SWPBMシナリオ#32

恐怖再び

エピローグ:終わりなき恐怖

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1ラウンド目

スポーンの三連打のうち、牙と爪がメルディス(回7、10、11)をえぐる!回避専念のおかげで辛うじて片方の爪をかわす。
しかし、当たり所が悪かった牙(防2、7)はもろにメルディスをえぐり、大打撃を与える(17発)!
生死判定に成功したメルディス(生15)は辛うじて生きていた。
ヴァーンの鞭(攻8)はスポーンに回避される。フィリスのウィスプはスポーンの抵抗をうち破れず(達10)、しかもダメージは殆ど行かない(出目3)!
マーズの攻撃(攻5)も回避される。
メルディスも回避専念だったのでラウンド終了である。
敏捷度生命点精神点状態
ヴァーン1611 
フィリス161014/17 
スポーン(敵)16 
マーズ141813 
メルディス11−3/1420気絶

2ラウンド目

フィリスのウィスプはまたもや抵抗され(達9)、しかも破壊力も不十分で殆ど止められる(2発)。
ヴァーンのウィップは当たりはしたものの、スポーンを絡めることは出来ず、ダメージも全て止められる。
マーズのキュアーウーンズはメルディスを癒す(11点)
パオルは手に持っていたランタンを落とし、走り込んでの強打!これは問答無用でスポーンをえぐる(5発)。
しかし、直後にスポーンは一行に背を向けて逃走した!
敏捷度生命点精神点状態
ヴァーン1611 
フィリス161014/17 
スポーン(敵)16 
マーズ141813 
メルディス11−3/1420気絶
パオル1520 

戦闘後(チェイス!)

■ メルディス To:ALL
あ!?
スポーンが逃げますよ!!
おいかけないとっ!

■ パオル To:ALL
もちろんですよ!ここで逃すと次がどーなるか分かりませんからね。
追いかけましょ!!

一行は逃げたスポーンを追いかけ始めました。
しかし、移動力に差がありすぎるため、見る見る距離を引き離されていきます。
そのうち、完全に姿を見失ってしまいました。
■ メルディス To:ALL
くそっ!
見逃してしまいましたか。

それにしてもここはどこだ・・・?

メルディスが辺りを見回したその瞬間、遠くからメルディスにしか分からない言語でこのような声が………(笑)
■ 男の声
万能なるマナよ、彼のものの動きを封じよ!(パラライズ)

直後、罵声と怒声が聞こえたりして(笑)
■ 男達の声
おらぁ!手こずらせやがって!
わざわざ出てくるたぁ、良い度胸だ!くらえ!

■ メルディス To:ALL
ん!?
なにか事態が急変してるようです。
あっちですね・・行ってみましょう!

一行が現場に駆けつけたとき、パラライズで動けなくなったスポーンがサンドバッグよろしく、ごついバスタードソードと鋭いレイピア鈍重そうなメイスでタコ殴りにあっているのが目に入りました(笑)
■ メルディス To:いじめてる側の方々(笑)
ちょ・・ちょっとちょっとちょっと!?
それは俺達の得物だったんですが・・・(呆然)

メルディスに声をかけられて振り返った男は、(冒頭で)依頼書が貼り付けられ次第、すぐに店を出ていった4人でした。
どうやら、同じ依頼をこなしていたようです。
■ 戦士風の男 To:メルディス
………ン?
悪いな、でもとどめを刺したのはこっちだぜ。

あれ………?ああ、お前か。しばらくぶりだな。

どうやら、相手はメルディスとは面識があるようです(#22参照)
■ メルディス To:ルード
おや?あなたがたでしたか。
ご無沙汰しています。(ぺこり)

うーむ、よわったなぁ。
俺達がここにおびき出したんですよ?・・って言ったら信じます?(苦笑)
まぁ、追いつめていたのは本当なんですけどね。

■ ルード To:メルディス
疑いの余地はないな。 俺達がたまたま見つけた時点で、こいつ(スポーン)はすでに怪我を負っていたからな。

でも、逆に聞くがお前達の足でこいつを捕まえることは出来たか?
無理だろ?なら結局は逃げられていたんじゃないか?

■ メルディス To:ルード&ALL
そのとおりです。
ま、これは仕方ないですね(苦笑)

(パーティに向かって)
どうもこれは彼らにおいしいところを持っていかれたようです(苦笑)
これは・・今回は只働きにかもしれませんね?

