官憲本部 |
官憲の本部は人が慌ただしく出入りしていた詰め所とは違い、落ち着いていました。
■ パオル To:ヴァーン |
へぇ〜、官憲本部ってこんなとこなんだ・・・・。 おっと!ぼやっとしてたら日が暮れちゃいますよね。 |
■ パオル To:官憲の人 |
あの、スミマセ〜ン!北区の事件に協力してる者なんですけど、被害者遺体を見
せてほしいんですけどぉ。 |
■ 官憲C To:パオル |
あ、貼り紙を読んだ冒険者かい? 協力御苦労だ。 検死したいなら地下に安置所があるから、今から案内しよう。 |
■ パオル To:官憲C |
あ、よろしくお願します。(ぺこり)(_ _) さて如何ほどのものか・・。うっ!なんか寒気がしてきたような。(ーー; |
包みを解かれたその死体は官憲が言ったとおり、見るも無惨なまでに体中に傷を負っていました。
首は声帯が存在する部分が鋭いもので切り裂かれ、同じような傷が体中にありました。
■ パオル To:ヴァーン&官憲C |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・この手口、正気じゃない・・。(ーー 犯人は剣を・・・、武を貶めていますよ。 こんなの許される事じゃ無い・・、許すわけにはいかないんだ。 |
■ パオル To:ヴァーン |
ふぅ、だめだな。分からないや・・、どう?ヴァーンの方は何か分かった? ボクには全然駄目。凄腕ってのは分かるけどね。 |
■ ヴァーン To:パオル |
すまん、こっちも解らないわ しかし、見た限りじゃ凶器は剣じゃないな |
■ パオル To:ヴァーン |
え!?凶器は剣では無い?じゃあ一体何なんだ・・・。(ーー? |
■ ヴァーン To:パオル |
剣以外でこれほどの殺傷能力がある武器は…… 何か思い当たる物はあるかな? |
■ パオル To:ヴァーン |
うーん・・、ボクには思いつかないです。 メルディスさんがいればなぁ。彼は物知りみたいですからね。 もう暗くなってきたし一度、銀の綱亭に戻りましょ。 |
■ パオル To:ヴァーン |
あはは。(^^; まぁそーゆー事で戻りましょうよ。 とりあえず、飯食って酒飲んでからって事で・・。 |
北の区域(20時頃) |
その時、北の区域で情報収集を繰り返していた3人は、風に乗った小さな−それこ そよほど注意していても聞き逃してしまいかねないほどの−くぐもったような、か細い声が聞こえてきました。
■ マーズ To:フィリス&メルディス |
う〜ん、すっかり暗くなってしまいましたねぇ・・・・・おや? (耳を澄ましながら) フィリスさん、メルディスさん、今、何か聞こえませんでしたかぁ? 風の音にしては何か違和感のある、おそらくは・・・声のような音が。 |
■ メルディス To:マーズ&フィリス |
ええ、聞こえました。どうやら空耳ではなかったようですね。 何でしょうか・・・気になりますね? 風に乗ってきたという事は風上の方で何か起こっているのかもしれません。 行ってみましょう! |
■ フィリス To:マーズ&メルディス |
…私も聞こえました(・・; もしかして…いきなり犯人さんと遭遇でしょうか… 慎重に、慎重に行きましょう… |
■ メルディス To:不確定名正体不明の黒い物体&被害者 |
!? (何だこいつは・・・?) 貴様何をしているんだ!? さっさとその人から離れなさい!! |
それは一行の姿を確認すると、一目散に逃走しました。
■ マーズ To:被害者 |
今のは一体なんだったんでしょうねぇ・・・・? おおっと、そんなことより、あの方の回復をして差し上げないと。 まだ間に合えばいいのですが・・・。 (倒れている被害者に駆け寄り) もしもぉし、大丈夫ですかぁ? 今回復しますからねぇ。 |
■ フィリス To:メルディス、マーズ |
