボクらは随分と消耗してますから明日にしましょ。


官憲の詰め所

報告のため、官憲の詰め所に行った一行。
しかし、一行が官憲についたとき、それと入れ違うように数人の官憲が真夜中で あるにもかかわらず、慌ただしく、詰め所を出ていきました。
■ アティス To:部下
こら、歩くな。急げ!
今夜中にでも何とかしないといかんからな。

■ フィリス To:アティスさん
こんばんわ、お忙しいところ失礼しますね^^
…なにがあったんですか?

■ アティス To;フィリス
ん?ああ。先程の人達か。
いや、今さっき北の区域で、また一人やられたようだ。
で、どうやら一連の事件の犯人は動物だかなんだか知らないが、間違いなく人間 では ないようだからな。
どうにかして、今日中に捕まえようと思って手透きのものを全員駆り出したとこ ろ だ。
では、急いでいるから失礼する。

言い終わるや否や、その官憲達は駆け足で北の区域の方向へと向かっていきました。
■ メルディス To:官憲&ALL
あ!ちょっと!!

・・・・行ってしまった。
みんなどうします?
北の区域、行ってみますか?
今スポーンとやりあうのはちょっと厳しいかもしれないですが・・・。

■ パオル To:ALL
早くも第二幕が上がったんですか・・・。
マーズさんもかなり消耗してますからね、ご様子伺いに行くだけ行ってみます か?
でも!危なくなったら一目散に逃げましょうね!!

■ メルディス To:ALL
息を付く間もないとはこの事ですね(苦笑)
とりあえず、行ってみましょう。
戦闘は回避しなきゃなりませんが、今の俺達には手がかりも重要ですしね。
行きましょう!

と言うわけで、北の区域の現場のほうへ移動するのでした。

北の区域

一行は現場を見るため、再び北の区域に戻ってきました。
現場はすでに官憲でごった返していて、野次馬の姿もちらほら見かけられました。
死体はまだ運び出されてはいないようで、堆く盛り上がったカバーからは血が、いまだにわずかながら流れていました。
■ メルディス To:官憲
ちょっと失礼。

俺達、連続殺人事件の捜査に協力してる冒険者なんですけど・・・。
この騒ぎ。もしかしてまた被害者が?

簡単でもいいですので事情を教えてもらえますか?

■ アティス To:メルディス
状況か………
君達が詰め所に来るちょっと前に一人の黒ずくめの男がやってきてね、そいつはここら辺を歩いていたら、被害者が化け物に襲われているところに出くわして追い払ったらしい。
残念ながら間に合わなかったようだが、そいつの仲間が追っているとか言っていた な。

なんにしても、あとで包囲班にも、何か怪しいものが出ていかなかったか聞いて みる 必要があるかな………。

■ パオル To:ALL&アティス
黒ずくめの男って・・・、やっぱりルードって人でしょうかね?
でも今のままでボクらが追っかけても何もできないし・・・・。

ところで、その被害者の身元の方はまだ分かってませんか?

■ アティス To:パオル
見ての通りの浮浪者だ。
どうやら、ここら辺を徘徊しているときにやられたようだ。

遺体を確認する。
で、見た結果分かったことでしたが、被害者は先程パオルとヴァーンが聞き込みを行った浮浪者でした。 遺体の顔は恐怖に引きつっていました。
■ パオル To:遺体&ALL
貴方でしたか・・・、気の毒に・・・・。
<カッと見開かれた遺体の目を閉じさせる>

よほどの恐怖だったんですね・・。やはりメルディスさん達が見た例のヤツ なんでしょうかね?

■ メルディス To:ALL
(しばらく黙祷している)
黒いやつですか?
確かにその可能性は高いでしょうね。

遺体の傷を見れば少しは分かるかな?

■ パオル To:メルディス
(おお!さすがメルディスさんだ(^^))

メルディスの作業を黙って見守る。
■ メルディス To:ALL
(遺体を見ながら)
ざっと見た感じですが・・・明らかにこれまでの犯行と同じですね。
リジアムの共犯者か黒いやつか、それは分かりませんがこれまでの事件の同一戦場の犯行ですね。

■ パオル To:メルディス&ALL
ふむふむ・・・、するとまだこの北区にあの化け物が潜んでるって事ですね?
はやいとこ片づけないと、被害者が増える一方だな・・。

■ メルディス To:アティス
そうそう、すみません。
実はですね、これこれこういう場所にある空き家に魔方陣らしきものがありまして。
そこにリジアムという男が居たんですがこの男がファラリスの神官だったんです。
詳しい事を聞こうと捕らえようところ抵抗にあい、戦闘になってしまったので、こち らも手加減ができず・・・。

一応その男もスポーンを召喚していて無関係というわけではなさそうでした。
死体がまだそのままになっていますので、そちらのほうで処置を取ってもらえると助かるのですが。

■ アティス To:メルディス
リジアム?君は今リジアムと言ったのかな?
その男は”これこれこういう特徴”でリジアム・ジウルと言うものではないか?