■ パオル To:ALL、ルード達
どうやら『黒い奴』は始末したようですね。
これで後は『巨大な怪鳥』だけか・・・さてさて、どーするかな?

■ メルディス To:パオル&ALL,ルード
あ、そうそう。
言い忘れてましたが彼がルードです。

そうでした、まだあの鳥の行方が分かっていなかったんでした。
あれも放っておくのは問題ですよね。

(ルードに向かって)
実はですね・・そっちももうご存知かもしれませんがその黒いスポーンを召喚し た奴がいるんですよ。
リジアムという暗黒神の神官でしてね。
戦闘の末倒したまではよかったんですがその死体を鳥型のスポーンがさらって行 ったんです。
で、まぁ、この黒い奴はあなたたちに取られてしまいましたし(苦笑)
そっちのスポーンもほっとくわけにはいかないんで、もしかして何か知ってたら 教えてもらえないかな・・と。
それに、そのスポーンは確かに実行犯ですが召喚したリジアムも官憲に渡す必要 があるんじゃないでしょうか?

■ ルード To:メルディス
鳥型?あれはスポーンじゃなくて、アザービーストだ。
あんなもん、捕まえるつもりか?飛んでいったもんなんか、探すのでも大変だろ。
まぁ、俺たちゃ野暮用があるから、探さないといけないんだがな。

ただ働きになるのが嫌なら、これ(スポーン)やるよ。
報酬が目的でこれを捜していたわけじゃないんだ。

じゃ、俺達は他に用事があるから、じゃあな。

それだけ言うと、4人組はさっさとその場を離れようとしました。
■ パオル To:ALL
(幕は彼らにひいてもらうのか・・。)
・・・・このまま譲ってもらって、いいんでしょうかね?

何か釈然としない、といった所のパオルでした。
■ メルディス To:ALL,ルード
確かに・・。
これをこのままいただいて報酬までってのはちょっとあこぎですよね(苦笑)

ちょっと待ってくださいな、ルード。
報酬のためじゃないといわれても、では遠慮無くって全額いただくほど性格でき てないんですよ俺は(笑)
報酬・・半分ずつにさせてもらえませんか?
そちらのパーティとこっちで半分ずつ。
まぁ、半分にしたって俺達が儲けてるとは思いますが(苦笑)

ところで、報酬目的以外で探していた理由って何です?
聞いてもいいなら教えてもらえませんか?
アザービーストを追う理由も気になりますし・・。

メルディスの唐突な報酬分割の申し入れに相手方は苦笑します。
■ ルード To:メルディス
くっくっく(苦笑)
物事はもうちょっと考えて言うべきだぞ。お前が参謀としての魔術師を目指して いる ならな。
パーティーにとって、最良の選択肢を提案しておきな。

ちなみに、海賊の参謀というのはメルディス(のPL)の夢です。
もちろん相手方はこれを知っているわけではなく、GMがPLをからかっているだけです(笑)

何はともあれ、それに続けて、黒ずくめの盗賊風の男が後ろから話しかけてきました。

■ 盗賊風の男 To:メルディス
俺達が追っていたのはアザービーストじゃねぇよ。闇司祭だ。
目的はこの前からの後始末だよ。
あいつが一連の連続殺人の黒幕だった、てぇことだ。

■ フィリス To:メルディスさん
ねね、メルディスさん。ルードさん達もああ言ってくれてることですし、 ここはありがたく受け取りましょうよ^^ えーとほら、世の格言でも「もらえるモノはゴミでももらえ」って言う じゃないですか♪

■ パオル To:ALL
ゴミでも貰えです・か・・、まぁ食べ物なら幾らでもOKかなぁ。

■ メルディス To:フィリス&ルード、イルウェン
(ルードの言葉に思わず苦笑)
ふむ・・フィリスの言う通りかもしれないですね。
格言は初耳ですが(笑)

分かりましたよ。報酬のほうはありがたくいただきます。
その代わり今度食事にでも付き合ってもらいますから(笑)
それはさておき・・一連の殺人が闇司祭というのは?
オーウェンの時の件でもあのリジアムが絡んでいたというんですか?