…あれは…「特殊戦闘用スポーン」ですね デーモンの創造物で精神攻撃や毒が効かず、カモフラージュもできるので暗殺に使われるんです… もしかして今までの被害者もあのスポーンに? |
■ メルディス To:マーズ |
逃げたか・・・ふう。 (肩の息を抜く) どうですマーズ?その人は大丈夫でしょうか? |
■ マーズ To:フィリス&メルディス |
ふぅ・・・。 こちらの方はなんとか大丈夫ですよぉ。 それにしても、さっきの“スポーン”でしたっけ? 特徴を聞いた限りでは、かなりやっかいな感じですねぇ。 |
■ 被害者A |
あ……… ここは………もう………天国なのか……… |
■ マーズ To:被害者A |
いえいえ、まだ天に召されるには早いですよぉ。 ここは先程貴方が襲われていた場所です。 僕はファリスの神官でマーズって言います。 あちらのお二方はフィリスさんとメルディスさん。僕の仲間です。 よろしければ貴方のお名前、それと襲われた心当たりなどあったら教えて頂けます かぁ? |
■ アレン |
え、襲われていた場所?………あ、そうか。僕は何かに襲われていたんだ。 なんにしても、僕は助かったんですね。どうもありがとうございます。
僕の名前ですか?アレンって言います。
それにしても、やっぱり官憲からの夜間外出禁止令がでているのに、出歩いたのがまずかったですねぇ。 |
■ メルディス To:アレン |
ちょっと待ってください。 先ほどの魔物ですが逃げたとはいえもしかするとまだ付近にいる可能性もあります。 あなたの家はこの近くですか? 一人じゃ危険でしょうから家までお送りしますよ。 その代わり道すがら2,3の質問に答えてもらえますか? |
■ アレン To:メルディス |
そうしてもらえますとホントに助かります。では、お願いします。(_ _) ところで、質問とはなんでしょう。 |
■ メルディス To:アレン&マーズ&フィリス |
じゃあ、あなたの家に向かいましょうか。 フィリスとマーズもかまいませんよね? |
■ メルディス To:アレン |
じゃあ早速聞かせてもらえますかね? まずどういった状況であのスポーンに襲われたんでしょう? いきなり襲いかかられたんでしょうか? |
■ アレン To:メルディス |
はぁ、そんな感じです。 なるべく大通りを歩いていたんですけど、友達の家から帰る途中、いきなり背後から 襲われてしまったというわけでして………。 まさか、僕が襲われるとは思ってもいませんでしたねぇ。 |
■ メルディス To:アレン |
(苦笑) まぁ実際に自分だけは大丈夫・・と考えがちですからね。 でも本当に注意してください。 俺達もこの事件の解決に協力しているんですがこれ以上被害者は出したくありませんし。 襲われたときあいつ(スポーン)はなにかうなり声とかそういうのを上げてましたか? 俺達がここに駆けつけたのは風に乗って何か声のようなものを聞いたからなんですけ ど・・・。 後、あなたは悲鳴を上げる余裕がありました? 今までの被害者は全員のどを狙われてるんですよ。 もし、これまでの事件もあいつの仕業なら喉を狙うと思うんですが・・・・。 |
■ アレン To:メルディス |
いえ、いきなり背後からの一撃ですからねぇ。何か聞こえていたら、僕だって何か不審に思いますよ………多分。
で………喉を最初にですか………。 |
■ メルディス To:アレン&フィリス&マーズ |
なるほど。 やはり、今までのもあいつの仕業の可能性が高いですね。 でもあいつを操っている黒幕がいる可能性がいますね・・・。 もしかしたら前回のデーモンが残していったのかも知れないですが・・・。 ところでアレンさん? 一応官憲の方に襲われた被害者として名前を教えますけどそれは了承してくださいね。 もしかしたら官憲が何か聞きに来るかもしれないですけど・・・。 |
■ アレン To:メルディス |
はいはい。それは構いませんよ。
あ、ここが私の家です。本当に助かりました、どうもありがとうございます。 |