そして、アティスが述べたその特徴は、ものの見事に先程刃を交えた男 のものと一致していました。
■ メルディス To:アティス
ええ、リジアム・ジウルと名乗っていました。
あなたのおっしゃる特徴も合っています。
しかし何故?
何故あなたが彼の事を?

■ アティス To:メルディス
………あいつは元官憲で、私と同期だった男なんだが………。
熱烈な正義感でどんな不正にも敢然と立ち向かって行っていたんだ。
しかし、いつからか国や法に対して愚痴を言い始めたんだ。
「正義や秩序を守るためにある法は金次第で悪を見逃し、上層部の人間はそれを 平気で受け入れている」てな。
そんな折り、あいつの兄がちょっとした罪で捕まって牢屋に入ったんだが、それ が冤罪だと分かったときには獄中死していたんだ。病気でね。そして、その日以来、 あいつはぷっつり姿を消したんだよ。
「国家や官憲に正義なんかあるものか。全部潰してやる」と言い残してね。
気が触れたんだろう………。そうか………ファラリスの神官になっていたのか………。

■ メルディス To:アティス
それは・・・何といっていいのか・・。
(リジアムも自分の間違いを気づかせてくれる誰かがいればよかったのに・・)

■ パオル 
<話を聞きながら>
(はぁ・・・なるほどね。しかしボクも『国家や官憲に正義がある』とは思わな いな。
まぁ正義と言えばやはりあの方くらいでしょ。)

アティスが話を終えた頃、一人の官憲が大声を上げながら、息を急き切 らせてアティスの下にやって来ました。
■ 官憲 To:アティス
アイン部長、大変です。
つい先程、包囲班から連絡が入ったんですが、一羽………と数えて良いのか分か りま せんが、巨大な怪鳥がここら辺から北の方へ飛び立っていったようでして…… …。
それが何やら、人をぶら下げていたんです。ぐったりしていて、生きていたのか どう かは分かりませんが、こんなものを落としていきました。

そうして差し出されたものは、先程メルディスが空き家で見たものとは 寸分違わぬ、ファラリスの聖印でした。
■ メルディス To:ALL&官憲
それは!?
その聖印はリジアムが付けていた物ですよ!?
と言う事は・・その鳥が運んだのはリジアムの死体ですかね?
・・・・どうも、リジアムを操っている黒幕だか共犯者がいそうな雰囲気です ね。

■ アティス To:メルディス
そう言うことになるだろう(=死体がリジアム)。
しかし、黒幕か………あいつはいつも単独行動するヤツだったから………考えら れん なぁ………。
今回も学院に協力を仰ぐ必要があるかな………。
とにかく、協力御苦労だ。
我々はこの後、街全体を調べてみるが、君達はどうするね?

■ メルディス To:アティス&ALL
ふむ・・・とするとその鳥は一体なんなのか気になるところですね。

あ、俺達は一度宿に戻って休ませてもらいます。
言いにくい事ですがリジアムとのいざこざでかなり消耗が激しいので・・・。

そういう分けで俺達これで失礼しますね。
また明日・・いや今日か(苦笑)
とにかくまた後でうかがわせてもらいますので。

■ パオル To:アティス&ALL
お疲れ様です。でわまた!

ともかく宿に帰って飯食って、寝ましょ!
(巨大な怪鳥ねぇ・・・、なんか凄くなってきたな。駆け出しのボクらの 手におえるのかな?さてさて・・どーなる事やら。)

■ マーズ To:ALL
は・・・はやく寝たいですぅぅ・・・・・・。

ようやく、一行は明け方までかかった捜査を打ち切り、塒に帰るのでありました。

北の区域

昨夜(正確には早朝)一行が「銀の網」亭に帰還して目が覚めたときは、
流石に 昨日の疲労が溜まっていたか、すでに昼を過ぎて午後1時になっていました。
一行は慌てて用意して、再び「銀の網」亭を出て北の区域に向かいました。

北の区域には相変わらず、包囲網がしかれているらしく、あちこちで官憲が見られました。

■ パオル To:目の前の官憲の人
あの・・スミマセン!少しお聞きしたいのですが、巡査部長のアティスさんは 何処にいらっしゃいますか?