繰り返しますが、ここら辺の話は#22を参照のこと。
■ 盗賊風の男 To:メルディス
こいつ(仲間の魔術師)が言うには「ファラリスに仕えるものには、人の悪意を呼び覚ます魔法がある」んだとよ………

■ メルディス To:イルウェン
なるほど。
そういうことですか。
つまり、その魔法が彼(オーウェン)の悪意を・・ってことですね。

・・・あのリジアムが・・ですか。
それで殺しかたが繋がっていたんですね・・。

わかりました。
アザービーストの件で協力できる事があったらいつでも言ってください。
銀の網でなら俺はいつでも捕まるでしょうから。

■ メルディス To:ALL
それじゃあ、このスポーンの死体を運びましょうか。
いつまでもこのまま放って置いてもなんですしね(苦笑)

■ パオル To:ALL
そうですね。こんなとこに置いてたら色々と大変だから運びますか・・。
よい・・しょ・っと!<スポーンの死体を担ぐ>
ぐぅぅぅぅ〜〜〜きゅるきゅるきゅるぅ〜〜・・・・・

(^^;;)と、ところで皆さんお腹空いてませんか?
とりあえずコレを運んだらゴハンにしましょ!

■ マーズ To:パオル
さんせ〜い
実は僕もずっとお腹ペコペコだったんですよぉ。

■ メルディス To:パオル&ALL
心配しなくていいですよ。
俺も空腹で倒れそうですから(笑)

さて、パオルのお腹と背中がくっつく前に官憲のところに行きましょう!(笑)


官憲のたまり場

そういうわけで、人間大の巨大な犬とも熊ともつかないような奇妙な漆黒のブツを、 ズルズルと官憲のいるところまで引きずっていく一行。
当然、民間だけでなく官憲にも警戒されまくりました(笑)
■ アティス To:ALL
やぁ、君達………
………………って、なにかね、その奇妙な生物は?

■ パオル To:官憲
うん・しょっと!
はい?あ、これですか?
実は!これが今回の事件の実行犯なのです!!

実行犯と聞いて、警戒をさらに強めながらアティスは転がっている物体を丹念に眺め回しました。
■ アティス To:パオル
なるほど見事なまでに漆黒だな………だから闇に紛れることが出来たのか………。
御苦労だったな。後はこちらで引き受けよう、これが犯人だと言う裏付けが取れ次第、君達に報酬を出そう。
君達の居場所で待機していてくれ給え。

■ メルディス To:官憲&ALL
じゃあ、俺達は「銀の網亭」という酒場にいますので、そちらのほうへ。
裏付けの方、頼みましたよ(笑)

それじゃ、銀の網に帰ってパーっと騒ぎましょうか?(笑)
今にでも食べ出しそうな人が2人ほどいますしね。

■ パオル To:ALL
さんせ〜い!
よーし!一杯食べるぞぉ〜!!


「銀の網」亭(幸せの木)

依頼を終え、「銀の網」邸に戻ってきた一行。
あとは捕まえたスポーンが実行犯であることの裏付けが取れれば、一仕事の終わりです。
一行は、依頼終了の前祝い………。
■ メルディス To:おやじさん
ただいま帰りました、おやじさん。
とりあえず食べ物と飲み物、適当に見繕ってもらえます?

あ、うちのパーティのことを考えて持ってきてくださいね。
パオルとマーズがいますので(笑)

■ おやじ To:メルディス
おう、お帰り。
相変わらず、食費がかさみそうだな(^^;

(皿を山ほど運びながら)
ところでお前ら、依頼料はまだ入ってないんだろ?大丈夫か?(笑)

■ パオル To:オヤジ、ALL
あ、しまった!?
・・・・・まぁとりあえず食事を済ませた後で、官憲本部に行きましょうよ。
お!そのサーモンステーキもらいっと!!(=●^0^●=)パクパ ク (=●^0^●=)パクパク
こっちのスパゲッティもなかなか美味しいですよ!(=●^0^●=)モグモグ(= ●^0^●=)モグモグ

■ マーズ To:パオル
ああっ!!
パオルさん、抜け駆けはズルイですよぉ!
僕もいっただっきま〜す!

■ メルディス To:おやじさん、ALL
なーに、大丈夫でしょう。
向こうが連絡をいれるといってるんですから何もこっちから行く事はないですよ (笑)
それにこちらから行ってもまだ裏付けは取れてないかもしれませんし・・。
何より、俺はこの料理の事で頭がいっぱいです(笑)

おっと、そのエビフライは俺のですよ!

■ パオル To:ALL
じゃあ、そーゆー事で・・・。
あー!ボクもエビフライ下さいよぉ〜!!