■ メルディス To:アレン |
いえ、それは受け取れないですよ。 実際俺達が何かしたわけじゃあないですしね。 それに貴重な情報をいただきました。 その情報料金という事にしませんか? そうですね・・・・・。 まぁもしこの事件が解決したときに覚えてらしたら「銀の網」亭に来て食事でも奢ってください(笑) それで十分ですよ。 |
■ アレン To:メルディス |
はい、ではそう言うことにさせてもらいます。 ホントにどうもありがとうございました。 では、失礼させてもらいます。 |
■ メルディス To:ALL |
さてと、ちょっと予想外のハプニングがあって遅くなりました。 官憲本部に向かってパオル達と合流しましょう! |
オラン市街 |
どうやら、パオルとヴァーンのようです。
■ フィリス To:ヴァーンさん、パオルさん |
あっ!ヴァーンさん達だ♪おーいおーい♪^^)/ そちらは何か収穫ありました? こちらは…えと、実は実行犯と遭遇しちゃいました^^; スポーンっていうデーモンなんですけどね、目があったとたん 一目散に逃げられちゃって、スポーンを使役している真犯人までは わかりませんでしたけど… あ、それで女の子が助かったっていう現場に駆けつけた 冒険者がメルディスさんのお知り合いらしいんです。 |
■ パオル To:ALL |
ふむ・・・、デーモンねぇ。なるほど、だから傷口が剣によるものじゃなかった
のか。 こっちの方はあまり収穫は無かったですよ。 カクカクシカジカ というわけです。 で、その冒険者の方にどこで会えるか分かりませんか? |
■ メルディス To:パオル&ALL |
とすると・・やはり今までのはスポーンの仕業と見てよさそうですね。 冒険者の件ですがルード達だと思います。 人数や服装などが一致しますし・・彼らならスポーンにも引けを取らないはずです。 会うんだったら銀の網亭に戻ってみてはどうでしょう? 前回の時は銀の網で落ち合うようにしていましたし、おやじさんなら居場所を知っ てるかもしれませんよ? |
「銀の網」亭(幸せの木) |
■ フィリス To:メルディスさん |
{酒場の中をくるっと見回して} メルディスさん、ルードさん…でしたっけ?その人やパーティの 方って今ここにいますか? |
■ メルディス To:フィリス&ALL |
(同じように店内を見回す) ん・・・・・いや。残念ですがいないようですね。 困りましたね。 おやじさんに話を聞いてみましょうか。 って・・・あれ?おやじさんはいないのかな? |
■ メルディス To:店員 |
すみません。 おやじさんに話があるんですが・・もしかしてもうおやすみになられました? |
■ 代理マスター To:メルディス |
あ、すいませんねぇ。 マスターはもう奥に引っ込んじゃいましたからねぇ。多分寝てると思いますよ。 用事があるなら、明日の朝にでもお願いします。 |
■ メルディス To:代理マスター |
そうですか・・まぁ仕方ないですね。 わかりました。明日にしますね。 お手数かけました。 |
■ メルディス To:ALL |
どうもおやじさんはもう寝てるみたいですね。 さすがにこの時間では仕方ないですね(苦笑) ルード達の事を聞くのは明日ということにしてとりあえず今後の事でも相談しま せんか? まず、ルード達と接触して話を聞く必要がありますね。 マーファ神殿の生き残りの方にも会う必要があります。 後・・・俺としては学院(スコット)に話が聞きたい。 他には・・官憲のその後の動きも確認しておいた方がいいかもしれません。 えっと、何か見落としてないですかね?(笑) |
■ パオル To:ALL |
そのアレンさんの件を官憲に伝えておかなくて良いのですか? あと浮浪者の人達に事件について聞いて回りたいですね。 そもそもデーモンが何故、街中に出没するのか・・・。 分からない事ばかりですよね。 |
捜索はさらに明日に続く………。