■ 官憲 To:パオル
はいはい、アイン部長ですか?
今なら、多分西の空き家にいらっしゃると思いますよ。
なんでも、あそこら辺にあった空き家には、封鎖したはずの北の空き家含めて、全て に簡易サモンサークルがあったとかで、実数の把握に回られています。

あ、この話は民間には内緒にしておいてくださいね。パニックになるとまずいですから。

■ メルディス To:官憲
サモンサークルがいっぱい?
それと昨日の鳥と関係ありというところでしょうか・・・。

分かりました、下手に口外などいたしませんので。
それでは俺達はその西の空き家に向かいますね。
そうもお手数かけました。

■ パオル To:ALL
いっぱいって・・・、リジアムの置き土産ってやつなんでしょうかね?
ともかく手早く片づけないと・・急ぎましょう!


西の空き家

一行が西の空き家に着いたときと、空き家からアティスとその連れが出てきたの はほぼ同時でした。
連れの中には何故か、何やら難しそうな表情をしているスコットもいました。

アティスは一行の姿を見ると、すぐに寄ってきて早口でまくし立ててきました。

■ アティス To:ALL
あぁ、君達。
北の区域にある空き家全部を調査したら、大変なことが分かってね。
サモンサークルが北東南の空き家、それぞれに描かれていたんだ。全て同じ種類 らし いから、リジアムが作ったものに間違いないらしい。

サークルは全部で三つあったから、召喚されたものも3匹。そのうち、君達が倒した ものと昨日飛び立っていった怪鳥で二匹だ。あと一匹近くに潜んでいるらしいんだ が………。

■ メルディス To:アティス&スコット
全部で3匹ですか?
ここの空き家にはなかったんですか?

そうすると・・俺達が最初に見たスポーン、黒い奴なんですがそれで3匹になり ませんかね?
あれは北の区域のほうで見たんですけどね。
それで3匹になりますよね。
あーっと・・それで、あの怪鳥の行方はつかめていませんか?

ところで、スコットはどうしてここに?

■ アティス To:メルディス
うむ、この家には何もなかったからな。全部で三つだ。

残念ながら、怪鳥の行方は掴めていない………。が、今は実行犯をなんとかするのが先だ。

■ スコット To:メルディス
私か?私は官憲に協力を頼まれたんだ。

■ フィリス To:ALL
じゃ…残っているのは私達が最初に遭遇した「黒いの」でしょうか?

それにしても「怪鳥」はどこに飛んでいったんでしょうね。
召喚主のリジアムさんはもう亡くなってるのに…

■ パオル To:ALL
後残ってるの「黒い奴」と「怪鳥」を始末しないとならないのか・・・うーん。
「黒い奴」は今まで何人もの人を手にかけてますからね。
とりあえず「黒い奴」優先でいきましょうか?

■ フィリス To:アティスさん
あ、それで「黒いの」が潜んでいそうな近くの場所って、 幾つかに絞れているんですか?

■ アティス To:フィリス
何回か追いつめたこともある。場所もここら辺の空き家近くだって事は分かるん だ が………
どうしても、最後で見失ってしまうんだ。
最後の手段はおとり作戦になるやもしれないなぁ………

■ フィリス To:ALL
おとり…ですか。うーん…危険ですけど街の人が これ以上犠牲になるよりは…
「黒いの」を何回か追いつめた場所ってどの辺とどの辺なんですか?
最後に姿が見られた場所もお願いします。

■ アティス To:フィリス
あれは………君達がリジアムを倒したという………南の空き家の近くだったかな。
最後に姿を見たのも南の空き家近くだったな。

■ パオル To:ALL、アティス
ふむ・・・あの空き家の付近か。
そもそもあのような化け物が、隠れる事ができる場所ってそうそう無いでしょ?
場所は限られますから、空き家をもう一度調べてみるのもいいかもしれません ね。

ところでアティスさん。
この北区で現在、家を不在にしている方はいないでしょうかね?
もしくは、ここ二三日、その家の住人を見てないという話とか無いですか?