こうして、大食漢が二人して大食いを競い合う狂喜の宴は深夜遅くまで続きましたとさ(笑)

さて、その翌日のことです。一行が屯している酒場に一人の官憲がやってきました。
辺りを見回し、一行の姿を確認すると真っ直ぐにそっちに向かいました。
■ アティス
やぁ、君達。待たせたな。
何とか確証がもてたようだよ。
被害者の傷と例の化け物の爪や牙によってつけられる傷の形状が一致したんだ。
そう言うわけで、報酬を持ってきた。4500ガメルだ。
(と金貨袋を出す)

まぁ、しばらく時間はかかるだろうが、北の区域も静かになるだろうと思う。協 力御 苦労だったね。
また、何かあったらよろしく頼むよ。

■ フィリス To:アティスさん&ALL
はい♪^^ あ、そういえばリジアムさんの死体を持ち去った 怪鳥スポーンの方は…別働隊とかでてるんですか?

まさか召喚主を倒した報復に来たりしないですよね^^;

繰り返し言っておくが、フィリスはスポーンとアザービーストを勘違いしているのである。
■ アティス To:フィリス
あ、ああ。あれはスポーンじゃなくて、アザービーストらしい。
とりあえず、捜索班がある程度行方を掴んだようだが、オランを出て北に向かったようだな。
まぁ、何とかなるだろう。

■ メルディス To:アティス
それは何よりです。
まぁ、そんなに頻繁に「連続殺人事件」なんて起こってもらっちゃあ困りますよ (笑)

何かが起こらない事を祈っていますが、何かが起こってしまった場合には遠慮無 く言ってくださいよ。

■ アティス To:メルディス
そう言われてもな(^^;
我々だって、「連続殺人が起きて欲しいと思ったことは一度もないぞ(苦笑)
いずれにしても、今後とも民間の協力は大歓迎だ、よろしく頼む。
では、失礼。

それだけ言うと、アティスは酒場を出ていきました。
■ パオル To:ALL、メルディス
それじゃあ、エルシアさんがまだ帰ってきてないけど六等分しますか。
そーゆ事でメルディスさん、お金の振り分けはお願しますね。

■ メルディス To:ALL
ん?俺がですか?
(なんか参謀っぽくていい展開だなぁ(笑))

そうですね・・・・・。
本当は仲良く6等分。・・・と、言いたいところなんですが。
エルシアは今回スポーンとの戦闘もしていませんしね。
彼女にも彼女なりの理由があったんでしょうが、おかげで俺もマーズもやばかったですからね(笑)
エルシアに500、残りのメンバーに800と言う事でどうでしょう?
もちろんエルシアには事情を説明して納得してもらおうと思っています。
まぁ、彼女も分かってくれると思います。

みんなこれで異論はないですかね?

ここにいなかった人を除いて、反対案は出ませんでした(笑)
と言うわけで、そのように分配されることになったようです(良いのか、おい?・笑)

何はともあれ、依頼も無事終わりました。
このパーティーも解散して、新たな仲間との巡り会いが再び、この場所で始まろうとしています。


エピローグ

 翌日………スコット・ウェイは官憲の依頼の元、学院図書館の一室にこもっていま した。その一室とは、学院のある程度の身分を持った人間しかはいることが許されて いない、学院所有の危険な書物が保管されている場所です。
 さらにスコットの目の前に山積みにされている書物のタイトルには一つの共通点が ありました。内容が全て、魔神(デーモン)との契約に関連するものである、という ことです。

 それからしばらくの後、スコットは調べものを終えてフラフラした足取りで部屋を 出ていきました。
疲れていたスコットは出ていく際に、最後まで調べていた本を開きっぱなしのまま放 置していました。そして、そのページのスコットが印を付けていた箇所には以下のよ うに書かれていました。

………生け贄を捧げ、己の体を魔神のよりしろとして使う。術者の意志 は保つことが出来る………

シナリオ#32:恐怖再び………了      


冒険のまとめ

 今回のパーティーは官憲からの報酬で4500ガメルの収入がありました。
単純に6分割すれば一人頭750ガメルなのですが、戦線離脱していたエルシアの分を少々減らして他の仲間に分配しました。結果として、エルシアが500。残りは 800となりました。
 経験点は1511点。シナリオの目的として、黒幕であるリジアムの存在を見抜くことと、連続殺人の実行犯であるスポーンを倒すことが設定されていましたが、 PCは後者を果たすことが出来なかったのでそれが減点事由となりました。結果として、4レベル闇司祭であったリジアムを倒した事による2000点から500点をひいた、1500点というわけです。
 なお、やはり生活費は最後の最後まで徴収を続けています(笑)


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GM 大石
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