■ アティス To:パオル
そこら辺の初期捜査で必要なことは全部終わっているよ。

だてに人数があるわけじゃないんだ。 北の区域の住宅、全てに聞き込んで回ったが、殺された人を除いて誰もいない。
空き家も今日のうちに全て見て回ったが、屋根裏から地下まで見て回っても、何もいなかったな。

思うに、隠れる特別な能力か魔法でもあるのではないだろうか………?

■ パオル To:ALL
んー?・・・隠れる能力・・。
そーだ!!カモフラージュですよ!

確かフィリスさんは言ってましたよね?『黒い奴』はカモフラージュ能力を持っ てると。
って事はその南の空き家に、今は潜んでるんじゃないんですか?

■ メルディス To:ALL
なるほど!
カモフラージュという手がありましたか。
だったら南の空き家の可能性が高いですね。
急いだほうがいいでしょう!


南の空き家(再び)

南の空き家に着いたときにはすでに日が落ちて、辺りは暗くなっていました。
その空き家は相変わらず、静かで中には明かりはついていません。
しかし、官憲が捜索に来たため、家の周りには多種多様の足跡がありました。
■ メルディス To:ALL
さて、ここに本当にいればいいんですが・・。
外にいても仕方ないですし中に入りましょうか。

空き家の中はやはり誰もいないのか、物音一つしません。
以前まで分厚く埃が積もっていた床からはすでに埃はほとんど飛んでいました。
■ パオル To:ALL
ええ、そうですね。いきなり襲われるかもしれないから気をつけないと・・。

そう言うと、背中のバスタードソードを抜いて両手でギュっと握り締めるパオル。
■ フィリス To:ALL
でも中って官憲さんたちも調べたんですよね…
あとで庭のほうも見てみませんか?

■ パオル To:フィリス、ALL
うーん・・・、官憲の方は『黒い奴』のような化け物は相手にした事が 無いみたいですから意外と見逃してるかもしれませんよ。
とりあえず中を探して、それでいないようなら庭を調べないといけませんね。

■ マーズ To:ALL
そうですねぇ。
また死にかけるのは御免こうむりたいですしねぇ。
皆一緒に入った方がいいと思いますけど、どうですかねぇ?

■ メルディス To:ALL
それに、相手がカモフラージュ能力を使っていると最初から疑って調べるのとで はまた違うと思いますよ。
とりあえずランタンを付けますからちょっと待ってくださいね。

(しばしランタンと格闘)

よし、とりあえず昨日リジアムと戦闘になったあの部屋に向かいましょうか。
あの部屋の奥にもう一つ扉がありました。
そっちには俺達は行ってないですからね。

■ パオル To:ALL
了解。それじゃあボクが先に歩きますね。

早速、空き家の中に入ってスポーンを探し始める一行………。
しかし、屋根裏から床下まで、いくら探せどそれらしきものは何も見つかりませんでした。
■ メルディス To:ALL
・・・・・・?
いないな。
うーん・・・これは弱ったな。

(しばし思案中)

ちょっと危険ですが・・おとり作戦やってみますか?
まず、一人が明りを持たずに先行して屋敷内を捜索。
残りのメンバーも明りを点けずに待機、もしくはかなり離れて後を追う。
これで、屋内か屋外かという違いはありますが、被害者達が襲われた状況に似せ る事ができます。
問題は誰がおとりになるかなんですが・・・。

パオル、あなたにお願いできますか?
本当なら言い出した本人がやるべきなんでしょうが、俺では殺されるのが落ちで す。
こんなこと頼むべきじゃないのかもしれませんが・・・これしか俺には思い付き ません。
どうでしょうか?

■ パオル To:メルディス、ALL
ふむ・・・なるほど、事件当時の状況を再現してみるって事ですか。
そうですね。じゃあボクがいきましょう!
できるできないじゃ無く、これはやらなくちゃならない事ですからね。
よーし、行くか!!

とっ!とっ!と!ランタンお御借りしますね。それじゃあ先に行きます!

パオルはランタンを受け取ると、一人先行して隣の部屋に向かいました。
■ マーズ  To:パオル
お願いしますねぇ。
今はあなただけが頼りですから。

しかし、その直後。外にいたヴァーンが不意に身の回りに危険を感じました。
ヴァーンが目をやった先には、背景の闇に紛れて以前見た漆黒のスポーンが今にも襲いかかろうと構えていました。 と言うわけで、リターンマッチは次章に続く………。

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GM 大石
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